13 / 77
第一章 お屋敷編
第十四話 よもぎの特技
しおりを挟む
「……?」
呆気に取られていると狸の蓬さんは、すぐに部屋から出てきて、両手に何かを持って、こっちに戻ってきた。
必然的に俺の視線は、その何かに集中する。
いや、正確に言えば、それは間違いで。
本当は、その何かに乗っかっている…………蓬さんの、大きな胸に釘付けになってしまっている。
……別に、御珠様の様に、はだけているという訳では無い。だけど着物越しからも、その大きさははっきりと分かる。しかも歩く振動で遠慮なく、たゆたゆと揺れていて……。
……目のやり場に困ると同時に、自分のしょうもなさに悲しくなる。
「はい、どうぞ」
そんな馬鹿なことを考えていると、蓬さんは持ってきた物を俺に手渡した。
「これは……」
紺色の着物と、黒い帯……?
「よかったら、着替えとして使ってみて」
蓬さんにそう言われて、俺は改めて自分の服装を意識する。
学校の制服のワイシャツと黒いズボンは、かなりしわくちゃになり、小さなホコリや塵があちこちにくっついていて。昨日の朝から一日中、寝る間さえも着ていたから仕方がないとはいえ、お世辞にも綺麗とは言い難い状態だった。
「ありがとうございます」
感謝の気持ちを込めて蓬さんに礼をして、一旦自分の部屋に、着物を置きに戻ろうとする。
掃除が一段落ついたら着替えてみよう。折角着替えたのに、ホコリとかですぐに汚しちゃったら悪いし……。
なんて考えていると、むんず、と後ろから手首を掴まれる。
「ごめん、というかむしろ、今ちょっと着替えてみて!」
振り向けば、蓬さんはきらきらと目を輝かせていて……。
興奮気味の強い口調で、明らかにテンションが上がっている。
「は、はい。いいですけど……」
蓬さんの豹変に戸惑いながら、俺はこくこくと頷く。
「ありがとう! 着換えにはこの部屋を使ってね!」
ガラッと、蓬さんは近くの部屋のふすまを勢いよく開ける。
気圧されつつも、素直に従ってその部屋に入れば、後ろからふすまの閉まる音がする。
広さは俺の部屋と同じぐらいだったので、縦長の鏡――姿見はすぐに見つけることが出来た。
早速鏡の前に立ち着換えを畳の上に置いて、ズボンのベルトを緩め、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。
「……って」
急にある大問題に気が付き、ズボンを下ろそうとする手が止まる。
……下着は、一体、どうするんだろう……?
異世界に来てしまった時に備えて代えを持ってきているとか、そんなことは、有るはずもなく……。
………。
……ずっと、このパンツ一枚で過さなきゃいけないのだとしたら……流石に、キツいぞ?
だからと言って、何も履かないのは論外中の論外だ。それは絶対ない。最悪だ。
「えっと……」
窮地に立たさると、人はかえって自分を客観的に見ることができ、冷静になる。
落ち着いて渡された着物を探ってみれば……、着物と帯の間に、薄い布の手触りが。
良かった。どうやらちゃんと用意されていたらしい。
ほっと息をついて、その布を引き抜いてみる。
すると、ひらりと宙を舞う、一枚の…………白い、ふんどし……。
……普段着が着物なんだから、下着だってそりゃあそうなるかもしれないけど…………。
ふんどし。……ふんどし。
まあ、何もないよりは遥かにマシだ……そう割り切ることに決め、気を取り直して履いてみようとする。
「……?」
だけど、これ……一体どうつければいいんだろう。
一見すると、というか本当に、太めの紐に、一枚の長めの布をつなぎ合わせただけの構造だ。
これ、本当に、下着としての機能を果たすのか……?
俺はふすまの方を見る。その向こう側には、蓬さんがいるけれど……。
下着の付け方なんて誰にも、ましてや女性に聞けるわけがない。恥ずかし過ぎて死んでしまう……。
結局、少しの間悪戦苦闘した後、何とかそれらしき付け方を自力で発見することができ、ようやく安心。
それから、一緒に挟まっていた白くて薄いシャツのような物を着て、その上に着物を羽織る。
さらさらとした布地が、ひんやりとしていて心地良い。紺一色で染め上げられたシンプルな柄も、涼やかだった。黒の帯をそれっぽく巻いて、後ろで固く結んで、鏡を覗いてみる。
……よし、見よう見真似だけれど、それほどおかしくは無いはずだ。
制服とワイシャツと下着を畳んで、俺は部屋を出た。
「お待たせしました」
「おお!」
こっちを見て、蓬さんは嬉しそうな声を上げたのだった。
「うん、とっても似合ってるよ!」
「そ、そうですかね……」
馬子にも衣装だとは分かってはいるけど、何だか照れるな……。
「どれどれ……」
そう言うと蓬さんは今度は、横から、そして後ろから眺め始める。
「大きさもぴったりみたいだね。あ、帯を直してもいいかな?」
「は、はい。お願いします」
純粋な視線で見つめられて、何故だか顔が熱くなってくる……。
「急ごしらえで作ったから、ちょっと不安だったんだけど、良かった」
少しほどけ気味だった帯を、蓬さんが結び直してくれる。
確かにこの着物は、想像以上に、軽くて動きやすそうだ。慣れない感じがしないというか。
でも、あれ? 作ったって……?
「もしかして、この着物……蓬さんが?」
「うん。私、裁縫好きなんだ。趣味で色んな服を作ってみたり」
何とはなしに蓬さんは言うけれど、それって……。
「い、いや、これ、趣味の域、遥かに超えてますよ……! 凄いです……!」
着物にはあまり詳しくない俺でも、この着物が、プロの仕立て屋さんが作った物と同じぐらいハイレベルだということは、はっきりと分かる。
細かい縫い目には乱れが一切無いし、黒一色だと思っていた帯には、よく見たらきめ細かい刺繍がされているし……。
しかも、急ごしらえっていうことは、まさか、一晩で、これを……?
「あはは。上手にできてれば良いんだけどねえ」
蓬さんは謙遜するけれど、そんな必要全く無いと思う。
後ろからは、ぱたぱた……と、しっぽが小さく動く音がした。
「よし、これで大丈夫!」
蓬さんが、ぽん、と帯の結び目を軽く叩く。
ぴしっと、身が引き締まったかのような思いがする。
「それじゃ、そっちの服は洗濯しておくね」
「ありがとうございます!」
蓬さんは、本当に親切な人だなあ……。
畳んだ制服を手渡しながら、俺は重ね重ね蓬さんにお礼をする。
「そ、その……」
だけど、ふと顔を上げれば。蓬さんは目を逸らして、もじもじとしていて……。
「け、景君。こんな事、ちょっと、言いにくいんだけど。……もし良かったら……」
心辺りは全くなく、ただ蓬さんの次の言葉を、少し緊張しながら待つしかなかった。
一体、どうしたんだろう……?
「……君のこの服、洗った後で、詳しく研究させてもらっても、良いかな……?」
……研究? 聞き慣れない単語に、内心驚いて見てみれば。
蓬さんは、うっとりとした目で、俺の制服を眺めていて……。
「こんなに斬新なデザインの服、今まで見たことが無いよ……!」
感嘆、そして興奮した様子でそう言ったのだった。
そうか、この世界の、少なくともこの街が存在する国では、洋服はまだ存在しないのかもしれない。
それなら確かに、裁縫が好きな人にとって、学校の制服はかなり斬新なデザインに映るはずだ。
「どうかな、景君。少しの間貸してもらっても……」
「勿論ですよ。いくらでもどうぞ!」
蓬さんの役に立てるなら、何よりだし、断る理由なんて無い。
すると蓬さんは、晴れやかな表情を浮かべて、いきなり
「ありがとう、景君!」
ぎゅっ!ともの凄い勢いで抱きついてきて……そのまま廊下の壁にゴン、と俺の背中は叩きつけられる。
「ご、ごめん! 大丈夫?」
「だ、大丈夫、です……」
慌てた様子の蓬さんを安心させるように、俺は言う。
それよりも……。
蓬さんの、おっぱいが、ぎゅむ、と思いっきり体に当たっていて、やわらかくて、痛みどころじゃない…………!
痛みとはまた別の要因で、気を失ってしまいそうだ……!
「ごめん、つい熱くなっちゃって……!」
蓬さんはぱっと体を離し、ぺこりと頭を下げる。
「い、いえ……」
むしろ今のはプラスでした……と俺は心の中で、そう思ったのだった。
呆気に取られていると狸の蓬さんは、すぐに部屋から出てきて、両手に何かを持って、こっちに戻ってきた。
必然的に俺の視線は、その何かに集中する。
いや、正確に言えば、それは間違いで。
本当は、その何かに乗っかっている…………蓬さんの、大きな胸に釘付けになってしまっている。
……別に、御珠様の様に、はだけているという訳では無い。だけど着物越しからも、その大きさははっきりと分かる。しかも歩く振動で遠慮なく、たゆたゆと揺れていて……。
……目のやり場に困ると同時に、自分のしょうもなさに悲しくなる。
「はい、どうぞ」
そんな馬鹿なことを考えていると、蓬さんは持ってきた物を俺に手渡した。
「これは……」
紺色の着物と、黒い帯……?
「よかったら、着替えとして使ってみて」
蓬さんにそう言われて、俺は改めて自分の服装を意識する。
学校の制服のワイシャツと黒いズボンは、かなりしわくちゃになり、小さなホコリや塵があちこちにくっついていて。昨日の朝から一日中、寝る間さえも着ていたから仕方がないとはいえ、お世辞にも綺麗とは言い難い状態だった。
「ありがとうございます」
感謝の気持ちを込めて蓬さんに礼をして、一旦自分の部屋に、着物を置きに戻ろうとする。
掃除が一段落ついたら着替えてみよう。折角着替えたのに、ホコリとかですぐに汚しちゃったら悪いし……。
なんて考えていると、むんず、と後ろから手首を掴まれる。
「ごめん、というかむしろ、今ちょっと着替えてみて!」
振り向けば、蓬さんはきらきらと目を輝かせていて……。
興奮気味の強い口調で、明らかにテンションが上がっている。
「は、はい。いいですけど……」
蓬さんの豹変に戸惑いながら、俺はこくこくと頷く。
「ありがとう! 着換えにはこの部屋を使ってね!」
ガラッと、蓬さんは近くの部屋のふすまを勢いよく開ける。
気圧されつつも、素直に従ってその部屋に入れば、後ろからふすまの閉まる音がする。
広さは俺の部屋と同じぐらいだったので、縦長の鏡――姿見はすぐに見つけることが出来た。
早速鏡の前に立ち着換えを畳の上に置いて、ズボンのベルトを緩め、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。
「……って」
急にある大問題に気が付き、ズボンを下ろそうとする手が止まる。
……下着は、一体、どうするんだろう……?
異世界に来てしまった時に備えて代えを持ってきているとか、そんなことは、有るはずもなく……。
………。
……ずっと、このパンツ一枚で過さなきゃいけないのだとしたら……流石に、キツいぞ?
だからと言って、何も履かないのは論外中の論外だ。それは絶対ない。最悪だ。
「えっと……」
窮地に立たさると、人はかえって自分を客観的に見ることができ、冷静になる。
落ち着いて渡された着物を探ってみれば……、着物と帯の間に、薄い布の手触りが。
良かった。どうやらちゃんと用意されていたらしい。
ほっと息をついて、その布を引き抜いてみる。
すると、ひらりと宙を舞う、一枚の…………白い、ふんどし……。
……普段着が着物なんだから、下着だってそりゃあそうなるかもしれないけど…………。
ふんどし。……ふんどし。
まあ、何もないよりは遥かにマシだ……そう割り切ることに決め、気を取り直して履いてみようとする。
「……?」
だけど、これ……一体どうつければいいんだろう。
一見すると、というか本当に、太めの紐に、一枚の長めの布をつなぎ合わせただけの構造だ。
これ、本当に、下着としての機能を果たすのか……?
俺はふすまの方を見る。その向こう側には、蓬さんがいるけれど……。
下着の付け方なんて誰にも、ましてや女性に聞けるわけがない。恥ずかし過ぎて死んでしまう……。
結局、少しの間悪戦苦闘した後、何とかそれらしき付け方を自力で発見することができ、ようやく安心。
それから、一緒に挟まっていた白くて薄いシャツのような物を着て、その上に着物を羽織る。
さらさらとした布地が、ひんやりとしていて心地良い。紺一色で染め上げられたシンプルな柄も、涼やかだった。黒の帯をそれっぽく巻いて、後ろで固く結んで、鏡を覗いてみる。
……よし、見よう見真似だけれど、それほどおかしくは無いはずだ。
制服とワイシャツと下着を畳んで、俺は部屋を出た。
「お待たせしました」
「おお!」
こっちを見て、蓬さんは嬉しそうな声を上げたのだった。
「うん、とっても似合ってるよ!」
「そ、そうですかね……」
馬子にも衣装だとは分かってはいるけど、何だか照れるな……。
「どれどれ……」
そう言うと蓬さんは今度は、横から、そして後ろから眺め始める。
「大きさもぴったりみたいだね。あ、帯を直してもいいかな?」
「は、はい。お願いします」
純粋な視線で見つめられて、何故だか顔が熱くなってくる……。
「急ごしらえで作ったから、ちょっと不安だったんだけど、良かった」
少しほどけ気味だった帯を、蓬さんが結び直してくれる。
確かにこの着物は、想像以上に、軽くて動きやすそうだ。慣れない感じがしないというか。
でも、あれ? 作ったって……?
「もしかして、この着物……蓬さんが?」
「うん。私、裁縫好きなんだ。趣味で色んな服を作ってみたり」
何とはなしに蓬さんは言うけれど、それって……。
「い、いや、これ、趣味の域、遥かに超えてますよ……! 凄いです……!」
着物にはあまり詳しくない俺でも、この着物が、プロの仕立て屋さんが作った物と同じぐらいハイレベルだということは、はっきりと分かる。
細かい縫い目には乱れが一切無いし、黒一色だと思っていた帯には、よく見たらきめ細かい刺繍がされているし……。
しかも、急ごしらえっていうことは、まさか、一晩で、これを……?
「あはは。上手にできてれば良いんだけどねえ」
蓬さんは謙遜するけれど、そんな必要全く無いと思う。
後ろからは、ぱたぱた……と、しっぽが小さく動く音がした。
「よし、これで大丈夫!」
蓬さんが、ぽん、と帯の結び目を軽く叩く。
ぴしっと、身が引き締まったかのような思いがする。
「それじゃ、そっちの服は洗濯しておくね」
「ありがとうございます!」
蓬さんは、本当に親切な人だなあ……。
畳んだ制服を手渡しながら、俺は重ね重ね蓬さんにお礼をする。
「そ、その……」
だけど、ふと顔を上げれば。蓬さんは目を逸らして、もじもじとしていて……。
「け、景君。こんな事、ちょっと、言いにくいんだけど。……もし良かったら……」
心辺りは全くなく、ただ蓬さんの次の言葉を、少し緊張しながら待つしかなかった。
一体、どうしたんだろう……?
「……君のこの服、洗った後で、詳しく研究させてもらっても、良いかな……?」
……研究? 聞き慣れない単語に、内心驚いて見てみれば。
蓬さんは、うっとりとした目で、俺の制服を眺めていて……。
「こんなに斬新なデザインの服、今まで見たことが無いよ……!」
感嘆、そして興奮した様子でそう言ったのだった。
そうか、この世界の、少なくともこの街が存在する国では、洋服はまだ存在しないのかもしれない。
それなら確かに、裁縫が好きな人にとって、学校の制服はかなり斬新なデザインに映るはずだ。
「どうかな、景君。少しの間貸してもらっても……」
「勿論ですよ。いくらでもどうぞ!」
蓬さんの役に立てるなら、何よりだし、断る理由なんて無い。
すると蓬さんは、晴れやかな表情を浮かべて、いきなり
「ありがとう、景君!」
ぎゅっ!ともの凄い勢いで抱きついてきて……そのまま廊下の壁にゴン、と俺の背中は叩きつけられる。
「ご、ごめん! 大丈夫?」
「だ、大丈夫、です……」
慌てた様子の蓬さんを安心させるように、俺は言う。
それよりも……。
蓬さんの、おっぱいが、ぎゅむ、と思いっきり体に当たっていて、やわらかくて、痛みどころじゃない…………!
痛みとはまた別の要因で、気を失ってしまいそうだ……!
「ごめん、つい熱くなっちゃって……!」
蓬さんはぱっと体を離し、ぺこりと頭を下げる。
「い、いえ……」
むしろ今のはプラスでした……と俺は心の中で、そう思ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
二度目の召喚なんて、聞いてません!
みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。
その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。
それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」
❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。
❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。
❋他視点の話があります。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる