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#54
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急いで玉座の間へとやって来た俺だったが、部屋の中ほどまで進んだタイミングで、隠形魔法が解けてしまう。
「貴様! どうやってここまで!」
当然、護衛騎士たちに見つかりあっという間に取り囲まれてしまう。
「やれやれ。思ったより解けるのが早いよ……」
感覚的にもうちょい持つかと思っていたのだが、それは間違いだったらしい。
そう考えている間にも、騎士達が警戒しつつも包囲の輪を狭めてくる。
と、その時だった。
「待ちなさい。……少しその男に話を聞きたいのです」
玉座から立ち上がり前に進み出た金髪碧眼の青年――勇者ナギサが、そう言って護衛騎士達を制止する。
「……ですが」
「あの男は恐らく邪神ステラシオンが遣わした存在です。あなた達では、抑えるのは難しいでしょう」
そう言いつつ、ナギサは腰から剣を引き抜き、臨戦態勢を取る。
その動きに応じて、残りの2人もそれに習う。
「一人でこんなところにノコノコと出て来て、一体どういうつもりです? まさか僕たち勇者3人を相手にして、一人で勝てるとでも?」
ナギサが訝し気な表情で、そう俺に問うてくる。
「まあ、やってみないと分からないけど、多分、行けるんじゃね?」
構えから察するに、黒髪眼鏡の青年――勇者サトルには体術が、黒髪ポニーテールの女性――勇者ツバキには剣道の心得があると見える。
だが、そんな常識的な技は、南宮流古武術の前には通用しない。
「……魔力に関するギフトをあなたは持ってるようですね? 確かに凄い魔力だ。ですがね、魔法なんかよりも強い力がこの世には存在するんですよ!」
ナギサが構えていた剣が消えたかと思うと、いつの間にか大型の機関銃らしき物体を構えていた。
普通は一人で扱えるような代物ではないが、勇者としての膂力のおかげか、軽々と持ち上げている。
「あはははっ! 死になさい!」
そんな言葉と共に、ナギサが持つ重機関銃が火を噴く。
そして無数にも思える銃弾の雨が一斉に俺を襲う。
……おいおい、いきなりかよ。
面倒だと思いつつも、俺は対処に動く。
直後、銃弾によって抉られた床の破片たちが大きく宙を舞い、俺の姿を覆い隠した。
「あははっ! 女神様やりましたよ!」
俺の死体を確認することもなく、ナギサが勝利を確信したかのような哄笑を上げる。
「いや、何喜んでるんだ?」
ナギサのお気楽さ加減に呆れた俺は、思わずそうツッコミを入れる。
「なっ、どうして!?」
その理由にはなんの捻りも存在しない。
ただ俺の周囲に展開した風魔法の結界によって、銃弾を全て逸らしたに過ぎない。
「で、魔法より強い力ってのは、一体どこにあるんだ?」
俺は挑発めいた声色で、そうナギサに尋ねる。
「くっそぉぉぉ! 僕を馬鹿にするなぁっ!」
ナギサがそう叫びながら、重機関銃を消し、何かを生み出そうとするが、
「やめなさい、ナギサ!」
これまで事態を静観していたツバキが一歩前へと進み出て、ナギサに対し制止の言葉をかける。
「ですがっ!」
「いいからナギサは黙ってなさい。……ねぇ、あなた、名前は?」
尚も言い募るナギサを黙らせ、ツバキがこちらへと視線を向ける。
「うん? ああ、俺の名前はミナミヤコウヤ。まあ、今は只のコウヤだな」
「嘘は言っていないようね……」
握った大剣を撫でながら、そんな事を呟くツバキ。
大剣の持つ能力で、こちらが嘘をついていないか確認しているのだろう。
とここで、何かに気付いたかのように、ツバキの顔色が急速に変化する。
「って、え? ミナミヤコウヤ……? あなたまさか、ミナミヤビャクヤの関係者?」
俺と同じ世界の、まして日本人なら爺の事を知っていてもおかしい事はない。
一応、各国政府が必死に情報統制を掛けていたはずだが、ネットがある今の時代に、そんなもので隠し通せる人間じゃないからなぁ……。
「まあ、そのなんだ、一応孫だ」
「……そ、そう」
自分で聞いておいて、ツバキはどこか気まずそうに目を逸らしてくる。
失礼な奴め。
「おい、コウヤと言ったか? お前、本当に"ビッグスマッシャー"の孫なのか?」
これまでずっと無言だったサトルが、食い入るような表情でそう聞いて来る。
ちなみに"ビッグスマッシャー"とは、爺さんが持つ渾名の一つだ。
この渾名は、以前に爺さんが日本の隣の某国一帯を、丸ごと消滅させた事件に由来する。
それによって、某大国全てと周辺国家の一部が世界地図から消え、日本は領海を大きく広げる事態となった。
そして何より酷いのが、そんなトンデモない事を爺さんがやらかした理由が「ただ気に食わなかっただけ」である事は、一生墓まで持っていくつもりだ。
俺もあの辺りの連中には大分嫌がらせを受けていたが、「何もそこまでやらなくとも……」と、当時は同情した覚えがある。
「あ、ああ、不本意ながらな」
「なるほど。これは楽しくなってきた。"ビッグスマッシャー"の孫もかなりのやり手だったと噂に聞いている。ここは一つ手合わせ願おうか」
そう言ってサトルが、素手で構えを取る。
こいつら、なんか俺よりも好戦的じゃね?
「いやいや待て待て。俺はお前らと戦いに来た訳じゃない。ただちょっと話を聞かせて欲しいだけだ」
「……話って何よ?」
黙ったサトルに代わり、ツバキがそう返してくる。
「なぁ、お前らさ。一体何が目的なんだ?」
「何が目的って……。女神様から下された使命を果たす事よ」
何を当たり前のことを、そう言わんばかりの強い口調でツバキは言う。
「ふむ、その下された使命ってのは具体的には?」
「邪神の支配からこの国の民たちを救うことよ!」
邪神とは女神ステラシオンの事を指しているのだろう。
……まあとても善良な神とは言い難い存在だし、邪神扱いも已む無しだな。
「だからって、クーデター画策して、戦争引き起こすのは流石にやり過ぎじゃね?」
俺らしくない極真っ当なツッコミを入れる。
「うっ、まあそれは……」
ツバキもその辺りについては、実は内心かなり気にしていたのだろう。
図星を刺されたように押し黙る。
「うるさい! 女神様の言葉は絶対なんだ! 大体、この国の連中がいくら死のうが僕の知ったこっちゃない!」
「ナギサ、あなたっ……!」
吐き捨てるように叫ぶナギサを、キッとツバキが睨み付ける。
大体だが、勇者たちがそれぞれが、どんな連中なのかなんとなく俺にも見えてきた。
……よし、まずはこのナギサとかいう奴をちょっとシメる事にしよう。
「貴様! どうやってここまで!」
当然、護衛騎士たちに見つかりあっという間に取り囲まれてしまう。
「やれやれ。思ったより解けるのが早いよ……」
感覚的にもうちょい持つかと思っていたのだが、それは間違いだったらしい。
そう考えている間にも、騎士達が警戒しつつも包囲の輪を狭めてくる。
と、その時だった。
「待ちなさい。……少しその男に話を聞きたいのです」
玉座から立ち上がり前に進み出た金髪碧眼の青年――勇者ナギサが、そう言って護衛騎士達を制止する。
「……ですが」
「あの男は恐らく邪神ステラシオンが遣わした存在です。あなた達では、抑えるのは難しいでしょう」
そう言いつつ、ナギサは腰から剣を引き抜き、臨戦態勢を取る。
その動きに応じて、残りの2人もそれに習う。
「一人でこんなところにノコノコと出て来て、一体どういうつもりです? まさか僕たち勇者3人を相手にして、一人で勝てるとでも?」
ナギサが訝し気な表情で、そう俺に問うてくる。
「まあ、やってみないと分からないけど、多分、行けるんじゃね?」
構えから察するに、黒髪眼鏡の青年――勇者サトルには体術が、黒髪ポニーテールの女性――勇者ツバキには剣道の心得があると見える。
だが、そんな常識的な技は、南宮流古武術の前には通用しない。
「……魔力に関するギフトをあなたは持ってるようですね? 確かに凄い魔力だ。ですがね、魔法なんかよりも強い力がこの世には存在するんですよ!」
ナギサが構えていた剣が消えたかと思うと、いつの間にか大型の機関銃らしき物体を構えていた。
普通は一人で扱えるような代物ではないが、勇者としての膂力のおかげか、軽々と持ち上げている。
「あはははっ! 死になさい!」
そんな言葉と共に、ナギサが持つ重機関銃が火を噴く。
そして無数にも思える銃弾の雨が一斉に俺を襲う。
……おいおい、いきなりかよ。
面倒だと思いつつも、俺は対処に動く。
直後、銃弾によって抉られた床の破片たちが大きく宙を舞い、俺の姿を覆い隠した。
「あははっ! 女神様やりましたよ!」
俺の死体を確認することもなく、ナギサが勝利を確信したかのような哄笑を上げる。
「いや、何喜んでるんだ?」
ナギサのお気楽さ加減に呆れた俺は、思わずそうツッコミを入れる。
「なっ、どうして!?」
その理由にはなんの捻りも存在しない。
ただ俺の周囲に展開した風魔法の結界によって、銃弾を全て逸らしたに過ぎない。
「で、魔法より強い力ってのは、一体どこにあるんだ?」
俺は挑発めいた声色で、そうナギサに尋ねる。
「くっそぉぉぉ! 僕を馬鹿にするなぁっ!」
ナギサがそう叫びながら、重機関銃を消し、何かを生み出そうとするが、
「やめなさい、ナギサ!」
これまで事態を静観していたツバキが一歩前へと進み出て、ナギサに対し制止の言葉をかける。
「ですがっ!」
「いいからナギサは黙ってなさい。……ねぇ、あなた、名前は?」
尚も言い募るナギサを黙らせ、ツバキがこちらへと視線を向ける。
「うん? ああ、俺の名前はミナミヤコウヤ。まあ、今は只のコウヤだな」
「嘘は言っていないようね……」
握った大剣を撫でながら、そんな事を呟くツバキ。
大剣の持つ能力で、こちらが嘘をついていないか確認しているのだろう。
とここで、何かに気付いたかのように、ツバキの顔色が急速に変化する。
「って、え? ミナミヤコウヤ……? あなたまさか、ミナミヤビャクヤの関係者?」
俺と同じ世界の、まして日本人なら爺の事を知っていてもおかしい事はない。
一応、各国政府が必死に情報統制を掛けていたはずだが、ネットがある今の時代に、そんなもので隠し通せる人間じゃないからなぁ……。
「まあ、そのなんだ、一応孫だ」
「……そ、そう」
自分で聞いておいて、ツバキはどこか気まずそうに目を逸らしてくる。
失礼な奴め。
「おい、コウヤと言ったか? お前、本当に"ビッグスマッシャー"の孫なのか?」
これまでずっと無言だったサトルが、食い入るような表情でそう聞いて来る。
ちなみに"ビッグスマッシャー"とは、爺さんが持つ渾名の一つだ。
この渾名は、以前に爺さんが日本の隣の某国一帯を、丸ごと消滅させた事件に由来する。
それによって、某大国全てと周辺国家の一部が世界地図から消え、日本は領海を大きく広げる事態となった。
そして何より酷いのが、そんなトンデモない事を爺さんがやらかした理由が「ただ気に食わなかっただけ」である事は、一生墓まで持っていくつもりだ。
俺もあの辺りの連中には大分嫌がらせを受けていたが、「何もそこまでやらなくとも……」と、当時は同情した覚えがある。
「あ、ああ、不本意ながらな」
「なるほど。これは楽しくなってきた。"ビッグスマッシャー"の孫もかなりのやり手だったと噂に聞いている。ここは一つ手合わせ願おうか」
そう言ってサトルが、素手で構えを取る。
こいつら、なんか俺よりも好戦的じゃね?
「いやいや待て待て。俺はお前らと戦いに来た訳じゃない。ただちょっと話を聞かせて欲しいだけだ」
「……話って何よ?」
黙ったサトルに代わり、ツバキがそう返してくる。
「なぁ、お前らさ。一体何が目的なんだ?」
「何が目的って……。女神様から下された使命を果たす事よ」
何を当たり前のことを、そう言わんばかりの強い口調でツバキは言う。
「ふむ、その下された使命ってのは具体的には?」
「邪神の支配からこの国の民たちを救うことよ!」
邪神とは女神ステラシオンの事を指しているのだろう。
……まあとても善良な神とは言い難い存在だし、邪神扱いも已む無しだな。
「だからって、クーデター画策して、戦争引き起こすのは流石にやり過ぎじゃね?」
俺らしくない極真っ当なツッコミを入れる。
「うっ、まあそれは……」
ツバキもその辺りについては、実は内心かなり気にしていたのだろう。
図星を刺されたように押し黙る。
「うるさい! 女神様の言葉は絶対なんだ! 大体、この国の連中がいくら死のうが僕の知ったこっちゃない!」
「ナギサ、あなたっ……!」
吐き捨てるように叫ぶナギサを、キッとツバキが睨み付ける。
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