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読者様からのご感想
2021.8.9 PIPさん ジッピン編についてのご感想(一部抜粋)
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ジッピン編は自分の存在の在り方から変わることのできない妖の悲哀、切なさ、滅びさえ含めて自分の在り方に殉じる一種の誇りなどが感じられましたが、その中で朝霧だけが少し気になりました。
たとえ自分が滅ぶとしても人と共にありたいと思いつつ喜代春の思いを受け入れて抵抗もなく孤独の中に封印され続けていた薄雪、
薄雪にどう思われようとも人間がどうなろうとも薄雪さえ在り続けてくれるのなら自分の存在すら使い捨てる勢いで薄雪を守り続ける喜代春。
主の指示からはどうしても外れられない蓮華と蕣。
薄雪のようになりたいという思いにそれ以外の全てを犠牲にして強さを求め続けた月下。
原初にある想いに逆らえず、変わることのできない妖たちの中で、薄雪と共にいることを放棄して別の道を求めることができた朝霧は彼らと少し違うのかなと感じています。
変化し、成長することができる何かを持っているのかな、と。
今後の彼(?)がどう変わっていくのか楽しみに思っています。
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以前、桜の多く植えられている公園に行った時に一瞬強く風が吹いたことがありました。
花見の季節ですし、一緒に来た人達も含めて周りには多くの花見の人達がいました。
でもその瞬間には視界の全てが舞い散る桜の花びらに覆われました。
ほんの2秒3秒だったと思いますが、それでもパッと首を動かして見渡した全てが桜の花びらで覆われ、自分以外の誰も認識できないほどの状況で、まるで別の世界に迷い込んだのではないかという不安が本当に湧き上がるほどの桜の世界にその時私はいました。
次に思ったのは「こんな勢いで花びらが散ったらいい加減桜の木の花は亡くなってしまうんじゃないか」ということでした。
しかし、実際に桜吹雪が収まってきた時に見えた桜の木々は花が減ったようには見えませんでした。
周りの人たちが見えてくるより先に(少し高いところにある)桜の花が先ほどと変わらず咲き乱れている様子に、たった今の桜吹雪の花弁がどこか異世界から雪崩れ込んできたんじゃないかというような感覚を持ちました。
伝説に言う「桃源郷」というのはきっとこういうところなのだなと、ふと思った覚えがあります。(桃ではなく桜ですが)
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ジッピン編は自分の存在の在り方から変わることのできない妖の悲哀、切なさ、滅びさえ含めて自分の在り方に殉じる一種の誇りなどが感じられましたが、その中で朝霧だけが少し気になりました。
たとえ自分が滅ぶとしても人と共にありたいと思いつつ喜代春の思いを受け入れて抵抗もなく孤独の中に封印され続けていた薄雪、
薄雪にどう思われようとも人間がどうなろうとも薄雪さえ在り続けてくれるのなら自分の存在すら使い捨てる勢いで薄雪を守り続ける喜代春。
主の指示からはどうしても外れられない蓮華と蕣。
薄雪のようになりたいという思いにそれ以外の全てを犠牲にして強さを求め続けた月下。
原初にある想いに逆らえず、変わることのできない妖たちの中で、薄雪と共にいることを放棄して別の道を求めることができた朝霧は彼らと少し違うのかなと感じています。
変化し、成長することができる何かを持っているのかな、と。
今後の彼(?)がどう変わっていくのか楽しみに思っています。
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以前、桜の多く植えられている公園に行った時に一瞬強く風が吹いたことがありました。
花見の季節ですし、一緒に来た人達も含めて周りには多くの花見の人達がいました。
でもその瞬間には視界の全てが舞い散る桜の花びらに覆われました。
ほんの2秒3秒だったと思いますが、それでもパッと首を動かして見渡した全てが桜の花びらで覆われ、自分以外の誰も認識できないほどの状況で、まるで別の世界に迷い込んだのではないかという不安が本当に湧き上がるほどの桜の世界にその時私はいました。
次に思ったのは「こんな勢いで花びらが散ったらいい加減桜の木の花は亡くなってしまうんじゃないか」ということでした。
しかし、実際に桜吹雪が収まってきた時に見えた桜の木々は花が減ったようには見えませんでした。
周りの人たちが見えてくるより先に(少し高いところにある)桜の花が先ほどと変わらず咲き乱れている様子に、たった今の桜吹雪の花弁がどこか異世界から雪崩れ込んできたんじゃないかというような感覚を持ちました。
伝説に言う「桃源郷」というのはきっとこういうところなのだなと、ふと思った覚えがあります。(桃ではなく桜ですが)
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