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5章 身のうちの悪魔
3月9日 晴れ
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今日は……今日は……どう書けばいいんだろう。最近こんなのばっかり。だけど、今日は特にショックすぎて……頭の中を整理するためにも、一つずつ書いていこう。
朝、目を覚まして食堂に行ったら、クロップさんがぐったりしてた。夜明け前から働いてたらしいの。
干してある洗濯物と、厨房に溜まってるお皿の片付け。それから、ねずみとフクロウ──もといミュトスとラウルさんのごはんの用意。さらにはクモのお世話までしてくれたみたい。
クロップさんの朝ごはんは、私が作ってあげたいところだったけど、とんでもないことをやらかしそうだから、市場へ走ったわ。
そうしたら、りんごを落として真っ二つに割ったり、パンが袋からポロポロこぼれたり……私の不器用、ここまでひどかったっけ? ってぐらいひどかった。でも、あれはつまり……そういうことだったのよね。
朝ごはんのあと、うちの捜索を手伝ってくれる人が屋敷にきた。ホッとして玄関を開けた瞬間、愕然としたわ。
だって、ティガーン様がふんぞり返って立ってたんだもの。あれだけ人員がいて、なんでこの人? って、最悪の気分だった。
それを必死に隠して「お忙しい中ありがとうございます!」。とびきりの笑顔をつくったわ。私、よくやったと思う。
ティガーン様はといえば、ぶすっとしたまま。「失礼する」とか言いつつ屋敷に入って、あちこちウロウロし始めた。
一緒にいるのも気詰まりだし、二手にわかれようと思って、別のところへ行こうとしたら……ティガーン様が驚きの行動に出たから、慌てて腕に抱きついて止めた。
「離せ」って怒られたけど、無理無理! だって、私の部屋にずかずか入ろうとするんだもの!
そうしたら「いいから部屋の中を見せろ」。
はい喜んで、なんて言えるわけないでしょ! 朝からバタバタしてて、寝巻きとかベッドに置いたままなのに!
クロップさんがオロオロしてる前で押し問答して、ようやくティガーン様は諦めてくれた。眉間に、めちゃくちゃしわが寄ってたなあ。
それからティガーン様は、ほかの部屋に移動して……だけど、何をやらかしてくれるか、わかったもんじゃない。さりげなくあとをついて歩いたわ。
ついでに、タンスの裏とかソファの下とか、なんとなく覗いてみた。
ろうそくの在庫をぶち撒けたり、つぼを落としかけたり(クロップさんが受け止めてくれた)したから、すぐにやめざるを得なかったけど。
ティガーン様は、ドタバタしてる私を横目で見ながら、淡々と屋敷を回ってた。で、ウィルブローズ様の自室にも入っていったの。
2日に渡って、アートハル様と捜索したあとなのに。
何もないだろうな、と思ってたら、ごちゃごちゃした台の前で、ティガーン様が石像みたいに固まっちゃった。
台の上には、ガラスの器材とか乾いた草とかが、乱雑に放置されてた。
例の、ドロドロの材料。
それを睨んでたから、片づけろ! って怒り出すのかと思ったら、そうじゃなかった。ティガーン様は、「《清めの水》を作っていたのか」って呟いたの。
それから、汚いものを見るような顔で、私を振り返って言ったのよ。
「ウィルブローズ殿のもとへ悪魔を持ちこんだのはお前だな」
すぐに「そんなことしてません!」って叫んだ。そんなことしようとも思わないし、できもしないもの。
そうしたら、ティガーン様は台を指さして、「これらは《清めの水》の材料だ」って言うのよ。で、それを作るのは悪魔の力を抑える時。
どこに悪魔がいたか……森とか町なら、定期的に魔術師様が巡回してるから、すぐに気づくはず。この家の敷地内に入り込んだなら、ウィルブローズ様が軍に報告してる。
それがなくて、むしろ隠そうとしたのは、身内に悪魔憑きがいるから。
そして、ウィルブローズ様の家族は今、私と使用人のみんなだけ。
その中でも、ひそかに守ろうとするのは妻ぐらいだろうって、ティガーン様は考えたみたい。
けど、そんなの知らないわよ。そもそもウィルブローズ様が元に戻れなかったのは、魔力が切れたからであって、悪魔のせいじゃないし。「馬鹿馬鹿しい」って言い返した。
そうしたらティガーン様は、「魔力が切れたのは悪魔に食われたからだ。《心臓》を取り出したのも、悪魔から逃れるため。その際に呪いを受け、《心臓》の変身が解けなくなったのだろうな」。
「お前はずいぶん手先が狂うようだが、悪魔に取り憑かれているのではないか? やつらは人の体を操るというぞ」。
ドキッとしたわ。だって、私の不器用は異常だもの。優しいペンドラ先生が「ニニの手には悪魔が取り憑いてるのかね」って言うくらい。
今朝から不器用がひどいなあと思ってたけど、しばらく《清めの水》を飲んでないからだとしたら。悪魔の力が強くなったせいだったら……。
でも、そんなこといきなり言われたって信じられない。
「近寄るなよ、魔力を食われてはかなわんからな」って、ティガーン様が言い捨てて帰ったあと、アートハル様とジェフローラ様に聞いてみた。「あの人、考えすぎですよね」って。
だけど、2人とも黙っちゃった……。
アートハル様にいたっては、「ウィルブローズの部屋にあったのは、やはりそうでしたか」なんて言うんだもの。
一緒にうちを捜索してる時、妙に怖い顔をしてるなと思ったら、アートハル様も疑ってたみたい。私の中にいた悪魔が、ウィルブローズ様の魔力を奪ったんじゃないかって。
今まで黙ってたのは、私がショックを受けるかもしれないから、言えなかったんだって。「すみませんでした」って謝られちゃった。ウィルブローズ様が眠ったままなのは、私のせいなのに。気を遣ってくれたのね……。
本当に、もう……腹が立ってきたわ! こうなったら責任を取って、何がなんでもウィルブローズ様の《心臓》を探し出さなくちゃ!
でも、どこにあるんだろう。
そういえば、ティガーン様が私の部屋に固執してたわね。明日、集中して探してみようかな。あの人、勘だけは抜群にいいし。
そうそう、それから「悪魔の件は、即刻陛下に報告させてもらう」って言ってたなあ。
仕方ないけど、もうちょっと手加減というか、アートハル様みたいな気遣いができないもんかしら。
今日の嬉しかったことは、ジェフローラ様とアートハル様が、私をすっごく心配してくれたこと。ジェフローラ様なんて、私よりショックを受けて、「大丈夫? 気を確かに!」って言ってくださった。心配しすぎじゃないかしら。
それとも……私、何かを見落としてるのかな。そういえば悪魔の呪いって、3つあるのよね。
人の体を操ること。
魔術を固定させること。
それから、もう1つは……。
……大丈夫。気にしすぎ。もう寝よう、明日も忙しいんだから。
朝、目を覚まして食堂に行ったら、クロップさんがぐったりしてた。夜明け前から働いてたらしいの。
干してある洗濯物と、厨房に溜まってるお皿の片付け。それから、ねずみとフクロウ──もといミュトスとラウルさんのごはんの用意。さらにはクモのお世話までしてくれたみたい。
クロップさんの朝ごはんは、私が作ってあげたいところだったけど、とんでもないことをやらかしそうだから、市場へ走ったわ。
そうしたら、りんごを落として真っ二つに割ったり、パンが袋からポロポロこぼれたり……私の不器用、ここまでひどかったっけ? ってぐらいひどかった。でも、あれはつまり……そういうことだったのよね。
朝ごはんのあと、うちの捜索を手伝ってくれる人が屋敷にきた。ホッとして玄関を開けた瞬間、愕然としたわ。
だって、ティガーン様がふんぞり返って立ってたんだもの。あれだけ人員がいて、なんでこの人? って、最悪の気分だった。
それを必死に隠して「お忙しい中ありがとうございます!」。とびきりの笑顔をつくったわ。私、よくやったと思う。
ティガーン様はといえば、ぶすっとしたまま。「失礼する」とか言いつつ屋敷に入って、あちこちウロウロし始めた。
一緒にいるのも気詰まりだし、二手にわかれようと思って、別のところへ行こうとしたら……ティガーン様が驚きの行動に出たから、慌てて腕に抱きついて止めた。
「離せ」って怒られたけど、無理無理! だって、私の部屋にずかずか入ろうとするんだもの!
そうしたら「いいから部屋の中を見せろ」。
はい喜んで、なんて言えるわけないでしょ! 朝からバタバタしてて、寝巻きとかベッドに置いたままなのに!
クロップさんがオロオロしてる前で押し問答して、ようやくティガーン様は諦めてくれた。眉間に、めちゃくちゃしわが寄ってたなあ。
それからティガーン様は、ほかの部屋に移動して……だけど、何をやらかしてくれるか、わかったもんじゃない。さりげなくあとをついて歩いたわ。
ついでに、タンスの裏とかソファの下とか、なんとなく覗いてみた。
ろうそくの在庫をぶち撒けたり、つぼを落としかけたり(クロップさんが受け止めてくれた)したから、すぐにやめざるを得なかったけど。
ティガーン様は、ドタバタしてる私を横目で見ながら、淡々と屋敷を回ってた。で、ウィルブローズ様の自室にも入っていったの。
2日に渡って、アートハル様と捜索したあとなのに。
何もないだろうな、と思ってたら、ごちゃごちゃした台の前で、ティガーン様が石像みたいに固まっちゃった。
台の上には、ガラスの器材とか乾いた草とかが、乱雑に放置されてた。
例の、ドロドロの材料。
それを睨んでたから、片づけろ! って怒り出すのかと思ったら、そうじゃなかった。ティガーン様は、「《清めの水》を作っていたのか」って呟いたの。
それから、汚いものを見るような顔で、私を振り返って言ったのよ。
「ウィルブローズ殿のもとへ悪魔を持ちこんだのはお前だな」
すぐに「そんなことしてません!」って叫んだ。そんなことしようとも思わないし、できもしないもの。
そうしたら、ティガーン様は台を指さして、「これらは《清めの水》の材料だ」って言うのよ。で、それを作るのは悪魔の力を抑える時。
どこに悪魔がいたか……森とか町なら、定期的に魔術師様が巡回してるから、すぐに気づくはず。この家の敷地内に入り込んだなら、ウィルブローズ様が軍に報告してる。
それがなくて、むしろ隠そうとしたのは、身内に悪魔憑きがいるから。
そして、ウィルブローズ様の家族は今、私と使用人のみんなだけ。
その中でも、ひそかに守ろうとするのは妻ぐらいだろうって、ティガーン様は考えたみたい。
けど、そんなの知らないわよ。そもそもウィルブローズ様が元に戻れなかったのは、魔力が切れたからであって、悪魔のせいじゃないし。「馬鹿馬鹿しい」って言い返した。
そうしたらティガーン様は、「魔力が切れたのは悪魔に食われたからだ。《心臓》を取り出したのも、悪魔から逃れるため。その際に呪いを受け、《心臓》の変身が解けなくなったのだろうな」。
「お前はずいぶん手先が狂うようだが、悪魔に取り憑かれているのではないか? やつらは人の体を操るというぞ」。
ドキッとしたわ。だって、私の不器用は異常だもの。優しいペンドラ先生が「ニニの手には悪魔が取り憑いてるのかね」って言うくらい。
今朝から不器用がひどいなあと思ってたけど、しばらく《清めの水》を飲んでないからだとしたら。悪魔の力が強くなったせいだったら……。
でも、そんなこといきなり言われたって信じられない。
「近寄るなよ、魔力を食われてはかなわんからな」って、ティガーン様が言い捨てて帰ったあと、アートハル様とジェフローラ様に聞いてみた。「あの人、考えすぎですよね」って。
だけど、2人とも黙っちゃった……。
アートハル様にいたっては、「ウィルブローズの部屋にあったのは、やはりそうでしたか」なんて言うんだもの。
一緒にうちを捜索してる時、妙に怖い顔をしてるなと思ったら、アートハル様も疑ってたみたい。私の中にいた悪魔が、ウィルブローズ様の魔力を奪ったんじゃないかって。
今まで黙ってたのは、私がショックを受けるかもしれないから、言えなかったんだって。「すみませんでした」って謝られちゃった。ウィルブローズ様が眠ったままなのは、私のせいなのに。気を遣ってくれたのね……。
本当に、もう……腹が立ってきたわ! こうなったら責任を取って、何がなんでもウィルブローズ様の《心臓》を探し出さなくちゃ!
でも、どこにあるんだろう。
そういえば、ティガーン様が私の部屋に固執してたわね。明日、集中して探してみようかな。あの人、勘だけは抜群にいいし。
そうそう、それから「悪魔の件は、即刻陛下に報告させてもらう」って言ってたなあ。
仕方ないけど、もうちょっと手加減というか、アートハル様みたいな気遣いができないもんかしら。
今日の嬉しかったことは、ジェフローラ様とアートハル様が、私をすっごく心配してくれたこと。ジェフローラ様なんて、私よりショックを受けて、「大丈夫? 気を確かに!」って言ってくださった。心配しすぎじゃないかしら。
それとも……私、何かを見落としてるのかな。そういえば悪魔の呪いって、3つあるのよね。
人の体を操ること。
魔術を固定させること。
それから、もう1つは……。
……大丈夫。気にしすぎ。もう寝よう、明日も忙しいんだから。
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