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第六章
39 カメラ越しのシリウス *R-18
仰向けになったまま、息も絶え絶えに薄目を開くと、藍人が自身の陰茎にゴムをつけているのが見えた。精液溜まりが通常よりも膨らむように作られた、アルファ用のゴムだ。
ゴムをつけ終わった藍人が、忙しなく保に覆い被さってくる。腰の下に折り畳んだバスタオルを差し込まれて、そのまま両足をぐぱっと左右に押し開かれた。
「保さん、挿れるよ」
興奮で荒くなった藍人の声に、ぞわぞわと腹の底から高揚が込み上げてくる。ヒクヒクと戦慄く後孔に熱いものが押し付けられて、無意識に唇が動いた。
「挿れて、くださ――ぁアァぁあッ!」
最後まで言い切る前に、限界だというように亀頭がずぼっと体内に潜り込んできた。そのまま、濡れた粘膜を押し広げて、長い幹がずぶずぶと腹の中に沈んでいく。
「ぁあっ、ぁ、ぅヴぅぅ、ふか、っ、深い、ぃ……っ」
体内を犯される恐ろしさに、泣き言のような声が漏れる。すると、藍人はなだめるように両手で保の頬を撫でながら、顔中にキスを落としてきた。
「ごめんね、ゆっくり挿れるから」
そう囁く声が、切迫したように上擦っているのが分かる。藍人も我慢してくれているのだと思うと、鼓動が跳ね上がって、じわりと涙が滲んだ。
汗ばんだ藍人の背中にしがみ付きながら、力を抜こうと深呼吸を繰り返す。
「は、ぁ、はっ、ぁ、ぅぅ……」
後孔の締め付けがわずかに緩まると、少しずつ陰茎がズッ、ズッと奥に押し込まれていった。中でドクドクと藍人の陰茎が脈動しているのを感じて、左右に広げた太腿が震える。
気が遠くなるくらいの長い時間をかけて、陰茎が体内に入っていく。そうして、先端がぐぷっと一番奥に当たった瞬間、全身に電流が流れたような衝撃が走った。
「ひっぅ、あぁあああァアアぁあッ!」
自分のものとは思えないほどの絶叫が迸(ほとばし)る。同時に、ガクガクと全身が跳ねて、陰茎から精液が噴き出した。
「たもつさっ……!」
射精と同時に中がぎゅうっと窄まったのか、藍人が耐えるようにうめき声を漏らしながら、保の腰を鷲掴んでくる。そのまま、律動が始まった。藍人も限界が近いのか、絶頂している保の体内を、陰茎で激しく擦り上げてくる。
「ァッ、ぁあ、ぁ、だめ、ダメッ……おれ、っ、イッで……!」
イッてるから動かないで、と訴えようとするが、藍人の動きは止まらなかった。先端近くまで抜き出して、ノットの手前まで一気に押し込んでくる。その度に、ぶちゅぶちゅと愛液が下品な音を立てるのが聞こえた。痙攣する粘膜を容赦なく摩擦されて、絶頂が無理やり長引かされる。
「ぃ、ひ、ぁ、ぅ、ああぁあァアッ!」
助けを求めるように、腰を掴む藍人の両手首を握り締める。すると、余計に強く腰を打ち付けられた。ぐぅっ、とうめくような藍人の鈍い声が聞こえる。直後、奥深くまで入った陰茎がドクドクと大きく震えた。
藍人の射精を感じ取った中が、無意識に締め付けをキツくする。粘膜がまるで奥に搾り取るような動きをしているのが、泣きたいくらい恥ずかしかった。
最後の一滴まで吐き出すように、藍人は射精しながらもゆるゆると腰を前後に動かし続けた。最後にグッグッと先端を一番奥に擦り付けるように動いてから、ゆっくりと腰を引いていく。
ずるりと長大な陰茎が引き抜かれると同時に、大きく膨らんだ精液溜まりがヌポッと出てくる。先端に大量に溜まっている精液を見て、また下腹がずくりと疼いた。
保が熱を孕んだ目で見ていることに気付いたのか、藍人が笑い混じりに呟く。
「中に欲しい?」
訊ねる声に、考えるよりも先に頭がうなずいていた。藍人が緩く首を傾げて、少し困ったような声で呟く。
「僕も保さんの中に出したいけど、まだ仕事休みたくないでしょう? 子供を作るタイミングはまた相談しようね」
駄々っ子をなだめるような口調で言われて渋々うなずくと、良い子というように額にキスされた。
藍人はつけていたゴムを始末すると、新しいゴムをすぐに自身の陰茎に被せた。先ほど射精したばかりなのに、陰茎はまだ下腹につきそうなぐらい反り返っている。
「次は、うなじを噛んで番にするから」
そう宣言されて、ぶるりと全身が震えそうになった。だが、待ってと言う間もなく、身体を裏返しにされる。
ベッドにうつ伏せになったまま、腰だけを高く持ち上げられる。すぐに後孔に硬いものが押し当てられて、ほころんだ体内に潜り込んできた。奥にずぶずぶと沈んでくる塊に、藻掻くように両手がシーツを掻き毟る。
「んぅ、ぅ、ぁあ、ぁあぁっ」
「逃げちゃ駄目だよ」
優しく言いながら、シーツを掻く保の手首を、藍人が真上から縫い止めてくる。そのまま、耳元に柔らかく囁かれた。
「どうせ、もう逃げられないけど」
笑い混じりの声に、一瞬ぞくりと背筋が震える。肩越しに振り返った瞬間、噛み付くように唇を奪われた。下顎を片手で掴まれたまま、咥内をめちゃくちゃに舌で掻き回される。
同時に、再び律動が始まった。今度は、更に中を開こうとするように最奥ばかりを執拗に突き上げられる。ゴチュゴチュと何度も奥を叩かれて、ひっ、ひっ、と声が漏れる。奥に先端を押し付けられたままゆっくりと腰を回されると、あまりの快感に下腹がぶるぶると震えた。
「ひ、んぅ、ぅヴぅ……」
「保さん、痛くない?」
唇を離して、藍人が保の下腹をそっと片手で撫でてくる。そのくすぐったい感触ですら快感に繋がりそうで、保は無我夢中で首を上下に振った。藍人が安心したように息を吐く。
「ノットは、もう少し奥を慣らしてから挿れようね」
その言葉に、ぞわわっと鳥肌が立ちそうになる。今でも限界なぐらい入っているのに、またここから更にノットまで挿れるのか。そんなの完全に腹が破れてしまう。
怯えたように下腹を震わせていると、保のうなじに藍人が舌を這わせてきた。うなじを這う熱い舌の感触にひくりと震えていると、ゆっくりと抽挿(ちゅうそう)が始まった。
優しく引き抜いては、優しく奥まで差し込まれる。何度もそれを繰り返されているうちに、徐々に下腹の奥でぢくぢくと快感の火が点るのを感じた。萎えていた保の陰茎が、また硬さを取り戻していく。
「あっ、ぁぅ、ぁぁ、ぁっ」
次第に律動が早くなってきて、口から母音と涎ばかりが溢れる。また絶頂が近付いてくるのを感じて、開いた内腿がガクガクと震えた。
「はは、保さん、身体真っ赤になってる」
その言葉に薄目を開くと、自分の腕が見るからに赤くなっているのが視界に映った。きっと、全身が熟れた果実みたいに真っ赤になっているんだろう。
だが、保の顔の横に置かれた藍人の腕だって、同じくらい赤かった。頬をシーツにつけたまま視線を向けると、滝のように汗をかいた藍人の姿が見えた。普段の涼やかさが欠片も見当たらないほど顔を紅潮させて、熱を孕んだ目で保を見下ろしている。
その目を見た瞬間、鼓動が跳ね上がって、後孔が無意識にキツく窄まった。藍人が片目を眇(すが)めて、口角に笑みを浮かべる。
「保さん、大好きだよ」
子供みたいな愛の言葉に、馬鹿みたいに胸がときめく。
身体を揺さぶられ、腹の奥を犯されながら、保は掠れた声をあげた。
「お、おれっ、も、っ、ぁ、あ、すっ、すきっ……」
途切れながらもそう返した途端、藍人の目がギラッと鈍く光った気がした。直後、ガツンッと奥まで一気に突き上げられる。
「ひぁァッ!」
「保さん、お願いだから、もう逃げないでね。次に逃げたら、鎖に繋いで監禁しちゃうかもしれないから。だから、死ぬまで僕の傍にいてね」
怖いことを言われている気がするのに、激しい律動のせいで思考がぐちゃぐちゃに掻き乱されて、言葉が頭に入ってこない。
シーツを掴む保の手に、藍人の掌が上から重なってくる。ぎゅうっと掴まれた直後、うなじに鋭い痛みが走った。藍人の歯が、保のうなじに食い込んでいる。瞬間、雷が全身を貫いたような衝撃が走って、背骨が弓なりに反った。
「ァ、ああああぁあああぁッ!!」
ギリギリとうなじに食い込む歯が痛いはずなのに、それが一瞬で多幸感に変わる。全身を内側から満たしていく幸福感に、脳味噌がとろけそうだった。同時に、絶頂が訪れて陰茎の先端から、とろとろと勢いなく精液が漏れ出す。
うなじに歯を立てたまま、藍人が鈍くうめく。直後、腹の中でビクビクと大きく陰茎が跳ねた。藍人の絶頂を感じ取った粘膜が、呼応(こおう)するようにキツく収縮している。
先ほどよりも長い、オメガを孕ませようとするアルファの射精だ。グッグッと何度も腰を奥に押し付けられても、戦慄くことすらできなくなった頃、ようやくうなじから藍人の口が離れて、腹から陰茎がずるりと引き抜かれた
「これで、僕らは番だ」
その言葉に力なく振り返ると、唇に凄絶な笑みを浮かべた藍人の姿が見えた。左側の尖った犬歯に薄らと血がこびり付いている。
まるで美しい吸血鬼のような姿を眺めていると、藍人が唇を寄せてきた。ぐったりとする保の唇に、ゆっくりと口付けてくる。差し込まれた藍人の舌からは、かすかに血の味がした。
「……逃げ、ないですよ」
キスの合間に、ぼんやりとした声で呟く。すると、藍人は不思議そうに瞬いた。
「これからは、ずっと傍にいますから、安心して、ください」
嗄れた声でそう囁いて、藍人の頬を撫でる。すぐ目の前で、藍人の顔がくしゃりと歪むのが見えた。泣き出しそうな子供の表情だ。
保は仰向けになると、藍人の身体をぎゅっと両腕で抱き締めた。
「貴方が思うよりもずっと、俺は藍人さんのことが大好きで、死んでも離れたくないと思ってますから」
ぽんぽんと子供にするみたいに背中を緩く叩くと、藍人の身体が小さく震えた。その震えを愛おしく思う。この人の寂しさを埋められるのが自分だけだという事実に、堪らない幸福感を覚える。
藍人の頭に唇を押し付けながら、保は祈るように続けた。
「だから、美人な女優から迫られても目移りしないでくださいね」
「そんなの、しないよ」
「本当ですか?」
意地悪するみたいに訊ねると、藍人は少し不貞腐れたような表情で保を見下ろしてきた。
「僕には、君しか輝いて見えない」
普段だったら気障(キザ)ったらしい台詞だと思って笑っていただろう。
だけど、その台詞を、藍人が本心から言っているのだと分かった。だって、保も同じことを思っているから。
「俺も、貴方だけが輝いて見える」
そう答えると、藍人が嬉しそうに微笑んだ。星屑が散ったみたいに、藍人の周りがキラキラと輝いている。その鮮やかな光に目が眩(くら)みそうになりながら、保は小さな声で呟いた。
「カメラ越しじゃない貴方も、星みたいに輝いてる」
腕の中にある星を愛おしむように吐息を漏らすと、その息ごと呑み込むように藍人の唇が重なってきた。
***
それから一月後、保はスタジオ内で、身体を緊張に強張らせていた。
カメラを向けた先では、インタビュアーと向き合った藍人が朗らかに微笑んでいる。今日は濃灰色のスーツを身に纏っており、中には薄灰色のノーカラーシャツを合わせていた。
インタビュアーは、以前沖永監督の相手もつとめた壮年の男性だった。
インタビュアーが和やかな声をあげる。
「清水さんが主演をつとめられた『聖者の告解』ですが、すでに興行収入が百億を超えるという偉業を達成されました。更に、日本アカデミー賞の最優秀作品賞や最優秀主演男優賞などの賞を十三部門も獲得されていらっしゃいます」
「はい。とても光栄に思っています」
「私も観賞させていただきましたが、登場人物たちの心情に非常に複雑で絡み合ったものを感じました。清水さんが羽野という人物を演じる際に、苦慮(くりょ)された点などはありますか?」
「そうですね。やはり神父の殺人犯ですから――」
藍人が滑らかな口調で、次々と質問に答えていく。
今日は、藍人の独占インタビューの日で、その撮影を局内で行っているところだった。それ自体は問題ない。スムーズに進んでいるし、良い撮影だと思う。
だが時折、質問の合間に保のカメラの方を見ては、藍人がにこりと嬉しそうに微笑むのだ。もちろん撮影に支障をきたすほどではないが、笑顔を向けられる度にこっちの心臓が飛び跳ねるから勘弁してほしかった。
――この人、生放送じゃないからって好き勝手やってるだろ。
休憩時間になったら『こっちを見過ぎないように』と注意しなくてはと思う。せっかく藍人と番になってヒートも安定したからということで、カメラマン業務に完全復帰できたのに。これで何かヘマでもしたら、保はまた藍人の撮影から外されることになりかねない。
ふー、と自分を落ち着かせるように長く息を吐き出す。そのとき、インタビュアーの視線が保のカメラの方へと向けられた。
「もちろん作品の話もおうかがいしたいのですが、おそらく視聴者の皆様が一番気になられていることは、やはり授賞式会場での公開プロポーズのことかと思われます」
どこか悪戯っぽい口調に、咽喉が引き攣りそうになる。インタビュアーが藍人に視線を戻して、質問を投げ掛ける。
「率直におうかがいさせていただくのですが、パートナーの方とは『運命』なのでしょうか?」
直球な質問に、藍人は少しだけ肩を揺らして苦笑いを浮かべた。
「はい。彼とは運命です」
「一目見て気付かれましたか?」
「そうですね。一目で分かりました。彼だけ、星のように輝いて見えたので」
おい、やめろ。恥ずかしいことを言うな。せめて、本人がいないところで言ってくれ。そのせいでインタビュアーも、周りのスタッフも、妙に微笑ましげな目でこっちを見てくるじゃないか。
藍人に注意したいのに、物音一つ立てられないのがもどかしくて堪らなかった。漏れそうになるうめき声を、頬の内側を噛んで我慢する。
保が渋面をしているのに反して、藍人は嬉しそうな声で続けた。
「でも、運命はただのキッカケで、たとえ運命でなくても、僕は彼に恋に落ちたと思います」
「それは、どうしてですか?」
インタビュアーの問い掛けに、藍人はとろけるような微笑みを浮かべた。
「彼の何もかもが可愛くて、愛おしくて堪らないので」
仕事中でなかったら、全力で駆け寄って胸倉を掴んで『おぉぉおい、やめろぉ!』と叫んでいたところだ。
こんな平凡極まりない男を『可愛い』なんて言うんじゃない! あんたはいいかもしれないが、周りが反応に困るだろうが!
羞恥のあまり顔面から火を噴きそうだった。それでもプロ根性で、カメラ画面から視線を逸らさない自分を全力で褒めてやりたい。
インタビュアーは少し驚いたように目を丸くした後、口元に柔らかな笑みを浮かべた。
「それは熱烈ですね。カメラの向こうのパートナーさんに、清水さんからお伝えしたいことはありますか?」
明らかに確信犯的なことを言いながら、インタビュアーが保のカメラの方を掌で示す。その行動に、保は思わず目を剥いた。
藍人は一度考えるように視線を伏せたが、すぐに立ち上がって保の方に近付いてきた。距離を詰められて、後ずさりそうになるのを必死に耐える。
藍人はカメラのレンズをゆっくりと覗き込むと、ギュッと目を細めて笑った。子供みたいな、幸せに満ちた笑顔を浮かべて言う。
「君は、僕の一等星だ。誰よりも愛してるよ」
カメラの向こうにいる何億もの視聴者ではなく、保にだけ捧げられた愛の告白だ。
呼吸すら忘れるような歓喜が込み上げてきて、保はぎゅっと唇を左右に引き結んだ。今すぐ藍人を抱き締めたくなる衝動を押さえながら、心の中でそっと呟く。
――俺の一等星。誰よりも美しく輝く、カメラ越しのシリウス。そして、たった一人の愛おしい人。
祈るように唱えながら、保は幸せそうに微笑む藍人を見つめ続けた。
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