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番外編(短編)
変わらない二人
ジェラルドと正式に結婚してから1年が経った。
「子どもは欲しいが新婚生活を満喫してからにしたい。最低でも2年は2人だけで過ごす」というジェラルドの宣言どおりに暮らしている。
といっても俺もジェラルドも仕事中心の日々を送っているので、四六時中一緒にいるわけでもない。
特にジェラルドはここのところ公務にかり出されることも多かった。
俺が寝てからジェラルドが帰ってくる事も多いし、ジェラルドを起こさないようにそっと先に起きる事も少なくない。おかげでほとんど会話をしないまま1日を終えることも少なくない。
今夜も俺は広いベッドで一人、眠りについたーーはずだった。
何か温かいものに触れられている気がして目が覚めた。
「ジェラルド……?」
まだどうしてもつけそうになる「様」を飲み込む。ジェラルド様と呼ぶと「もう夫婦なのに他人行儀すぎて嫌だ」と拗ねるのだ。ちなみに敬語も禁止。
上半身を起こして覆い被さるようになったジェラルドが、俺の頬や目元を優しく撫でている。
薄闇の中、アクアマリンの双眸がきらきらと光っていて綺麗だと思った。
「すまない。起こすつもりはなかったんだが」
「大丈夫だよ。そういえばこうして話すのもなんだか久しぶりな気がする」
ゆっくりと体を起こしてジェラルドと向き合う。
ジェラルドは相変わらず俺の頬を撫でている。温かく大きな手が気持ちよくて、自然と目を閉じで自分から頬をすり寄せてしまう。
「可愛いな。子犬が甘えてるみたいだ」
ジェラルドが小さく笑う。やがて俺の顔に手ではないものも触れた。
柔らかいそれが唇だというのは目を閉じていてもわかる。
まぶたに、鼻先に、目尻に、そして唇に。触れるだけのキスが何度も繰り返されたあと、ジェラルドが心配そうな声を出した。
「少し痩せたんじゃないか」
顔に触れていた手はいつのまにか薄い夜着越しに背中や腕に触れている。
俺もゆっくりと目を開けた。
「そうかな。自分じゃあんまり気がつかないけど」
「ユージンはもともと細身だからな。これ以上体重が減るのは良くない」
「……鍛えても全然筋肉がつかないんだよ」
言いながらジェラルドの鍛えられた上半身に目をやる。
学院時代はまだどこか少年の雰囲気を残していた輪郭や肉体は、精悍さを増しすっかり大人の男としての魅力を発散している。
俺も毎朝トレーニングに励んでいるのだが、悲しいほど学生時代と変わらない体型を保っている。
「問題ないだろう。今のままでも可愛すぎるぐらいなのに」
「可愛いじゃなくてかっこいいって言われたいんだけど」
王国一の美男と讃えられ、一歩外に出れば老若男女問わず虜にしてしまうジェラルド。
その姿を誇らしく思いつつ、やっぱり自分と比較して落ち込んでしまったりすることもある。
だがジェラルドは俺の発言を全く別の角度から解釈したようだった。
「誰に言われたいんだ?」
「え?」
ついほんの少し前まで頬を優しく撫でていた手が、今は俺の顎を掴んでいる。
半ば無理矢理のように向かせられた俺を、美しい笑顔が覗き込む。
けれどジェラルドの瞳は少しも笑っていない。
「誰に言われたいんだ? そいつの名前は。かっこよく思われたいってことは……もしかして女か」
待て待て。何の話だ。
「何言って……」
「また俺の知らないうちに誰か誑し込んだんだろう。だから嫌なんだ。仕事だろうと少し目を離しただけでこうなる」
大げさなほどのため息。やばい。ジェラルドの変なスイッチが入ってしまった。
「そいつの名前は? 大事にならないうちに俺が片付けておく」
「いやだからそうじゃなくて、ですね」
ジェラルドが片眉を上げる。
「……敬語、使ったな。ルール違反だ」
「ええ」
なんだよ、ちょっと語尾が「ですね」になっただけじゃん。と思うけど言えない。
とりあえずなんとかしてジェラルドを落ち着かせないと。
「早く言えよ、そいつの名前」
爛々と光る瞳が至近距離から俺を視ている。こういう時、言葉で何を訴えても意味がない。
俺は咄嗟に思いついた行動を素早く取る。
両手で勢いよくジェラルドの頬を挟み込むと、急いで唇に触れるだけのキスをした。
勢いあまって歯がぶつかってカチッと音が鳴る。
まるで10代の初恋みたいな拙いキスだったけれど、ジェラルドは目を大きく見開いたままフリーズしている。
獰猛な光は影を潜め、ただただ何が起きたか理解できてないみたいに見える。
しばらくして、やっとジェラルドが掠れた声を出した。
「は……なんだ、今のは……」
「キスですけど。いちおう」
「そう……だよな……キス……俺に、ユージンのほうから?」
しまった。また敬語が出てしまった。だがジェラルドは全く気がついていないみたいだ。良かった。
ちなみに敬語を使ってしまうと、その回数だけ俺はお仕置きを受けるというルールがある。
「ユージンからキス……」
ぶつぶつとうわ言のように同じ言葉を繰り返すジェラルドの頬をふたたび両手で挟み込んだ。
目をしっかり合わせて大きく息を吸いこむ。
「さっきの話だけど! 誰か特定の人にかっこいいって思われたい訳じゃないんだ。そういうんじゃない、本当に」
「じゃあどうしてーー」
「お、俺の旦那さんがかっこよすぎるから……いやそれは前から知ってるんだけど……俺も隣に立つのにふさわしいぐらいかっこよくなりたいって意味で…だから別に他の人がどうこうって話じゃ……うおっ?!」
最後まで言い終えることはできなかった。ジェラルドが正面から勢いよく抱きついてきたから。
自分より大きな身体を受け止めきれずに背中からベッドに倒れ込む。
「いきなり何?! 危ないだろ」
だがジェラルドは俺の叫びなど無視して胸に顔を埋めるようにして乗っかっている。
この角度からだとジェラルドの頭しか見えない。
大型犬に飛び乗られた気分になって胸の上に散らばる銀色の髪に手を伸ばしてみた。
触れるとジェラルドの体がピクリと反応し、一拍置いてからぎゅっと抱きしめられた。苦しい、重い。
「ジェラルド、重い」
本当はどんと来いと言いたいところだが俺の薄い体じゃ無理がある。
「……もう1回言ってくれ」
「なにを?」
「さっきのだよ」
「さっきのって?」
「……俺の旦那さんってやつ」
「えっ?!」
「いいから早く! 言わないと朝までここから動かないぞ」
「……お、俺の……旦那さん」
ジェラルドはガバリと身体を起こすと俺の両腕を引っ張って起こすと正面から勢いよく抱きついてきた。
「可愛い!! 可愛すぎる!! 嬉しい!! 好きだ!!」
大声で嬉しそうに叫ぶかおは笑顔で、さっきまでの闇は消えている。
しばらく騒いだ後、ジェラルドは俺の後頭部を撫でながらつぶやいた。
「バカだなユージンは。今のままで俺の隣にふさわしいに決まってるだろう。それにどっちかというとふさわしくないのは俺の方だ」
「それはない」
「ある」
「いやないから!」
「あるぞ!」
そこまで言って俺たちは顔を見合わせる。
どちらからともなく吹き出すと、そのままひとしきり笑った。
「なんか前にもあった気がする、こういうこと」
俺の言葉にジェラルドが頷く。
「ああ。ユージンの初めてのヒートの時だ。どっちが相手のことを好きか話してて、言い合いになった」
「そんな細かいところまでよく覚えてるな」
「当たり前だ。ユージンとの思い出は1秒も残さずすべて記憶しているんだ」
得意げな顔のジェラルドは、いつもより子供っぽくて可愛い。
「大げさすぎるだろ。でも嬉しい。俺も同じ気持ち」
笑顔で返すと、ジェラルドに再び抱きしめられた。幸せを感じて、身も心も満たされていたその瞬間。
右耳に低く甘い掠れた声が吹き込まれる。
「……さっき、敬語使っただろう? 2回も。ルールどおり今夜はこれからお仕置きするぞ」
驚いて見上げると、肉食獣のようにギラギラした瞳がこっちをじっと見ていた。
「ええ!? 覚えたのかよ!?」
「当たり前だ。俺はユージンのことはすべて記憶しているんだから」
「は!? ちょっ……まっ……んあっ!」
俺の制止が薄闇の中に情けなく響く。完全に油断していた。
夜はまだ長い。今夜は久しぶりにとんでもないことになりそうだ。
ジェラルドは俺の両手首をシーツに縫いつけるようにして掴み、覆いかぶさってくる。
(明日が休みでよかった……)
そんなことを思いながら、俺は激しい快楽の波へと呑まれたのだった。
「子どもは欲しいが新婚生活を満喫してからにしたい。最低でも2年は2人だけで過ごす」というジェラルドの宣言どおりに暮らしている。
といっても俺もジェラルドも仕事中心の日々を送っているので、四六時中一緒にいるわけでもない。
特にジェラルドはここのところ公務にかり出されることも多かった。
俺が寝てからジェラルドが帰ってくる事も多いし、ジェラルドを起こさないようにそっと先に起きる事も少なくない。おかげでほとんど会話をしないまま1日を終えることも少なくない。
今夜も俺は広いベッドで一人、眠りについたーーはずだった。
何か温かいものに触れられている気がして目が覚めた。
「ジェラルド……?」
まだどうしてもつけそうになる「様」を飲み込む。ジェラルド様と呼ぶと「もう夫婦なのに他人行儀すぎて嫌だ」と拗ねるのだ。ちなみに敬語も禁止。
上半身を起こして覆い被さるようになったジェラルドが、俺の頬や目元を優しく撫でている。
薄闇の中、アクアマリンの双眸がきらきらと光っていて綺麗だと思った。
「すまない。起こすつもりはなかったんだが」
「大丈夫だよ。そういえばこうして話すのもなんだか久しぶりな気がする」
ゆっくりと体を起こしてジェラルドと向き合う。
ジェラルドは相変わらず俺の頬を撫でている。温かく大きな手が気持ちよくて、自然と目を閉じで自分から頬をすり寄せてしまう。
「可愛いな。子犬が甘えてるみたいだ」
ジェラルドが小さく笑う。やがて俺の顔に手ではないものも触れた。
柔らかいそれが唇だというのは目を閉じていてもわかる。
まぶたに、鼻先に、目尻に、そして唇に。触れるだけのキスが何度も繰り返されたあと、ジェラルドが心配そうな声を出した。
「少し痩せたんじゃないか」
顔に触れていた手はいつのまにか薄い夜着越しに背中や腕に触れている。
俺もゆっくりと目を開けた。
「そうかな。自分じゃあんまり気がつかないけど」
「ユージンはもともと細身だからな。これ以上体重が減るのは良くない」
「……鍛えても全然筋肉がつかないんだよ」
言いながらジェラルドの鍛えられた上半身に目をやる。
学院時代はまだどこか少年の雰囲気を残していた輪郭や肉体は、精悍さを増しすっかり大人の男としての魅力を発散している。
俺も毎朝トレーニングに励んでいるのだが、悲しいほど学生時代と変わらない体型を保っている。
「問題ないだろう。今のままでも可愛すぎるぐらいなのに」
「可愛いじゃなくてかっこいいって言われたいんだけど」
王国一の美男と讃えられ、一歩外に出れば老若男女問わず虜にしてしまうジェラルド。
その姿を誇らしく思いつつ、やっぱり自分と比較して落ち込んでしまったりすることもある。
だがジェラルドは俺の発言を全く別の角度から解釈したようだった。
「誰に言われたいんだ?」
「え?」
ついほんの少し前まで頬を優しく撫でていた手が、今は俺の顎を掴んでいる。
半ば無理矢理のように向かせられた俺を、美しい笑顔が覗き込む。
けれどジェラルドの瞳は少しも笑っていない。
「誰に言われたいんだ? そいつの名前は。かっこよく思われたいってことは……もしかして女か」
待て待て。何の話だ。
「何言って……」
「また俺の知らないうちに誰か誑し込んだんだろう。だから嫌なんだ。仕事だろうと少し目を離しただけでこうなる」
大げさなほどのため息。やばい。ジェラルドの変なスイッチが入ってしまった。
「そいつの名前は? 大事にならないうちに俺が片付けておく」
「いやだからそうじゃなくて、ですね」
ジェラルドが片眉を上げる。
「……敬語、使ったな。ルール違反だ」
「ええ」
なんだよ、ちょっと語尾が「ですね」になっただけじゃん。と思うけど言えない。
とりあえずなんとかしてジェラルドを落ち着かせないと。
「早く言えよ、そいつの名前」
爛々と光る瞳が至近距離から俺を視ている。こういう時、言葉で何を訴えても意味がない。
俺は咄嗟に思いついた行動を素早く取る。
両手で勢いよくジェラルドの頬を挟み込むと、急いで唇に触れるだけのキスをした。
勢いあまって歯がぶつかってカチッと音が鳴る。
まるで10代の初恋みたいな拙いキスだったけれど、ジェラルドは目を大きく見開いたままフリーズしている。
獰猛な光は影を潜め、ただただ何が起きたか理解できてないみたいに見える。
しばらくして、やっとジェラルドが掠れた声を出した。
「は……なんだ、今のは……」
「キスですけど。いちおう」
「そう……だよな……キス……俺に、ユージンのほうから?」
しまった。また敬語が出てしまった。だがジェラルドは全く気がついていないみたいだ。良かった。
ちなみに敬語を使ってしまうと、その回数だけ俺はお仕置きを受けるというルールがある。
「ユージンからキス……」
ぶつぶつとうわ言のように同じ言葉を繰り返すジェラルドの頬をふたたび両手で挟み込んだ。
目をしっかり合わせて大きく息を吸いこむ。
「さっきの話だけど! 誰か特定の人にかっこいいって思われたい訳じゃないんだ。そういうんじゃない、本当に」
「じゃあどうしてーー」
「お、俺の旦那さんがかっこよすぎるから……いやそれは前から知ってるんだけど……俺も隣に立つのにふさわしいぐらいかっこよくなりたいって意味で…だから別に他の人がどうこうって話じゃ……うおっ?!」
最後まで言い終えることはできなかった。ジェラルドが正面から勢いよく抱きついてきたから。
自分より大きな身体を受け止めきれずに背中からベッドに倒れ込む。
「いきなり何?! 危ないだろ」
だがジェラルドは俺の叫びなど無視して胸に顔を埋めるようにして乗っかっている。
この角度からだとジェラルドの頭しか見えない。
大型犬に飛び乗られた気分になって胸の上に散らばる銀色の髪に手を伸ばしてみた。
触れるとジェラルドの体がピクリと反応し、一拍置いてからぎゅっと抱きしめられた。苦しい、重い。
「ジェラルド、重い」
本当はどんと来いと言いたいところだが俺の薄い体じゃ無理がある。
「……もう1回言ってくれ」
「なにを?」
「さっきのだよ」
「さっきのって?」
「……俺の旦那さんってやつ」
「えっ?!」
「いいから早く! 言わないと朝までここから動かないぞ」
「……お、俺の……旦那さん」
ジェラルドはガバリと身体を起こすと俺の両腕を引っ張って起こすと正面から勢いよく抱きついてきた。
「可愛い!! 可愛すぎる!! 嬉しい!! 好きだ!!」
大声で嬉しそうに叫ぶかおは笑顔で、さっきまでの闇は消えている。
しばらく騒いだ後、ジェラルドは俺の後頭部を撫でながらつぶやいた。
「バカだなユージンは。今のままで俺の隣にふさわしいに決まってるだろう。それにどっちかというとふさわしくないのは俺の方だ」
「それはない」
「ある」
「いやないから!」
「あるぞ!」
そこまで言って俺たちは顔を見合わせる。
どちらからともなく吹き出すと、そのままひとしきり笑った。
「なんか前にもあった気がする、こういうこと」
俺の言葉にジェラルドが頷く。
「ああ。ユージンの初めてのヒートの時だ。どっちが相手のことを好きか話してて、言い合いになった」
「そんな細かいところまでよく覚えてるな」
「当たり前だ。ユージンとの思い出は1秒も残さずすべて記憶しているんだ」
得意げな顔のジェラルドは、いつもより子供っぽくて可愛い。
「大げさすぎるだろ。でも嬉しい。俺も同じ気持ち」
笑顔で返すと、ジェラルドに再び抱きしめられた。幸せを感じて、身も心も満たされていたその瞬間。
右耳に低く甘い掠れた声が吹き込まれる。
「……さっき、敬語使っただろう? 2回も。ルールどおり今夜はこれからお仕置きするぞ」
驚いて見上げると、肉食獣のようにギラギラした瞳がこっちをじっと見ていた。
「ええ!? 覚えたのかよ!?」
「当たり前だ。俺はユージンのことはすべて記憶しているんだから」
「は!? ちょっ……まっ……んあっ!」
俺の制止が薄闇の中に情けなく響く。完全に油断していた。
夜はまだ長い。今夜は久しぶりにとんでもないことになりそうだ。
ジェラルドは俺の両手首をシーツに縫いつけるようにして掴み、覆いかぶさってくる。
(明日が休みでよかった……)
そんなことを思いながら、俺は激しい快楽の波へと呑まれたのだった。
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