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第一章
3歳になりましたわ
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ローズクォーツの事件はお父様とお母様が最初調べる前に術が込められてたと、何か心当たりは無いか?とオレット様に聞いたみたいですわ。するとこちらでも調べてみると言って後日持ってきた情報がローズクォーツを薔薇の形に作った工房の職人が術を仕込んだ、というものだったようですわ。
違うのに。そう言いたかったのですが所詮私は赤子。本当の事を伝えられず工房の職人さんが処刑されてしまいました。申し訳ないとかなり落ち込みましたわ。
この事でお母様は少しオレット様を警戒し始めたようです。その為なのかオレット様は何もしてはこなくなりました。
それから時が経ち私は3歳になりましたわ。
3歳になった私は乳母からマリルというメイドにお世話になる事になりました。前の人生と少し違うのですね。確かに私の行動も違うので私を取り巻く事柄も変化していくのでしょう。
前の人生では10歳になるまで乳母にずっとお世話になっていました。今世では何故乳母チェンジがあったのかしら?
そういえば半年前頃からお母様と乳母が喧嘩?言い争い?をする様になっていましたわね?
いつも私が眠くて眠くてトロンとしている時に喧嘩をするものですから原因が分からずでしたわ。うーん。記憶の端にある言葉は確か......。
アイラの母親は私!とか。連れ出して何処に行くの?とか。そんな事考えていません!とか。じゃあこれは何?とか。
どうやら乳母が私を連れ去ろうとしていたようですわ。
私がウトウトしてる間に危機が迫っていたのですね?まだ聖力を上手く使えないものですから自分の身も十分に守れてないみたいです。
きっとお母様は乳母を信頼していたのでしょう。ギリギリまで様子を見ようとしていたのですね。
前の人生ではあの化け物の様な姿に見えていたからこんな事にはならなかったのかしらね?
確かに今世は使用人やお父様やお母様の知人、友人達から容姿について褒められる事は多いのですが自分では一般的な可愛さだと思っておりますのよ?そんな犯罪に結びつくような容姿では無いと思っていますのに。
お兄様に私訊ねましたわ。
「うーばーはどうなっちゃのでしゅか?」
あっ、上手く喋れていませんね。反省ですわ。
「あの女はね、遠くに行ったよ?お父様もお母様も甘いんだよね。この国から追放しただけで終わらせたの。それ駄目だよね?僕の可愛いアイラを連れ去ろうとしたんだよ?しかも日頃からベタベタとアイラを触りまくってさ。だから僕が後始末しといたから安心してね」
天使の様な笑顔でつら~と凄い事を暴露しているお兄様。
お兄様の将来が心配ですわ......。
私、そんなに乳母に触られていましたか?自分では気が付かなかったですわね。
新しくお世話をしてくれるマリルはメイド長の娘さんなのです。メイド長はしっかりした方でお母様が心を許せる数少ないお人。その方の娘さんなら心配ないですわね!
「よろしくおねがいしまちゅ」
うっ、また口が回っていないですわ!お恥ずかしい!
「お嬢様にそんな可愛らしいご挨拶を頂いてしまったら失神してしまいます!こちらこそ宜しくお願いします!一生お守り致します」
お兄様といいマリルといい「一生」がお好きなのね。
「一生はいらないよ?アイラは僕が守るって決まってるから」
あっ、そうでした。これは家族立ち会いでの場でしたわ。もちろんお兄様もいらっしゃった。
「あら?そうでございましたか」
お兄様とマリルの間で火花のような物がバチバチと見えたのは気のせいでしょうか?
「さあ、アイラ?顔合わせも終わったし僕と遊ぼう?」
むむむ。お兄様と遊ぶのは嬉しいのですがあの手この手で何かをしようとしてくるのでそれを阻止しながらは少し疲れるのです。
そう。3歳になる少し前からお兄様の溺愛攻撃が激しくなってきましたの。大事にしてもらってはいますけれど。7歳児にしては愛情深過ぎるのですわ。
「はい。おにいちゃま。きょうからは、まりるもいっしょで」
「え⁉︎」
お兄様のお顔が一瞬、鬼?かと思いましたけれど一瞬でしたので私の気のせいですわね。
「良かった!アイラはマリルを気に入ってくれたんだな。これで安心だな?リリー」
お父様が嬉しそうにお母様に言っています。
「本当ね。マリル、アイラの事をよろしくね」
お母様の笑顔は女神のようですわ。
「はい!命に替えてもお守りいたしますのでご安心くださいませ!」
マリルが死んじゃうのは嫌ですのでそうならないように地味に生きていきますわ。よろしく。
今日はルース様がいらっしゃいました。
ルース様は毎週1回は私に会いに来てくれてますの。お兄様はあまり良いお顔をされないのですけれどお母様とお父様が許可をされているようですわ。
「るーすおにいさま。いらしちゃいです」
挨拶は大事ですわ。
「今日も可愛い俺のアイラ!これ!チョコレート持ってきたぞ!それと俺はお兄様じゃない。アイラの将来の伴侶だ。ルースと呼んでくれ。な?」
7歳にしてもう「俺」になっていましたわ。「僕」の可愛い期間が終わってしまいました。くすん。
そしていつの間にか私はルース様と結婚する事となっているのですか?
前の人生でもずっと気遣ってそう言ってくれていましたね。今世でもお優しい。
「お前のアイラではない。僕だけのアイラだ!それにお前なんかにアイラはやらない!」
お兄様がもの凄い勢いで怒っています。
でもルース様は慣れっこなのでしょう。
「あ、そうだったな。うん。うん。アイラ、ほらどのチョコレートがいい?」
お兄様を軽くあしらって私にチョコレートを差し出しました。
ルース様はもうお兄様より頭一つ身長が高くなっていまして7歳とは思えない体つきに成長しています。
「ルース!僕の話聞いてる⁉︎」
「うん。半分くらい」
きぃぃぃぃ!!ってお兄様がなってしまってますわ。
前の人生でもお2人の関係ってこんなんでしたでしょうか?ちょっと違うような感じがします。
もう、お兄様の性格がまるっきり変わってしまったからかしら?
違うのに。そう言いたかったのですが所詮私は赤子。本当の事を伝えられず工房の職人さんが処刑されてしまいました。申し訳ないとかなり落ち込みましたわ。
この事でお母様は少しオレット様を警戒し始めたようです。その為なのかオレット様は何もしてはこなくなりました。
それから時が経ち私は3歳になりましたわ。
3歳になった私は乳母からマリルというメイドにお世話になる事になりました。前の人生と少し違うのですね。確かに私の行動も違うので私を取り巻く事柄も変化していくのでしょう。
前の人生では10歳になるまで乳母にずっとお世話になっていました。今世では何故乳母チェンジがあったのかしら?
そういえば半年前頃からお母様と乳母が喧嘩?言い争い?をする様になっていましたわね?
いつも私が眠くて眠くてトロンとしている時に喧嘩をするものですから原因が分からずでしたわ。うーん。記憶の端にある言葉は確か......。
アイラの母親は私!とか。連れ出して何処に行くの?とか。そんな事考えていません!とか。じゃあこれは何?とか。
どうやら乳母が私を連れ去ろうとしていたようですわ。
私がウトウトしてる間に危機が迫っていたのですね?まだ聖力を上手く使えないものですから自分の身も十分に守れてないみたいです。
きっとお母様は乳母を信頼していたのでしょう。ギリギリまで様子を見ようとしていたのですね。
前の人生ではあの化け物の様な姿に見えていたからこんな事にはならなかったのかしらね?
確かに今世は使用人やお父様やお母様の知人、友人達から容姿について褒められる事は多いのですが自分では一般的な可愛さだと思っておりますのよ?そんな犯罪に結びつくような容姿では無いと思っていますのに。
お兄様に私訊ねましたわ。
「うーばーはどうなっちゃのでしゅか?」
あっ、上手く喋れていませんね。反省ですわ。
「あの女はね、遠くに行ったよ?お父様もお母様も甘いんだよね。この国から追放しただけで終わらせたの。それ駄目だよね?僕の可愛いアイラを連れ去ろうとしたんだよ?しかも日頃からベタベタとアイラを触りまくってさ。だから僕が後始末しといたから安心してね」
天使の様な笑顔でつら~と凄い事を暴露しているお兄様。
お兄様の将来が心配ですわ......。
私、そんなに乳母に触られていましたか?自分では気が付かなかったですわね。
新しくお世話をしてくれるマリルはメイド長の娘さんなのです。メイド長はしっかりした方でお母様が心を許せる数少ないお人。その方の娘さんなら心配ないですわね!
「よろしくおねがいしまちゅ」
うっ、また口が回っていないですわ!お恥ずかしい!
「お嬢様にそんな可愛らしいご挨拶を頂いてしまったら失神してしまいます!こちらこそ宜しくお願いします!一生お守り致します」
お兄様といいマリルといい「一生」がお好きなのね。
「一生はいらないよ?アイラは僕が守るって決まってるから」
あっ、そうでした。これは家族立ち会いでの場でしたわ。もちろんお兄様もいらっしゃった。
「あら?そうでございましたか」
お兄様とマリルの間で火花のような物がバチバチと見えたのは気のせいでしょうか?
「さあ、アイラ?顔合わせも終わったし僕と遊ぼう?」
むむむ。お兄様と遊ぶのは嬉しいのですがあの手この手で何かをしようとしてくるのでそれを阻止しながらは少し疲れるのです。
そう。3歳になる少し前からお兄様の溺愛攻撃が激しくなってきましたの。大事にしてもらってはいますけれど。7歳児にしては愛情深過ぎるのですわ。
「はい。おにいちゃま。きょうからは、まりるもいっしょで」
「え⁉︎」
お兄様のお顔が一瞬、鬼?かと思いましたけれど一瞬でしたので私の気のせいですわね。
「良かった!アイラはマリルを気に入ってくれたんだな。これで安心だな?リリー」
お父様が嬉しそうにお母様に言っています。
「本当ね。マリル、アイラの事をよろしくね」
お母様の笑顔は女神のようですわ。
「はい!命に替えてもお守りいたしますのでご安心くださいませ!」
マリルが死んじゃうのは嫌ですのでそうならないように地味に生きていきますわ。よろしく。
今日はルース様がいらっしゃいました。
ルース様は毎週1回は私に会いに来てくれてますの。お兄様はあまり良いお顔をされないのですけれどお母様とお父様が許可をされているようですわ。
「るーすおにいさま。いらしちゃいです」
挨拶は大事ですわ。
「今日も可愛い俺のアイラ!これ!チョコレート持ってきたぞ!それと俺はお兄様じゃない。アイラの将来の伴侶だ。ルースと呼んでくれ。な?」
7歳にしてもう「俺」になっていましたわ。「僕」の可愛い期間が終わってしまいました。くすん。
そしていつの間にか私はルース様と結婚する事となっているのですか?
前の人生でもずっと気遣ってそう言ってくれていましたね。今世でもお優しい。
「お前のアイラではない。僕だけのアイラだ!それにお前なんかにアイラはやらない!」
お兄様がもの凄い勢いで怒っています。
でもルース様は慣れっこなのでしょう。
「あ、そうだったな。うん。うん。アイラ、ほらどのチョコレートがいい?」
お兄様を軽くあしらって私にチョコレートを差し出しました。
ルース様はもうお兄様より頭一つ身長が高くなっていまして7歳とは思えない体つきに成長しています。
「ルース!僕の話聞いてる⁉︎」
「うん。半分くらい」
きぃぃぃぃ!!ってお兄様がなってしまってますわ。
前の人生でもお2人の関係ってこんなんでしたでしょうか?ちょっと違うような感じがします。
もう、お兄様の性格がまるっきり変わってしまったからかしら?
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