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01.告白されてしまった……
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単語
※Picrewの「もっとももいろね式美少女メーカー」にて作成させていただきました。
私は、高校二年生の、ごく普通の女子高生だ。
昔ちょっと、トラウマな事があって、男子全般が苦手だけど、話が出来ないとか近寄れない、なんて極端な事もなく、普通に高校生活を過ごしていた。(少しばかりコミュ症だけど)
なのに何故か、いきなり年下で、自分よりも背の小さい後輩に告白されていた。
「―――ずっと、先輩の事が好きだったんです。もしよければ、交際してもらえないでしょうか?」
背は低いのだけれど、おとなしめで、落ち着いた態度の彼は、人付き合いの経験がずっと少ない私なんかよりもよっぽど大人びていて、はっきりした口調でのたまった。
(?!?……えと、でも、ずっと、って、この子は新一年生で、まだ入学してから2カ月位しか経っていないんだけど……)
2カ月でも『ずっと』と表現するかは少し微妙な感じだ。
でも、それよりも問題なのは、この子が入学してすぐに、うちの高校のバスケ部に入部して、メキメキと頭角を現し、って表現するのかな?つまり大活躍して、1年なのにレギュラー候補になるかも、とバスケ部の年上の先輩達や同年代の他の子達からやっかみ半分で噂されている、スーパー・ルーキーなのだ。
なので、今まででも女生徒達が、大勢黄色い声をあげて応援していたバスケ部の練習場所に、彼のファンクラブなる2、3年制の女子を中心にした、濃い女子の集団が加わった位なのだ。
余り表情を変えず、淡々とプレイをする、コート上の小さな影。
ドリブルを始めると、信じられない様なスピードでコート内を駆けまわり、自在に敵陣に切り込み、驚く程に正確なパスを出したり、時に自分自身でジャンプして、シュートを決める。
それが、私より背が低い子なのに、ゴールのリングまで軽々と届く跳躍をして、だ。いわゆる“だんく”、というらしい、バスケットでは凄く有名なシュートをしてしまう。
でも、そんな凄い事をした後も、ニコリともせずに、すぐにそそくさと次の練習へと戻る。
何だかよく解らないけれど、ギャップの差が可愛いい、と年上のお姉さま方からは絶賛の嵐で、普通人な私としては、熱狂し過ぎてうるさいし怖いその集団には、出来るだけお近づきになりたくないと思う位に、そのファンクラブは過熱していた。
なのに、その当人が、こんな“私なんか”を好きだと言うのだ。
「……うぇ、と。そ、それって何の冗談なのかなぁ?」
と、みっともなく上ずった声で聞き返してしまったのは、決して無理もないと私は自己弁護したい次第でアリマスル―――。
************************
まあ、解る人にはすぐ分かるかもですが、お付き合い下さい。
※Picrewの「もっとももいろね式美少女メーカー」にて作成させていただきました。
私は、高校二年生の、ごく普通の女子高生だ。
昔ちょっと、トラウマな事があって、男子全般が苦手だけど、話が出来ないとか近寄れない、なんて極端な事もなく、普通に高校生活を過ごしていた。(少しばかりコミュ症だけど)
なのに何故か、いきなり年下で、自分よりも背の小さい後輩に告白されていた。
「―――ずっと、先輩の事が好きだったんです。もしよければ、交際してもらえないでしょうか?」
背は低いのだけれど、おとなしめで、落ち着いた態度の彼は、人付き合いの経験がずっと少ない私なんかよりもよっぽど大人びていて、はっきりした口調でのたまった。
(?!?……えと、でも、ずっと、って、この子は新一年生で、まだ入学してから2カ月位しか経っていないんだけど……)
2カ月でも『ずっと』と表現するかは少し微妙な感じだ。
でも、それよりも問題なのは、この子が入学してすぐに、うちの高校のバスケ部に入部して、メキメキと頭角を現し、って表現するのかな?つまり大活躍して、1年なのにレギュラー候補になるかも、とバスケ部の年上の先輩達や同年代の他の子達からやっかみ半分で噂されている、スーパー・ルーキーなのだ。
なので、今まででも女生徒達が、大勢黄色い声をあげて応援していたバスケ部の練習場所に、彼のファンクラブなる2、3年制の女子を中心にした、濃い女子の集団が加わった位なのだ。
余り表情を変えず、淡々とプレイをする、コート上の小さな影。
ドリブルを始めると、信じられない様なスピードでコート内を駆けまわり、自在に敵陣に切り込み、驚く程に正確なパスを出したり、時に自分自身でジャンプして、シュートを決める。
それが、私より背が低い子なのに、ゴールのリングまで軽々と届く跳躍をして、だ。いわゆる“だんく”、というらしい、バスケットでは凄く有名なシュートをしてしまう。
でも、そんな凄い事をした後も、ニコリともせずに、すぐにそそくさと次の練習へと戻る。
何だかよく解らないけれど、ギャップの差が可愛いい、と年上のお姉さま方からは絶賛の嵐で、普通人な私としては、熱狂し過ぎてうるさいし怖いその集団には、出来るだけお近づきになりたくないと思う位に、そのファンクラブは過熱していた。
なのに、その当人が、こんな“私なんか”を好きだと言うのだ。
「……うぇ、と。そ、それって何の冗談なのかなぁ?」
と、みっともなく上ずった声で聞き返してしまったのは、決して無理もないと私は自己弁護したい次第でアリマスル―――。
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まあ、解る人にはすぐ分かるかもですが、お付き合い下さい。
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