異世界へ転生した変人は王道主人公役

東間

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繋がってるーーーーー

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「アーモンド。ほら、言ってみて」

「あーうんどぅ!」

「な!?て、天才か!?」

 これは親バカではない。なぜなら産まれて一週頃の出来事だからである。
 
なぜ僕が自分の名前を呼ぶようになったのかと言うと、簡単にアーモンドアイス食べたいなと思って口に出していた。

「アーモンド!」

「あーうんどぅ」

 まぁ小説悪役主人公って幼少期からチートかましても悪い方にしか見られない不思議な運命持っているから大丈夫だろう。

「アーモンド天才!流石トラベル様の子!」

「うむ…コンより天才かもしれんな」

「まぁ!嬉しいです!」

「………カレン。今日は私が哺乳類をあげたいのだが…」

「……トラベル様のお手を煩わせるわけには…」

「カレン」

「ダメですよ」

「どうしてもか?」

「うっ、き、今日だけですからね!」

「カレン!」

「哺乳類持ってきます!」

 カレン母の復讐話聞かされていなかったら仲良いな、と思ったけど…なんというか複雑~。

「アーモンド」

「あう?」

なに?どーしたの??

「やはりカレンはこの顔に弱いな。お前は顔に騙されないようにな?」

「う?」

 お前

「カレンはまだ気がついていないんだろうな。俺が高等部の時にカレンと出会っていた事を…」

 …なんか始まろうとしてない?

「俺はその日王妃キャンクーン様と共に魔王四天王の一人、ギフトデッドを討伐していた。」

 え、魔王いんの?四天王討伐?王妃と??ってかギフトデッドって名前凄。

「討伐後腹が減った俺達は帰路の賃金を全て食費で使ってしまった。」

 バカなの?

「困り果てた俺達の前に現れたのがカレンだった。いや、竜人族の奴隷だったアハレ。」

 さっきから赤ん坊に何言ってんだ???

「アハレは竜人族の族長を酔わせ、その鱗を剥ぎ、数百枚俺達に渡してくれた。身分を隠した、ただの冒険者だった俺達に。
俺はそんなアハレ…カレンに一目惚れしたんだ。」

 おぉ!それはテンションあがるね!

「俺は伯爵家に帰って急いで肥えた」

へぇ~ラブだね!って、え??肥えた???

「筋肉を落として背景の効果音を消せるようにし、服も貴族服を着るようにした。髪もピンクから黒髪にしたし眼鏡もかけた。」

 ど、どこの世紀末の方ですか?
 え、トラベル父まじで?名前道理方向性旅してたの??

「そして美男と言われるようになり、俺はカレンを探した。」

す、ストーカー

「そこで出会った。あの頃と変わらない可憐なカレンに。俺は近くにいた竜人野郎を火山へ投げ入れカレンを手に入れた。」

 繋がってたーーーーーーー!!まさかの前回とそこ繋がってたーーーーーーー!!
 そんなネタバレくらいたくなかったーーーー!

「分かるかアーモンド。」

「う、う?」

「そう、男は顔立ちで落とせる。お前が誰と結婚しようと、顔立ちで落とせ。あとは金だ」

 お前ら相性良い奴らだな!!!!!

「トラベル様ー?」

「なんだいカレン?」

「哺乳類持って来ましたよ」

「ありがとうカレン」

「アーモンド、哺乳類だぞ」

 あれ?なら僕の本当の父親って…。

 僕は硬直しながらミルクを飲んだのであった。






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