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最終章EX 星の英雄
177.帰還の時
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1階の食堂に近づくと、いい匂いがして、ゼンとアルのお腹が鳴った。
そう言えば、丁度昼前に、呼び出しがあって、ジークと会い、そのままこちらに転移して来たのだ。当然、昼は食べていない。
「ミンシャ、俺達の分の昼食、あるかな?なかったら、余り物で何か作って欲しいんだけど」
「大丈夫ですの!」
「ええ、今日帰られるのは聞いていましたから、準備に抜かりはありません」
リャンカが横からすかさず口を出す。
「あたしに聞かれたのに、何故蛇が答えるんですの!」
いつものじゃれ合いを始めようとする二人を、ゼンが止める。
「そういう、いつものやり取りしない~。ジークは……食べられないよね?」
ゼンは一応、念の為ジークに尋ねる。
「たべられる、いってた。しょうかして、えねるぎーに、なるって」
「ムーザルって、本気で凄いな……」
「食事で全てのエネルギーがまかなえる訳ではないぞ。わしの魔力、もしくはゼンの気を逐次補充せねば動かなくなる。まあ、一カ月に一回位の頻度じゃがな」
「ああ、そうか。基本は魔力とかなんだ」
「そうじゃ。それを変換して、電力に変えるとかなんとか」
「それって、雷の魔術じゃ駄目なの?」
「規格が違うから、難しいらしいのじゃ。魔力や気を、体内の変換機で変える方が効率がいいとか言っておってのう……」
正直、意味不明だが、ともかくこちらで補給出来ると分かっただけでいいのだろう。
「じゃあ、ジークはその……電力?が、残り少なくなったら言うんだよ」
「はーい」
ゼン達が、食堂に足を踏み入れると、皆が歓声を上げた。
「やっぱりな!ミンシャちゃん、リャンカちゃんが、あんなに急いで飛び出すのはゼンの事しかないって分かってたぜ」
爆炎隊のリーダー、ダルケンが得意気に言った。
「リーダー、それ誰でも分かる事だから……」
ギリがダルケンの自慢に水をさす。
ゼンはペコリとそちらに頭を下げてから、西風旅団の4名が座っているテーブルに行く。
中側の端の席につくと、アルとジークもその並びの隣りのテーブルについた。
「よお、ゼン。お帰り。丁度俺達も、帰って来たばかりなんだよ」
リュウが屈託なく笑う。
他の3人も、それぞれがお帰り、と言ってくれる。それだけで嬉しい。
サリサが特に、ホっと安堵しているのが分る。かなり心配していたのだろう。
「ちょっと無理した感じもあるが、まあ俺達にしちゃあ、結構早く終わった方だろ」
「ゼン君、お土産ある~~?」
「魚介類と果物がありますよ」
「もう。なんでいきなりお土産の話を出すのよ。シア、はしたないわよ。
ゼン、その……大丈夫だった?」
「うん、最終的には、ね」
結果的には、無事に終わったが、余裕のない仕事だった。そもそも普通の仕事とは勝手が違い過ぎて、「余裕だった」とか、言える内容ではなかったし、そんな強がりを言って心配をさせない方がいいのだろうが、どうせサリサには真実を伝えなければいけない。
嘘を言っても意味がないのだ。
サリサは、その返事を聞いて、眉を曇らせる。
「もしかして、六日前ぐらいに、月が変になってたのと関係あるの?」
「……サリサには、見えたの?」
「一部の術士とか、そっち系の人には、ね。おかしい、って感じるだけの人も大勢いたらしいけど、私は、集中して、遠見の魔術を合わせてたら、なんか変な模様が見えたから」
サリサは、女神ヘルの加護等もあって、感覚が元々鋭いのだろう。陰陽太極図が見えたらしい。最後の、月が元に戻った時の光だけは、一般人にも見えたらしいが。
「あれ、でもその時、迷宮(ダンジョン)の中ぐらいなんじゃ?」
「……精霊王(ユドラシス)の、例の個人部屋にいて、わざわざ「月の様子がおかしいですよ」って見せてくれてたの。ちなみに、アリシアも見れたみたい。さっきの、見れてた人の話も、ドーラから聞いた話」
なるほど、あのお節介が、とゼンは納得した。
それから、急いで昼食を済ませた後に、爆炎隊を含め、皆にジークを紹介した。
今回の仕事先で身寄りを失くした、異国の子供で、ミンシャ達と同じに、仕事を覚えたらメイドをしてもらう、と。
「で、こっち向けの真実はどうなんだ?」
ラルクが訳知り顔で聞いて来る。
「何と言うか、俺の従魔で、メタル・ゴーレムの一種みたいな……。古代の機械なんです」
完全には説明が難しいので、真実を織り交ぜての説明となった。普通の種族としては、髪の色や組み合わせがあり得ない色で、どうしても不自然だからだろう。
神々によると、ムーザルでは、アンドロイドは見た目精工に出来過ぎていて、人との区別の為にそうした人工の色をつけたり、髪を白髪にしたりとしたらしい。
「じーく、です。よろしくおねがいします」
従魔達から挨拶の文句を習ったジークは、行儀よく頭を下げる。
味も分かるらしく、昼食、ゼン達と同じものを美味しい美味しいと平らげていた。
味覚まであるようだ。
「でも、従魔増やして、大丈夫なの~~?」
パラケスからの注意を知っているアリシア尋ねる。
「今回は、色々複雑で、部分的に、アルの魔力で負担を軽くしてるから」
これも一部が真実だ。
「ふむふむ。今回、大変な仕事と聞いてたが、どんなだったんだ?」
とリュウに聞かれ、さすがに何も考えていなかったゼンはシマッタ、と思ったが、アルがペラペラと説明し出した。
海辺にある、ハイエルフの血族の子孫の村が、海から来た大量の魔獣に襲われて、それの殲滅をしい行った。アル以外だと、ハイエルフの認めた戦士一人しか入れてくれない、超絶的に閉鎖的な村で、だからゼン一人に急ぎ頼んだ。
敵の首領となるボスの魔獣は、そこから離れた海底神殿に潜んでいて、最終的にはそこまで行って、中を苦労しながら探索し、敵を全滅させるまで時間がかかった云々。
ジークはその神殿で見つけ、保護した、と。
どうも、本当っぽく矛盾しない嘘の情報を、あらかじめ神々が二人の記憶に仕込んでくれたらしい。
アルが話している内に、ゼンにもその情報の内容が浮かんで来たからだ。
これで、お土産の海産物との齟齬も違和感もなくなる。
この話なら、他の、クランのパーティー・メンバーに話しても大丈夫だろう。
そんな遠い異国の事は、確認も取れないし、どうも神々の方で、その事の本当っぽい噂すら流してくれるみたいだ。それはそれで『流水の弟子』の活躍、となるので、噂もいらない気がするゼンなのだが。
ゼンは、西風旅団の仲間に嘘をついた事はなく、つきたくもない。多分ついても不自然ですぐバレてしまうだろう。アルが説明役をしてくれた事もあって、皆、普通に信じたようだ。サリサを除いて。
(正直、助かった。本当の事は話せない、信じてもらえない、理解の難しい内容だから、仕方のない事だけど……)
それに、可能性の行き詰った、いつか消滅するかもしれない(何百年も先らしいが)、本流とは違う世界、なんて事は、余り言いたくない。言っても意味がないし、前の世界と何も変わらないのだから、知る必要があるとすら思えない。
「ついでに、そこで色々海産物を取って来たので、しばらく海の食べ物が食卓に並びますよ」
ジークの事以外は、普通に聞こえる様な声で話していたので、聞き耳建てていた爆炎隊のメンバーが、また歓声を上げる。
「女性陣、ザラが帰って来たら、アルの判定を……」
「もう少ししたら、帰って来るわよ。今日、ゼンが帰って来るのをミンシャちゃん達から教えられたから」
すっかりメイド長二人はちゃん付けで呼ばれる様になったようだ。
「俺、ここの屋上に転移してもらったから、街中見てないんだけど、従魔連れてる人、増えたんだって」
「ああ。始めの時期は、街中で騒がれたりしたが、ギルドの説明会とかも開かれて、今じゃ普通に連れ歩いているな。そんなに多くはないが」
「ペット感覚だね~~」
「今は、世界各地もそんな感じなんでしょうね」
「俺等も早く自分の従魔が欲しいな」
「何を従魔にするか、候補決めておくと早いですよ」
すでに概要は説明してある。各々考えているだろう。
「じゃあ、俺、部屋で、今回得た物を整理してますから、ザラが帰って来たら呼んで下さい」
ゼンが席を立つ。
「ん、そうか?ああ、そういや、ギルマスが、帰って来たら、ギルドに来る様にって言ってたぞ」
「あー、はい。こっちの件が済んだら行ってみます。夕方前になるかな」
ゼンが立つと、アルとジークも立つ。
リャンカがものもの問いたげな顔をしているので、そちらに行き、ジークは夜、そちらの部屋に預けるまで、自分が色々言い含めておく事を説明する。
「後、ザラが帰って来たら、二人も一緒に来て欲しい」
日をおいて説明するのもおかしいだろう。いっぺんに話してしまおう。
ゼンは、ジークを連れて自室に戻るが、何故かアルまでついて来る。
「どうせ呼ばれるのじゃ。一緒にいた方が呼ぶ手間が省けるじゃろうて」
「……そうだね」
当事者がアルなのだし、言ってる事は間違ってないが、単にゼンと一緒にいたいだけな気もする。
廊下に出ると、使用人として働いている子供達が集まっていた。
「ゼン様、お帰りなさいませ!」x沢山。
抜けられない仕事をしている者もいるのだろうが、ほとんどの子供が来てくれている様だ。
ゼンは素直に嬉しいと思う。
「ただいま。長い間、留守にしてすまなかったね」
「いえ、そんな、大切なお仕事ですから。無事に帰られて、安心しました……」
少し泣き笑いみたいな複雑な表情をしている子もいる。迷宮(ダンジョン)ならともかく、突然消息不明みたいにいなくなった。サリサを介して、仕事でしばらく戻れなくなった事は伝えてあるだろう。ミンシャやリャンカからも。
それでも、子供心に不安だったのだろう。
「ロムも、俺がいない間、ちゃんと勉強してたかい?」
子供達の中では特に頭がいい少年に声をかける。
「も、勿論です!ぼく、サボったりしませんから!」
「そんな心配はしてないけど、しばらく勉強見てあげられなかったから、どうかな、と思って」
「ザラね……ザラ様にも習ってますから。時々、エリン様やハルア様も教えて下さって」
「ザラ姉ちゃんでいいよ。へえ、そうなんだ。後で俺からもお礼を言っておくよ」
それから、仕事に戻る子供達に手を振り、自室へと戻る。
なにせ、いきなりアルティエールに転移で飛ばされて、決闘騒ぎのあとに、ヴォイドの事で、海底の研究施設まで連れて行かれたのだ。
いなくなった後の事なんて、何も指示だし出来なかった。
なので、暇になったハルアとエリンはギルドの研究棟の仕事に一時的に戻り、獣王国の二人は、少しの間、里帰りとして獣王国の王都に戻っているのだ。
専属鍛冶師のコロンも、暇になって、こちらに部屋があるので、一時的にガゼバの親方の工房で、通いの手伝いをしているのだそうだ。
多方面に迷惑をかけている。
どこかで、何か埋め合わせを考えるべきだろう。
部屋に戻って、自室に何も問題ない事を確かめたゼンは、今日の夜からミンシャやリャンカの部屋にお世話になる事、でも夜の睡眠中は、自分の中に戻る事を説明した。
「ゼンの、なか?」
「契約して、従魔達と話しただろ?彼等と同じで、俺の中に入れるんだ。普通は身体を出すその時に、俺が“気”で、身体を再構成するんだけど、ジークの身体は特別製で、それは流石に俺には造れないから、ジークは身体はそのままで、魂、心だけ、俺の中に来るんだ。
ジークはそれを、基本夜だけするから、俺の中に、眠りに来る、みたいな考えになるかな」
「るふせんぱいとか、もいるよね?あそぶ、だめ?」
「程々になら。眠らないと疲れるよ」
「はーい」
やはり子供だ。生まれた時期と、一カ月で成長する従魔のシステムに、入ったばかりな事を考えれば、今が生後一か月みたいな物だろうか。ルフより幼い。確かに後輩だ。
先輩後輩呼びは、ミンシャとかの真似らしい。
ジークに一通り、そう言った類いの話をしていると、突然、ドカンと音を立てて、ゼンの部屋のドアがノックもなしに勢いよく開かれた。主人が中にいる場合、鍵は基本かかっていない。
サリサが、綺麗な顔にバッテンマークの怒りを貼り付けて、立っていた。何故か後ろにミンシャとリャンカもいる。
「ゼン、ジークちゃんへのお話終わった?」
顔は笑っているが、目が笑ってない。
「あ、ああ、まあ大体は……」
「じゃあ、ミンシャちゃん達、お願い」
「は、はいですの!」
「ジーク、私達の部屋に案内するから、来なさい。今日は説明とかだけするから」
「えー……」
ジークは不満そうだったが、さりげなく怒気を振り撒く黒髪の女性に、何か感じるものがあったのか、ミンシャ、リャンカに連れられ、大人しく部屋から出て行った。
「ど、どうしたの、サリサ」
「どうしたの、じゃないでしょ!やる事あるのも分かるけど、婚約者ほっといて、長い事留守にしていた本人が、自室にこもるなんて、そんな馬鹿いないでしょーが!」
「あ、ああ。あのでも、まだアルもいるんだし、声を抑えて……」
「アルティさんなら、私が入って来た瞬間に、転移して逃げたわよ」
(逃げ足、はっや……)
緊迫した雰囲気であったが、ゼンの自業自得なので、仕方がない。
果たしてゼンは、この危機を乗り越えられるのか?
以下、次話をお待ちください……
*******
オマケ
リ「なんか、随分あっさりだな。ゼン、疲れてるのか?」
ラ「そうじゃないのか?余り具体的な話してないが、海の魔物とかって、もし水中戦するなら、普通の考えで戦えないからな」
ア「ぶー。なんで、ゼン君、果物だけでも置いていってくれないの~~」
((文句言うの、そこか?))
サ「………」
リ「ま、まあ、あのゼンが一カ月近く、かかりっきりになる様な仕事が普通の訳ないからな」
ラ「だな。アルティさんだって、凄い魔力持ってて、他に剣や格闘も出来るとか言ってたからな。現地の人だっているんだろうし、それでずっと戦ってたと考えると、普通じゃないだろ」
ア「うん。普通、お土産は帰って来てすぐに渡すよね~~」
((そんな普通の話、してねー!))
サ「……そろそろいいでしょ。行ってくる」
ア「行ってらっしゃ~い~。お土産貰ってきてね~~」
((だから違うって……))
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