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無駄吠えの躾
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目の前には見覚えのある扉があった。ああ、夢なんだな、とすぐにわかる。だってそれは遥か昔、自分の子供時代に住んでいた家の玄関だったから。
試しに開けようとしてみると鍵がかかっている。きっと追い出されたのだろう。諦めて開けようとするのをやめる。こんな風にしたって無駄だ。きっとお仕置きの最中なのだろう。だったら足掻くだけ逆効果だ。それは子供ながらに教えられたこと。謝る、許しを請う、泣く、騒ぐ、そういったことをすると折檻はひどくなり長くなる。感情を露わにすることすら煩がられるからただ何も言わず、何もせず、じっとしているのが一番神経を逆なでしない。
不意に息が苦しくなる。目の前がチカチカと眩みだし、胃がひっくり返りそうな嘔吐感に襲われた。ぐっと喉にせり上がってくるのが感じられる。
また、何か飲まされたのだろう。用途以外に使用しないこと、と説明書きに書かれた薬剤やら洗剤やら、よく分からないものを。
両手で自分の首を絞めてせり上がってくるものを押し留める。馬鹿だった子供の時はこうしてホースの水を塞きとめるように首を絞めれば漏れでてこないと思っていた。息苦しくて涙が溢れ出てくる。でも吐いたらもっとひどいことが待っていると知っているので必死に堪えた。食道が熱くて、えづこうとしてびくびくと跳ねる。震えは全身にまわってがくんがくんと体が震え続ける。
家の前の道路では楽しげに笑う同級生の声が聞こえてくる。憧れていた、普通の子供達。なろうとして、装ってみたけれど、どうあがいても届かなかったもの達。
ごめんなさい、許してください、と頭の中ではずっと繰り返し続けている。唇を噛み締めて涙を殺しながらずっと。頭の中がそれで埋め尽くされても決して漏れ出てはこない。一声でも溢れてしまえばそれ相応の苦痛が与えられるから。
喉に食い込む指が痛い。呼吸ができなくて苦しい。声が出せない。誰も助けてくれない。終わりが見えない。ただ、耐えることしかできない。
「はっ、はあっ、ぅ、あっ……」
乱れた呼吸で最悪の夢から目が覚めた。ただ友弥はその実感もなく、夢の中で感じた息苦しさにそのまま悶えていた。うまく息ができなくて混乱する。生理的な涙が溢れてきて視界も定まらない。
「友弥、落ち着いて息しろ」
不意に手に触れられて静かな声が降ってくる。ひゅーひゅーと喉を鳴らしながらそちらに目をやればぼやけていながらもヨウの姿が見えた。友弥は目を細めてなんとか呼吸を整えようとする。呼吸が楽になるようにかヨウが上半身を起こしてくれる。ベッドヘッドに背をつけ、必死で深呼吸を繰り返す。
不意に胃が迫り上がるような心地がして、う、と苦しげな声が上がった。咄嗟に手で押さえようとするも上がってくるものを押し戻すことはできなかった。ぼろ、と熱い涙が溢れる。
ヨウが洗面器を押し付けてくれたのでそこに胃の中のものを吐き出した。喉が焼けるように熱く、げほげほと咳き込みながら数度に分けて嘔吐する。なかなか体は収まってくれず、もどしたものにつられるようにまた吐いた。
その間ヨウがずっと背中をさすっていてくれたので嘔吐のせいで余計に苦しくなっていた呼吸が少しずつ落ち着いてくる。体の中にあるものを全て吐き出して満足したのか、嘔吐感は次第に収まって熱さと不快感が残った。
ヨウが口を漱げと水のペットボトルを差し出してくれる。少しずつ含み、丸々一本を使って余韻まで消すように口を清めた。
「これ鎮痛剤と解熱剤。怪我のせいで熱出てんだよ」
洗面器をベッドからどかしてヨウは錠剤を手渡してくる。新しいペットボトルを開けてくれたのでゆっくりと二粒飲み下した。
吐いたせいで体力を使ったのか、起きているのがつらくてベッドに横になる。意識すれば左腕がズキズキと痛んでいた。いつの間にかびっしょりとかいていた汗をタオルで拭われ、胡乱な目でヨウを見上げた。
「ごめん、ヨウ……ごめん……」
熱に浮かされたように繰り返す友弥に、ヨウは困ったような顔をする。
「いいって」
嘔吐したことを謝っているのだと思ったらしく、なんてことはないというように優しい目を向けてくる。いいから寝ていろと言って離れてしまいそうなヨウを、ふらつく右手で引き止める。袖を取られて枕元に戻ってきたヨウは、友弥の言葉を聞こうとするようにしゃがみ込んで目線を合わせてくれた。
「頼ってないわけじゃない、んだけど……ただ、助けてもらえるの、慣れなくて……自分で……なんとかしなきゃって……」
発熱のせいで苦しげな呼吸の合間に友弥は必死で訴える。考えがまとまらないせいでこんがらがった言葉の羅列を、ヨウは分かってくれたようで微笑が向けられた。
「俺は怒ってねえって。それ、涼にも言ってやれよ」
「あ……涼は……?」
友弥が気を失う前に覚えている最後の光景は苛立ちを露わに自分を責め立てる涼の姿だった。ヨウは眉を曲げて少し笑う。
「お前に合わせる顔がねえっつって扉の向こうで盗み聞きしてんよ」
ヨウは悪戯っぽい顔で自分の背後を指し示した。今の友弥には気配を探ることはできないが、びくっと肩を跳ねさせたことだろう。
ヨウは片付けてくると言って洗面器を持つと、扉の向こうで一言二言交わしてから離れていったようだった。しばらく沈黙が落ち、友弥がうつらうつらとしかけた時にゆっくりと扉が開く。
廊下の照明が細く入ってきたことで友弥は目を覚まし、そちらに目をやった。眩しさに細めた目に人影が映る。
「……涼?」
声をかければ、人影はおずおずと部屋の中に入ってきた。後ろ手で扉を閉めたことで再び闇が返ってくる。熱のせいで焦点の定まらない目でぼうっと眺めていると、涼はベッドの脇までやってきて膝を折った。
「ほんっとうにごめん……! 最低なことした! ごめん!」
土下座をする勢いで下げられた頭がぼふっとマットレスに叩きつけられる。友弥は目を丸くし、深々と頭を下げる涼を見やった。
「……なんで? 俺が悪いでしょ」
「はぁ!?」
こちらの方が謝ろうと思っていたのに先に謝られてしまい、友弥は困惑気味に言う。涼は素っ頓狂な声とともにパッと顔を上げると、信じられないと言うような顔でじっと友弥を見つめた。友弥がきょとんとしていると、そういえばこういう奴だった、などと言いながらへなへなと再びマットレスに沈む。
「あのね、友弥。俺に何されたか分かってんの?」
シーツに顔を埋めているせいでくぐもった声で聞いてくる。友弥は苦痛を思い出して苦く笑った。何をされたかなど体が一番よく覚えている。
「それは俺が謝らなかったからでしょ」
拷問のような責めではあったが、涼が何度も促していたのは聞こえていた。それでも謝罪を吐かなかったせいであそこまで責め立てられたのだ。要求に応えなければ拷問が終わらないのは当然のことだ。
「……謝れなかったんでしょ」
涼は顎をシーツにつけたまま目だけこちらに投げる。その頬が腫れていることに気づき、友弥はそっと頬に触れた。
「幸介に聞いたの?」
うん、と涼はどこか気まずそうに目を下げた後、ついでに殴られた、とへらりと笑った。
友弥が幼い頃に両親に何をされていたか、その日々の中で何を学んだか。幸介は淡々と話してはいたが過去が蘇っているのか瞳はずっと暗かった。お仕置きという言葉にどれほどの意味があったのか、涼がしたことがどれだけ酷いことだったのか。
聞かされるうちに涼は怒りを抱いていたことすら忘れて顔色をなくすことしかできなかった。友弥が何を思って声を殺していたのか分かってしまえば、謝罪のひとつ程度と思った自分の愚かさを知った。
「何も知らなくて……ごめん」
涼は笑顔を消して暗い顔で再び謝った。友弥は涼の頬を撫でてやりながら小さく笑みを浮かべる。
「教えてないもん。知らなくて当たり前だよ……今まで話さなくて、ごめんね」
別に隠しておきたかったわけではなかった。ただ言うような場面があるわけでもなく、取り立てて言わなければいけないことでもないような気がした。生きていれば誰でも過去はできるのだし、その形が世にある普通と少し違っただけだ。日々取り憑かれたように苦しむわけでもないことだったし、ただふとしたことでスイッチが入ってしまっただけだ。
涼があんな風に怒るのを初めて見たせいで混乱してしまったのかもしれない。困った挙句幼少期に植え付けられたもはや本能に近い部分が反応してしまったのだろう。
「俺より幸介の方が辛かっただろうし」
それはどういうことだと目で聞いてくる涼に、友弥は数度瞬く。熱で働きの悪い頭を鈍く回転させて、涼はまだ知らないのだと結論づけることができた。
「幸介はね、傷だらけの子供だったんだよ」
今の俺なんか軽く見えるくらいに、と言って友弥は自分の左腕に視線をやった。涼はまだ理解が追いつかないというように、しかしその実ほとんどわかってしまったというような深刻な顔で友弥を見つめた。
試しに開けようとしてみると鍵がかかっている。きっと追い出されたのだろう。諦めて開けようとするのをやめる。こんな風にしたって無駄だ。きっとお仕置きの最中なのだろう。だったら足掻くだけ逆効果だ。それは子供ながらに教えられたこと。謝る、許しを請う、泣く、騒ぐ、そういったことをすると折檻はひどくなり長くなる。感情を露わにすることすら煩がられるからただ何も言わず、何もせず、じっとしているのが一番神経を逆なでしない。
不意に息が苦しくなる。目の前がチカチカと眩みだし、胃がひっくり返りそうな嘔吐感に襲われた。ぐっと喉にせり上がってくるのが感じられる。
また、何か飲まされたのだろう。用途以外に使用しないこと、と説明書きに書かれた薬剤やら洗剤やら、よく分からないものを。
両手で自分の首を絞めてせり上がってくるものを押し留める。馬鹿だった子供の時はこうしてホースの水を塞きとめるように首を絞めれば漏れでてこないと思っていた。息苦しくて涙が溢れ出てくる。でも吐いたらもっとひどいことが待っていると知っているので必死に堪えた。食道が熱くて、えづこうとしてびくびくと跳ねる。震えは全身にまわってがくんがくんと体が震え続ける。
家の前の道路では楽しげに笑う同級生の声が聞こえてくる。憧れていた、普通の子供達。なろうとして、装ってみたけれど、どうあがいても届かなかったもの達。
ごめんなさい、許してください、と頭の中ではずっと繰り返し続けている。唇を噛み締めて涙を殺しながらずっと。頭の中がそれで埋め尽くされても決して漏れ出てはこない。一声でも溢れてしまえばそれ相応の苦痛が与えられるから。
喉に食い込む指が痛い。呼吸ができなくて苦しい。声が出せない。誰も助けてくれない。終わりが見えない。ただ、耐えることしかできない。
「はっ、はあっ、ぅ、あっ……」
乱れた呼吸で最悪の夢から目が覚めた。ただ友弥はその実感もなく、夢の中で感じた息苦しさにそのまま悶えていた。うまく息ができなくて混乱する。生理的な涙が溢れてきて視界も定まらない。
「友弥、落ち着いて息しろ」
不意に手に触れられて静かな声が降ってくる。ひゅーひゅーと喉を鳴らしながらそちらに目をやればぼやけていながらもヨウの姿が見えた。友弥は目を細めてなんとか呼吸を整えようとする。呼吸が楽になるようにかヨウが上半身を起こしてくれる。ベッドヘッドに背をつけ、必死で深呼吸を繰り返す。
不意に胃が迫り上がるような心地がして、う、と苦しげな声が上がった。咄嗟に手で押さえようとするも上がってくるものを押し戻すことはできなかった。ぼろ、と熱い涙が溢れる。
ヨウが洗面器を押し付けてくれたのでそこに胃の中のものを吐き出した。喉が焼けるように熱く、げほげほと咳き込みながら数度に分けて嘔吐する。なかなか体は収まってくれず、もどしたものにつられるようにまた吐いた。
その間ヨウがずっと背中をさすっていてくれたので嘔吐のせいで余計に苦しくなっていた呼吸が少しずつ落ち着いてくる。体の中にあるものを全て吐き出して満足したのか、嘔吐感は次第に収まって熱さと不快感が残った。
ヨウが口を漱げと水のペットボトルを差し出してくれる。少しずつ含み、丸々一本を使って余韻まで消すように口を清めた。
「これ鎮痛剤と解熱剤。怪我のせいで熱出てんだよ」
洗面器をベッドからどかしてヨウは錠剤を手渡してくる。新しいペットボトルを開けてくれたのでゆっくりと二粒飲み下した。
吐いたせいで体力を使ったのか、起きているのがつらくてベッドに横になる。意識すれば左腕がズキズキと痛んでいた。いつの間にかびっしょりとかいていた汗をタオルで拭われ、胡乱な目でヨウを見上げた。
「ごめん、ヨウ……ごめん……」
熱に浮かされたように繰り返す友弥に、ヨウは困ったような顔をする。
「いいって」
嘔吐したことを謝っているのだと思ったらしく、なんてことはないというように優しい目を向けてくる。いいから寝ていろと言って離れてしまいそうなヨウを、ふらつく右手で引き止める。袖を取られて枕元に戻ってきたヨウは、友弥の言葉を聞こうとするようにしゃがみ込んで目線を合わせてくれた。
「頼ってないわけじゃない、んだけど……ただ、助けてもらえるの、慣れなくて……自分で……なんとかしなきゃって……」
発熱のせいで苦しげな呼吸の合間に友弥は必死で訴える。考えがまとまらないせいでこんがらがった言葉の羅列を、ヨウは分かってくれたようで微笑が向けられた。
「俺は怒ってねえって。それ、涼にも言ってやれよ」
「あ……涼は……?」
友弥が気を失う前に覚えている最後の光景は苛立ちを露わに自分を責め立てる涼の姿だった。ヨウは眉を曲げて少し笑う。
「お前に合わせる顔がねえっつって扉の向こうで盗み聞きしてんよ」
ヨウは悪戯っぽい顔で自分の背後を指し示した。今の友弥には気配を探ることはできないが、びくっと肩を跳ねさせたことだろう。
ヨウは片付けてくると言って洗面器を持つと、扉の向こうで一言二言交わしてから離れていったようだった。しばらく沈黙が落ち、友弥がうつらうつらとしかけた時にゆっくりと扉が開く。
廊下の照明が細く入ってきたことで友弥は目を覚まし、そちらに目をやった。眩しさに細めた目に人影が映る。
「……涼?」
声をかければ、人影はおずおずと部屋の中に入ってきた。後ろ手で扉を閉めたことで再び闇が返ってくる。熱のせいで焦点の定まらない目でぼうっと眺めていると、涼はベッドの脇までやってきて膝を折った。
「ほんっとうにごめん……! 最低なことした! ごめん!」
土下座をする勢いで下げられた頭がぼふっとマットレスに叩きつけられる。友弥は目を丸くし、深々と頭を下げる涼を見やった。
「……なんで? 俺が悪いでしょ」
「はぁ!?」
こちらの方が謝ろうと思っていたのに先に謝られてしまい、友弥は困惑気味に言う。涼は素っ頓狂な声とともにパッと顔を上げると、信じられないと言うような顔でじっと友弥を見つめた。友弥がきょとんとしていると、そういえばこういう奴だった、などと言いながらへなへなと再びマットレスに沈む。
「あのね、友弥。俺に何されたか分かってんの?」
シーツに顔を埋めているせいでくぐもった声で聞いてくる。友弥は苦痛を思い出して苦く笑った。何をされたかなど体が一番よく覚えている。
「それは俺が謝らなかったからでしょ」
拷問のような責めではあったが、涼が何度も促していたのは聞こえていた。それでも謝罪を吐かなかったせいであそこまで責め立てられたのだ。要求に応えなければ拷問が終わらないのは当然のことだ。
「……謝れなかったんでしょ」
涼は顎をシーツにつけたまま目だけこちらに投げる。その頬が腫れていることに気づき、友弥はそっと頬に触れた。
「幸介に聞いたの?」
うん、と涼はどこか気まずそうに目を下げた後、ついでに殴られた、とへらりと笑った。
友弥が幼い頃に両親に何をされていたか、その日々の中で何を学んだか。幸介は淡々と話してはいたが過去が蘇っているのか瞳はずっと暗かった。お仕置きという言葉にどれほどの意味があったのか、涼がしたことがどれだけ酷いことだったのか。
聞かされるうちに涼は怒りを抱いていたことすら忘れて顔色をなくすことしかできなかった。友弥が何を思って声を殺していたのか分かってしまえば、謝罪のひとつ程度と思った自分の愚かさを知った。
「何も知らなくて……ごめん」
涼は笑顔を消して暗い顔で再び謝った。友弥は涼の頬を撫でてやりながら小さく笑みを浮かべる。
「教えてないもん。知らなくて当たり前だよ……今まで話さなくて、ごめんね」
別に隠しておきたかったわけではなかった。ただ言うような場面があるわけでもなく、取り立てて言わなければいけないことでもないような気がした。生きていれば誰でも過去はできるのだし、その形が世にある普通と少し違っただけだ。日々取り憑かれたように苦しむわけでもないことだったし、ただふとしたことでスイッチが入ってしまっただけだ。
涼があんな風に怒るのを初めて見たせいで混乱してしまったのかもしれない。困った挙句幼少期に植え付けられたもはや本能に近い部分が反応してしまったのだろう。
「俺より幸介の方が辛かっただろうし」
それはどういうことだと目で聞いてくる涼に、友弥は数度瞬く。熱で働きの悪い頭を鈍く回転させて、涼はまだ知らないのだと結論づけることができた。
「幸介はね、傷だらけの子供だったんだよ」
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