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番外編 獣医師松本浩司の引っ越し
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ここはパークサイド動物病院。
とある風の強い大雨の午後。こんな日は中小規模の病院は開店休業状態である。
この日も朝からはウサギの爪切り一件だけだった。
「松本先生、引っ越しするんですか?」
松本が不動産屋のチラシ2枚を見比べている。
「ん?いやちょっとな。そうだ堂島は猫飼ってるよな?」
「うん二匹。ときどき脱走するけど。2匹だから一人暮らしで留守がちでも楽しくやってるみたいよ?」
「そうか・・・。」
「え、何よ何よ。」
「ええと、あのさ、この前会陰尿道ろうした子いるじゃん?アイツさ、飼い主が手放したがってるみたいなんだよね」
「ふーん。で?松本先生飼うの?」
いつもながら核心に触れるのが早い女だ。
苦笑いしながら松本は言った。
「会陰尿道ろうした子って常にじゃないけどやっぱ定期的に尿検査とかいろいろ気をつけてやんなきゃなんないじゃん?」
「まあ、そういう子が多いよね。」
「だからさ・・・」
「早い話が欲しくなっちゃったんでしょ?貴方バカなの?」
「!?!!!!そうか、俺アイツが気に入ったんだな。」
「院長は何て?」
「院長は、松本君あの子飼わない?て」
「なんて言ったの?」
「俺の下の階の人が物音に敏感だからちょっと考えたいって答えた」
「確かに猫が高いとこから飛び降りるとドンッて地響きするよね。」
「そうなんだよ。でも今の部屋、ちょうどもうすぐ更新だからいい機会かもって思って。」
「で?どっちの部屋にするの?」
さくらはにやにやしながら聞く。
「付いて行ってあげよか?部屋選び。」
「!?え?え?。」
「だって私のほうが猫くらしの先輩だし。気付くこともあると思うよ?」
「あ、そうか。じゃあ付いてきてもらおっかな。」
「あのさ堂島・・・・・・・面白がってるだろ」
「うん💛全力で面白がってる。」
※※※
「あの院長・・・」
「ん?なんですか?福島さん」
「あの二人って付き合ってるんですか?」
「あの二人って?」
「松本先生と堂島ですよ!」
「え!?そうなの?」
「いや、だからそれを私が聞いているんです。知らないならいいです!」
福島によると、松本が今月の休みを堂島と一緒にしてくれと言ってきたらしい。
ちょっとプンスカしながら受付に戻っていく福島の後姿を見ながら美樹は思った。
(福島さんて松本君のことを???)
院長に大きな勘違いをされている福島は、来月の合コンに堂島を誘おうと思っていたのでもし彼氏がいるなら予定が狂う、とやっきになっていただけだった。
※※※
その週の水曜日、松本浩司は福島に無理を言って休みを調整してもらい、堂島と一緒に不動産屋で2件内見をさせてもらった。
堂島を連れて言ったせいで、担当してくれた荒川という男性に「単身用ですが構いませんか?」と耳打ちされた。
しかし地獄耳の堂島が「彼女じゃないですよー!!つきそいでーす!!」と思いっきり否定してくれたので説明する手間がはぶけた。
しかしチラッとこちらを見た荒川の目に、気の毒そうな色が浮かんでいたのは気のせいだろうか。
1件目は1階にコンビニエンスストアが入ったマンションの2階だった。
浩司が事前のアンケートに下の階の住人に気を遣うから引っ越したいと書いたことから荒川が選んでくれたのだろう。
間取りは1DKで、中庭に面しているドアをあけると玄関があり、ダイニングキッチンを抜けると広いワンルームだった。
壁一面に収納庫がしつけられていてあまり家具を置かずに済みそうだ。フローリングでベランダに面する窓は大きくかなり明るい。
窓は二重になっていて、出てみると真下にコンビニがある。
「やはりコンビニのお客様が来られますし作業もしますので夜中は静かとは言えません。そのかわり防音はしっかりしてますし二重窓になっているので騒がしくはありませんよ。」
「明るくて良いね。」
楽しそうにあちこちを見ていたさくらに向かって浩司は言った。
「あ?うん・・・そうだね。」
「何かございますか?」
少し含むところがあるようなさくらに荒川も気を遣っている。
「ん?いや何もないです!次の部屋見せてもらお」
次の部屋は表通りから路地を入ったところに立つ昔ながらの2階建てアパートで、横並びに同じドアがずらっと6個並んでた。
2階の一番端っこの部屋が次の物件だった。
ドアを開けると玄関スペースとキッチンがあった。
一段上がったところに畳の部屋がありその横並びに洋室があった。今はふすまを開け放って一続きのフロアになっている。
「うわあ、ここ良いじゃない、松本先生!畳のいい匂い~」
両方の部屋からベランダに出られるようになっているので、ベランダを出たり入ったりしてはしゃいでいる。
「あの、猫を飼うかもしれないんですが、畳とか柱とか爪とぎしちゃうとまずいですよね・・・」
「あ、それは、ここ3年後に立てかえが決まってる物件なんで、3年間住んでもらえるならどんなに汚しても大丈夫ですって大家さんが。ちなみにこの下の部屋が大家さんです」
ま、限度はありますがねと、はしゃぐさくらを目で追いながら荒川は笑って言った。
「いいなあ~ここ。ざくろといちごが超喜ぶよ~!私が住みたいくらい」
「・・・彼女さんじゃないんですよね?」
「ええ。同期入社なので兄妹みたいなもんですかね・・・」
「・・・」
また気の毒そうな目をしたような気がした。
ムッとしたが、わざわざ「そんなんじゃない」と否定するのも変だと思って結局なにも言わなかった。
「先生ここね、猫がすっごく喜ぶよ!畳の部屋にはこたつ置くでしょ?で、ここにベッドで、ここに箪笥置くとベッドから箪笥にのぼってエアコンの上に行けちゃうの!」
たしかに、先ほどのマンションは収納庫に家具を隠せるようになっていたので家具に猫が登ったりできない。
さくらが気にしてたのはそこだったのか、と納得した。
駐車場は路地に入る手前に草の生える空き地があり、ロープを地面に留めて区画を作ってあった。
不動産屋の事務所に帰って、アパートの鍵を交換してもいいかを大家さんに確認してもらうと、大丈夫、とのことだった。
「松本先生、これにしましょこれ!私、ざくろといちご連れて遊びに来たい」
「・・・うんそうだな」
※※※
「良い部屋ね・・・なんだか懐かしい感じがします」
物件をみてから3週間が経っていた。
佐伯が懐かし気に目を細めている。
結局さくらの一押しもあり、古いアパートの方に決め3日前に引っ越したのだった。
今日は松本の引っ越し祝いと称した飲み会である。
院長の佐伯も含めて久しぶりに5人全員が集まった。
「ほんと良い部屋~!!!ほら!やっぱりざくろといちごが超楽しそうだよ!」
ざくろは目を爛々とさせながら床をふんふんと嗅ぎあちこちをウロウロしている。
いちごは無邪気にどたばたと走り回り、エアコンの上から飛び降りると柱で爪を研いだりしている。
「ぎゃー!いちご、よその家で一番乗りはやめて~」
「先生、あの子引き取るんですね?」
福島に問われ、浩司は頷いて言った。
「なんかさ、あいつ俺じゃなきゃダメな気がするんだよな」
「うっわ!どんな女の子なの?て気になるくらいすっごいセリフー」
ルリが茶化す。
「男だけどな(笑)」
※※※
「じゃあセンセイお休みなさーい」
「先生、猫のトイレは2個買わなきゃだめよ!」
さくらが手に下げるキャリーバッグからはにゃあにゃあ猫が鳴いている
「松本君、明日はゆっくり準備して19時に待ってる。」
「・・・わかりました。ではおやすみなさい」
ドアを閉め、鍵をかけた。
福島がすごい酒豪ということが判明したり、意外にも佐伯が酒をたしなむ口だったのも見ることができてとても楽しかった。
浩司は、先ほどの喧騒が嘘のように静まり返った部屋を見渡した。
つといちごが付けた柱のつめ跡をなでた。
「あいつも爪とぎするのかな」
少しだけ開いたカーテンの隙間から中を見ていた大きなコウモリが静かに闇の中へ飛び立って行った。
とある風の強い大雨の午後。こんな日は中小規模の病院は開店休業状態である。
この日も朝からはウサギの爪切り一件だけだった。
「松本先生、引っ越しするんですか?」
松本が不動産屋のチラシ2枚を見比べている。
「ん?いやちょっとな。そうだ堂島は猫飼ってるよな?」
「うん二匹。ときどき脱走するけど。2匹だから一人暮らしで留守がちでも楽しくやってるみたいよ?」
「そうか・・・。」
「え、何よ何よ。」
「ええと、あのさ、この前会陰尿道ろうした子いるじゃん?アイツさ、飼い主が手放したがってるみたいなんだよね」
「ふーん。で?松本先生飼うの?」
いつもながら核心に触れるのが早い女だ。
苦笑いしながら松本は言った。
「会陰尿道ろうした子って常にじゃないけどやっぱ定期的に尿検査とかいろいろ気をつけてやんなきゃなんないじゃん?」
「まあ、そういう子が多いよね。」
「だからさ・・・」
「早い話が欲しくなっちゃったんでしょ?貴方バカなの?」
「!?!!!!そうか、俺アイツが気に入ったんだな。」
「院長は何て?」
「院長は、松本君あの子飼わない?て」
「なんて言ったの?」
「俺の下の階の人が物音に敏感だからちょっと考えたいって答えた」
「確かに猫が高いとこから飛び降りるとドンッて地響きするよね。」
「そうなんだよ。でも今の部屋、ちょうどもうすぐ更新だからいい機会かもって思って。」
「で?どっちの部屋にするの?」
さくらはにやにやしながら聞く。
「付いて行ってあげよか?部屋選び。」
「!?え?え?。」
「だって私のほうが猫くらしの先輩だし。気付くこともあると思うよ?」
「あ、そうか。じゃあ付いてきてもらおっかな。」
「あのさ堂島・・・・・・・面白がってるだろ」
「うん💛全力で面白がってる。」
※※※
「あの院長・・・」
「ん?なんですか?福島さん」
「あの二人って付き合ってるんですか?」
「あの二人って?」
「松本先生と堂島ですよ!」
「え!?そうなの?」
「いや、だからそれを私が聞いているんです。知らないならいいです!」
福島によると、松本が今月の休みを堂島と一緒にしてくれと言ってきたらしい。
ちょっとプンスカしながら受付に戻っていく福島の後姿を見ながら美樹は思った。
(福島さんて松本君のことを???)
院長に大きな勘違いをされている福島は、来月の合コンに堂島を誘おうと思っていたのでもし彼氏がいるなら予定が狂う、とやっきになっていただけだった。
※※※
その週の水曜日、松本浩司は福島に無理を言って休みを調整してもらい、堂島と一緒に不動産屋で2件内見をさせてもらった。
堂島を連れて言ったせいで、担当してくれた荒川という男性に「単身用ですが構いませんか?」と耳打ちされた。
しかし地獄耳の堂島が「彼女じゃないですよー!!つきそいでーす!!」と思いっきり否定してくれたので説明する手間がはぶけた。
しかしチラッとこちらを見た荒川の目に、気の毒そうな色が浮かんでいたのは気のせいだろうか。
1件目は1階にコンビニエンスストアが入ったマンションの2階だった。
浩司が事前のアンケートに下の階の住人に気を遣うから引っ越したいと書いたことから荒川が選んでくれたのだろう。
間取りは1DKで、中庭に面しているドアをあけると玄関があり、ダイニングキッチンを抜けると広いワンルームだった。
壁一面に収納庫がしつけられていてあまり家具を置かずに済みそうだ。フローリングでベランダに面する窓は大きくかなり明るい。
窓は二重になっていて、出てみると真下にコンビニがある。
「やはりコンビニのお客様が来られますし作業もしますので夜中は静かとは言えません。そのかわり防音はしっかりしてますし二重窓になっているので騒がしくはありませんよ。」
「明るくて良いね。」
楽しそうにあちこちを見ていたさくらに向かって浩司は言った。
「あ?うん・・・そうだね。」
「何かございますか?」
少し含むところがあるようなさくらに荒川も気を遣っている。
「ん?いや何もないです!次の部屋見せてもらお」
次の部屋は表通りから路地を入ったところに立つ昔ながらの2階建てアパートで、横並びに同じドアがずらっと6個並んでた。
2階の一番端っこの部屋が次の物件だった。
ドアを開けると玄関スペースとキッチンがあった。
一段上がったところに畳の部屋がありその横並びに洋室があった。今はふすまを開け放って一続きのフロアになっている。
「うわあ、ここ良いじゃない、松本先生!畳のいい匂い~」
両方の部屋からベランダに出られるようになっているので、ベランダを出たり入ったりしてはしゃいでいる。
「あの、猫を飼うかもしれないんですが、畳とか柱とか爪とぎしちゃうとまずいですよね・・・」
「あ、それは、ここ3年後に立てかえが決まってる物件なんで、3年間住んでもらえるならどんなに汚しても大丈夫ですって大家さんが。ちなみにこの下の部屋が大家さんです」
ま、限度はありますがねと、はしゃぐさくらを目で追いながら荒川は笑って言った。
「いいなあ~ここ。ざくろといちごが超喜ぶよ~!私が住みたいくらい」
「・・・彼女さんじゃないんですよね?」
「ええ。同期入社なので兄妹みたいなもんですかね・・・」
「・・・」
また気の毒そうな目をしたような気がした。
ムッとしたが、わざわざ「そんなんじゃない」と否定するのも変だと思って結局なにも言わなかった。
「先生ここね、猫がすっごく喜ぶよ!畳の部屋にはこたつ置くでしょ?で、ここにベッドで、ここに箪笥置くとベッドから箪笥にのぼってエアコンの上に行けちゃうの!」
たしかに、先ほどのマンションは収納庫に家具を隠せるようになっていたので家具に猫が登ったりできない。
さくらが気にしてたのはそこだったのか、と納得した。
駐車場は路地に入る手前に草の生える空き地があり、ロープを地面に留めて区画を作ってあった。
不動産屋の事務所に帰って、アパートの鍵を交換してもいいかを大家さんに確認してもらうと、大丈夫、とのことだった。
「松本先生、これにしましょこれ!私、ざくろといちご連れて遊びに来たい」
「・・・うんそうだな」
※※※
「良い部屋ね・・・なんだか懐かしい感じがします」
物件をみてから3週間が経っていた。
佐伯が懐かし気に目を細めている。
結局さくらの一押しもあり、古いアパートの方に決め3日前に引っ越したのだった。
今日は松本の引っ越し祝いと称した飲み会である。
院長の佐伯も含めて久しぶりに5人全員が集まった。
「ほんと良い部屋~!!!ほら!やっぱりざくろといちごが超楽しそうだよ!」
ざくろは目を爛々とさせながら床をふんふんと嗅ぎあちこちをウロウロしている。
いちごは無邪気にどたばたと走り回り、エアコンの上から飛び降りると柱で爪を研いだりしている。
「ぎゃー!いちご、よその家で一番乗りはやめて~」
「先生、あの子引き取るんですね?」
福島に問われ、浩司は頷いて言った。
「なんかさ、あいつ俺じゃなきゃダメな気がするんだよな」
「うっわ!どんな女の子なの?て気になるくらいすっごいセリフー」
ルリが茶化す。
「男だけどな(笑)」
※※※
「じゃあセンセイお休みなさーい」
「先生、猫のトイレは2個買わなきゃだめよ!」
さくらが手に下げるキャリーバッグからはにゃあにゃあ猫が鳴いている
「松本君、明日はゆっくり準備して19時に待ってる。」
「・・・わかりました。ではおやすみなさい」
ドアを閉め、鍵をかけた。
福島がすごい酒豪ということが判明したり、意外にも佐伯が酒をたしなむ口だったのも見ることができてとても楽しかった。
浩司は、先ほどの喧騒が嘘のように静まり返った部屋を見渡した。
つといちごが付けた柱のつめ跡をなでた。
「あいつも爪とぎするのかな」
少しだけ開いたカーテンの隙間から中を見ていた大きなコウモリが静かに闇の中へ飛び立って行った。
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