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最終章EX 星の英雄
145.誤解しかない戦い
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遥か向こうの地平線に、朝日が見える。
いや、今はまだ、日の出まで時間があった筈だ。
ゼンは、眠っていた感覚を、全て総動員して現状の確認を急ぐ。
サリサと並んで眠っていた時、誰かに捕まれ、そして―――
今は、地上が遠く見える程、遥か上空の高さにいる。
自分の時間感覚に狂いがないのなら、朝日が見える程に東へと移動させられたのだ。
それが誰かは、もう今の状態から分かっている。
だから、その事を考えるのは止め、今どうするべきかを考える。
地上はまだ遠いが、ゼンは上空まで転移で連れて来られ、そこで放された。
今は、自由落下の最中だ。
減速しなければ、地上に着く頃には物凄い速度になって、身体強化をしていようとも、無事では済まないだろう。
両手両足を広げ、その間に“気”で膜を作る。
手足に物凄い負荷がかかるが、ある程度は減速した。
上昇気流でもあれば、かなり速度を落とせるのだが、余り期待は出来ない。
地上の荒れた形状が見えて来る。
あの、隕石でも落ちまくった様な跡のある場所、見た覚えがある。
確か、師匠がS級の冒険者と戦った場所、ロギア公国のツァンケル荒野だ。
朝日が見える訳だ。フェルズのあるローゼン王国よりも、ずっと東の国だ。
……今はともかく、無事に降りられる様に工夫しよう。あの場所は、人けなどほとんどない場所だ。
派手に降りても、何も迷惑がかからない場所な事に、ゼンは安堵した。
地上が近づいて来る。ある一定の距離で、地上に両手で“気”を放つ。
放った力の反動でも、少し減速する。
そして地上に放った“気”が爆発する。その爆風を受けても減速するが、まだ足りない。
ゼンは、自分の身体にかかっている力の向きを、直角に横向けた。横方向にすっ飛ぶ。
それでも重力で、身体は段々下へと引かれる。
ゼンは身体を回転させ、態勢を整えて腰を下ろす恰好で足を前に向けて、足から地上に降りる。
足の裏に“気”を集中させ、地面に二条の堀跡を作り、轟音をたてながら、踏ん張るように耐える。
荒地を五十メートル程削り、ようやく止まった。
足腰にかかる振動や負担を、どうにか“気”で軽減して、なんとか生きて降りられた。
だが、事態はこれで終わりではない。その元凶がいるのだから。
「……やはり、お主はなんとかしてしまうのじゃな」
上からの声に仰ぎ見れば、そこには予想通りの人物、ハイエルフのアルティエール・ブラフマスが浮かんでいた。
「どういうつもりだ、アル。下手をすれば死んでたぞ!」
「そうなっても構わんと思って、放ったのじゃ」
ゼンの怒りの声は、それ以上の怒気を帯びたアルティエールの声にかき消される。
「?……また、何を怒っているんだ?話してくれないと、何も分からないぞ」
いつもこういう事の繰り返しで、いい加減嫌になるのだが、今回の殲滅戦の影の功労者だ。余り無下にするのも、礼に欠けるかとゼンは思ったのだが、そんな気遣いは無用だった。
いきなりの飛び蹴りが来て、ゼンは、その蹴りに不穏なものを感じ、あえて受けるのではなく、身体を逸らして躱した。
その避けた蹴りが、地面に当たった瞬間、猛烈な熱量を放って、地面はドロドロに溶けて融解した。
「お主の技が、力の向きを変えられると言うのなら、炎や雷を逸らせても、当たった瞬間に直接流される熱量はどうにもなるまい」
暗い笑みを浮かべ、アルティエールはゆらりと身構える。
(冗談じゃない!あんなの喰らったら、なんだろうともたない。当たるもの皆、溶けて融解するぞ!)
「言っておくが、この場には精霊除けの結界が張ってある。いかに精霊王(ユグドラシス)でも、そう簡単にここへは入って来れぬぞ」
「こちらの話も聞かず、問答無用ですか、ハイエルフ様。野蛮過ぎるにも程があるでしょうに……。
せめて、今こうされる理由だけでも、お教え願えないでしょうか?」
ゼンは、固い、他人行儀だが相手の下手に出た言葉で、アルティエールの真意を尋ねた。
何をどう思っているのかは分からないが、相手はこちらの命を奪おうとしているのだ。今までとはまるで訳が違う。敵になった、と言っていいのだろう。
なのに、何故かアルティエールはその言葉を聞いて、ひどく動揺している。
「お、お主は、初めて会った時からそうやって、わしを小馬鹿にして意地悪をして、喜んでおるのじゃ!」
涙目になっている意味が分からない。泣きたいのは、こちらの方だと言うのに。
「馬鹿にしてなんか……意地悪って何ですか、一体。と、言うか、先に人を殺そうとしておいて、何の話をしているんですか?!」
「……わしは、他から舐められ、侮られるのが一番頭にくる!特に、格下が、わしの外見だけで判断して、手加減をしたり、馬鹿にされたりするのは鼻持ちならん!」
「はあ……。そうでしょうね」
外見だけなら少女、幼女と言っても仕方ないのだから、そういう事もあるだろう。
「主の事を言っているのじゃ、このたわけ者が!」
「へ?俺は、アルを馬鹿にした事なんて、ないだろ?自分より強いのは、最初の感触から分かっていたし」
よく分からなかったが、へりくだった言葉が気にくわなかったのかもしれないので、言葉は元に戻した。
「なら何故、わしと戦った時、全力を出さなかった!本気を出さなかったのじゃ!」
「いや、そこそこ本気だったと思うけど」
「嘘をつけ!なら、カー坊が危なかった時の、性悪どもの相手をした時、わしでも見切れんほどの動きをしたじゃろうが!」
「『流歩』の事?あれは別に、ちょっと怒っていたから……」
「つまり、わしよりカー坊の方が大事と言う訳じゃ!」
「え?え?なんでそうなるの?」
理屈がよく理解出来ない。
「それと、昨日の、魔族を相手の戦いでも、お主は、S級以上の魔竜をも、簡単に倒してしまったではないか!」
「いや、全然簡単じゃないから。色々ギリギリで、危なかったんだよ、あれでも」
だから、仲間内で会議して、釈明しなければならなかったのだ。
「わしに……を求めなかった……」
アルティエールは俯いて、ボソボソと何か呟いた。
「え、何を求めるって?」
「っわしに、お主は、いや、お主等は、助けを求めすらせなんじゃろうがっ!それこそが、証拠じゃ!」
「いや、咄嗟で、そんな判断つかなかったんだよ」
それに、助けを求めるなら、近くで様子をうかがっていた、レフライアにまず助けを求めただろう。代価を少なくとも要求されない。
「そんな見え透いた嘘や誤魔化しで、わしをたばかれると思おてか!」
顔を怒りに荒げて、アルティエールは攻撃を再開する。
駄目だ。もうアルティエールには、こちらの言う事全てが信じられない様子だ。話せば分る事なのに、話す時間すら与えてくれない。
鋭い動きで、突きや蹴りを放って来るが、その一撃一撃にあの熱量が込められているのなら、かすりでもする訳にはいかない。
この思い込みの強さと、感情の起伏の激しさは、一体何なんだろうか?
ハイエルフの種族特性なのか?いや、クランのエルフ達からも、ハルアやエリンからもそんな話は聞いていない。そもそも、今生きて活動出来るハイエルフ自体、数人程度しかおらず、他は原初の森で、思索にふけり森と同化してしまうのだと聞いていた。
つまり、ハイエルフは、普通にエルフの上位版なのだ。
アルティエールは、かなりの変わり者なのだろう。
だから、それで間違いを犯す事も、少なくないのではないか。
例えば、アルティエールは今、ゼンに対して、嘘や誤魔化しを言っていたと怒っているが、それでゼンに対する好意がなくなったのかと言えば、そうではないらしい。
なら、今のこの戦いは、嘘などに対する制裁、お仕置きの様なつもりなのかもしれない。
彼女は、ゼンが隠していた実力があり、S級の魔竜も簡単に倒したと思い違いをしている。
だから、ゼンと自分が近い実力で、同程度だと思っているのかもしれない。それで、2、3撃、攻撃が当たっても平気だとでも考えているのだろう。
しかし、ゼンは、今アルティエールの攻撃をまともに喰らえば、確実に即死するだろう。
するとどうなるか。
恐らく、自分のしでかした、取り返しのつかない行動に後悔し、悲嘆にくれるのだ。かつて、原初の森で飼っていた子供を、死なせてしまった時のように。
(何で俺、今自分を殺しかねない相手の、その後の事を気遣って、死ぬ訳にはいかない、とか思っているのだろう……)
それよりも、サリサとあんな話をしたばかりで、こんな状況に陥っている事を考えるべきじゃないだろうか?サリサはきっと、起きて自分が隣りにいない事に気づいたら、どれだけ驚き、不安に思っている事だろうか。
(……どっちにしろ、死ねない事に、変わりはないか)
勿論、ゼンも好き好んで死にたい訳がない。
もうこうなったら、なんとかアルティエールを無力化して、無理矢理にでも話を聞いてもらうしかない。
それには、アルティエールを一瞬でも出し抜いて、一撃入れる必要がある。
(出来るだろうか?正直、かなり難易度の高い話だ……)
アルティエールはゼンが強いと思い、色々警戒しているし、前回からの経験や、ゼンの話から、対『流水』用の対応策すら考えて来ている。
(無茶ぶりにも程がある……)
それでも、やるしかない、と覚悟を決めたその時、遥か上空から、物凄い速度で落下して来る、信じられない様な“力”の塊りである何かが、この場所を目指しているのを、ゼンの感知の感覚が捉えた。
「アル、今ここに―――」
「口より手を動かすのじゃ、痴れ者め!」
(駄目だ。聞く耳持たないか)
ゼンは、当初の予定とは違う使い方で、『流歩』の最大加速を使う。ただ真っ直ぐに、アルティエールに向かい、低姿勢で真正面から当たる。そのまま、肩でアルティエールの身体を担ぐようにひた走る。
目標は、ずっと前方の、師匠が戦った時に出来た大きな窪地。あそこに飛び込めば、なんとか―――
「な、何をしておる、たわけが!」
ジタバタ暴れるアルティエールは無視して、その場へ跳躍。ギリギリ、窪地に逃れた。
背後に落下した何かは、凄まじい轟音と光を放ち、まるで本当に巨大な隕石でも落ちたかのような、強い衝撃と爆風が、この辺り一帯を襲った。
爆風は、窪地の上を通り過ぎてくれたが、その際に吹き飛ばされてきた岩や鉱物の破片のようなものが落ちて来て、アルティエールに覆いかぶさるようにしていたゼンの背中に、遠慮会釈なしに降り注ぎ、ぶつかって来る。
「こ、これは……?」
「何か上空から落ちて来た。戦いの最中でも、危険物の感知ぐらい、怠らないでくれ……」
「し、知ってて、お主を試したのじゃ……ぞ?」
「……ああ、そうですか」
呆れるゼンの顔の端から垂れて来た赤い液体が、アルティエールの顔にポタポタと垂れて来た。
「これは?」
「気を抜いた時に、頭に当たった瓦礫で出血した。そんなに深くはないけど、汚して悪いな」
「な、何を言っておる!こ、この程度で血が出るとは、修行不足よのう……」
「……確かに、ね。なあ、アル」
「なんじゃ、顔を寄せるな!近いのじゃ!」
「俺は、アルが普通にその感覚で感じ取れる程度の力しかないよ。出し惜しみした技が、ない訳じゃないけど、それも、アルを侮った、とかじゃなく、単にそれらを出しても敵わないと諦めてただけだよ」
「……まだ、そんな事を」
プイと横を向くアルティエールの小さな手を取り、自分の身体に触れさせる。
「な、なんじゃ!発情したかや!」
「じゃなくて、触れて感じれば、誤魔化しようもなく分かるだろ?俺は、この程度の力だよ。ロナッファよりも弱い。ギルマスよりももっと弱い。魔竜は、別の要因で倒せただけなんだ」
「……そう、なのかや」
触れた手をそのままに、アルティエールは心なしか大人しくなっている。
「嘘をつく理由なんて、一つもないよ。もう、爆風は、おさまったかな?」
ゼンは、なんとか背中に積もった破片や瓦礫を、立ち上がりながら跳ね除けた。
「……結構、重かったな。アル、息が苦しかった?顔、赤いけど」
「そ、そうじゃ!狭い中、顔を寄せるから、酸欠じゃ!」
「そこまで密閉してなかったと思うけど、悪かったよ。一応、必要ないとは思ったけど、庇ったんだけどね」
「わ、わしより弱いのに庇うとか、お主おかしいぞ!」
アルティエールがいつも通りに、キャンキャン指摘する。前の調子が戻って来たようだ。
「女の子を庇うのは、多分男の本能なんじゃないかな」
パラケスに言われた受け売りを言ってみる。
「お、お主はまだ一人前の男には程遠い!いっぱしの口を聞く出ないぞ、たわけ!」
「……まあ、子供なのは確かだけど、傷つくなぁ……」
窪地を上がり、周囲の惨状を目の当たりにする。
落ちた物の中心から、放射線状に威力が拡散したらしく、大地がえぐれ、ゼンの師匠の戦いの跡よりも、もっと大規模のクレーターがそこに広がっていた。
その中心に、白銀に輝く、柱の様な物がそそり立っている。
それを覗き込んでいたアルティエールが、ポツリと呟く。
「まさか、あれは、神槍『グングニル』……?!」
*******
オマケ
ミ「お土産持って、ご主人様に撫で撫でしてもらって、帰るだけですの……」
リ「仕方ないでしょ。朝食とかありますし、ザラさんいても、子供達だけにしておけないでしょうに」
ミ「それでも!ご主人様と!一時も!離れたくないですの!」
リ「私だってそうですよ!自分だけ、悲劇のヒロイン気取らないで下さい!」
ミ「蛇にょろ~~~」
リ「犬っころ~~~」
ル「るー。まだまだ食べられたお?」
セ「うんうん。だから戻されたんじゃないかな」
ゾ「全然腹膨れてないし、こいつどういう消化器官してるんだ?」
ボ「成長期だから」
ガ「食べ過ぎは、良くない……」
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