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42 感情
しおりを挟む異動があった。
異動する人たちの話を聞いていて
なんだか他人事のようだった。
泣いている人達もいたけど
俺は泣かなかった。
泣かないことに泣きそうになった。
そんなことより、
これから俺ら大変じゃね?とか、
明日朝早いから早く帰ろうよ。
とか考えている俺は異常者なのだろうか。
自分のことで精一杯すぎて
他の人のことを考えている余裕がない。
器が小さいなとは思うけど仕方ない。
俺は俺の幸せのために生きてるし。
でもなんて寂しい人間なんだろう。
って考えてることがアホらしい。
やめやめ、早く帰って寝よう。
読み返して
一時の感情に流されてその場を凌ぐのは良くない。
いや、本来であればそうあるべきなんだろうけど、俺は後から思い返すとすごく恥ずかしい。
嘘をついてる自分を誇れないのであれば無理せずにいた方が後々の為だ。
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