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「じゃあな、ソウシロウ。また近くまで来たらこの村に寄ってくれよ」
次の目的に向けて旅立つ日の朝。見送りに来たアルフが爽やかな笑顔を浮かべて言った。
「アリアちゃんも、元気でな。きっと王都なら仲間の情報が掴めるさ」
「はい。短い間でしたけどありがとうございました。このご恩は決して忘れません」
ニカっと笑うアルフにアリアが深々とお辞儀する。
「ソウシロウさん、本当にありがとうございました。また、いつでも寄ってください」
アルフと同じく、見送りに来てくれた村長の言葉にソウシロウが微笑む。
「いや、こちらこそ世話になったな。俺みたいなどこの骨ともわからない田舎者に色々教えてくれて助かった。また必ず寄らせてもらうよ。アルフもありがとう。」
ソウシロウは笑って見送ってくれる2人に素直に感謝した。
アリアの同行が決まった後すぐに最低限の食料と回復薬を準備した。
アリアの体力回復のために、その日はもう一にちしっかりと休み次の日の出発となった。
薬草採取の報酬に村長が色を付けてくれたため、次の目的についても数日間は野宿をせずに済みそうだった。
惑星クーガで賞金稼ぎの最上位まで上り詰めたソウシロウは生活資金が不足する状況に慣れていない。
野宿も気にならないということが、金への無頓着さに拍車をかけている。
だが、これからはアリアがいる。いくら本人が気にしないと言っても、人間らしい生活をさせてやらなければ男が廃るというものだ。
これからは金のこともしっかり考えていかなければならない。
まあ、こんな小さな村でも自警団が成立しているくらいだ、次の街では護衛とか、賞金稼ぎとかソウシロウに適した仕事があるだろう。
「さあ、アリアそろそろ行こうか」
「はい。足手まといにならないようにします。よろしくお願いします」
ソウシロウの言葉にアリアがピンと背筋を伸ばす。まあまだ会って3日目だ。硬くなるのも無理はない。徐々に慣れていくだろう。そうだと思いたい。
ソウシロウとアリアはオリオール村を後にした。
※
「さて、この辺で少し休憩しようか」
村を離れてから2時間程度歩いたところで、ソウシロウがアリアに声をかけた。
アリアがソウシロウの言葉にはい、と答えて歩みを止める。
アリアの体力を鑑み休憩を多めに入れることにした。
アリアの性格上自分から休みたいとは言わないはずだ。
エルフの体力がどの程度のものかは知らないが、いきなり無理をさせるわけにはいかない。
「さてと、王都の前にいくつ街を通るんだっけかな?」
「はい。村長さんの話だと確か最低でも2つは通過するはずです。えーと、次の目的がモグワイの街でその次がトロイだったかな」
ソウシロウの独り言にアリアが生真面目に答える。
次のモグワイの街は人口2万人程度の大きな街だ。モグワイはオリオールを含む4つの村に囲まれた比較的大きな街で、商取引も活発らしい。そこなら少しはこの星の情報が手に入るかもしれない。
本屋や図書館があればありがたい。情報を得るには本を読むのが一番だ。出来れば地図も欲しいところだ。
ちなみに、オリオール村の道具屋には地図すらなかった。モグワイまでは一本道みたいだし、あの村では地図のニーズが皆無なのだろう。
「それにしても街道は歩きやすいな。全く人とはすれ違わないが」
「そうですね。私もこの辺の地理は詳しくないですが、オリオール村には観光客もあまり訪れないのかもしれませんね。私の故郷みたいに長閑でいいところでしたが」
アリアが青空を見上げて薄く笑みを浮かべている。おそらく故郷を回想しているのだろう。
腰に下げた飲料水を一口含み、ソウシロウも空を見上げる。
オリオール村からモグワイの街までは馬車で2日かかるそうだ。
野宿する場所の確保も考慮すると、歩けるのは夜明けから夕暮れまでだろう。
アリアの歩調に合わせていくと、到着までは1週間くらいかかるかもしれない。
食料は節約して3日分くらいというところだ。
村長からはもっともって持っていくように勧められたが、そこまで迷惑はかけられないと断った。アリアは野草の知識もあるようだし、なんとかなるだろう。
※
「一つ聞いてもいいですか」
アリアが後ろを歩くソウシロウを振り返る。
「ソウシロウさんはなぜ危険な一人旅をしているのですか?私の知っている限り、旅に出る場合はパーティを組むのが基本だったと思いますが。」
「そうなのか?まあ、俺の場合自分を鍛えることが目的だからな。今は王都を目指しているが、特に目的地や期限があるわけでもない」
宇宙船での移動中に、突然この星に飛ばされたとは、まあ言えない。
変なやつだと思われるのはやむを得まい。
「そうなんですね。あんなに強いのはやっぱり鍛えていたからなんですね。エルフの村一番の力自慢よりもソウシロウさんの方が強いかも知れません。」
変なやつだとは思われなかったようだ。アリアは純粋だな。
「やっぱりエルフは人間よりも身体能力が高いのか?」
「はい。エルフは人間よりも魔力・筋力共に高い場合が多いです。筋力はそこまで大きく変わりませんが、魔力は絶対量が違いますね。でも基本的には平和主義の人が多いので、冒険者になるエルフは少ないですけどね」
「冒険者か。やっぱりモグワイでの仕事は冒険者がいいのか?」
「そうですね。修行の旅でしたら冒険者が一番合っていると思います。というか、ソウシロウさんは今まで冒険者登録していなかったんですね。てっきり、もう登録しているものだと思っていました。」
「ああ、俺の故郷もオリオール村みたいな辺境村だったから、登録する場所がなかったんだ」
「なるほど。ソウシロウさんの腕なら冒険者ギルドも大歓迎だと思いますよ。私もエルフの端くれですから少しはお役に立てると思います。」
アリアがふんっ鼻息を荒くする。とにかく役に立ちたいという感情がうかがえる。
王都までは長いんだ、そんなに張り切るともたないぞ。
そして、冒険者はやはり登録制なんだな。
ちょっと面倒くさいが、自由に行動するための最低限の条件だと思って我慢しよう。
「んっ、少し遠くに複数の気配を感じる。これは動物か?」
ソウシロウの広域気配探知が反応する。
広域気配探知は気操術の達人であるソウシロウの十八番だ。
相手はまだこちらに気づいていない様子だ。
「まさか、魔獣ですか?」
ソウシロウの言葉にアリアが怯えた表情を浮かべる。
「魔獣?」
相手の気配を探りながらソウシロウがアリアに尋ねる。
「はい、魔力を持った野獣を魔獣と呼んでいます。」
「何が違うんだ?」
「強さが違います。魔獣の方が圧倒的に危険です。なぜ魔獣が生まれるかはよくわかっていませんが、魔獣の場合、1匹に対して手練れのエルフ数人で対処するくらい危険なんです。そのかわり、魔核や死骸は貴重で野獣よりも高音で取引されます。魔獣狩りを専門にしている冒険者も多いですよ」
なるほど。この星の動物にそんな違いがあったとはしらなかった。
おそらく以前倒した青いドラゴンは魔獣だったのだろう。
アリアの説明を聞いて色々と府に落ちた。確かに、魔獣の牙や表皮で作った装備品の方が強力だった。それに、肉の味も美味かったと思う。
「もう少し接近してみないと正確にはわからないが、恐らく野獣だと思う。気配はそこまで強くない。大きさもちょっと大きなウサギくらいだ」
「それはきっとデイラビットですよ。草原や低地の山野に生息していて、街道沿いにもよく現れるのです。ちょうどよかったです。それなら私に任せてください。」
確かに危険は少なそうだし、アリアがどれだけ戦えるのか知っておくのはいいだろう。それに、この世界は魔法が進んでいるらしいが、これまで他人が使う魔法を見たことがない。アルフの魔法も身体強化がメインだったしな。
「わかった。数は3匹だ。できるか?」
「はい。問題ありません。」
ソウシロウから獲物の位置を聞いたアリアは息を潜めて接近する。
気配を殺し切れていないが、足音は消えている。気配探知が出来ない相手ならある程度通用しそうだ。
流石エルフといったところか。
街道から少し脇に逸れて進むと、大きめのウサギは3匹向かい合うようにして休んでいた。
木陰で日向ぼっこしているようで、アリアには気づいていない。
ソウシロウは獲物に接近するアリアを少し離れた場所で見ていた。
食料は3日分しかなく、食糧確保は喫緊の課題だ。
俺は腹一杯飯を食いたい。がんばれ、アリア。
「ウォーターレイ」
魔法の届く範囲まで近づいたアリアが、詠唱しながらデイラビット達の前に飛び出す。
成人男性の親指程の水圧線が1匹の体をを貫いた。
突然の攻撃に残りのラビット達は草むらに逃げ込んだ。
「ソウシロウさん、1匹仕留めました」
水魔法で仕留めたラビットを抱えてアリアがソウシロウに手を振る。
うーん、正直期待していたより威力が弱かったな。
俺が草原で初めて使った火魔法より圧倒的に出力が小さい。
てっきり3匹まとめて攻撃するのだと思っていたが、加減したのかな。
「ふう、久しぶりだからうまく出来るか心配でした。どうでしたか?」
「あ、ああ。まあまあだな。上手く手加減できていたようだ」
感想を求められて、ソウシロウがぎこちない笑顔で答える。
「えっ?別に手加減したわけではないのですが・・・そうですよね。ソウシロウさんだったら全部仕留めますよね。でしゃばったりしてすみませんでした。」
目を輝かせていたアリアが一気に落胆する。
あれで手加減していなかったのか。
アルフといいアリアといい、やはり自分の基準で戦力を考えてはいけないようだ。
泣きそうになっているアリアを慰めるのに時間がかかり、結局この日はここで野宿することになった。
うーん、この星の戦力は本当に大丈夫なのだろうか?
いずれにしても、やはり次のモグワイでも実力は隠した方が良さそうだ。
次の目的に向けて旅立つ日の朝。見送りに来たアルフが爽やかな笑顔を浮かべて言った。
「アリアちゃんも、元気でな。きっと王都なら仲間の情報が掴めるさ」
「はい。短い間でしたけどありがとうございました。このご恩は決して忘れません」
ニカっと笑うアルフにアリアが深々とお辞儀する。
「ソウシロウさん、本当にありがとうございました。また、いつでも寄ってください」
アルフと同じく、見送りに来てくれた村長の言葉にソウシロウが微笑む。
「いや、こちらこそ世話になったな。俺みたいなどこの骨ともわからない田舎者に色々教えてくれて助かった。また必ず寄らせてもらうよ。アルフもありがとう。」
ソウシロウは笑って見送ってくれる2人に素直に感謝した。
アリアの同行が決まった後すぐに最低限の食料と回復薬を準備した。
アリアの体力回復のために、その日はもう一にちしっかりと休み次の日の出発となった。
薬草採取の報酬に村長が色を付けてくれたため、次の目的についても数日間は野宿をせずに済みそうだった。
惑星クーガで賞金稼ぎの最上位まで上り詰めたソウシロウは生活資金が不足する状況に慣れていない。
野宿も気にならないということが、金への無頓着さに拍車をかけている。
だが、これからはアリアがいる。いくら本人が気にしないと言っても、人間らしい生活をさせてやらなければ男が廃るというものだ。
これからは金のこともしっかり考えていかなければならない。
まあ、こんな小さな村でも自警団が成立しているくらいだ、次の街では護衛とか、賞金稼ぎとかソウシロウに適した仕事があるだろう。
「さあ、アリアそろそろ行こうか」
「はい。足手まといにならないようにします。よろしくお願いします」
ソウシロウの言葉にアリアがピンと背筋を伸ばす。まあまだ会って3日目だ。硬くなるのも無理はない。徐々に慣れていくだろう。そうだと思いたい。
ソウシロウとアリアはオリオール村を後にした。
※
「さて、この辺で少し休憩しようか」
村を離れてから2時間程度歩いたところで、ソウシロウがアリアに声をかけた。
アリアがソウシロウの言葉にはい、と答えて歩みを止める。
アリアの体力を鑑み休憩を多めに入れることにした。
アリアの性格上自分から休みたいとは言わないはずだ。
エルフの体力がどの程度のものかは知らないが、いきなり無理をさせるわけにはいかない。
「さてと、王都の前にいくつ街を通るんだっけかな?」
「はい。村長さんの話だと確か最低でも2つは通過するはずです。えーと、次の目的がモグワイの街でその次がトロイだったかな」
ソウシロウの独り言にアリアが生真面目に答える。
次のモグワイの街は人口2万人程度の大きな街だ。モグワイはオリオールを含む4つの村に囲まれた比較的大きな街で、商取引も活発らしい。そこなら少しはこの星の情報が手に入るかもしれない。
本屋や図書館があればありがたい。情報を得るには本を読むのが一番だ。出来れば地図も欲しいところだ。
ちなみに、オリオール村の道具屋には地図すらなかった。モグワイまでは一本道みたいだし、あの村では地図のニーズが皆無なのだろう。
「それにしても街道は歩きやすいな。全く人とはすれ違わないが」
「そうですね。私もこの辺の地理は詳しくないですが、オリオール村には観光客もあまり訪れないのかもしれませんね。私の故郷みたいに長閑でいいところでしたが」
アリアが青空を見上げて薄く笑みを浮かべている。おそらく故郷を回想しているのだろう。
腰に下げた飲料水を一口含み、ソウシロウも空を見上げる。
オリオール村からモグワイの街までは馬車で2日かかるそうだ。
野宿する場所の確保も考慮すると、歩けるのは夜明けから夕暮れまでだろう。
アリアの歩調に合わせていくと、到着までは1週間くらいかかるかもしれない。
食料は節約して3日分くらいというところだ。
村長からはもっともって持っていくように勧められたが、そこまで迷惑はかけられないと断った。アリアは野草の知識もあるようだし、なんとかなるだろう。
※
「一つ聞いてもいいですか」
アリアが後ろを歩くソウシロウを振り返る。
「ソウシロウさんはなぜ危険な一人旅をしているのですか?私の知っている限り、旅に出る場合はパーティを組むのが基本だったと思いますが。」
「そうなのか?まあ、俺の場合自分を鍛えることが目的だからな。今は王都を目指しているが、特に目的地や期限があるわけでもない」
宇宙船での移動中に、突然この星に飛ばされたとは、まあ言えない。
変なやつだと思われるのはやむを得まい。
「そうなんですね。あんなに強いのはやっぱり鍛えていたからなんですね。エルフの村一番の力自慢よりもソウシロウさんの方が強いかも知れません。」
変なやつだとは思われなかったようだ。アリアは純粋だな。
「やっぱりエルフは人間よりも身体能力が高いのか?」
「はい。エルフは人間よりも魔力・筋力共に高い場合が多いです。筋力はそこまで大きく変わりませんが、魔力は絶対量が違いますね。でも基本的には平和主義の人が多いので、冒険者になるエルフは少ないですけどね」
「冒険者か。やっぱりモグワイでの仕事は冒険者がいいのか?」
「そうですね。修行の旅でしたら冒険者が一番合っていると思います。というか、ソウシロウさんは今まで冒険者登録していなかったんですね。てっきり、もう登録しているものだと思っていました。」
「ああ、俺の故郷もオリオール村みたいな辺境村だったから、登録する場所がなかったんだ」
「なるほど。ソウシロウさんの腕なら冒険者ギルドも大歓迎だと思いますよ。私もエルフの端くれですから少しはお役に立てると思います。」
アリアがふんっ鼻息を荒くする。とにかく役に立ちたいという感情がうかがえる。
王都までは長いんだ、そんなに張り切るともたないぞ。
そして、冒険者はやはり登録制なんだな。
ちょっと面倒くさいが、自由に行動するための最低限の条件だと思って我慢しよう。
「んっ、少し遠くに複数の気配を感じる。これは動物か?」
ソウシロウの広域気配探知が反応する。
広域気配探知は気操術の達人であるソウシロウの十八番だ。
相手はまだこちらに気づいていない様子だ。
「まさか、魔獣ですか?」
ソウシロウの言葉にアリアが怯えた表情を浮かべる。
「魔獣?」
相手の気配を探りながらソウシロウがアリアに尋ねる。
「はい、魔力を持った野獣を魔獣と呼んでいます。」
「何が違うんだ?」
「強さが違います。魔獣の方が圧倒的に危険です。なぜ魔獣が生まれるかはよくわかっていませんが、魔獣の場合、1匹に対して手練れのエルフ数人で対処するくらい危険なんです。そのかわり、魔核や死骸は貴重で野獣よりも高音で取引されます。魔獣狩りを専門にしている冒険者も多いですよ」
なるほど。この星の動物にそんな違いがあったとはしらなかった。
おそらく以前倒した青いドラゴンは魔獣だったのだろう。
アリアの説明を聞いて色々と府に落ちた。確かに、魔獣の牙や表皮で作った装備品の方が強力だった。それに、肉の味も美味かったと思う。
「もう少し接近してみないと正確にはわからないが、恐らく野獣だと思う。気配はそこまで強くない。大きさもちょっと大きなウサギくらいだ」
「それはきっとデイラビットですよ。草原や低地の山野に生息していて、街道沿いにもよく現れるのです。ちょうどよかったです。それなら私に任せてください。」
確かに危険は少なそうだし、アリアがどれだけ戦えるのか知っておくのはいいだろう。それに、この世界は魔法が進んでいるらしいが、これまで他人が使う魔法を見たことがない。アルフの魔法も身体強化がメインだったしな。
「わかった。数は3匹だ。できるか?」
「はい。問題ありません。」
ソウシロウから獲物の位置を聞いたアリアは息を潜めて接近する。
気配を殺し切れていないが、足音は消えている。気配探知が出来ない相手ならある程度通用しそうだ。
流石エルフといったところか。
街道から少し脇に逸れて進むと、大きめのウサギは3匹向かい合うようにして休んでいた。
木陰で日向ぼっこしているようで、アリアには気づいていない。
ソウシロウは獲物に接近するアリアを少し離れた場所で見ていた。
食料は3日分しかなく、食糧確保は喫緊の課題だ。
俺は腹一杯飯を食いたい。がんばれ、アリア。
「ウォーターレイ」
魔法の届く範囲まで近づいたアリアが、詠唱しながらデイラビット達の前に飛び出す。
成人男性の親指程の水圧線が1匹の体をを貫いた。
突然の攻撃に残りのラビット達は草むらに逃げ込んだ。
「ソウシロウさん、1匹仕留めました」
水魔法で仕留めたラビットを抱えてアリアがソウシロウに手を振る。
うーん、正直期待していたより威力が弱かったな。
俺が草原で初めて使った火魔法より圧倒的に出力が小さい。
てっきり3匹まとめて攻撃するのだと思っていたが、加減したのかな。
「ふう、久しぶりだからうまく出来るか心配でした。どうでしたか?」
「あ、ああ。まあまあだな。上手く手加減できていたようだ」
感想を求められて、ソウシロウがぎこちない笑顔で答える。
「えっ?別に手加減したわけではないのですが・・・そうですよね。ソウシロウさんだったら全部仕留めますよね。でしゃばったりしてすみませんでした。」
目を輝かせていたアリアが一気に落胆する。
あれで手加減していなかったのか。
アルフといいアリアといい、やはり自分の基準で戦力を考えてはいけないようだ。
泣きそうになっているアリアを慰めるのに時間がかかり、結局この日はここで野宿することになった。
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