拷問ごっこ

拷鬼ヨシオ

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拷問ごっこ ~ 第三十三話 ~(アッコちゃん編)

私はラジオ体操から帰ってきて疲れて晩まで寝てしまっていた。
「ヨシオ!ヨシオ!!起きなさい!何時まで寝てるんよ!」
「ん・・・あ、お母さん・・・。(あ、僕 こんな時間まで寝てたんだ・・・)」
「晩ご飯作るからちゃんと起きて!あ、それとお盆休み明けの月曜日、お母さん仕事で泊まりで東京に行かないとあかんねん。」
「え?そなの!?お父さんは?」
「お父さんは日曜日の晩に四国に戻るって。ご飯代置いとくから 好きなん買ってええからちゃんと留守番しといてな?」
「・・・わかった・・・。(やったーーー!好きなもの買って食べれる!)」
その時は、拷問ごっこの事なんて頭の片隅にもなかった。(まだ子供ですから)

お盆休みといえど、親は家でゴロゴロしててどこかに連れてってくれる訳でもなく、みんなが集まる公園でビー玉とかベッタンで遊んでいた。

「おー!ヨシオ!」
アッコちゃんが友達と自転車で通りかかった。
「あ、アッコちゃん!(うわっ!友達、アッコちゃんより髪が真っ茶色だ。こわっ!)」
「何やねん、せっかく親おんのにどっか連れてってもらえてへんのんか?」
「うん・・・。デパートのレストランくらい・・・。」
「うちよりマシやわ!あははははっ!」
「おー、これがヨシオ君?ほんま可愛いなー!」
「アッコちゃんのお友達?こんにちは!みなさんも可愛いです!」
その時、アッコちゃんが思いっきり睨んできた。
(うわっ!こわ・・・。何か変な事言ったかな・・・。)
私は慌てて色々言い訳をした。
「あはははっ!ヨシオ君、ほんまに可愛いなー。もう食べたいくらい!キャ!キャ!」
「ちょっとー!ヨシオはうちのもんやねんからなー!」
「アッコ、何ムキになってるん?だって、めっちゃ可愛いやんかー!ほんまに食べちゃおっか!キャキャ!」
(ヤ、ヤバい・・・変な雰囲気・・・。)
私はアッコちゃんの手を掴んでちょっと離れた所に引っ張って行った。
「ねね、お盆明けの月曜日、誰もいないんだ。アッコちゃん、泊まりに来る?」
(あー・・・言っちゃった・・・。好きな食べ物買えなくなる・・・)
「え?何でもっと早く言いにけーへんの?」
(あかん・・・余計に怒りだしちゃった・・・)
「いや・・・僕も知ったのお泊りの晩・・・。それからお盆休みになったから・・・」
「ふーん、分かった。また連絡する!」
「・・・うん・・・。」
私は夏の暑さの汗と冷や汗でびっしょりだ・・・。
「ちょっとアッコ!何ヤキモチやいてるんよー!」
「ヤキモチちゃうわ!」
「あ!ひょっとしてヨシオ君に惚れてんの!?私が食べちゃうよー!キャッキャ!」
(ドキッ・・・惚れてる!?・・・。)
何とか乗り切った。
(言っちゃった・・。)
アッコちゃんと居たいというのも事実ながら、好きなものを買って食べれなくなるという事の方がショックだった。(子供ですもん)

夕方、そろそろ家に帰ろうとした時、アッコちゃんがまた来た。
「お、おったおった!ヨシオー!」
「あ、アッコちゃん・・・。」
「お前、私の友達に可愛いやと!?許さん!!」
「いや・・・それは・・・。」
「次、そんな事言ってみ?ここで縛り上げて ちんちん噛みちぎるからな!」
「・・・ごめん・・・。」
「それより私に声掛けてくれてありがと!夕方になるかもやけどヨシオん家泊まりに行くわ」
「・・・うん・・・。」
「何や?嫌なん!?」
「いや・・・ちょっと怖い・・・。」
「当たり前やん!思いっきり縛り上げて一晩中虐めたるからな!」
と言って私のちんこをズボン上から握りしめた。
「うわ、痛いっ!」
「ほれ見てみー!ちょっと大きくなってるやないかー!」
「・・・。」
「もう今から大きくしてどないすんねん!変態がぁー!」
「・・・。」
「まぁええわ!声掛けてくれてありがと!この私の怒りは晴らさしてもらうし。覚悟しときや!あははははっ!」
「・・・。」
「じゃ、今から帰って どうやってヨシオを苦しめて泣かすか考えとくな。バイバイーイ!」
「・・・バイバイ・・・。」

あぁ・・・私はどうなってしまうんだろう・・・。
ものすごく怖いと同時にアッコちゃんの責めに期待してしまうのだった。

<< 続く >>
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