剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第3章 従魔研編

078.従魔研・始動

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 ※


「では、ギルドの研究棟に、新たに創設した『従魔再生契約技術研究部』略して従魔研、の本格始動を、ここに宣言します!」

 ギルドマスター・レフライアの力強い声に、集められた術士の研究者達、純粋な学者や、協力するスタッフらが熱のこもった拍手をする。

 全員がギルドの制服の上に白衣をつけている。

 ここに集められたのはギルド専属の術士や学者、研究者の中でも選りすぐりの優秀な者たちばかりだ。

 それもその筈。

 パラケスがもたらした『従魔再生契約技術』(略して従魔術)は既存の魔物使役術士(テイマー)技術の亜流、とはいうものの、今まで全く知られていなかった未知の技術であり、これがもし世の中に広まり、定着するのであれば、上位の冒険者の戦力不足な現状が大いに改善されるであろう事は間違いない。

 しかも従魔術は、B級以上の冒険者、と限定条件があるもの、それ以外には使用者の制限がないのだ。戦士系でもスカウト系でも術士系でも使用可能な、画期的な技術の発見。

 それは、確実に人間社会のみならず、世界全体を大きく変える可能性のある、革命的な大事件となる事だろう。

 その第一線で、初めてその技術の検証、研究が出来る事は、学者や研究者として大変名誉な事であったし、未知の技術の検証が出来る、というのは多少の危険はあったとしても、彼等にとっては胸躍るやり甲斐のある仕事なのだ。

「ここに集められたのは今は20名だけど、足りない様なら増員はするし、他の研究部からの協力も得られます。ただ、秘密厳守の為に、その場合は契約魔術を使いますが、それ自体に命の危険はないわ。ここのみんなにももう済ませたあれね。

 でも、何らかの方法でそれを破ったら、従魔術の記憶消去の処理に加えて、ギルド及びフェルズからの永久追放となる事は覚悟しなさい」

 ギルマスの厳しい言葉も、彼等の熱情を冷ますようなことはない。これ程胸躍る最新の技術研究を外部にもらそうなどと考える者は一人もいないからだ。

「それでは、すでに複数の従魔を所持し、パラケス翁の研究にも協力していた、ある人物を紹介します。

 彼には一時的に、今回試験的に育成する従魔が成長しきるまでの約1ヵ月間、臨時の相談役としてこの従魔研に参加してもらいますので」

 そこで、レフライアの斜め後ろの椅子で出番待ちしていたゼンは立ち上がり、ギルマスの隣りに並ぶ。

「フェルズでその名を知らない者はもういないでしょう。大陸の若き英雄、『流水の弟子』のゼン君よ」

 『超速』うんぬん、はゼンが嫌がるので、仲間内ではそれを使わない事になっていた。

 そこで研究者達、学者達はどよめく。彼がこの場に何故いるかよく分かっていなかったのが、今の紹介でその意味が分かったからだ。

「彼には、今持っている従魔のひ…1匹を、出して見せてもらい、従魔がどんなものであるかを実際に検証させてもらって欲しい。でも、実験動物扱いでおかしな事はしないように。そんな事したら、私でも彼を抑えられないかもしれないんだから。

 じゃあ、ゼン君。挨拶を」

「えーと。初めまして、皆さん。D級冒険者のゼンです。俺は学もない、知識もない素人ですので、難しい事は分かりません。

 ですが、パラケスじ…翁について研究の補佐のような事をしていました。なので、従魔の事でしたら、多少、皆さんにお教え出来る事があるかもしれません。従魔も紹介の通り、すでに成体まで育っているのを何体か所持しています。

 その全てを見せる事は出来ませんが、それは冒険者が、自分の手札の全てを、人には見せられないのと同じとお考え下さい」

 そしてペコリと小さくお辞儀する。

 しばらく静まり返っていた一同は、すぐに熱狂的な拍手と歓声でうるさい程になった。

 大陸の英雄が、冒険者稼業を休んでまで協力してくれる意味は重い。

 本来なら、迷宮や外の討伐任務で忙しくてもおかしくない身の上。

 ギルドから給与は出るだろうが、それは彼が本来稼げる金額にはまるで届かないだろう。だからこそ、彼等はその小さな英雄の献身的な行動を大歓迎したのだ。

「あー、拍手とかはもうそれ位でいいでしょう。防音処理が施されている研究棟とはいえ、騒いでいい訳じゃないわ」

 ギルマスの言葉に、熱狂も冷めやらぬ彼等だったのだが、騒ぐのはピタリと止めた。

「じゃあゼン君。君には補佐をつけます。秘書代わりと思って何でも相談して。体調管理もしてくれるから」

 と、ギルマスがこっそり連れて来た人物を見て、ゼンは驚きに開いた口が塞がらない。

「え、な、なんでザラがここに……?」

 ザラもきまり悪そうにしている。

「本当は師匠(マルセナ)の筈だったんだけど、私に交代してくれて……」

「知り合いの方が何かとやりやすいでしょ?じゃあ、私は執務室に戻るから、緊急の事があったら誰か人を寄こして呼び出してね」

 悪戯っぽい笑みを浮かべた顔をして、レフライアはその場を離れるのであった。

「えっと久しぶり、かな?」

「そうね。1週間以上は経ってると思うわ」

 ザラは少し恨みがましい目でゼンを見ている。

(迷宮(ダンジョン)に籠って、衰弱状態で行動不能な日もあったからなぁ……)

「ちょっと迷宮(ダンジョン)とかで色々あってね……。その前に、本業をしておこう」

 学術的でない興味津々な周囲の様子を見て、ゼンは今はザラとの会話を諦める。

「えーと。とりあえず、皆さんには、俺の従魔のひ……1体、ボンガをお見せします。

 皆さん、キューブの映像は見ていると思いますが、こうして、主人となった者が自分から従魔を出して実体化させる過程を見ていて下さい」

(見えるものじゃないけど……)

 ゼンは、その教室の様に机が並んだ部屋の後ろの方にあるスペースに移動する。ザラも横に甲斐甲斐しくついてくる。

「ボンガはC級の魔物、岩熊(ロックベア)です。結構大きいですが、怖がらないで下さい。決して皆さんを攻撃したりはしませんから」

 ゼンは周りに注意した後、分かりやすく手の平を前に突き出す。実際は、どんな動作も必要ないのだが、その手の前に出す、という意思表示をしたのだ。

<ボンガ、頼むな>

 魔物形態での実体化の件は、すでに話してある。

<はい、ゼン様!>

 学者、研究者達が固唾を飲むその場に、こげ茶色の毛並みの、普通の熊より二回りは大きな身体の魔熊が忽然と現れる。

 それは、いわば転移されて物が出て来たような感じだ。魔法陣の展開がないので、転移とは違うのがハッキリと分かった。

「おおぉ~~~~!」

 と、その場がどよめく。

 ボンガはペタリと床に直座りしていて、手も横に力を抜いて下げている。攻撃の意思がない事を、態勢で示しているのだ。

 そして何より、他の魔物と絶対的に違うのは、顔付であった。魔物は、人種(ひとしゅ)の試練として造られた生物だ。だから、基本的に人種(ひとしゅ)全般に対して、本能的に攻撃衝動、破壊衝動を持っている。

 それは特に顔付に出ていて、人種(ひとしゅ)という絶対的な敵に対して常に怒り、攻撃的な顔をしているのが通常だ。

 それがボンガにはない。普通に、怒っても悲しんでもいない、通常運転。従魔は、その本来あるべき人種(ひとしゅ)対しての敵対する本能はなくなっているのだ。

「す、凄いな。C級の生きた魔物を、こんな間近で安全に見る事が出来るなんて……」

 研究棟の人間なら、魔物はいくらでも見た事があるが、基本は死体で、捕獲されたものがあったとしてもぶ厚い檻ごしでなければ見られない。

 冒険者ではない彼等では、岩熊(ロックベア)は一生見る事が出来ない程に強大な魔物なのだ。

 それでも、見るからに安全、と分かっていても、近寄るのは躊躇してしまう。

 その中で、ザラがゼンに問う。

「これ、ゼンの従魔で、仲間ていうのか、そういうものなのよね?」

「そうだよ。俺にとっては、家族も同然だね」

 ザラはそれを聞くと、決然としてボンガに歩み寄ると、その毛皮を撫でてみる。ボンガはされるがままで、大人しくしている。

「……意外と柔らかな毛並みなのね。魔物だと、もっと硬いのかと思っていたわ」

 ザラが撫でながらボンガの顔を見ると、彼は気持ちよさそうに目を細め、撫でてくれているザラを、その小さな瞳で優しく見つめている。

「ふふふ。撫でられて気持ちいいの?この子、凄く優しい顔してる……」

「ああ。ボンガは俺の従魔の中でも特に大人しくて、人懐っこい方だよ」

(他が、ゾート以外、気難しいのが多いんだよなぁ……)

 ゼンは内心で苦々しく思う。

 ザラが撫でているのを見て、本当に安全だと分かった周囲の者達が、皆どんどん近づいて、同じ様に毛並みを撫でたり、より近くから観察したりするようになった。

 その中には加わらなかった、一人のエルフが手を上げてゼンに質問する。ゼンより年上に見えるが幼い耳の尖った少女だ。エルフだから見た目通りの年齢ではないのだろう。

 せっかく綺麗な顔立ちをしているのに、研究者の白衣は薄汚れていて、髪もとかしてないのかボサボサだ。

「すいません!ボク、錬金術師のハルアっていいます!

 あの!岩熊(ロックベア)って、外側に岩みたいな装甲をまとう、装甲熊(アーマー・ベア)の上位種だと思ったんですけど、その、ボンガは、その装甲がないみたいなんですが!」

 それは、昔聞いた名だった。ゼンは直接面識はないが、かなり研究馬鹿な問題児、みたいな話を聞いたような?

「あ、それは、ですね。すいません、皆さん。一度、ボンガから離れてもらえますか」

 ゼンの言葉に、彼等は子供ではないので行儀よく、すぐにボンガから離れてくれる。

 ゼンは、何故か部屋の片隅に無造作に積み上げられていた、岩や他の金属の原石のような、種々雑多な鉱物のある場所に行き、ボンガをそこに呼び寄せる。

「これは、ボンガのスキルを見せる為に、あらかじめ持って来てもらったものなんです。

 ボンガ、“装着”して見せて」

 ゼンの言葉にボンガは頷くと、二本足で立ち上がる。そして、

 Gaoo!

 と周囲を驚かさない様に小さく一鳴きする。

 すると、そこに置かれた、岩や鉱物が、細かな砂粒のようになって、ボンガの身体の各所を覆う。

 しばらくすると、そこに岩の鎧をまとった、本来はこの姿が有名な岩熊(ロック・ベア)の戦闘形態(バトル・スタイル)だった。

「おおぉぉ~~~、凄い、そうか、岩熊は、戦闘時にのみ、その装甲をまとうんだぁ!」

 皆、驚いていたが、質問したハルアは本当に子供の様に、目を輝かせてはしゃいでいる。

「後、知っている人もいるかもしれませんが。ボンガ、その装甲の一部ちょっと外してね」

 ゼンは、ボンガの上腕部を籠手のように覆っている装甲を一部だけ外してもらう。

 そして、皆にその鎧の裏側を見せる。

「あれ、金属?表は岩だったのに……」

「はい。岩熊(ロック・ベア)の鎧、装甲熊(アーマ・ベア)よりも、岩でもろそう、とか思いませんか?これは、敵をあざむく擬態なんです。

 表面は岩で、内側は硬い金属。その場にそういう金属がなければ精製出来ませんが、こういう風に見せて、敵を油断させ、岩ぐらい剣で斬れる、と迂闊に近づくと、手痛い反撃が待っている訳なんです」

 また皆が「おおぉ~~~~!」とどよめく。

「これって、既知の性質だったか?俺は知らんぞ」

「岩熊(ロック・ベア)って、かなり人里離れた山奥にしか出ないから、余り、狩られた報告がないんだ。資料を取ってこさせよう」

「ゼン殿、この鎧は、その、岩熊(ロック・ベア)が死ぬとどうなるか分かりますか?」

「あ、はい。スキルで維持してるので、死んだら元の岩や金属の砂粒に戻るらしいですね」

「成程。じゃあ、この擬態した鎧の事自体、ちゃんと理解されてないかもしれませんね」

 などなど。

 学者、研究者は周囲から代わる代わる質問して来る。ゼンはそれにいちいち答えていた。

「資料持って来た。やっぱり、見た目よりも硬い岩石で鎧を作ってる、ぐらいしか資料にはないな」

「……これは、凄いな。従魔は、ただ仲間に出来るだけでなく、その生態や性質を調べて、弱点や対応法までじっくり考えられ、研究出来るんじゃないか?」

 皆がワイワイ興奮している。どうも従魔から話がそれているが、学術的に有益な事ならそれでいいのだろう。

「あ、でも、その。ボンガは、自分や同族の弱みを知られて、気分を害したりしませんか?」

 人語を解せる様に見えるボンガの機嫌を損ねては、と気遣いを見せる研究者に、ゼンは大丈夫だと安心させる。

「従魔は、そうなった時点でもう魔物ではありません。だから同族同種であろうと、主人が命令すれば戦いますし、同族殺し、とか考えて忌避したりもしません。

 主人が自分の同族を殺しても実際なんとも思いません。そうじゃなかったら、従魔を持つ冒険者は、同じ種を狩れなくなってしまいますから」

 皆は、成程成程、と頷く。ノートにメモしている者もいる。

「むしろ、冒険者の方が心情的に、自分の従魔の同種族と戦いにくくなるかもしれませんね」

「確かに。それはありそうですなぁ。これから従魔を持つ冒険者の注意事項に加えた方がいいかもしれません」

「……そうですね。俺が、今回の被験者の教育係になるんで、その点を注意として言っておきます。なにか教科書みたいなのを作った方がいいかな……?」

「そうですね。ゼン殿は、今回の1ヵ月のみ、と聞きますし、それは是非お願いしたいです」

「分かりました。なんとかそれっぽい物を書きますので、皆さんの方で添削して、ちゃんとした教科書にしていただければありがたいです」

「おお、勿論です。我々も、その教科書となる物の内容が気になりますから、それも是非やらせて下さい」

「はい。お願いします」

 どうにも、初めての未知の技術だ。やる事が凄く増えそうな、嫌な予感がする。

「……あのー、ゼンさん」

 また、ハルアがおずおずと話しかけて来た。

「その、ボンガの装甲の一部、ボクにもらえないでしょうかぁ?錬金術師として、凄く興味があるんですけども……」

「ああ、はいはい。分かりました。じゃあ、ちょっと待って下さい。

 ボンガ、これを“固定”してくれ」

 ボンガは頷くと、その装甲の一部になにか念を送るのか、見つめて、そしてまた、いいよ、という感じに頷いた。

「はい。これで、もうボンガがいなくても、そのままの状態になってます」

「わあ、そんな事も出来るんですね!凄いッ!」

 ゼンが渡した装甲を受け取ると、すぐ白衣のポケットにしまい、ゼンの手を両手でガッチリ握って上下に振る。

「ありがとうございます!ボク、感激です!」

 研究熱心と聞いてはいたが、妙にグイグイ来るエルフ少女だ。

 何故だか、隣のザラが渋い顔をしているのが分かる。謎だ……。



*******
オマケ

ミ「ガーン!大ショックですの!従魔ならミンシャが出番じゃないですの?」
(昔話的なそういう予定もありましたが、分かりやすい話に変えました)
ミ「二重にガーン、ですの!」
リ「犬っころがショックを受けている間に、主様にお弁当を届けに……」
ミ「待つです、そこな二枚舌!ですの!」
リ「チッ。立ち直りが早い。なんでしょうか、犬先輩」
ミ「蛇後輩~~。あたしを出し抜こうなんて1億年早いですの!」
リ「何の事やらさっぱり~~」
ミ「やっぱり二枚舌ですの!」

ル「お?ルーもおべんとう、欲しいお?」
セ「お外に出れたらだね~」
ガ「我慢、辛抱」
ゾ「酒飲みてぇな。この身体、成人前なんだよな。マジか……」
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