ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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この会場の大半が大きな窓で明るく、しかも地上からかなり高い場所なだけあり眺めもすごく良い──筈。

高所恐怖症だから、窓際なんて行かないけどな!

壁の花になりながら、窓から燦々と注がれている自然光を眺める。

私にもあれくらいの煌めきがあったなら、きっと良い男なんて簡単にゲット出来たに違いない。

私もキラキラしたい。誰よりも何よりもキラキラしたい。キラキラしてアイツめっちゃキラキラしてるって言われたい──ハッ!!今何思ってた私!?

早く帰りたい余り現実逃避してたら変な方向へイッてたわ。


小腹も空いたし何か食べよう。

テーブルを彩る美味しそうな料理の数々を眺めていると、数名で固まっているグループが目に留まった。


誰かを囲むように立つ女子の顔つきからして友好的には見えない。──なんか見下してるっぽいから囲まれてる子──背が小さいのか姿が良く見えない──私が言われてるようなことを言われてるのかも。

イビられてる子が逃げるため?移動して姿が見えた。

高級そうな花柄レース生地のサーモンピンクのドレスは、腰にリボンベルトがあり、そこには花のコサージュが着いていて、スカート部分はボリュームがあってフワッとしてる。

白いタイツにシューズで可愛らしい感じの、小学生くらいかな?

料理を持って移動した先には、やはりイビり女たちが待ち構えてる。

嫌なことを言われてるにも関わらず、言い返すでもないから、我慢して黙っている?──あんな風に年上に何か言われたら、そりゃあ怖くて言い返せないか。


「なんとか言いなさいよ、橋本。」


あ、私と同じ苗字の子だった。

同じ苗字で同じように見下されてる子か・・・──ちょっと親近感。だからって助けようとは思わないけど。

囲んでる方の服装は、見るからに高級そうだし、私なんかよりずっと良いとこの子だって分かる。

私は正義の味方でもなんでもないから、面倒事に自分から首を突っ込むようなことは勿論しない。とばっちりで絡まれたくはないから、見て見ぬふりが一番。


「なんとか。」

怖いのかと思ってたけど、割りといい性格してるっぽい。

良く見たら男も混ざってた。何人もで一人を取り囲む女子も最低だけど、そこに平気で混ざって一緒になって暴言吐く男もどうなの?

ないわー。こういうヤツないわー。


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