剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第2章 流水の弟子編

067.悪魔の壁(17)36~40(ミノタウロス戦)

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 ※


「つまり、昨夜アリアまで加わって話し合ったのが、その階層ボスの異常と?」

 リュウ、朝食の、前に出された白飯を味付けて、丸く形成された“おにぎり”なるものをほうばりながら、ゼンに問う。

「はい。明らかに変なので、前にもあった何らかの条件で発動する、特殊ボスに似たケースなのかもしれない、と」

 ゼン達は、昨日の話を、ゼンが悩んでどーの、という辺りの話は省いて話す事にした。今、リュウ達とそれで話し合っても、恐らく繰り返しの様な内容になってしまう事は予想出来たからだ。

 その込み入った話は、おいおい女性陣の方からそれとなく伝えてもらう事にした。

「それなら、最初から俺達も加わった方が良かっただろうに」

 リュウはもう3個目になるおにぎりを完食しつつ、愚痴地味た事を口にする。

「色々、その条件で確かめたり検証する事があったので。結局答えは出なかったんですけどね」

(この子って、おだてとかは言わないけど、人を一時的に誤魔化す詐術とかは身につけちゃってるんだ。私も気をつけよう……)

 サリサは、臆面もなく適当な言葉で表面上、上手く取り繕ってしまうゼンを見ながら思うのであった。

「ふむう。しかし、そんな事になっていたとはまるで気づかなかった。強い敵もいるとは思っていたが、中級の上の層まで来るなんて、今回が初めてだしな」

「脳天気だねぇ。俺は、普通におかしい事には気付いていたよ。戦利品で落ちる金の額とか、明らかに変だったからな」

 状況のおかしさに気づかず、ただ流されるままだったリュウと違って、ラルクはそれがおかしい、と知りながらもそれを問わずに戦っていた様だ。

「それなら一言俺に教えてくれても……いや、その前に、なんでラルクは、それと分かっていて、普通に戦っていたんだ?」

「そりゃあ、ゼンが『俺達なら倒せます』って言ってたからな。実際倒せてるし。そこら辺は信用してるし信頼してる。全面的にな」

 食後のお茶を飲みつつ、ラルクは当然だろ?と涼し気な顔でのたまう。

「ずるいぞ……。俺だって、勿論、ゼンに色々任せてるのは信頼あってこそだ」

「なら、問題はないだろ。実際、危ない時の撤退の手順まで考えられてたんだ。大した問題じゃない」

「……そうだな。後に教えられても先に教えられても結果は同じな気がするしな」

 難しい事は抜きにしてバッサリ割り切れてしまう。こいうのは、男同士ならでは、なのだろうか。少し羨ましい気がする女性陣だった。

「それで、この先はどうするか、って話なんだな」

「はい。今程度の追加要素、敵ボスの強さなら、旅団は総合的な力が高いから、色々な対応が出来てやり過ごして来ましたが、そうはいかない敵が出る可能性もありますから」

「ま、その時は、それこそ撤退もやむなし、だな。そもそも、中級で、ゼンがそう思う様な魔物がいるなら、それはもうギルドに報告案件だろ?」

「そうですね。今までのも、報告してもおかしくない位には、ギリギリ異常なんですが……」

[じゃあ、これからは階層ボス戦は、今まで以上に細心の注意を払って、油断なく行くとしますか。って、俺等は今までだって余裕なんてないから、ずっと同じ様なものだな」

「ああ。油断なんかしてる暇も余裕もない。自慢みたいに言う事じゃないがな」

 男性陣二人のこれからの方針は決まった様だ。元から大きく変化した訳ではないが。

 それに、残る階層ボスは、後は1体のみだ。それを超えたら40から上の階層で、最後の50階まで到達したら、この迷宮のボスがいる。

 ここまで来たのも、あっという間な感じだ。まるで実感がない。

 それでも今は36階。それが紛れもなく事実なのだ。

「じゃあ、ともかく後4階層片付けて、ボスに行ってみましょう。見てみないと、そのボスも異常なものかは分かりませんし」

 色々悩みが解決出来て、心の内を多少は吐き出せたゼンには、もう何の気負いもてらいもなく、余計な力が抜けている様だ。

 それに、サリサもアリシアもホっと安堵する。

「―――それはそれとして、シア、いい加減そのニマニマ笑い止めないと、表情がそれで固まるわよ?」

 サリサは、親友の浮ついた態度に腹を立てている。それが自分の事でなのだからな尚更だ。

「え~~。だって~~、こんなに“面白く”なるなんて、思ってなかったし~~」

「全然面白くないし、シアが考えている様な事は、これっぽっちもありません!」

 昨夜、あの後も、変に追及されて、散々だったのだ。それでドーラは拗ねるし、何で私は子供二人のお守りみたいな事をさせられてるんだか、とサリサはウンザリしている。

「……そろそろ行きますよ」

 いつも通りに仲良く喧嘩する二人を残して、準備万端な男性陣が苦笑している。

「わ、分かってる。準備出来てるわよ」

「大丈夫だよ~~」

 のんびりなアリシアの声で、今日も迷宮探索が始まる。


 ※


 山トロルは、峻険な山岳地帯のみに生息するトロルの上位種だ。皮膚の色が、普通のトロルと違い青銅色の、硬質的な感じで、実際、その肌は硬く、下手な武器を鎧の様に弾き、術にもある程度の耐性を持つ。

 下手な武器でもなく、ある程度以上の術者のいる旅団にとっては、多少は硬い敵、でしかなかったが。

「“B”で行くわよ。『狂風乱舞(ウィンド・ダンス)』!」

 初撃に魔術で攻撃で削り、後に男性陣が最後まで攻撃する時の指示を出し、サリサは風の範囲術式でD山トロルの群れに攻撃する。

 その術耐性を超えた魔術に、皮膚は無残に裂け、運のわるいものは顔面や目に負傷する。

 アリシアもソラス・ロッドの光弾で追い打ち攻撃を放つ。

 ラルクも、腹や喉等、鎧をつけないトロルのむき出しの弱点を狙い、次々弓を放つ。

 大混乱の最中、そこに前衛二人、リュウとゼンが突入すると、そこは阿鼻叫喚の地獄絵図だ。まともな反撃が出来るトロルはほとんどいなかった。いても、大型の棍棒という、扱いの難しい巨大な武器をふるうのだ。冷静でなくなったD山トロルがしゃむに反撃をしかけても、ただそれを避けるだけで近くの同種に攻撃が当たり、同士討ちをする者まで出る始末だ。

 20体以上いたD山トロルの群れが全滅までいくのも、そう大した時間はかからなかった。

「……数が多いだけだったな」

「その数が問題だったりする時も。もっと持久力のある敵な気もするんですけどね」

 近距離、中距離、遠距離、術に物理攻撃、武器の汎用性。魔力が込められた武器の有用性や、“気”の高いレベルでの運用、身体強化、補助魔法の付与、等々。上げればキリがない。

 それらが、高水準でまとまり、維持されている今の西風旅団には、隙らしい隙がまったく見当たらない。ゼンが、最初に見て予想した強さに、今は追い付いて来ている気がする。

 やはり、ゼンが強くなった様に、旅団の面々も充分以上に成長していた。最初に失敗した、というのは、色々ちぐはぐに噛み合わない要素があったのと、“気”が有効利用出来ていなかっただけで、これならただ実戦の数をこなして行くだけですぐにもっと強くなる事も可能だろう。

 少なくとも、ここの迷宮は余裕で制覇(クリア)出来そうだ。おかしな要素が絡まなければ。

 そして、何度かの遭遇戦も危なげなくこなし、鍵付きの部屋等はなかったので、最短のルートで進んだ。

 もうすぐ、階層ボスにまでたどり着く。今は39階だ。すぐに階段への入り口が見える。

 今度はどんな階層ボスが出るのやら、と危惧するゼンだったが、それはいい意味で裏切られるのだった。

「……あれは、ミノタウロス牛鬼人 ですね」

「そうだな。それ以外の何にも見えん」

「普通の1.5倍ぐらいの大きさ。強化ボスとして、普通な大きさだが……」

 何か特別な所があるか?とラルクは首をひねる。

「牛さんだ、大きい~~」

 アリシアの感想は、牧場で乳牛でも見かけた時の様にのんびり呑気だ。

「あれって、倒したらその中から、更に巨大な牛が出たりするのかしら」

 サリサは自分でも本気では思っていない可能性を口にしてみる。

「どう、なんでしょうね。普通のミノタウロスに見えるけど、何か特殊で特別だったりするのかな……」

 用心の為、その階層ボスのDミノタウロス牛鬼人 をしばらく観察する事にした。

「ん~~。あの立派な戦斧、何か、魔剣的な武器かも。障壁があるのは、あの斧の効果かもしれません。武器破壊は、難しいかな」

 普通のDミノタウロス牛鬼人 には、闘気で多少身体強化したりはするが、術の障壁も防壁も持ち合わせていない。

「それって、特別な話なのか?」

「……いえ、階層ボスの弱点を埋めるのに、特別な道具や武器で補強するのは、よくある事です。なにせ1体のみなので」

「じゃあ、ここではその特殊要素は起動しなかった、と見てもいいんじゃないの?最初の雷大鹿(サンダー・ディア)だって、そうだったんだし」

 サリサは、ゼンが用心しているからこそ、自分は楽観論を言ってみる。

「……そうですね。ここでは、何かの条件が整わなかった、なんて事も、なくはないでしょう」

「なら、行くか?まあどうせ、あれの背中に人面瘡があって、倒したら分離しようが、双子の弟がいてどこかに隠れていようが、倒すのは変わりないんだ」

 リュウは、魔剣を手に、持ち具合を確かめながら、気楽そうに言う。別に、ボス観察が飽きた訳ではなく、下手な考え休むに似たり、と思っている様だ。

「確かにな」

「そう、ですね。……あ、じゃあ、ちょっとミノタウロス牛鬼人 で言うのを忘れてた事を一つ。角には攻撃しないで下さい」

「?角付きの魔物って、結構弱点は角だったりしないか?」

「その例は確かに多いんですが、ミノタウロス牛鬼人 は違うんです。いや、違わないか。ある意味弱点には違いないし」

「なんだなんだ、訳分からんぞ」

「あの角は、痛覚の塊りらしいんです。上手くいくと、それで気絶したりもするんですが、大抵の場合は、そこを攻撃されると怒りの余り狂化(バーサク)します」

 狂化(バーサク)は精神異常の状態の一つだが、敵の魔物がその状態になった場合、敵味方の区別ない狂戦士(ベルセルク)状態に陥るが、その強さは通常の3~4倍に跳ね上がる。

「おいおい、そういう大事な事はもっと先に言ってくれよ。この層にいたミノタウロス牛鬼人 に、俺が弓で狙ってたらやばかったんじゃないか?」

「その、すいません。普通の四つ足系の牛の魔物はともかく、長身のミノタウロス牛鬼人 のその場所に攻撃するのは、めったにない事だったので、忘れてました……」

 あくまでゼンは剣士なのだ。つい自分の立場からの攻撃を想定してしまうのは、実はよくある話なのだ。

「あ、や、そう責めた訳じゃない。落ち込むな。確かに武器持ちのミノタウロス牛鬼人 だと、あれで攻撃して来る事なんてそうそうないし、な」

 ラルクは慌てて弁解する。女性陣までもが冷たい目で彼を見ている。

「泣~かした、泣~かした~」

 アリシアが無責任にはやし立てる。

「いや、泣いてないからね」

「子供か!シア、変な煽り入れないの。もう過ぎた事なんだし、切り替えて行きましょう」

「そうだな。あれが3、4倍に強化されるとか、普通にヤバイから、そこは注意して行く。それだけでいいだろう」

「うむ、許してつかわす」

 偉そうに胸を張るアリシア。

「……ありがとうごぜーますだよ……」

 ラルクはヤケで呟く。

「本当に、すいません」

「いや、“ゼン”は謝らなくていいから。さっさと終わらせようぜ」

 ラルクはゼンの肩をポンと軽く叩く。

 戦闘開始だ。


 ※


 40階のフロアに踏み込むと、すぐに階層ボスの強化Dミノタウロス牛鬼人 は、こちらを向き、斧を構えて戦闘態勢を取っている。

 あの、階層ボスが、入るとすぐにこちらに気づくのは、感知系に能力がどうの、ではなく、階層ボスのフロアの仕組み(システム)なのかもしれない、とゼンは考える。

 もっと感覚の鈍そうな魔物でもそうだったと、旅での記憶も照らし合わせて思う。

 なら、少なくとも入った時に隠蔽や隠形は無効なのかもしれない、と。

 ゼンは、普通に見える階層ボスでも、まだ用心深く、何があっても対応出来る様に、と色々考えを張り巡らせている。

「え~~い!」

 戦闘の開幕は、アリシアの気が抜ける様な掛け声で始まった。

 ソラス・ロッドの光弾が2発、高速で放たれるが、当初の予想通り、障壁に当たって通用しない。やはり、遠距離攻撃や術は、障壁をなくさない限り効果がないだろう。

{1体に陣形もなにもないだろうけど“A”で}

 サリサから風魔術の伝声が伝わる。

 リュウとゼンの攻撃で、障壁を切り崩し、次に魔術や弓の攻撃でダメージを与える。今や定番になりつつある攻撃だ。

 リュウが前に出ると、すぐに強化Dミノタウロス牛鬼人 は、その戦斧を振りかざし、襲いかかって来る。

 ゼンはほぼ同時に左へ動き、リュウと武器で打ち合いを演じるその側面の障壁を斬り刻む。

 気づいた強化Dミノタウロス牛鬼人 が、ゼンに向け戦斧を振るうと、その隙に、リュウも障壁を、魔剣を横なぎ豪快に振るって消し飛ばす。

 敵は1体しかいないのだ。この展開は当然だ。

 ラルクが弓を、アリシアが光弾を、サリサは『氷の槍 アイス・ランス』を何発か放つ。

 そのどれもが強化Dミノタウロス牛鬼人 の身体に命中する。

 ゼンの戦う前にした注意のせいだろう。首より上を攻撃する者は一人もいない。

 Fugaaaaa~~~~!

 と鼻息まじりの雄叫びが轟く。

 ほとんど意味はないが。リュウとゼンに挟まれ、障壁を斬り刻まれた強化Dミノタウロス牛鬼人 に勝ちの目はない。

 これが、普通の階層ボスの正しい有り様だ。ある程度以上強かろうが、しょせんは一体。周り中から攻撃を受け、タコ殴り状態になる。防御があれば、それを突き崩されるだけ。だからこそ、階層ボス専門の狩り、等というものがあるのだ。

(まるで弱い者いじめだよな……)

 まだ強化Dミノタウロス牛鬼人 が倒されていないのは、ゼンの話から、まだこれから何かして来るかも、と警戒して、詰めの甘い攻撃になっているからだ。

 アリシアは、そういうのお構いなしに光弾を撃ちまくっているが……。

 そもそも、障壁をなくすなら、ゼンがミノタウロスの腕を斬り落として、その障壁の元であろう魔具の戦斧を遠くにでも蹴り出してしまえばそれで終わった話だ。

 用心し過ぎただろうか?そう思ったゼンの眼前で、満身創痍の状態となった強化Dミノタウロス牛鬼人 が、斧をその場に突き立てると、空いた両の手で角を掴むと、それをへし折った。

 追い詰められたミノタウロス牛鬼人 が、まるで最後の手だ、と言わんばかりの意外な行動。

(へぇ。こんな事をしたりもするのか)

 強化Dミノタウロス牛鬼人 の身体が、全身紅く染まる。その瞳も紅く、理性の欠片もない状態だ。

 狂化(バーサク)。

 その状態でも、武器だけは分かるのか、突き立てた戦斧(バトル・アックス)を抜き、今まで両手で持っていたものを片手で軽々振り回す。

 リュウは接近戦に危険を感じ、後ろに下がって炎の刃を飛ばし攻撃する。

 ラルクの弓や、サリサの魔術にも遠慮がなくなる。アリシアの光弾には最初からそれはないが。

 それでも、耐久力が増したのか、単に痛覚が麻痺したのか、無敵の狂戦士(ベルセルク)となった強化Dミノタウロス牛鬼人 は、周囲から降り注ぐ攻撃に構わず、地響きを立てて、ゼンへと迫って来た。

 ゼンは、ずっと狂化(バーサク)してからの強化Dミノタウロス牛鬼人 の様子を観察しつつ、周囲に異変がないかにも気をつけていたが、大丈夫の様だ。

「……今回は、これで終わりでいいのかな?」

 独り言ちると、自分に振り下ろされる凄まじい斧の一撃を、剣で受け、流して投げる。

 敵の力が増す事は『流水』には余り関係がない。それが大きくなれば、流して受ける相手の衝撃の方が大きくなるのだから。

 床面に叩きつけられ、血の泡を口から吹き出すミノタウロス牛鬼人 は、それでも戦意が落ちないのか、本能的にただ動いているだけなのか分からないが、まだ立ち上がる。

 もうそれには哀れさしか覚えない。

 また戦斧(バトル・アックス)を振り上げようとするその腕を根本から斬り飛ばす。

 もう一本の腕も斬り、最後に首をはねる。

 まだ何かないかと、後ろに距離を取って用心するが、もう何もなかった。

 光の粒子になって消える巨体と、戦利品の落ちる冷たい音がその場に響いた。


*******
オマケ

ミ「昨夜何があったか、絶対気になるですの!リャンカ、主様の記憶、そっと覗けないんですの?」
リ「……やれたとしても、やりません。気にはなりますけど、私は主様に嫌われたくありませんから」
ミ「うぐぐ……。正論ですの」
セ「み、妙な詮索すると、外に出してもらえなくなるかも……」
ガ「忠義一筋、詮議無用」
ゾ「ま、主人の嫁は気になるわな。そちらにも仕える事に…ぐばぁ~」
(みぞおちに重い一撃)
ミ「くだらない事言う悪いお口は塞ぐですの」
ル「お?お?るーは良い子だお?」
ボ「……喧嘩する子は悪い子……」
 
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