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第二部 3章
<4>
先程までモニターで見ていた会議場に足を踏み入れる。
静まり返った中で、たくさんの視線が自分に向けられているのを感じる。
(堂々としろ……俺!)
緊張で震える手をぎゅっと握りしめて、毅然とした態度で前を向いて歩く。
ただ歩いているだけなのに、心臓は破裂しそうで体からは冷や汗が流れる。たった数十メートルの距離がとても長く感じた。
やっとの思いでジェラルドの隣に立つと、国王が続ける。
「ユージン・ジェニングス。ジェラルドの独自調査により、君は無実を証明された。今回の件の被害者でもある君に、この場で裁定を委ねたい。ナサニエル――フランツ・ミュラー、セバスチャン・ブラックウッドおよびブラックウッド公爵家への沙汰を決めるがいい」
この流れは前日までにジェラルドたちと相談済みだったが、いざ本番を迎えると、迷いが生じる。というか、俺はずっと彼らに対して「どうしてほしいか」が定まらず悩んでいたのだ。
いつまでも答えを出せない俺に、ジェラルドには「おまえの思ったとおりにすればいい」とだけ言ってくれていた。
(俺が出した答えは――)
静かに息を吐くと、俺は前を見据えた。
「ありがとうございます、陛下。ナサニエルについては――子どもたちを苦しめた罪は重い。それは事実ですし許せません。しかし、彼の出自と生い立ちに関しては、王族・貴族側の責任もゼロではないと私は思うのです」
会議場が再びざわついた。
「よって、王家と彼と対話と、今後このような出自の者に救いの手が差し伸べられる制度の整備を条件に、一定期間の幽閉刑を求めます」
ジェラルドがチラリとこっちを見たのがわかった。その目には驚きの色が滲んでいる。
「次に、セバスチャン・ブラックウッド殿に対してですが……私個人への執拗な嫌がらせ、名誉の棄損については追及いたしません。なぜなら、あの新聞記事に掲載されていたように過去の私が使用人たちにつらくあったり、わがままの限りを尽くしていたということは事実だからです。ですが、ナサニエルを実行役として児童福祉施設の活動妨害、子どもたちを危険に晒したことについては償うべきだと思います」
セバスチャンが顔を上げる。その瞳には怒りと羞恥、そしてほんの少しの後悔も滲んでいた。
俺は彼としっかり視線を合わせて続けた。
「私が望むのは処罰ではありません。このような事件の再発防止と償いです。ですからセバスチャンには王立福祉院での奉仕活動をお命じいただきたく思います。最低でも三年……老人と児童への支援と生活改善に努めてもらいます。さらに王都日報へ、正式に謝罪文を掲載することも求めます」
「甘いんじゃないか」
横に立つジェラルドがとても小さな声で呟いた。だが俺は聞こえないふりをして続けた。
「最後に、ブラックウッド公爵家への処遇です。当主である公爵には子息と使用人の監督責任があります。すべての公職からの引退と、今後五年間、国政に関わる決議への参加権を停止していただくべきだと考えます」
会議場の一部から、安堵にも似たため息が漏れる。きっとブラックウッド公爵の派閥の貴族たちは追放でも処罰でもなかったことに胸を撫で下ろしているのだろう。
国王は静かに頷いた。
「……いいだろう。その裁定、しかと受け取った」
ブラックウッド公爵は沈んだ顔でうなだれ、セバスチャンは唇を噛みしめている。
「この裁定については――」
宰相が口を開いたそのとき、ルーイが突然、手を挙げた。
「叔父上、一つ補足の提案をさせていただけないでしょうか。ユージン、いいか?」
場の注目がルーイに集まる。俺が無言で頷くと、国王も同意してくれた。
「いいだろう、申してみよ」
「ありがとうございます。セバスチャン・ブラックウッド殿を我がアウスブルクの全寮制教育機関である、ラファエル学舎に編入させることを提案します。福祉院での奉仕活動はその後が良いかと」
「ラファエル学舎ですって⁉」
ブラックウッド公爵が悲痛な声で反芻し、王と宰相、それに幾人かの貴族たちが目を見開く。
「ご存知の方もいらっしゃるでしょう。ラファエル学舎は別名、わがまま令息・令嬢の更生施設ですから。全寮制、厳格な生活指導と人格矯正カリキュラム。そして何より在学中は卒業試験に合格するまで、一切の帰省や社交は認められません。この大陸中の問題児たちが集まってくるので、一部の界隈では大変有名な学校なのですがね」
ルーイの赤い瞳が意地悪く光り、セバスチャンを捉える。
「セバスチャン殿はまず、償いとして奉仕活動を行う前に学び直すことが必要です。貴族として、人として……」
セバスチャンが青褪めた顔で叫ぶ。
「そんな……っ! ぼ、僕はクレーニュの大貴族の子息ですよい! そんな恐ろしいところで過ごすなんて――」
「恐ろしいところ?」
ルーイは鼻で笑った。
「どうやらこの期に及んで貴族という立場を勘違いしているようですね。身分をかさに着て、国民や自分より身分の低い者に威張り散らし、踏みにじるのが貴族ではありませんよ。ラファエル学舎でその価値観を叩き直されたほうがいい」
「……っ!」
セバスチャンの目に脅えが浮かんだ。ルーイは獲物を前にした蛇のような微笑みをセバスチャンに投げかけている。
皆が行方を見守る中、ジェラルドの声が響く。
「ルーイの提案、私も賛成いたします。ユージンが同意した場合はどうか、王命としてセバスチャン・ブラックウッドを即刻ラファエル学舎へ転向するよう取り計らっていただけないでしょうか」
ジェラルドは俺の肩にそっと手を置く。
「ユージン、この提案はどうだろうか」
「……おっしゃる通りです。まずは価値観を変えてから、福祉院の国民たちに奉仕すべきだと私も思います」
それを聞いたセバスチャンは、ヒッと小さな悲鳴を上げると泡を吹いて倒れてしまった。
すぐに駆け寄った騎士団員たちが担架に乗せて彼を会議場から運び出す。その様子を見ていたウォルターがボソリと呟く。
「……ラファエル学舎はさすがの俺でも行きたくねえ……アイツ、死ぬぞ」
エディが横でこっそり頷く。
「そうだね。でもあの性悪と小賢しさは逆にあそこでしか直せないかもよ」
二人の会話を背中で聞きながら、ホッと息を吐く。
これでようやく一つの闇に終止符を打つことができた、そう思った瞬間、ジュリアンが首を傾げた。
静まり返った中で、たくさんの視線が自分に向けられているのを感じる。
(堂々としろ……俺!)
緊張で震える手をぎゅっと握りしめて、毅然とした態度で前を向いて歩く。
ただ歩いているだけなのに、心臓は破裂しそうで体からは冷や汗が流れる。たった数十メートルの距離がとても長く感じた。
やっとの思いでジェラルドの隣に立つと、国王が続ける。
「ユージン・ジェニングス。ジェラルドの独自調査により、君は無実を証明された。今回の件の被害者でもある君に、この場で裁定を委ねたい。ナサニエル――フランツ・ミュラー、セバスチャン・ブラックウッドおよびブラックウッド公爵家への沙汰を決めるがいい」
この流れは前日までにジェラルドたちと相談済みだったが、いざ本番を迎えると、迷いが生じる。というか、俺はずっと彼らに対して「どうしてほしいか」が定まらず悩んでいたのだ。
いつまでも答えを出せない俺に、ジェラルドには「おまえの思ったとおりにすればいい」とだけ言ってくれていた。
(俺が出した答えは――)
静かに息を吐くと、俺は前を見据えた。
「ありがとうございます、陛下。ナサニエルについては――子どもたちを苦しめた罪は重い。それは事実ですし許せません。しかし、彼の出自と生い立ちに関しては、王族・貴族側の責任もゼロではないと私は思うのです」
会議場が再びざわついた。
「よって、王家と彼と対話と、今後このような出自の者に救いの手が差し伸べられる制度の整備を条件に、一定期間の幽閉刑を求めます」
ジェラルドがチラリとこっちを見たのがわかった。その目には驚きの色が滲んでいる。
「次に、セバスチャン・ブラックウッド殿に対してですが……私個人への執拗な嫌がらせ、名誉の棄損については追及いたしません。なぜなら、あの新聞記事に掲載されていたように過去の私が使用人たちにつらくあったり、わがままの限りを尽くしていたということは事実だからです。ですが、ナサニエルを実行役として児童福祉施設の活動妨害、子どもたちを危険に晒したことについては償うべきだと思います」
セバスチャンが顔を上げる。その瞳には怒りと羞恥、そしてほんの少しの後悔も滲んでいた。
俺は彼としっかり視線を合わせて続けた。
「私が望むのは処罰ではありません。このような事件の再発防止と償いです。ですからセバスチャンには王立福祉院での奉仕活動をお命じいただきたく思います。最低でも三年……老人と児童への支援と生活改善に努めてもらいます。さらに王都日報へ、正式に謝罪文を掲載することも求めます」
「甘いんじゃないか」
横に立つジェラルドがとても小さな声で呟いた。だが俺は聞こえないふりをして続けた。
「最後に、ブラックウッド公爵家への処遇です。当主である公爵には子息と使用人の監督責任があります。すべての公職からの引退と、今後五年間、国政に関わる決議への参加権を停止していただくべきだと考えます」
会議場の一部から、安堵にも似たため息が漏れる。きっとブラックウッド公爵の派閥の貴族たちは追放でも処罰でもなかったことに胸を撫で下ろしているのだろう。
国王は静かに頷いた。
「……いいだろう。その裁定、しかと受け取った」
ブラックウッド公爵は沈んだ顔でうなだれ、セバスチャンは唇を噛みしめている。
「この裁定については――」
宰相が口を開いたそのとき、ルーイが突然、手を挙げた。
「叔父上、一つ補足の提案をさせていただけないでしょうか。ユージン、いいか?」
場の注目がルーイに集まる。俺が無言で頷くと、国王も同意してくれた。
「いいだろう、申してみよ」
「ありがとうございます。セバスチャン・ブラックウッド殿を我がアウスブルクの全寮制教育機関である、ラファエル学舎に編入させることを提案します。福祉院での奉仕活動はその後が良いかと」
「ラファエル学舎ですって⁉」
ブラックウッド公爵が悲痛な声で反芻し、王と宰相、それに幾人かの貴族たちが目を見開く。
「ご存知の方もいらっしゃるでしょう。ラファエル学舎は別名、わがまま令息・令嬢の更生施設ですから。全寮制、厳格な生活指導と人格矯正カリキュラム。そして何より在学中は卒業試験に合格するまで、一切の帰省や社交は認められません。この大陸中の問題児たちが集まってくるので、一部の界隈では大変有名な学校なのですがね」
ルーイの赤い瞳が意地悪く光り、セバスチャンを捉える。
「セバスチャン殿はまず、償いとして奉仕活動を行う前に学び直すことが必要です。貴族として、人として……」
セバスチャンが青褪めた顔で叫ぶ。
「そんな……っ! ぼ、僕はクレーニュの大貴族の子息ですよい! そんな恐ろしいところで過ごすなんて――」
「恐ろしいところ?」
ルーイは鼻で笑った。
「どうやらこの期に及んで貴族という立場を勘違いしているようですね。身分をかさに着て、国民や自分より身分の低い者に威張り散らし、踏みにじるのが貴族ではありませんよ。ラファエル学舎でその価値観を叩き直されたほうがいい」
「……っ!」
セバスチャンの目に脅えが浮かんだ。ルーイは獲物を前にした蛇のような微笑みをセバスチャンに投げかけている。
皆が行方を見守る中、ジェラルドの声が響く。
「ルーイの提案、私も賛成いたします。ユージンが同意した場合はどうか、王命としてセバスチャン・ブラックウッドを即刻ラファエル学舎へ転向するよう取り計らっていただけないでしょうか」
ジェラルドは俺の肩にそっと手を置く。
「ユージン、この提案はどうだろうか」
「……おっしゃる通りです。まずは価値観を変えてから、福祉院の国民たちに奉仕すべきだと私も思います」
それを聞いたセバスチャンは、ヒッと小さな悲鳴を上げると泡を吹いて倒れてしまった。
すぐに駆け寄った騎士団員たちが担架に乗せて彼を会議場から運び出す。その様子を見ていたウォルターがボソリと呟く。
「……ラファエル学舎はさすがの俺でも行きたくねえ……アイツ、死ぬぞ」
エディが横でこっそり頷く。
「そうだね。でもあの性悪と小賢しさは逆にあそこでしか直せないかもよ」
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批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。