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第6章 もう1人の君は誰?
君は魔法を使えない
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森を抜けたレイト達。
辺りは真っ暗になっていた。
ロフウ「今日はここで野宿しましょう。」
メロン「野原…。なんか凶暴な動物とか出ないよな?」
ロフウ「………。」
リンク「そこ黙らないで貰えません!?」
カユウ「とにかく寝よーぜ。眠い。」
リンク「自由ですか!」
メロン「安定のツッコミ乙。」
リンク「とにかく僕が簡単にベットっぽいの作りますから待ってて下さい。」
ロフウ「手伝います。」
メロン「じゃよろ~」
カユウ「俺モンスターいるか見張りするよ。」
メロン「じゃあ俺あっち側~。」
レイト「むこう側…。」
しかし、リンクとロフウがもう少し時間が掛かりそうなのでもう少し待機と言うことに。
そんな時。
レイトに近寄る1人の人影。
レイト「お前は…?」
「俺はお前のもう一つの人格。」
レイト「………は?」
闇レイト「闇レイトとでも名乗っておくよ。」
レイト「闇?え?俺?人格?」
闇レイト「とにかくお前には消えて貰う。」
ガシャン
レイト「檻…?」
レイトは大きな檻に閉じ込められた。
闇レイト「その檻の中では魔法は使えない。」
レイト「どういうつもりだ?」
闇レイト「だから、消えるんだって。明日の朝にはお前はその檻と共に消えている。」
レイト「………。」
闇レイト
「檻は外からしか壊せない。そもそも俺が隠すから誰にも見付からないだろうけど…。
お前が消えた時お前の役は俺がやる。
ゲームだよ。誰かが気付いてタイムリミットの朝までにお前をここから救出するか、誰も気付かず俺がお前となるか。」
闇レイト「じゃあな。」
カユウ「あれ?レイト?」
リンク「どこに行ってたんです?」
メロン「もうはぐれんなよ。」
闇レイト「ああ、ごめんごめん。」
レイト「………さて、どうするか…。」
レイト(魔法使えないし自力では出られそうにないな…。)
リンク「ベット出来ましたよ~。」
カユウ「おおっ!すげぇ!」
メロン「なんかハンモックみたいでいいな!」
闇レイト「2人ともお疲れ様。」
リンク「本当ですよ。疲れました~。」
ロフウ「………?」
何かの違和感に気が付くロフウ。
だが、何がおかしいのか、何が違うのか全く分からない。
それもそうだ。
闇レイトは見た目こそレイトそっくりだが、性格や使う魔法に声、喋り方さえをも完璧にコピーしているのだから。
リンク「……あの、」
メロン「どうした?」
しかし、違和感は直ぐに伝染していった。
リンク「なんか違くないですか?」
メロン「あー、俺だけじゃなかったか。」
カユウ「お前らもある?」
メロン「違和感…。」
ロフウ「皆さん疲れてるんじゃないですか?」
メロン「そうかもな~。」
カユウ(いや、違う。ただの疲れなんかじゃない。)
今回のカユウの勘は鋭かった。
カユウ
(あきらかにさっきまでと違う所がある…。
考えろ…考えろ…手遅れになる前に…。
ゲームではよく推理ゲームで何か違和感を感じた後毎回手遅れになった。
でもこれはゲームじゃない。
もしかしたら何か不吉なことが起こる前ぶれかも…。)
カユウ「…あれ?そういえば…。」
メロン「どうかしたか?」
カユウ「…魔力が弱まってる気がするんだ。」
リンク「そう言われてみれば…。」
カユウ達は手を閉じたり開いたりした。
ロフウ「魔力も使いすぎれば体力と同じで弱まります。きっと洞窟やベット作りなどで消耗しきってしまったのでしょう。」
カユウ
(いや、違う。さっきまではそんな事無かった。
えっと…いつからだっけ…。
リンク達がベット作りを始める時は大丈夫だったよな。
それから…そうだ、今ここに集合した時からだ。
始め見張り行く前は大丈夫だったから場所が問題じゃない。
とすれば…
誰かが魔力を吸収してる…?
いや、俺達4人はそんな事する必要ないしな。
となるとロフウ?
ロフウだってメリットは無いはずだ。
他に誰かがいるとか?
俺達以外の誰かが近くに潜んでいて…。)
メロン「考え事か?」
カユウ「え、あ、まぁな。」
メロン「他の奴等は寝たぞ。お前も早く休め。」
カユウ「メロンは?」
メロン「………ちょっと気になることがあってさ。」
カユウ「気になること?」
メロン「ずっと違和感がさ…。」
カユウ「俺もあるぜ。疲れなんかじゃなくて。」
メロン「そうか。カユウは変なところで鋭いもんな。」
カユウ「なぁ、何がおかしいと思う?」
メロン「…分からない。」
カユウ「俺は魔力が吸収されていると思う。」
メロン「魔力を吸収?」
カユウ「だってさ、どんどん魔力が低下していってる。」
メロン「確かに、回復する気配がない。」
タイムリミットまであと5時間
-----
次回・影の人格
カユウ「お前…レイトじゃないな…?」
メロン「誰だ…?」
闇レイト「何の事?レイトだけど?」
カユウ「だってお前……
影がないぞ…?」
辺りは真っ暗になっていた。
ロフウ「今日はここで野宿しましょう。」
メロン「野原…。なんか凶暴な動物とか出ないよな?」
ロフウ「………。」
リンク「そこ黙らないで貰えません!?」
カユウ「とにかく寝よーぜ。眠い。」
リンク「自由ですか!」
メロン「安定のツッコミ乙。」
リンク「とにかく僕が簡単にベットっぽいの作りますから待ってて下さい。」
ロフウ「手伝います。」
メロン「じゃよろ~」
カユウ「俺モンスターいるか見張りするよ。」
メロン「じゃあ俺あっち側~。」
レイト「むこう側…。」
しかし、リンクとロフウがもう少し時間が掛かりそうなのでもう少し待機と言うことに。
そんな時。
レイトに近寄る1人の人影。
レイト「お前は…?」
「俺はお前のもう一つの人格。」
レイト「………は?」
闇レイト「闇レイトとでも名乗っておくよ。」
レイト「闇?え?俺?人格?」
闇レイト「とにかくお前には消えて貰う。」
ガシャン
レイト「檻…?」
レイトは大きな檻に閉じ込められた。
闇レイト「その檻の中では魔法は使えない。」
レイト「どういうつもりだ?」
闇レイト「だから、消えるんだって。明日の朝にはお前はその檻と共に消えている。」
レイト「………。」
闇レイト
「檻は外からしか壊せない。そもそも俺が隠すから誰にも見付からないだろうけど…。
お前が消えた時お前の役は俺がやる。
ゲームだよ。誰かが気付いてタイムリミットの朝までにお前をここから救出するか、誰も気付かず俺がお前となるか。」
闇レイト「じゃあな。」
カユウ「あれ?レイト?」
リンク「どこに行ってたんです?」
メロン「もうはぐれんなよ。」
闇レイト「ああ、ごめんごめん。」
レイト「………さて、どうするか…。」
レイト(魔法使えないし自力では出られそうにないな…。)
リンク「ベット出来ましたよ~。」
カユウ「おおっ!すげぇ!」
メロン「なんかハンモックみたいでいいな!」
闇レイト「2人ともお疲れ様。」
リンク「本当ですよ。疲れました~。」
ロフウ「………?」
何かの違和感に気が付くロフウ。
だが、何がおかしいのか、何が違うのか全く分からない。
それもそうだ。
闇レイトは見た目こそレイトそっくりだが、性格や使う魔法に声、喋り方さえをも完璧にコピーしているのだから。
リンク「……あの、」
メロン「どうした?」
しかし、違和感は直ぐに伝染していった。
リンク「なんか違くないですか?」
メロン「あー、俺だけじゃなかったか。」
カユウ「お前らもある?」
メロン「違和感…。」
ロフウ「皆さん疲れてるんじゃないですか?」
メロン「そうかもな~。」
カユウ(いや、違う。ただの疲れなんかじゃない。)
今回のカユウの勘は鋭かった。
カユウ
(あきらかにさっきまでと違う所がある…。
考えろ…考えろ…手遅れになる前に…。
ゲームではよく推理ゲームで何か違和感を感じた後毎回手遅れになった。
でもこれはゲームじゃない。
もしかしたら何か不吉なことが起こる前ぶれかも…。)
カユウ「…あれ?そういえば…。」
メロン「どうかしたか?」
カユウ「…魔力が弱まってる気がするんだ。」
リンク「そう言われてみれば…。」
カユウ達は手を閉じたり開いたりした。
ロフウ「魔力も使いすぎれば体力と同じで弱まります。きっと洞窟やベット作りなどで消耗しきってしまったのでしょう。」
カユウ
(いや、違う。さっきまではそんな事無かった。
えっと…いつからだっけ…。
リンク達がベット作りを始める時は大丈夫だったよな。
それから…そうだ、今ここに集合した時からだ。
始め見張り行く前は大丈夫だったから場所が問題じゃない。
とすれば…
誰かが魔力を吸収してる…?
いや、俺達4人はそんな事する必要ないしな。
となるとロフウ?
ロフウだってメリットは無いはずだ。
他に誰かがいるとか?
俺達以外の誰かが近くに潜んでいて…。)
メロン「考え事か?」
カユウ「え、あ、まぁな。」
メロン「他の奴等は寝たぞ。お前も早く休め。」
カユウ「メロンは?」
メロン「………ちょっと気になることがあってさ。」
カユウ「気になること?」
メロン「ずっと違和感がさ…。」
カユウ「俺もあるぜ。疲れなんかじゃなくて。」
メロン「そうか。カユウは変なところで鋭いもんな。」
カユウ「なぁ、何がおかしいと思う?」
メロン「…分からない。」
カユウ「俺は魔力が吸収されていると思う。」
メロン「魔力を吸収?」
カユウ「だってさ、どんどん魔力が低下していってる。」
メロン「確かに、回復する気配がない。」
タイムリミットまであと5時間
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次回・影の人格
カユウ「お前…レイトじゃないな…?」
メロン「誰だ…?」
闇レイト「何の事?レイトだけど?」
カユウ「だってお前……
影がないぞ…?」
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