ジョーク集

柊谷

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トラバント


トラバントという車をご存知だろうか?

 まあ、日本や日本人で知ってる人は少数派だろう。
 なぜなら車といいつつも日本では絶対に車検を通らないため、自動車の定義を満たしているか疑問であるから。

 そんなトラバントを紹介というか解説しよう。

 東ドイツが作っていた車である。
 そう、この車は第二次世界大戦後の冷戦時代に作られた車である。

 トラバントの主成分は繊維強化プラスチックである。
 軽い、安い、脆いの三拍子が揃った車である。
 そのため安全面に問題がある。

 しかし、国内の普及には時間がかかった。
 まず、東ドイツ政府にとっては共産圏への貴重な輸出製品であったため国内にまわしている余裕がなかった。
 そのため、国民はトラバントを求めているができたトラバントは他国に輸出されるという飢餓輸出じみた事態になった。
 そして、東ドイツではというか共産圏では日常的に物不足になり贅沢品である車については対策が後回しになった。

「売る前にガソリンを満タンにいれると買取価格が倍増する車」
「レッカー移動で最高速度を出す車」
「走るダンボール箱」
「うるさいドラム缶」
「四輪の原罪」
 などのユニークな愛称にことかかない。

 オイルショックの頃になると物資不足で品質は劣化の一途。
 当時は東ドイツ国内でトラバントを1台注文すれば実物がくるまでだいたい10年ぐらいかかった。

 なお末期には待ち時間は20年近くなり、子供が生まれたら注文する車と揶揄された。

 そのため中古車の価格が高騰し新車の価格を超えた。

 この車の特徴としては
 ヘッドライトの上下切り替えのために車から降りなければならない。
 燃料計がついてないので、定期的に給油口から棒をさしてガソリンの残量確認が必要。

 まあ、そんな車だ。

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