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急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編
17.キス(※キスする)
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玄関に着くと、ゴズメルはリリィをそっと下ろした。
「上がって行ってくれないの?」
リリィは名残惜しそうに言った。ゴズメルの手に頬ずりして、指先にキスをする。
「疲れているでしょう。お茶を淹れるし、美味しいお菓子があるのよ」
「ふーん。つまり、あたしのことをお菓子で釣ってんだね? リリィ」
「えっ? ええっと、中で待ってくれたら、夕飯にごちそうも用意するわ。それに泡のお風呂で背中を流してあげる。私、こう見えてマッサージの心得があるのよ。……ねえ、上がって。泊まって行って、ゴズメル」
「ふふーん」
ゴズメルはリリィの小さな唇を指でつついた。
「いけない唇だ。あたしを調子に乗せて、たくさんスケベなことさせようって魂胆だろう」
「ん、む……」
リリィは小さな口をむずむずさせたが、ふいっと顔を逸らした。
「違うわ……あなたがそういう気分じゃないのなら、別になんにもしなくたっていいの。ただ、一緒にいてほしいのよ。ゴズメル……ね、お願い……」
恋人の一生懸命なおねだりに、ゴズメルはにやけるのが止まらない。
だが、リリィの顎を指で掬いあげて黙らせた。
「だめだよ。そんなのあたしの方が我慢できない」
「じゃあ、我慢しないで」
リリィは泣きそうな顔でゴズメルを見上げた。
「ゴズメル、私を抱いて……お願いよ……」
ゴズメルはリリィの目元に優しく口づけた。
「……それもだめ。あたし、なるべく早いうちに鐵刑の塔へ行って、ジーニョじいさんに偽卵をこしらえてもらうからさ。それまでスケベなことはお預け。オナニーも絶対にしちゃだめだからね」
「そんなの、ひどい……!」
「ひどくない。恋人の留守中に、ほかの男に体を許すほうがひどい」
「私、許してなんか」
「どうやら自覚がないみたいだけどね、今のあんたは魔封じのアミュレットでも抑えきれないくらい発情してるんだ。受付嬢はみんなあんたを心配してる」
リリィはうなだれた。何も言い返せないのだろう。
ゴズメルはなるべく優しく言った。
「そんな顔すんなよ、リリィ。何もあんただけに辛い思いをさせようってんじゃない。あたしも、あんたと一緒にしばらく禁欲するから」
「……禁欲??」
「オナ禁する。男とも女とも不必要に喋らないようにするし、しばらくは任務もソロでこなすよ。それでフェアだろう」
「ま、待ってちょうだい、ゴズメル、あなたも自慰をすることがあるの?」
思ってもみない疑問に、ゴズメルはガクッと右肩を下げた。
「するよ。あたしをなんだと思ってんだ」
「だって……あなたって女の子の部分を触られたくないみたいだったから。てっきり性欲がないんだと思っていたのよ」
「んん……」
「ねえ、何を考えて、どんな風にするの。それにどれくらいの頻度で……」
なんて厄介な恋人だろう! ゴズメルは問答無用でリリィの口を自分の口で塞いだ。
(あたしの性欲を目覚めさせたあんたがそれを言うのか、リリィ……)
触られるより、触りたい気持ちの方が大きいだけだ。今だって、リリィの喘ぎ声に背筋がぞくぞくしている。
「んっ……ん、ふぁ、あ……」
玄関のドアにリリィの体を押し付け、口の中に舌をねじ込む。
ゴズメルの背後には庭があり、リリィが丹精こめて世話している花壇と果樹がある。
梢は風にくすぐられるたび葉の擦れ合う清かな音を立て、足元には虫が鳴いている。
小さな自然を背中に感じながら、リリィと唇を合わせるのは恐ろしく気分が良かった。世界がすべて自分のものになったような気がする。
リリィの小さな唇が、ゴズメルの幅広で分厚い舌を受け入れるために大きくひらいていた。
お互い、熱い唾液が止まらない。リリィは可愛い顔に似つかわしくない下品な音を立てて吸おうとしているが、長い舌に翻弄されて、胸にたくさんこぼしてしまっていた。
「だらしない口まんこだ……ほら、ちゃんと喉を使って飲み込むんだよ。しばらくキスもお預けなんだから」
「はふ……ふぅ……んっ、んぐ、ぐぅっ」
お預け、と聞いたとたんリリィの吸い付き方が激しくなる。
「やらぁ……キス、もっろして……っ」
もっと、と要求されて、ゴズメルは頭がくらくらした。
望み通り、ちゅっ、ちゅっ、と音を立てて、口づけを落としてやる。
「ほんと、すきだねえ、あんたも……」
「んっ……ちゅう、しゅき……っ、やぁん、ごじゅめう、ベロで、して……」
「口の中、じゅぽじゅぽ犯されるの好き……?」
「あ、しゅき……っンッ、んぁっ、はふぅ……っ」
深く唇を重ねるうち、ゴズメルはいつの間にかリリィの両手を押さえつけ、腰を強く押し当てていた。
「んぐっ」
服も脱がない疑似性交は、リリィを感じさせるには十分だった。スカートの裾からぽたぽたと落ちる大粒の雫が、玄関先に丸いシミを作る。
「……いい子で待てたら、あんたの望み通りにしてやるから」
ゴズメルは脅しつけるような低い声で言った。
「その時はあたしのことも、たっぷりおもてなしするんだからね。わかった?」
「はぅん……」
「返事はっ」
「はい……っ、はいっ、私、ちゃんといい子で待つわ。ゴズメル……」
「うん。よし、それじゃ一緒にがんばろう」
それからゴズメルは、リリィがちゃんと玄関に入るのを、腕組みして厳しく見守った。
リリィはまだ名残惜しそうだったが、余計なことをして怒られたくはないらしい。
だが、何か思いついたらしく、ちらっとドアの隙間からゴズメルを見た。
なんと、投げキスしてくる!
「こらっ。そんなことするなんてズルだぞ!」
ゴズメルは怒ったが、サッとドアの中に逃げ込まれてしまうと、もう文句は言えなかった。
「上がって行ってくれないの?」
リリィは名残惜しそうに言った。ゴズメルの手に頬ずりして、指先にキスをする。
「疲れているでしょう。お茶を淹れるし、美味しいお菓子があるのよ」
「ふーん。つまり、あたしのことをお菓子で釣ってんだね? リリィ」
「えっ? ええっと、中で待ってくれたら、夕飯にごちそうも用意するわ。それに泡のお風呂で背中を流してあげる。私、こう見えてマッサージの心得があるのよ。……ねえ、上がって。泊まって行って、ゴズメル」
「ふふーん」
ゴズメルはリリィの小さな唇を指でつついた。
「いけない唇だ。あたしを調子に乗せて、たくさんスケベなことさせようって魂胆だろう」
「ん、む……」
リリィは小さな口をむずむずさせたが、ふいっと顔を逸らした。
「違うわ……あなたがそういう気分じゃないのなら、別になんにもしなくたっていいの。ただ、一緒にいてほしいのよ。ゴズメル……ね、お願い……」
恋人の一生懸命なおねだりに、ゴズメルはにやけるのが止まらない。
だが、リリィの顎を指で掬いあげて黙らせた。
「だめだよ。そんなのあたしの方が我慢できない」
「じゃあ、我慢しないで」
リリィは泣きそうな顔でゴズメルを見上げた。
「ゴズメル、私を抱いて……お願いよ……」
ゴズメルはリリィの目元に優しく口づけた。
「……それもだめ。あたし、なるべく早いうちに鐵刑の塔へ行って、ジーニョじいさんに偽卵をこしらえてもらうからさ。それまでスケベなことはお預け。オナニーも絶対にしちゃだめだからね」
「そんなの、ひどい……!」
「ひどくない。恋人の留守中に、ほかの男に体を許すほうがひどい」
「私、許してなんか」
「どうやら自覚がないみたいだけどね、今のあんたは魔封じのアミュレットでも抑えきれないくらい発情してるんだ。受付嬢はみんなあんたを心配してる」
リリィはうなだれた。何も言い返せないのだろう。
ゴズメルはなるべく優しく言った。
「そんな顔すんなよ、リリィ。何もあんただけに辛い思いをさせようってんじゃない。あたしも、あんたと一緒にしばらく禁欲するから」
「……禁欲??」
「オナ禁する。男とも女とも不必要に喋らないようにするし、しばらくは任務もソロでこなすよ。それでフェアだろう」
「ま、待ってちょうだい、ゴズメル、あなたも自慰をすることがあるの?」
思ってもみない疑問に、ゴズメルはガクッと右肩を下げた。
「するよ。あたしをなんだと思ってんだ」
「だって……あなたって女の子の部分を触られたくないみたいだったから。てっきり性欲がないんだと思っていたのよ」
「んん……」
「ねえ、何を考えて、どんな風にするの。それにどれくらいの頻度で……」
なんて厄介な恋人だろう! ゴズメルは問答無用でリリィの口を自分の口で塞いだ。
(あたしの性欲を目覚めさせたあんたがそれを言うのか、リリィ……)
触られるより、触りたい気持ちの方が大きいだけだ。今だって、リリィの喘ぎ声に背筋がぞくぞくしている。
「んっ……ん、ふぁ、あ……」
玄関のドアにリリィの体を押し付け、口の中に舌をねじ込む。
ゴズメルの背後には庭があり、リリィが丹精こめて世話している花壇と果樹がある。
梢は風にくすぐられるたび葉の擦れ合う清かな音を立て、足元には虫が鳴いている。
小さな自然を背中に感じながら、リリィと唇を合わせるのは恐ろしく気分が良かった。世界がすべて自分のものになったような気がする。
リリィの小さな唇が、ゴズメルの幅広で分厚い舌を受け入れるために大きくひらいていた。
お互い、熱い唾液が止まらない。リリィは可愛い顔に似つかわしくない下品な音を立てて吸おうとしているが、長い舌に翻弄されて、胸にたくさんこぼしてしまっていた。
「だらしない口まんこだ……ほら、ちゃんと喉を使って飲み込むんだよ。しばらくキスもお預けなんだから」
「はふ……ふぅ……んっ、んぐ、ぐぅっ」
お預け、と聞いたとたんリリィの吸い付き方が激しくなる。
「やらぁ……キス、もっろして……っ」
もっと、と要求されて、ゴズメルは頭がくらくらした。
望み通り、ちゅっ、ちゅっ、と音を立てて、口づけを落としてやる。
「ほんと、すきだねえ、あんたも……」
「んっ……ちゅう、しゅき……っ、やぁん、ごじゅめう、ベロで、して……」
「口の中、じゅぽじゅぽ犯されるの好き……?」
「あ、しゅき……っンッ、んぁっ、はふぅ……っ」
深く唇を重ねるうち、ゴズメルはいつの間にかリリィの両手を押さえつけ、腰を強く押し当てていた。
「んぐっ」
服も脱がない疑似性交は、リリィを感じさせるには十分だった。スカートの裾からぽたぽたと落ちる大粒の雫が、玄関先に丸いシミを作る。
「……いい子で待てたら、あんたの望み通りにしてやるから」
ゴズメルは脅しつけるような低い声で言った。
「その時はあたしのことも、たっぷりおもてなしするんだからね。わかった?」
「はぅん……」
「返事はっ」
「はい……っ、はいっ、私、ちゃんといい子で待つわ。ゴズメル……」
「うん。よし、それじゃ一緒にがんばろう」
それからゴズメルは、リリィがちゃんと玄関に入るのを、腕組みして厳しく見守った。
リリィはまだ名残惜しそうだったが、余計なことをして怒られたくはないらしい。
だが、何か思いついたらしく、ちらっとドアの隙間からゴズメルを見た。
なんと、投げキスしてくる!
「こらっ。そんなことするなんてズルだぞ!」
ゴズメルは怒ったが、サッとドアの中に逃げ込まれてしまうと、もう文句は言えなかった。
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この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
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