ぼくはゴブリン

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01.コボルトさん

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ぼくたちがいる 洞くつは
実はけっこう おおきい みたいです。

ゴブリン のいち族は みんなで
仲よく くらしています。

あ……。
うん、もう 焼けました!
じゃあ さっそく、頂きまーす……。

モグモグ……。
うーん なかなかの 味です!



『坊主、ヒレウオか?』

「ワッ!びっくりしたぁ~、コボルトさん!」

『ウハハハ、どれ、ひと口くれよ!』パシッ

「あぁっ!……コボルトさんの“ひと口”は、ぜんぜん
ひと口じゃないです……。」

『うめぇっ!よく焼けてるじゃないかぁコレ。
あ、お袋さんには~内緒なっ。』ムシャムシャ

「またですか。どうしてお母さんにいっちゃいけな
いんですか?」

『そりゃ坊主おまえ、次にあった時怒られちゃうだ
ろう。俺が。』

「いや、そうじゃなくて……!……もう何でもない
です。」

『ほいじゃな。』ニッ



コボルトさんは いつも “お袋さんにはナイショな”
って くち止め するんです。どうして なのだろう。

ていうか ぼくの晩ごはん が……。
もう1ピキ 釣れるまで まつしかないか。

はぁ~あ、コボルト さんめ……。

だれかに 魚をとられない ために、
ぼくは 強くなりたい かもしれない。


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