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最終章
死にましたわ
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「......ラ......イラ......」
誰が私を呼んでますわ。
「......アイラ!」
この声は!!
私はゆっくりと目を開けました。
目の前には美丈夫のルカさんが心配そうな顔をして私を見下ろしていますわ。
え?え?
私は死んだのではないのですか?
それとも......。
「ルカさん⁉︎私、失敗してあの世界が壊されてしまいましたか⁉︎」
ガバッと起き上がりルカさんの胸ぐらを思わず掴んでしまいました。
「違う、違う。大丈夫だよ?全部上手くいった。バルトカピは死んだんだ」
ほっ。良かったですわ。
これであの世界も守れて違う『ジゲン』とやらも守れましたのね。
ん?この何も無い真っ白な空間に見覚えがありますわ。
生と死の狭間ではないですの?
なのにルカさんが一緒とはどういう事ですか?
「ルカさん?もしや......」
「うん。その『もしや』だよ。ごめんね。もう『命の契約』はかけないでって言われたけど心配でかけてたんだ。俺には戦う力が無いからアイラを守る為にはこれしかなかったから......」
な、な、なんて事でしょう!
「ルカさん!貴方は死んでは駄目ですわ!あの国には絶対に必要な人なのです!」
「それはアイラだって同じだよ?それに神子はもう1人居るじゃないか。でも大聖女様はアイラしかいない」
「アクアなんて元は悪魔ですわ。きちんと神子様の仕事をしてくれる保証はないですもの......」
「酷い言われようだね。アクアとは信頼関係があるんじゃないの?小さい頃から契約してた悪魔だろう?」
ルカさんはぷっと吹き出して笑っています。
「そうですけれど。それよりも今はルカさんの事ですわ!」
「いや、その前に言わせてもらう」
ルカさんがキッと私を睨みましたわ。
「何故、誰にも相談せずに死ぬなんて事をしたんだよ⁉︎俺が命の契約してたから良かったものの、そうでなければ確実に死んでただろう⁉︎誰かに相談していればもしかしたら死ぬ事は回避出来たかもしれないし誰か良い案を出してきたかもしれないのに!アイラは1人で抱え込み過ぎるよ?いいか?現世に戻ったら皆んなを頼るんだ!分かった?」
「でもお師匠さん......バルに詳しい方に相談したら死ぬしか解除方法はないといわれたので......」
「そんな事分からないだろう⁉︎その人はそう思ってたかもしれないけど今ならバルトカピに詳しい人だって探せばいたかもしれないしもしかしたら聖騎士の中にだっていたかもしれないだろう?」
ううう。そうかもしれませんが。
「ふふふ......。何か島でキルジーさんの所に居た時を思い出してしまいましたわ。あの頃も私、結構ルカさんに怒られてましたわよね。懐かしいですわ」
「ああ。そうだったな......。って話を逸らすなよ?もう俺は死ぬからアイラに助言が出来ない。だから真剣に聞いて......」
私はルカさんの口を両手で塞ぎました。
「生き返ったら全て私の悩みを聞いてもらいますもの。ルカさんに頼って、頼って、もういい加減自分で考えろ!って怒られるぐらい相談しまくりますわ!だからルカさんは死んでは駄目ですの」
「何を言ってるんだ。命の契約は絶対だ。俺は死んだ」
「その契約を無効に出来る方が1人いらっしゃいますの」
「え?」
「ここは生死の狭間ですのよ?私、前にも来たことがありますの」
「もしかして1回目の人生ってやつか?」
「そうです。今の人生は2回目なのですわ。1回目は色々ありまして処刑されましたの。あ、でも私は何も悪い事はしていなかったのですわ。無実だったのですけれどね」
「そんな!無実なのに処刑されたのか?」
ルカさんが怒ってくれていますわ。
何かもうそれだけで報われたような気がします。
「ふふふ。もういいのです。2回目はルカさんともお知り合いになれたし色々良い事もありました。ありましたけれど」
私は力一杯息を吸ってから叫びました。
「神様ぁぁぁぁぁぁ!!私、今回は大聖女として役目を果たしたと思いませんかぁぁぁ?この『ジゲン』を守ってあの男とも幼少の頃から対峙してきましたし!ですがぁぁぁぁぁぁ!貴方が送ってきたミカエル様は全然役に立っていないと思いますがどうですの?確かに私を真の変態のお兄様からは助けてくれていましたけれど!そこは感謝しておりますわ!」
一気に言い切ったのではぁ、はぁ、と肩で息をしている私の背中をポンポンと優しく叩いてくる人がいました。
「それに関してはその通りだ。何も反論はない」
振り返るとミカエル様が立っていましたわ。
「あ、別に悪口を言っていた訳ではないのですわ。神様にきちんとお伝えしないとと思いまして......」
「まぁ、そうだな」
「あの男はどうなりましたの?」
ミカエル様がここに来ているという事はあの男がどうなったか気になるではないですか?
「バルトカピの毒でもう魔力が使えなくなってな、天界送りだ。天界に戻ったら一生牢獄だ」
え⁉︎天使の一生なんて途方もないぐらい長いのでは?それが罰というものですわね。
「良かったですわ。これでもうあの世界を壊そうなんて人は出てきませんわよね?それでですねぇぇぇぇ!!神様ぁぁぁぁぁぁ!成り行きでバルになりあの男を不能にさせたのは私ですの!だから私のお願いを一つで良いので利いてはもらえないですかぁぁぁ!!」
「おい。そんなに大声を出さなくとも聞こえているぞ」
ミカエル様がため息混じりに私に言いましたわ。え⁉︎まさか......。
誰が私を呼んでますわ。
「......アイラ!」
この声は!!
私はゆっくりと目を開けました。
目の前には美丈夫のルカさんが心配そうな顔をして私を見下ろしていますわ。
え?え?
私は死んだのではないのですか?
それとも......。
「ルカさん⁉︎私、失敗してあの世界が壊されてしまいましたか⁉︎」
ガバッと起き上がりルカさんの胸ぐらを思わず掴んでしまいました。
「違う、違う。大丈夫だよ?全部上手くいった。バルトカピは死んだんだ」
ほっ。良かったですわ。
これであの世界も守れて違う『ジゲン』とやらも守れましたのね。
ん?この何も無い真っ白な空間に見覚えがありますわ。
生と死の狭間ではないですの?
なのにルカさんが一緒とはどういう事ですか?
「ルカさん?もしや......」
「うん。その『もしや』だよ。ごめんね。もう『命の契約』はかけないでって言われたけど心配でかけてたんだ。俺には戦う力が無いからアイラを守る為にはこれしかなかったから......」
な、な、なんて事でしょう!
「ルカさん!貴方は死んでは駄目ですわ!あの国には絶対に必要な人なのです!」
「それはアイラだって同じだよ?それに神子はもう1人居るじゃないか。でも大聖女様はアイラしかいない」
「アクアなんて元は悪魔ですわ。きちんと神子様の仕事をしてくれる保証はないですもの......」
「酷い言われようだね。アクアとは信頼関係があるんじゃないの?小さい頃から契約してた悪魔だろう?」
ルカさんはぷっと吹き出して笑っています。
「そうですけれど。それよりも今はルカさんの事ですわ!」
「いや、その前に言わせてもらう」
ルカさんがキッと私を睨みましたわ。
「何故、誰にも相談せずに死ぬなんて事をしたんだよ⁉︎俺が命の契約してたから良かったものの、そうでなければ確実に死んでただろう⁉︎誰かに相談していればもしかしたら死ぬ事は回避出来たかもしれないし誰か良い案を出してきたかもしれないのに!アイラは1人で抱え込み過ぎるよ?いいか?現世に戻ったら皆んなを頼るんだ!分かった?」
「でもお師匠さん......バルに詳しい方に相談したら死ぬしか解除方法はないといわれたので......」
「そんな事分からないだろう⁉︎その人はそう思ってたかもしれないけど今ならバルトカピに詳しい人だって探せばいたかもしれないしもしかしたら聖騎士の中にだっていたかもしれないだろう?」
ううう。そうかもしれませんが。
「ふふふ......。何か島でキルジーさんの所に居た時を思い出してしまいましたわ。あの頃も私、結構ルカさんに怒られてましたわよね。懐かしいですわ」
「ああ。そうだったな......。って話を逸らすなよ?もう俺は死ぬからアイラに助言が出来ない。だから真剣に聞いて......」
私はルカさんの口を両手で塞ぎました。
「生き返ったら全て私の悩みを聞いてもらいますもの。ルカさんに頼って、頼って、もういい加減自分で考えろ!って怒られるぐらい相談しまくりますわ!だからルカさんは死んでは駄目ですの」
「何を言ってるんだ。命の契約は絶対だ。俺は死んだ」
「その契約を無効に出来る方が1人いらっしゃいますの」
「え?」
「ここは生死の狭間ですのよ?私、前にも来たことがありますの」
「もしかして1回目の人生ってやつか?」
「そうです。今の人生は2回目なのですわ。1回目は色々ありまして処刑されましたの。あ、でも私は何も悪い事はしていなかったのですわ。無実だったのですけれどね」
「そんな!無実なのに処刑されたのか?」
ルカさんが怒ってくれていますわ。
何かもうそれだけで報われたような気がします。
「ふふふ。もういいのです。2回目はルカさんともお知り合いになれたし色々良い事もありました。ありましたけれど」
私は力一杯息を吸ってから叫びました。
「神様ぁぁぁぁぁぁ!!私、今回は大聖女として役目を果たしたと思いませんかぁぁぁ?この『ジゲン』を守ってあの男とも幼少の頃から対峙してきましたし!ですがぁぁぁぁぁぁ!貴方が送ってきたミカエル様は全然役に立っていないと思いますがどうですの?確かに私を真の変態のお兄様からは助けてくれていましたけれど!そこは感謝しておりますわ!」
一気に言い切ったのではぁ、はぁ、と肩で息をしている私の背中をポンポンと優しく叩いてくる人がいました。
「それに関してはその通りだ。何も反論はない」
振り返るとミカエル様が立っていましたわ。
「あ、別に悪口を言っていた訳ではないのですわ。神様にきちんとお伝えしないとと思いまして......」
「まぁ、そうだな」
「あの男はどうなりましたの?」
ミカエル様がここに来ているという事はあの男がどうなったか気になるではないですか?
「バルトカピの毒でもう魔力が使えなくなってな、天界送りだ。天界に戻ったら一生牢獄だ」
え⁉︎天使の一生なんて途方もないぐらい長いのでは?それが罰というものですわね。
「良かったですわ。これでもうあの世界を壊そうなんて人は出てきませんわよね?それでですねぇぇぇぇ!!神様ぁぁぁぁぁぁ!成り行きでバルになりあの男を不能にさせたのは私ですの!だから私のお願いを一つで良いので利いてはもらえないですかぁぁぁ!!」
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ミカエル様がため息混じりに私に言いましたわ。え⁉︎まさか......。
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