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無限ノンタン。

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ところで今、次男が「ノンタンシリーズ」に夢中でして。

このシリーズは私が子どもの頃も母によく読んでもらっていて、物持ちの良い母から譲ってもらったものです。

ノンタンという男の子の猫とその仲間たちが織りなす愉快なストーリーで、大人でも楽しめます。

次男は2歳でハマりましたが、長男は1歳半くらいでどハマりしました。

昼寝の寝かしつけの時、必ず無限ノンタンやってました。

ある日、無限ノンタンやってもなかなか寝なかったんですよ。

前の夜に夜泣きで一睡もできず、妊娠中でホルモンバランスもガタガタで、おまけに風邪気味だったんで、コンディションは最悪でした。

痛む喉で読み続けていました。子どもって同じ本を何回も何回も読みたがるじゃないですか。



「ダッダガダッダガダッダガダ~♪」

寝ねぇ……

「ダッダガダッダガダッダガダ~♪」

寝ねぇ……

「ダッダガダッダガダッダガダ~♪」

寝ねぇ……

「ダッダガダッダガダッダガダ~♪」

寝ねぇ……

「ダッダガダッダガダッダガダ~♪」

寝ねぇ……

「ダッダカダ~♪ じゃねーーーーーよ!!!!」

ついに私の堪忍袋の緒はプッツンしましたね。

絵本を思いっきり投げてしまいました。

ノンタンに罪は無いんですよ。

ゴメンねノンタン。

結局その日は昼寝、しなかったですね。
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