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【4】
しおりを挟むど、どうしよう!緊張感がものすごい!なるべく考えないようにしてたけど、両親の留守中に部屋に誘うってことは、つ、つまり下心があるってことでしょ!?食べ終わったら『俺の部屋に行こう』とか言い出すのよね!?そしてその後は…ーーキャーッ!どどどうしよう!そうだ、言い出す前にもう帰るねって言えばいいのよ!
身動きした彼に思わずビクッとなった。ーー変に思われたかも!!
「どうしたの?食べないの?」
「た、食べるよ?」
タイミング…タイミングが大事!変なタイミングになったら、下心を疑ってるってバレちゃう!
全然食べたい気分じゃないけど、折角用意してくれたんだし食べなきゃ。ーー緊張でガチガチなせいで震えながら伸ばした手を、彼が何故かソッと握ってきた。
「!?」
「指先が冷たくなってるね。」
「そ、そう?」
ぎこちなく笑みを浮かべると彼が私の頬に触れ、徐々に距離が!!ーー私の緊張は限界に達した。
「…ぅ…ん…」
徐々に意識が浮上していくけど、寝起き特有のボウッとした気分。ーーもう朝?
「目が覚めた?」
すぐ近くで声がしてビクッとなった。
「え?」
そこは布団の中などではなく、私は人に寄りかかった状態だった。
傾いていた身体を慌てて起こす。どうやら知らぬ間に彼に寄りかかって寝てたらしい。
「ご、ごめんなさい!」
「いや、俺の方こそごめん。つい我慢できなくてキスしようとして。」
あれって夢じゃなかったの!?一気に火照った顔で彼を見れば、何故だか少し悲しげだった。
「キスしようとして失神とか初めてだよ。もしかして俺って失神されるほどキモいのかな。…だとしたら結構ショックなんだけど。」
「失神!?」
「キモいくせにキスしようとしてごめん。」
「違う!そうじゃない!多分緊張が限界に達しちゃっただけなの!」
「ホントに?」
こくりと頷く私を、彼が真剣な眼差しで見つめてくる。
「じゃあキスしていい?」
ついに彼と初めてのキス!あのヘタレな彼が自分からキスしたいって言ってくれた!
私もキスしたいって伝えたいのに、いざそうなるかと思うと緊張で乾いた喉に声が張り付いて出てくれない。
伝えて私の瞳、答えはyesだと。
彼が頬に触れ、指が唇をなぞる。徐々に近づく二人の距離に、早鐘のような私の心臓。ーーソッと重ねられた唇に、とても幸せな気分になる。
軽く触れるだけのキスをして、すぐに離れてしまった唇を寂しく感じた。
彼も同じ気持ちだったのか、またキスをしてくれたのが嬉しくてたまらない。まだ緊張は完全になくなったわけじゃないけど、繰り返すキスが徐々に私の緊張を溶かしていった。
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