夜に溺れる

moaw

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16歳

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16歳になり、当時まだ流行ってもいなく、逆に新しいと言われたガールズバーで働き始めた。身分証が無くても雇ってくれるとの事で飛び込んでいった。毎日毎日ガールズバーで稼いだ。もう美人局のお金も残ってなく、また繁華街の橋の下での生活が始まる。5人の女の子で集まって生活をしていた。これもまた家出っ子だった。全員でガールズバーで雇ってもらい、1番若い子で14歳だった。見た目は24~27歳ぐらいに見える大人っぽさだった為誰も疑わなかった。

私には2年振りに彼氏が出来た。
お互いに一目惚れだった。その日に付き合った。私はやっと幸せになれた。

そんな時私にギャル雑誌のモデルの話が来た。東京に行くと毎回モデルやAVのスカウトがあったが16歳だった為なれなかった。
それを知ってか知らないかは分からないが、16歳でも出れる当時では有名な雑誌のスカウトだった。それまでも雑誌のスナップ撮影等に参加していた私は二つ返事でOKした。が、「スポンサーをつけるからよろしく!」と社長に言われ、話が早いなあと思っていたら、「週1回はおじさんとホテル行ってね!高級な食事も楽しめるし悪くないでしょ?」と社長に言われたがその時の彼氏はかなりのイケメンで高身長だった為元カノにモデルやタレントが沢山いたので話してみると、「ちゃんとした事務所なら枕とかないから辞めとけ」と言われ辞める事になった。今ではそれで良かったと思っている。

そんな彼氏はガリガリだった。本当の父親のように当時の彼氏もガリガリの子が好きだった。なので「ウエストあと3cm細くなって」と言われ拒食症になった。元々38~40kg前後だった体重を34kgまで落とした。それは拒食症と他に違法薬物のお陰でもあった。
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