剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

文字の大きさ
177 / 190
最終章EX 星の英雄

173.生還帰還(4)

しおりを挟む


 ※


 ゼンのリハビリは、順調に進……まなくなった。

 中々、身体の重さ、けだるさが抜けないのだ。

 アルティエールは、ゼンの眠っていた四日間の内に、普通の状態に戻ったと言う。

 それなのに、自分は……。

 メインでジークを動かしていたのは自分だから、それだけ負担が大きかった為の、後遺症か何かなのだろうか。目が覚めた朝方等は、調子がいい気もするのだが。

 いや、まだ四日経った訳でもない。日課として、例の島に行って、ミンシャ、リャンカと念話で連絡を取っているが、西風旅団もまだ迷宮(ダンジョン)から戻っていないらしい。

 急ぐ必要はないのだが、焦りは出て来る。

 もし、このまま身体が戻らなかったりしたら、冒険者としてやって行けるかどうかも、怪しくなってしまう。

 それは、絶対的に困るし、なんとかしなければ、と強く思う。

 ゼンは、リハビリ室で運動をしながら、相変わらず付き添いの様に来ている二柱の神々に尋ねる。

「……俺の、生命力は戻って、魂の補完、というのがなされたらしいのは聞きましたが、その……寿命、とかはどうなったのでしょうか?」

【ああ、あの『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』と呼んでいたものを使った代償について、だな】

「……そうです」

 月面で、あのそれなりに大きな剣……何の刃のない白い棒にしか見えなかったが……は、十数年、下手をしたら二十年以上分は寿命を使ったと思われる。

 月の星霊に力を送るのにも使い、完全に剣(つるぎ)を使い切ってしまった。

【『流水』とは本当に、不可思議な剣術じゃな。自らの魂から、あの様な物を具現化出来るとは……】

 ゼン自身もそれは思う。『流水』の創始者は、どんな天才だったのだろうか。

【その件についても、心配は無用だ。そなたの魂は、加護を受けた時の、『その』状態に戻っておる。寿命もしかり。ヴォイドの件についてのマイナス要素は、そなたの身体に残る事はないであろう】

「そうですか、分かりました。ありがとうございます」

 なら、しっかりと運動をしていれば、元の状態まで戻せるだろう。

「そう言えば、ジークは、前の格納庫にいるんですか?自分の事にかまけていて、失念していましたが、会いに行かないで、スネたりしてないですか?」

【……う、うむ、ジークの事は、じゃな。今はヴォイドとの戦いで受けた、内部機構のダメージによる損傷の修理、調整をしておるのじゃ。繊細(デリケート)な作業じゃて、会いに行くのは遠慮して欲しいのじゃがな】

「損傷って、どこか壊れましたか?」

【うむ。障壁ごしとは言え、あれだけの打撃を何度も受けたのじゃ。見た目に変わった所はなくとも、内部の機械類にダメージがいっておったのじゃよ。お主も、操縦席コクピットで激しい衝撃を感じておったじゃろ?】

「……そうでしたね。月面での、偽機神(フェイク・マキナ)との戦い。俺が弱ってたせいもあって、好き放題に殴られてました……」

 あの時は、ヴォイドの生命力の接触吸収、ジークの操縦の負担に、起死回生の武器として偶然出せた『刃(やいば)無き剣(つるぎ)』による負荷と、三重の弱体要素が合わさって、ゼンはフラフラのグダグダだった。

【べ、別に、その件で責任を感じる事など一切ない。そなたは、自分に任された仕事をやり遂げた。ジークの損傷は、名誉の負傷、とでも言うべきものだろう】

 何故か慌てた風な、二柱の神々の反応は、それだけジークの損傷が大きかったから、なのだろうか。直ったら、すぐに会いに行ってやらなくては、とゼンは思う。

 特に、ジークにはお世話になったが、ここを出たら、もう会う事もないだろう。

 今生の別れ、となってしまう。ジークが納得するかどうかは分からないが、機神(デウス・マキナ)を使わなければならない様な事態など、早々起こり得るものではない。

 ミーミル知恵の神も言っていた。

【恐らく、この“世界”にヴォイドが来る事は、もうないじゃろうな。ヴォイドが儂等の世界を探し当てるのにも、かなりの時間を必要としている事もあるが、ここはもう、本流から外れた支流の、云わば本命とは違う“世界”になったのじゃ。奴等が狙うのは、本流の世界故、こちらは目標外となる】

 そして、古代ムーザル文明の超兵器である機神(デウス・マキナ)は、この施設ごと神々に封印されていたのだ。当然、フェルズに持ち出せる訳などなく、ゼンもそんな無茶を言う気はない。

 例の、討伐任務の報酬、と言っても無理だろうし、何を相手にしようと、余裕で勝ててしまう機神(デウス・マキナ)を私有したいとも思わない。

 世界征服が目標の様な、悪の組織の一員だったら、そう考えるのかもしれないが、ゼンは平和と平穏を好む一庶民だ。(本人の認識)

 今回の戦闘の主役であり相棒。名残惜しく、残念でもあるが、致し方なき事なのだ。

 ミーミル知恵の神は更に、

【今回のヴォイドとの戦闘の、貴重な情報は全て、本流の神々にも共有されておるので、あちらも更に厳重なヴォイド対策を講じられるようになった。恐らく、機神(デウス・マキナ)1体を使うだけの、危うい防衛とはならぬじゃろう。

 お主のお陰で、様々な観点から得られたヴォイドの情報は、本流の世界でも有効に役立たせられる筈じゃ。お主は、この世界を救ったのみならず、本流の世界に訪れるであろう次の厄災への対抗手段を生む原動力ともなった。大いに誇って欲しいものじゃて】

 とか絶賛してくれるが、もう自分とは無縁となった世界の事を言われても、正直ピンと来ない。

 ゼンは、「はあ、そうですか」と気のない返事をするだけだった。

 宇宙という、想像もしなかった世界での馬鹿げた戦闘をしなかった世界。羨ましいと、思わなくもないが、そちらはそちらの自分が、違う苦難に合い、それでも頑張っているのだろう、そう思える、確信出来る。なら、問題はないのだ。

 違う世界にいる自分の、健闘を祈る。それ位しかする事はない。


 ※


 問題の四日目。

 とは関係ないが、今ゼンは、ムーザルの研究施設の治療室にそのまま泊っていた。

 別に部屋を用意する、と言われたが、どうせすぐに出て行く身の上。

 そのまま治療室のベッドを使わせてもらって、泊る事にしたのだが……。

 何故か、その脇にはアルティエールがいる。

 ゼンが目を覚ました初日は、それまで看病してくれて、不安にさせた償い、という意味もあって、好きにさせていたのだが、自分の部屋に戻る様子がない。

 基本、一人用の狭いベッドなので、自分の部屋に戻ってくれ、とゼンが言うと、

「もうわしは、三番目の妻確定じゃ。お主らも、日替わりで同衾しておったじゃろ?」

 と、のたまう。

「同衾って……。それはそうだけど、あそことここじゃ、ベッドの広さが違うじゃないか」

 フェルゼンは、部屋そのものが広かったので、備え付けのベッドも大き目の物だった。

 だから、ラルクスの様に結婚しても、そのまますぐに同室で同棲して行けるのだ。

 広すぎるから、と各パーティーでは、気心の知れた者や、女性同士等が同室にするところもある。例えば、同郷のエルフの三人、ハルア、エリン、カーチャは三人同室だ。

 確か、爆炎隊の女性二人も同室だったと覚えている。もっとも、爆炎隊は6人パーティーで、一つのパーティーに割り振られた一画の部屋が5部屋だったせいもあるが。

 ともかく、向こうとはベッドの広さが違う。この研究施設の居住区画の部屋は、みな単身用で、一人用のベッドの部屋しかなかった。

 なので、どこに移ろうと一緒なのだが、アルは頑として譲らず、ゼンが目覚めてからは、毎日一緒の狭いベッドで寝起きしているのだ。

 何が楽しいのやら……。

 ゼンとしては、甘い香りやらして来て、ひどく落ち着かないのだが。

 昔、アリシアに抱き着かれたまま眠っていた事があった。

 現在では、サリサとザラなのだが、何故女性というのは、こうもいい香りがするのだろうか。

 しかも、人それぞれ違うようなのだ。

 これは、体臭なのか、風呂に入った時に使う洗髪液のせいなのか……

 男なんて、ただ汗臭いだけなのに、なんとも不思議な話だ。

 本能的に擡げかかる何かを抑えて、ゼンはそんなに嫌でもない自分も、不可解で困る。

 現状は、余り深く考えない様にしている。

 意味は大体分かっているが、ハッキリと意識してしまうと、歯止めが効かなくなりそうで、怖いからだ。

 意識を鎮静化させて、無理矢理睡眠に入るゼンだった。


 ※


 6日目……。

 昨日も、それ程変わらなかった。今日もだ。

 身体が動く感じはするのだが、重さが抜けないので、従来の動きが出来ない。

 リハビリ室で、それを無言で観察している?二柱の神々。

 そして、ニマニマとゼンのリハビリ運動を、見守っている、のではなく、冷やかしている様なアルティエール。

 どうにもおかしかった。

 朝目覚めて、朝食を料理して、準備している時は別に普通なのだ。

 いざ、リハビリ運動を始めると、決まって身体が重くなる。

 昼食や夕食の料理をしている時も、運動の疲労すら、余り感じない。

 料理とかは、それ程大した運動量ではないからか?

 にしても、余りにおかしい。

 ゼンは心を静め、自分の身体の状態を“気”で走査する。

 ……何もおかしな所はない、って、なんだこの全身にまとわりついている魔力は!

「アル!変だ変だ思っていたら、重力魔術使ってたんだな!」

 こんな、味方しかいない場所で、ゼンもすっかりそんな事をされるとは思わず、意味不明な盲点をつかれていた。

「あちゃぁ……、バレてしもうたか」

 アルティエールはまるで悪びれない。顔をしかめ、苦笑しているだけだ。

「バレて、じゃないよ!こっちは何かの後遺症かと、真剣に悩んでたのに!」

「いや、戻ってしもうたら、もうゼンを独占出来んじゃろうが」

 口を尖らせ、左右の人差し指を立てて、指先でお互いをつつている。まるで子供が悪さを見つけられた時にする様な仕草だ。

「そ、そんな馬鹿な事の為に……」

 ゼンは呆れ返って、しばらく言葉も出ない。

「―――今まで1カ月間ぐらい、ずっと二人だったじゃないか!俺、アル以外の人の顔、長いこと誰も見てないんだぞ!」

「うむ。二人だけの楽園じゃな。お邪魔虫な四角形がいなければ」

 信徒のくせに、また何かひどい事を口走っている。

「ともかく!この術を解いてくれ!」

 ゼンに強い口調で言われ、アルはかなり渋々、重力魔術を解く。

 すると、ゼンは今まで通りの……むしろ、術で重石のある状態だったせいか、今までよりも軽快で素早い動きが出来ている気がする。

 一通り、軽く走ったり、全力疾走したり、『流歩』で高速移動したり、『流水』の動きをイメージした型をいくつか試し、どうやら完全に元に戻っていると確信出来た。

「……じゃあ、荷物まとめてすぐに帰ろう」

「えぇぇっ!べ、別に、今すぐでなくとも、明日でも良いないかや?」

「引き延ばされた分、早く帰りたくなった」

「いやいや、悪ふざけたをしたのは謝るのじゃ!だから、今日ぐらいは!」

「嫌だ。そんな事言って、食事に下剤とか毒とか混ぜられたら嫌だし」

「そ、そんな事はせんわい!」

 ゼンとアルが、あーだこーだと言い合っていると、二柱の神々が、フワフワと二人に近づいて来た。

【すまぬが、ゼン。フェルズに戻るのは、明日の昼過ぎにしてもらえないだろうか?】

「え……。テュール軍神まで、何故ですか?」

【それは、ジークの調整が、それぐらいで終る予定じゃからじゃよ】

 ミーミル知恵の神テュール軍神の言の捕捉をする。

「あ、そっか。確かに、ジークに、お別れの挨拶はしたいですね」

 それは、ゼンにとってかなり大事な事だった。

「おお、それがあったのかや」

 喜色満面の笑顔になるアルにとっては、どうでもいい事ぽかった。

「……なんなら、アルはずっとここに残っていてもいいんだよ」

「嫌じゃ!なんでゼンは、そんな意地悪言うのじゃ!」

 やいのやいの言い合う二人。

【【………】】

 二柱は、この二人は、これが痴話喧嘩と言われるものだと、解っていない様だと推察していた。












*******
オマケ

西風旅団、悪魔の壁デモンズ・ウォール攻略中

階層ボスを倒していく四人

「「「「………」」」」
「「「「弱っ!」」」」
リ「階層ボスって、こんな楽な相手だったのか……」
サ「一体しか出ないから、基本的に楽勝だって、ゼンが言ってたじゃない」
ラ「言ってたな。なんか、集団でボコるから、弱い者いじめしてる気分だ」
ア「君たち、亀をいじめるのは止めなさい~」
3「「「……?」」」
リ「ま、まあ、楽な事はいいんだけどな」
ラ「うむ。好きに苦労を望むのは冒険者じゃないだろ」
サ「そ、そうね。でも、強化トレントにはビックリだったけど……」
ア「前の大木に比べたら、別種みたいに弱かったね~~」
3「「「別種だから」」」
攻略は順調に進んでいた……
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。

ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」 その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。

ポンコツと蔑まれた冒険者は最強クランをつくる

ぽとりひょん
ファンタジー
エアハルトは、幼なじみのエルメンヒルトを追ってダンジョンの町「ゴルドベルク」で冒険者になろうとする。しかし、彼のアビリティを見た人たちは冒険者を諦め村へ帰るように説得する。彼には魔力がなかった。魔力がなければ深層で魔物と戦うことが出来ないのだ。エアハルトは諦めきれずエルメンヒルトと肩を並べて冒険するため、冒険者となってポンコツと蔑まれながら、ソロでダンジョンに挑み始める。

無能はいらないと追放された俺、配信始めました。神の使徒に覚醒し最強になったのでダンジョン配信で超人気配信者に!王女様も信者になってるようです

やのもと しん
ファンタジー
「カイリ、今日からもう来なくていいから」  ある日突然パーティーから追放された俺――カイリは途方に暮れていた。日本から異世界に転移させられて一年。追放された回数はもう五回になる。  あてもなく歩いていると、追放してきたパーティーのメンバーだった女の子、アリシアが付いて行きたいと申し出てきた。  元々パーティーに不満を持っていたアリシアと共に宿に泊まるも、積極的に誘惑してきて……  更に宿から出ると姿を隠した少女と出会い、その子も一緒に行動することに。元王女様で今は国に追われる身になった、ナナを助けようとカイリ達は追手から逃げる。  追いつめられたところでカイリの中にある「神の使徒」の力が覚醒――無能力から世界最強に! 「――わたし、あなたに運命を感じました!」  ナナが再び王女の座に返り咲くため、カイリは冒険者として名を上げる。「厄災」と呼ばれる魔物も、王国の兵士も、カイリを追放したパーティーも全員相手になりません ※他サイトでも投稿しています

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る

伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。 それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。 兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。 何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。

冒険野郎ども。

月芝
ファンタジー
女神さまからの祝福も、生まれ持った才能もありゃしない。 あるのは鍛え上げた肉体と、こつこつ積んだ経験、叩き上げた技術のみ。 でもそれが当たり前。そもそも冒険者の大半はそういうモノ。 世界には凡人が溢れかえっており、社会はそいつらで回っている。 これはそんな世界で足掻き続ける、おっさんたちの物語。 諸事情によって所属していたパーティーが解散。 路頭に迷うことになった三人のおっさんが、最後にひと花咲かせようぜと手を組んだ。 ずっと中堅どころで燻ぶっていた男たちの逆襲が、いま始まる! ※本作についての注意事項。 かわいいヒロイン? いません。いてもおっさんには縁がありません。 かわいいマスコット? いません。冒険に忙しいのでペットは飼えません。 じゃあいったい何があるのさ? 飛び散る男汁、漂う漢臭とか。あとは冒険、トラブル、熱き血潮と友情、ときおり女難。 そんなわけで、ここから先は男だらけの世界につき、 ハーレムだのチートだのと、夢見るボウヤは回れ右して、とっとと帰んな。 ただし、覚悟があるのならば一歩を踏み出せ。 さぁ、冒険の時間だ。

処理中です...