ダーカー・ザン・チョコレィト 〜魔法少女の復讐、甘い香りとともに〜

浜能来

文字の大きさ
9 / 48
ショコラ編-鍛冶屋というのは、家事をしながらなるものだ

第八話 ジェラート

しおりを挟む
 クーリ・グラスとおぼしき何かを追い払った後。二台あった馬車の片方は穴だらけ、片方は焼け落ちてしまったものだから。目を覚ました痩せぎすの男、スティンも合わせた四人はひたすら白森を歩き、同じ背丈の緑が並んだ畑を通ってきた。
 今彼らの目の前には、魔獣避けと思われる木組みの柵がずらりと並び、その中に、粘土と材木で作られた家屋の群れがある。沈みかけの太陽が暗い赤色の空を作って、その中に幾筋かの炊事の煙。子供の声や生活音が、人の気配として漂っていた。
 村の入り口であっても、暖かな香りが鼻元をくすぐって、ショコラのお腹をくぅと鳴らす。彼女がヌガーに立ててもらった計画では、この後適当な民家にお金を払い、厄介になる予定だったのだが。

「すいませんね、お客さんがた。うちの村であんたがたの力になることは、できないと思います」
「ど、どういうことよ」

 ここまで共に歩いてきた農夫の突然の言葉に、ショコラは思わず食ってかかった。ただ、疲労もあって、その言葉に覇気などない。
 農夫はそれでも申し訳なさげに目をそらし、スティンに助けを求める。額の汗を拭う彼も、ゆるゆると首を振った。

「助けてもらった恩は、もちろんあるんですけどね……」

 まるで喉に突っかかっている言葉を掻き出そうとする手の動きに反して、農夫の口は油が切れたように動かない。腕を突っ張り頬を膨らますショコラの肩に手を置いて、彼女の後ろで旅の荷物を担いでいたヌガーが口を開いた。

「言いたくないのなら、言わなくてもいい。分かっているからな。それをお前さんの口から説明すると、面倒くさいことも分かっている。分かっていないのはうちのお嬢様くらいだ」
「ちょっと! わたしだってちゃんと我慢してるじゃない!」
「あー、そうだな。お前さんはよく我慢しているよ。お前さんにしてはな」
「もうっ……うぅ」

 いつも通り地団太を踏もうとして、一際大きくショコラの腹の虫が鳴いた。ショコラだって年頃の女の子だ。顔を赤くして黙り込んでしまう。
 農夫はどうしたものかとオロオロとして、やがて思い出したように一つの建物を指し示した。

「私らはお客さんがたの手助けをしませんが、ギルドハウスならこの村にもあります。そこまでは、案内しますよ」

 それは、物見塔のついた質素な建物だ。唯一石積みのその建物は灰色の存在感を放ち。身を寄せ合うような農家の群れから一歩外、柵にこそ寄り添うように建っていた。
 ギルドハウス。魔獣狩りの冒険者のために用意された、国営の宿泊施設だ。
 ショコラとヌガーは、あくまで偽造身分としての冒険者である以上、表のギルドで名を通してメリットはない。むしろ、自分たちの所在が人々の口を通して露見しやすいだけだ。
 だからこそ農家を宿泊のあてにしていたのだが、人の集中しない農村で、そこまで気を使う必要もないといえばなかった。
 ヌガーはそんな思考を済ませて、農夫に向き直る。

「あぁ、そうだな。俺たちも冒険者を名乗る以上、それが筋だろう」
「じゃあ、付いてきてください。管理している冒険者の方がいるので、紹介します」
「それは助かる」

 ほっと肩をおろす彼に、ヌガーはここまでの運賃を握らせる。数えて、その金額が事前に打ち合わせたそれより多いことに慌てる農夫を、背を叩いて先へと歩かせた。スティンもそれに続く。

「むぅぅ……!」

 そうすると、その場にはショコラだけが残されるわけで。
 彼女は自分の中に溜まった言いたいことを丸ごと飲み込んで、ぷんぷんと後を追う。きっとそうしなければ、ヌガーにまた揶揄されてしまう。
 もう直ぐ横に並ぶというところで、ショコラは振り向いたヌガーと目があった。相変わらずつまらなそうな、面倒くさそうな顔つきだったが、付き合いの長い彼女にはわかる程度には、その目は笑っていた。
 彼女は彼の前に回り込んで、思いっきり脛を蹴り上げてやった。

 ◇◆◇

「それでは改めまして! 私、このエスト村ギルドハウスの管理を行なっている、ジェラートと申します! いやぁ、ここには滅多冒険者がきませんからね。歓迎しますよ!」
「えぇ、その声の大きさで歓迎されてるのはわかるわ……」

 さて、農夫に案内されてギルドハウスへとやってきた二人は、本当に手短な紹介だけ受けて、ギルドハウスに置いていかれたのだが。
 というか、紹介されるなり、ギルドハウスへ二人が引っ張り込まれてしまったのだが。

 そう。目の前の女冒険者、ジェラートの歓迎っぷりと言ったらなかった。

 ショコラはげんなりとしながら、石造りのギルドハウスを見渡す。暖炉と幾らかの長机。掃除の行き届いたその食堂は、むしろ生活感に欠ける。
 滅多に冒険者が来ないというのは、なるほど、本当らしい。
 ジェラートは熟練というわけでもない。むしろ二十歳に満たないくらいの、ぎりぎり少女だ。寂しかったのだろうとは、ショコラにも理解できる。

「それじゃ、適当にご飯用意しますね!」

 ただ、そう言って栗色のショートカットを揺らし、カウンターに走り去る彼女の元気についていけるほど、歩き詰めのショコラには元気がないのだ。

「すごい、元気な人ね……」
「あぁ、あんなにぴょんぴょんと走って、将来乳が垂れないといいんだがな」
「ちょっとっ!」

 疲れからか、ヌガーもとんでもない下世話を言い出す。ショコラにげしりと足の小指を踏みつけられて、ヌガーも素直に「いや、疲れていたな。すまない」と謝る。
 だが実際、おそらくは特注の板金鎧越し、彼女の胸が豊満であることは確実だ。ショコラは口を尖らせて、自分の胸と見比べる。

「……お前さんもお前さんで、おんなじじゃあないのか?」
「そうよね、きっと同じになるわよね……」
「あぁ。あぁ、そうだなぁ」

 そんな益体のないことを話しつつ、彼らは揃って席に立つ。
 すぐに、村についた時にも香っていた温かさが漂う。火の付く速さから、もしかしたら彼女も元素魔法を使えるか、あるいは事象魔法の熟練か。ショコラは内心、彼女を評価する。

「昨日のスープが鍋に残ってたので、あったまったらすぐに出せますからね! 少々お待ちを」
「えぇ、その。ゆっくりでもいいのよ?」
「あぁ、なんというか。ショコラがあの手のじゃじゃ馬ではなかったのは、チョコレィトに感謝しないとな……」

 普段はヌガーの揶揄に敏感なショコラも、じっとりとした目で見やるのみだ。

 実際、彼女が黒パンを切り分ける音は、いくらパンが硬いからとはいえ、まな板まで切ろうとしているかのような大音量。二人からは見えていないが、その断面は平行というには程遠い。
 彼女はそれを善意純粋に皿に盛り、盆の上でカタカタと揺らしながら運んできた。彼女が無事に食器を置くのをみて、二人は安堵の息をつく。

「それではどうぞ! こんなとこにいたがるのが私だけだから管理しているだけであって、料理が得意でないのはお恥ずかしいですが」

 あははと照れて見せつつ出した料理は、たしかに上等とはいえない。
 硬く焼きしめた黒パンはスープに浸して食べることが前提だし、湯気を立てるスープはジャガイモやキャロットなど、野菜こそ色とりどりに入っているが、味付けは塩のみだ。
 水で薄めた葡萄酒も、嗜好品としてよりは保存食としての意味合いが強い。
 だがこれは、農村を基準にすれば充分な夕食と言えるだろう。

 ヌガーとショコラもそれを承知しているから、危なっかしさはさて置いてジェラートに礼を言い、文句は言わずにもそもそと食べる。
 二人が食べ始めるのを待って、ジェラートもガツガツと食べ進める。そして口の中のものを飲み込むまで待てず、問いかけた。

「ふぉれでお二人は、ふぁにをしに?」
「……ん? あぁ、何をしに、と言ったのか。そうだな、悪党を懲らしめにきた、とでも言おうか」

 ヌガーがやはり、めんどくさそうにそれに答えた。ショコラは硬い黒パンを咀嚼するうち、眠そうに目尻が落ちてきている。

「あふほうっへいうと、んぐっ、もしかして、クーリ・グラスとかですか?」
「あぁ、その通りだが。お前さん、すごいな。悪党というだけで一人に絞られるほど、この辺りの治安はいいのか?」
「まぁ、白森が広く位置するこの辺りで、人が悪事を働くことのが少ないのもそうですけどねー」

 喋りながらも、ジェラートは次の黒パンを口に入れている。

「ふぁいひん、衛兵さんのクーリ・グラス探しが終わりましたからね。一般ギルドに依頼として回したのかなー、なんて」
「……なるほど。お前さん、お行儀はさておいて、教養がないってわけじゃないらしい」
「ひつれいですね、んぐっ。私だって、見せる相手がいればお行儀を良くしますよ?」
「そういう表面的なのは、お行儀がいいと褒める対象にならないんだな」
「えぇー。もしかして、ヌガーさんって面倒くさい人ですね?」
「そうだな、よく言われる」

 ヌガーの素っ気ない返事にも、ジェラートは楽しげに返していた。結果として、ヌガーの対応が余計に雑になるのだが、特に気にした様子もない。ショコラは、船を漕ぎ始めてはびくりと起きるのを繰り返し始めている。

「それにしても、クーリ・グラスですか」
「どうかしたのか」
「いえ、かの『魔法義賊』様ですから、大変だなーと思いまして」
「魔法義賊、クーリ・グラス、か」

 彼らの言う通り。クーリ・グラスは、魔法義賊だ。
 魔法義賊という言葉は勘違いを受けやすいのだが、別にクーリが魔法を使うから、魔法義賊というのではない。
 魔法技術を他国に売って得た利益をばらまく義賊。それが魔法義賊という言葉の指す意味で、それが偶然、魔法を使えただけということ。

 しかし、白森周辺を活動拠点とする彼女が、王都にしかない魔法技術をどう盗み出すのか。
 それに関しては、クーリは仲介役に過ぎないという言説が有力である。
 彼だか彼女だかわからないその存在は、実は『義賊』であるのかすらもはっきりしない。

 もっとも、白森周辺の農民にとっては、自分たちの暮らしを助けてくれる存在であることこそ重要で。魔法義賊という名前は、半分は耳障りの良さで定着してしまった。

「ここの人も彼女の支援を受けてますからねー。村の周りを一周囲む木の柵なんて、あのお金がなかったら作る余裕ないですよ」
「……そうなのか」
「そっちのショコラさん、まだ私よりも小さいですけど、大丈夫なんですか?」
「あぁ、これでも一応、腕だけはたしかな知り合いの、自慢の娘らしい。俺としてはそうあってもらわないと困るな」
「親バカですねー」

 ニマニマと見つめられて、ヌガーは居心地悪げに黒パンを口に押し込んだ。流石に口の中の水分を持ってかれたのか、葡萄酒を煽る。
 それが余計にジェラートの笑みを深くして、ヌガーは隣のショコラを小突いた。

「んぁ……何するのよ、ヌガー」
「早く食え。明日に備えて寝るぞ」
「わかってるわよ」

 そう言ってから、ショコラは自分が黒パンを取り落としていたことに気づく。拾い直して、もそもそとやり出した。
 その様子にヌガーは呆れて見せて、ジェラートとの話に戻る。

「ジェラート、話は変わるんだが。お前さん、明日白森に出る用事はあるのか?」
「そうですねー。毎日の定期巡回で、浅いところまでは行きますけど?」
「それで充分だ。俺たちもはじめての場所をあてもなく彷徨いたくはないからな。浅いところまでだとしても、案内を頼みたい」
「いいですよ? 私もペーペーなので、自分の身は自分で守っていただくことになりますけど」
「あぁ、構わない」

 ヌガーは彼女の腰にはいていた長剣を思い返す。その武器の示す通り、剣士《ファイター》であるのなら。たしかに二人を守るのは重荷だろう。
 ヌガーの言葉にむしろジェラートが鼻息を荒くする。

「それじゃ、朝早くに出るので、起こしに行きますね?」
「あぁ、頼んだ。聞いたな、ショコラ」
「えぇ、当然よ」
「わかったなら、もう寝るぞ」
「部屋は二階に上がればいっぱいあるので、一番手前以外なら好きに使っていいっすよー?」

 ジェラートはそう言って、カウンターへと向かってしまった。お椀を持って行ったから、おそらくスープをもう一杯食べる気なのだろう。
 ヌガーはすっかり寝ぼけ眼のショコラを背におぶい、階段に向かった。

「ショコラ。ショコラ」
「なぁに、聞こえてるわよ」

 ヌガーは声を低めて問いかける。

「お前さん、あのクーリ・グラスに、勝てるのか」
「……何言ってるのよ」

 彼は伝え聞きではあっても、クーリ・グラスの戦いをショコラから知らされていた。
 その火力もさることながら、ヌガーが懸念を示すのは、クーリが魔法名を唱えずに魔法を唱えていた点。

 魔法名は、魔法発動を容易にするためのもの。
 それが不要ということは、魔法技術の熟練の証。

 この事実は、よっぽどショコラの方が身に染みていた。それでも。

「勝つわよ。勝たなきゃ、いけない」
「……そうか」

 睡魔に呑まれる直前のショコラの言葉だったのだが、その力強さ。
 ヌガーは、短かな言葉を返事とした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クロワッサン物語

コダーマ
歴史・時代
 1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。  第二次ウィーン包囲である。  戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、避難できなかった市民ら一万人弱が立て籠もった。  彼らをまとめ、指揮するウィーン防衛司令官、その名をシュターレンベルクという。  敵の数は三十万。  戦況は絶望的に想えるものの、シュターレンベルクには策があった。  ドナウ河の水運に恵まれたウィーンは、ドナウ艦隊を蔵している。  内陸に位置するオーストリア唯一の海軍だ。  彼らをウィーンの切り札とするのだ。  戦闘には参加させず、外界との唯一の道として、連絡も補給も彼等に依る。  そのうち、ウィーンには厳しい冬が訪れる。  オスマン帝国軍は野営には耐えられまい。  そんなシュターレンベルクの元に届いた報は『ドナウ艦隊の全滅』であった。  もはや、市壁の中にこもって救援を待つしかないウィーンだが、敵軍のシャーヒー砲は、連日、市に降り注いだ。  戦闘、策略、裏切り、絶望──。  シュターレンベルクはウィーンを守り抜けるのか。  第二次ウィーン包囲の二か月間を描いた歴史小説です。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...