ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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水族館【1】

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無駄な時間を過ごす羽目になったが、無事目的地に到着。


ずっと気になっていた水族館ーーの中にあるレストランへGo

「ちょっと待とうか。」

三原君に肩をガシッと掴まれた。


「どこへ?」
「レストランへ?」

「まだ何も見ていないうちにレストランてどうかと思う。」


どうやら三原君的に、レストラン直行はダメらしい。


「じゃあ最初に海の幸堪能しに行こう。」
「食から離れようか。」




エントランスホールを抜けると、奥へ進む入口の両サイドのスクリーンに、深海のプランクトンの映像が映し出されていた。

それはまるで降りしきる雪のように美しく、幻想的な世界を作り出している。


入口を潜ると、ガラス張りの天井から太陽の光が通路を明るく照らし、揺らめく水中を小魚の群れが横切って行った。


通路を抜けた先では、巨大水槽が私たちをお出迎え。


「結構でかいな。水槽にいるのはーーカレイにイワシ、真鯛にメバル…十種類くらいいるみたいだね。ほら、シュモクザメが来たよ。」


屋根がなく太陽の光で煌めく水槽を、シュモクザメが悠々と泳いでいく。


「鮫のお触りコーナーがあるみたいだよ、お触りコーナーが。人目を忍ぶことなくまさぐっても怒られないコーナーがあるとパンフレットに記載が。」

「触れ合いコーナーって言おうか。どれどれ?ホントだ。後で触るでしょ?」

「うん。」



巨大水槽を眺めた後は、小さい水槽が並ぶエリアへ。


「イソギンチャクって結構な種類がいるんだね。800以上らしい。」

「へー。でもここで見られるのは4種類か。」

「これ食べ物の名前がついてる。」

「ウメボシ?ーー梅干しっぽいから付けられたってホントかな。色は何となく梅干しっぽい気もするけど。」


隣の水槽には紫っぽい色のゴツゴツしたヤツがいた。触手が短くて、イソギンチャク特有の触手ひらひらがない。


「これもイソギンチャクなんだね。」
「言われなきゃ分からないな。ーーこっちのは…、モエギイソギンチャクってやつか。」


緑色で触手が薄いピンク色をしてる。緑だからモエギなのだろう。


アイナメ、オオカミウオ、タナゴにミズダコ、カニにエビーー海老ワンタン、海老ニラ餃子、海老フライ、海老チリ、海老マヨ…


「海老のかき揚げ、海老ピラフ、海老カツ、海老のチーズ春巻き、海老アボカド丼」

「海老に心奪われ過ぎだから。」

「何故私の心が分かったのだろう。もしや三原君も」

「声に出てたから。ほら、次行こう。」

「うん。」


名残惜しいが、ここに居ても食べられるわけじゃないので次に行こう。




高さ2メートルの大型水槽で、ミズクラゲのゆったり泳ぐ様を眺める。


「傘の模様が四つ葉のクローバーっぽい。」
「そうだね。ーーあれって胃って書いてあるよ。」

「マジで?あ、ホントだ。ーープランクトンを食べた後なら染まってるとこ見れたんだ。見れなくて残念。」
「また来たらいいよ。次は見れるかもしれない。」

「じゃあ次のお楽しみってことにしよう。」
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