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第二部 2章
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最近、ルイスの様子が明らかにおかしい。
ランチタイムは変わらず皆と一緒にしているけれど、放課後のクラブ活動の時間は別行動を取っている。
2年のマーク・ウィリアムズとジェイソン・バーロウと一緒に何かしているらしいことはわかるけれど、彼らとなにをしているのは、まったくわからない。
(どう見ても僕らになにか、隠しごとをしているんだよなあ)
ランチタイムにユーリやレイから問い詰められても、目を泳がせるばかりで具体的なことは何も話さない。
アーノルドが手助けしているところを見ると、彼は知っているのだろう。
本当は僕も、とても気になっている。なにを隠しているの、とルイスに聞いてみようかとも思ったけれど勇気が出なかった。
ユーリたちに聞かれても話さないということは、よほど言いたくないのだろう。それにもし、僕が聞いても同じ対応をされたら立ち直れなくなってしまうかもしれない。
そう思うと、ルイスになにも聞くことができなかった。
僕がこんなに悶々としていることにまったく気づいていない様子のルイスは、なんだか毎日とても楽しそうに見える。
(もしかして、僕よりマークやジェイソンのほうがいいのかな)
今日のランチタイム、近くを通りかかったマークとジェイソンにルイスは自ら声をかけて走り寄って行った。
『ウィリアムズ先輩、バーロウ先輩! こんにちは!』
嬉しそうなルイスに二人も笑みを返す。それから3人はヒソヒソと話をして笑い合っていた。
ルイスが戻ってくる直前、ジェイソンがルイスの頭をポンと撫でた。
(いつの間にあんなに仲良くなったんだろう)
たったそれだけのことなのに、胸の中にどす黒い感情が広がっていく。
(ダメだ。僕はルイスのいい義兄さんでいたいんだ)
無意識に浅くなっていた呼吸を深いものへと変え、心を落ち着かせる。
戻ってきたルイスにユーリがすかさず声をかけた。
『ずいぶんあの2年坊たちと仲良くなったんだなあ。毎日あいつらと一体なにをしてるんだ。そろそろ俺たちに教えてもいいだろう』
ルイスの肩が驚いたように跳ねる。
『そ、それは言えません』
片眉を跳ね上げたユーリがまた何か言おうとするが、正面に座っていたアーノルドがその口の中にすかさず根セロリのピュレを押し込んだ。
さすが大貴族の子どもらしく、マナーが完璧なユーリは口の中にものがある状態でしゃべるようなことはしない。
悔し気に顔を歪めてアーノルドを睨みながら、もぐもぐと口を動かしていた。
その間にルイスは席を立つ。
『僕、お先に失礼します! ランチタイムの時間に読みたい本があるので!』
それだけ言うと、あっという間に姿を消してしまう
『なんだアイツ、最近本当におかしいぞ』
『俺もちょっと寂しいな。ルイスとまともに話せてない気がする』
レイとルークが不満を言い合うのを聞きながら、僕は平然とした表情を作って皆に笑いかけた。
『いいじゃないか。ルイスにだって僕ら以外の親しい仲間や友人がいて当然だし、弟の世界が広がっていくのは義兄としては嬉しいし』
アーノルドがなにか言いたげな顔で僕を見ていたのが気になったが、あえて自分からは触れなかった。
「皆にはあんなこと言っちゃったけど、本当はすごく気になるなあ」
一人佇む部屋の中に、自覚していた以上に寂しそうな呟きがぽつりと落ちた。
ランチタイムは変わらず皆と一緒にしているけれど、放課後のクラブ活動の時間は別行動を取っている。
2年のマーク・ウィリアムズとジェイソン・バーロウと一緒に何かしているらしいことはわかるけれど、彼らとなにをしているのは、まったくわからない。
(どう見ても僕らになにか、隠しごとをしているんだよなあ)
ランチタイムにユーリやレイから問い詰められても、目を泳がせるばかりで具体的なことは何も話さない。
アーノルドが手助けしているところを見ると、彼は知っているのだろう。
本当は僕も、とても気になっている。なにを隠しているの、とルイスに聞いてみようかとも思ったけれど勇気が出なかった。
ユーリたちに聞かれても話さないということは、よほど言いたくないのだろう。それにもし、僕が聞いても同じ対応をされたら立ち直れなくなってしまうかもしれない。
そう思うと、ルイスになにも聞くことができなかった。
僕がこんなに悶々としていることにまったく気づいていない様子のルイスは、なんだか毎日とても楽しそうに見える。
(もしかして、僕よりマークやジェイソンのほうがいいのかな)
今日のランチタイム、近くを通りかかったマークとジェイソンにルイスは自ら声をかけて走り寄って行った。
『ウィリアムズ先輩、バーロウ先輩! こんにちは!』
嬉しそうなルイスに二人も笑みを返す。それから3人はヒソヒソと話をして笑い合っていた。
ルイスが戻ってくる直前、ジェイソンがルイスの頭をポンと撫でた。
(いつの間にあんなに仲良くなったんだろう)
たったそれだけのことなのに、胸の中にどす黒い感情が広がっていく。
(ダメだ。僕はルイスのいい義兄さんでいたいんだ)
無意識に浅くなっていた呼吸を深いものへと変え、心を落ち着かせる。
戻ってきたルイスにユーリがすかさず声をかけた。
『ずいぶんあの2年坊たちと仲良くなったんだなあ。毎日あいつらと一体なにをしてるんだ。そろそろ俺たちに教えてもいいだろう』
ルイスの肩が驚いたように跳ねる。
『そ、それは言えません』
片眉を跳ね上げたユーリがまた何か言おうとするが、正面に座っていたアーノルドがその口の中にすかさず根セロリのピュレを押し込んだ。
さすが大貴族の子どもらしく、マナーが完璧なユーリは口の中にものがある状態でしゃべるようなことはしない。
悔し気に顔を歪めてアーノルドを睨みながら、もぐもぐと口を動かしていた。
その間にルイスは席を立つ。
『僕、お先に失礼します! ランチタイムの時間に読みたい本があるので!』
それだけ言うと、あっという間に姿を消してしまう
『なんだアイツ、最近本当におかしいぞ』
『俺もちょっと寂しいな。ルイスとまともに話せてない気がする』
レイとルークが不満を言い合うのを聞きながら、僕は平然とした表情を作って皆に笑いかけた。
『いいじゃないか。ルイスにだって僕ら以外の親しい仲間や友人がいて当然だし、弟の世界が広がっていくのは義兄としては嬉しいし』
アーノルドがなにか言いたげな顔で僕を見ていたのが気になったが、あえて自分からは触れなかった。
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