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8.クリスマスツリー
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風呂からあがり、濡れた髪をタオルで乾かしながらリビングに戻れば、小さな音でテレビを見ている濱田くんがいた。番組はクリスマスの特番なのか、なにやらお笑い芸人が映っている。しかし、濱田くんは真面目な顔のまま、ぼうっと見ているだけのようだった。
ソファで、妙に姿勢よく座って見ているあたり、彼がかなり緊張しているのが伝わってくる。きっとテレビの内容なんて、頭に入ってないに違いない。
その姿に、つい笑みを浮かべてしまう。
「濱田くん」
名前を呼ぶと、びくん、と身体が跳ねる。
確かに、これから取って食おうとしている俺ではあるが、そこまで緊張されると、少しばかり、可哀そうになってくる。
「は、はい」
ひっくり返ったような声で返事をして、ゆっくりと俺の方を向いた濱田くんは、俺と目があった途端、一気に首まで真っ赤になっていく。
俺はするりと彼の隣に座り、じっと顔を覗き込む。そんな俺の顔を見つめる濱田くんが、コクリと喉をならす。可愛らしい反応一つ一つに、俺の理性が徐々に崩れていく。
肩に手を回し抱き寄せると、一瞬、目を見開くが、唇が重なると同時にゆっくりと閉じていく。唇の隙間に舌を滑りこませると、腕の中でびくんと震える。歯列をなぞり、上顎をなでる俺の舌に、ためらいがちに自分の舌を絡めようとする。
濱田くんの必死で拙い口づけに、心の中で一人、喜びに震える俺。
彼の経験不足は、最初から予想はしていた。そういう話をしたことはないけれど、彼の様子から、女性に対しても、当然、男性に対しても、そういった経験が無さそうだな、とは思っていた。
こうして自分の腕の中にいる初々しい彼を、俺がこれから蹂躙する。悪いことをしようとしているような罪悪感と、これから彼を自分のモノにしようとする高揚感がないまぜになる。
しかし、その罪悪感は、腕の中の濱田くんを前にすると、簡単に欲望に負けるのだ。
「上に行こうか」
前に濱田くんが泊った部屋は、仏壇のある部屋だった。しかし、さすがにさおりと静流の位牌のある部屋で、濱田くんを抱く勇気はない。いつも線香をあげてくれる濱田くんにしてみてもそうだろう。
俺との口づけで、はぁ、はぁと息があがって朦朧としている濱田くんは、虚ろな眼差しを向けながら、俺の言葉に素直に頷く。
ゆっくりと一緒に立ち上がると、彼の腰に腕を回して、もう一度強く抱きしめる。ジャージ越しに、互いの昂ぶりを意識してしまう。それに気づいたのか、濱田くんは恥ずかしそうに俺の胸元に顔を埋めた。
ソファで、妙に姿勢よく座って見ているあたり、彼がかなり緊張しているのが伝わってくる。きっとテレビの内容なんて、頭に入ってないに違いない。
その姿に、つい笑みを浮かべてしまう。
「濱田くん」
名前を呼ぶと、びくん、と身体が跳ねる。
確かに、これから取って食おうとしている俺ではあるが、そこまで緊張されると、少しばかり、可哀そうになってくる。
「は、はい」
ひっくり返ったような声で返事をして、ゆっくりと俺の方を向いた濱田くんは、俺と目があった途端、一気に首まで真っ赤になっていく。
俺はするりと彼の隣に座り、じっと顔を覗き込む。そんな俺の顔を見つめる濱田くんが、コクリと喉をならす。可愛らしい反応一つ一つに、俺の理性が徐々に崩れていく。
肩に手を回し抱き寄せると、一瞬、目を見開くが、唇が重なると同時にゆっくりと閉じていく。唇の隙間に舌を滑りこませると、腕の中でびくんと震える。歯列をなぞり、上顎をなでる俺の舌に、ためらいがちに自分の舌を絡めようとする。
濱田くんの必死で拙い口づけに、心の中で一人、喜びに震える俺。
彼の経験不足は、最初から予想はしていた。そういう話をしたことはないけれど、彼の様子から、女性に対しても、当然、男性に対しても、そういった経験が無さそうだな、とは思っていた。
こうして自分の腕の中にいる初々しい彼を、俺がこれから蹂躙する。悪いことをしようとしているような罪悪感と、これから彼を自分のモノにしようとする高揚感がないまぜになる。
しかし、その罪悪感は、腕の中の濱田くんを前にすると、簡単に欲望に負けるのだ。
「上に行こうか」
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ゆっくりと一緒に立ち上がると、彼の腰に腕を回して、もう一度強く抱きしめる。ジャージ越しに、互いの昂ぶりを意識してしまう。それに気づいたのか、濱田くんは恥ずかしそうに俺の胸元に顔を埋めた。
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