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その6 アリス
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リンのこと、教師にチクったのは、本当は悪かったと思う。
けれど、いつまでたっても やさぐれているのか、リンの教え方も投げやりで、誰よりも心が広いと思ってた私だけど、本気で何回かブチ切れた。
だてに、兄弟相手に喧嘩していたわけじゃない。
私は口喧嘩も含めて喧嘩には負けたことがないのだ。
でも、実はリンが日に日に顔色が悪くなっていたのも、私は気が付いていた。
原因はわからないけれど、きっと黒魔法の授業が大変なんだろうなと思った。
なので、いつまでも、私なんかに時間をとられて悪いなあって思っていた。
それもあって、正直早いとこ、リンを解放してあげようと思ったのだ。
でも、リンが魔法教師と会話しているときに、気づいてしまった。
この二人ダメだ。
ふたりとも、天才すぎて、教えた気になっている・・・
教えているというより、見て、覚えろという、昔気質の職人気質っぽいのに全然気が付いてない。
こんな人たちに教わるって・・・ちょっと辛い、いや、かなり辛い。
手取り足取りとは言わないけれど、物事を人に教えるにはコツがあると思う。
伊達に兄弟たちに、色々教えてきた訳じゃない。
私の経験からいうと、小さい子どもに教えるのは根気がいる。
同じことを何回も根気よく教えて、やっと覚える子もいれば、一回で覚えてしまう子もいる。
なので、子供たちによっては教え方を変えなければいけない。
少しでも出来たら褒めちぎったりして、やる気を出させつつ、根気よく繰り返し教えていくのだ。
だけど、私はもう、小さい子供じゃないし、魔力は沢山あるのだから、魔法ができない原因がどこかにあるのかもと自分では思っている。
原因さえわかれば、魔法も何とかなるかなとぐらいにしか思ってなかったけれど。
それに、ぶっちゃけ魔法が使えなくても、怪力のスキルは珍しいとのことで、課外授業では重宝されていたし、短剣も、教師が舌を巻くほどかなり上達していた。
けれど、いつまでたっても やさぐれているのか、リンの教え方も投げやりで、誰よりも心が広いと思ってた私だけど、本気で何回かブチ切れた。
だてに、兄弟相手に喧嘩していたわけじゃない。
私は口喧嘩も含めて喧嘩には負けたことがないのだ。
でも、実はリンが日に日に顔色が悪くなっていたのも、私は気が付いていた。
原因はわからないけれど、きっと黒魔法の授業が大変なんだろうなと思った。
なので、いつまでも、私なんかに時間をとられて悪いなあって思っていた。
それもあって、正直早いとこ、リンを解放してあげようと思ったのだ。
でも、リンが魔法教師と会話しているときに、気づいてしまった。
この二人ダメだ。
ふたりとも、天才すぎて、教えた気になっている・・・
教えているというより、見て、覚えろという、昔気質の職人気質っぽいのに全然気が付いてない。
こんな人たちに教わるって・・・ちょっと辛い、いや、かなり辛い。
手取り足取りとは言わないけれど、物事を人に教えるにはコツがあると思う。
伊達に兄弟たちに、色々教えてきた訳じゃない。
私の経験からいうと、小さい子どもに教えるのは根気がいる。
同じことを何回も根気よく教えて、やっと覚える子もいれば、一回で覚えてしまう子もいる。
なので、子供たちによっては教え方を変えなければいけない。
少しでも出来たら褒めちぎったりして、やる気を出させつつ、根気よく繰り返し教えていくのだ。
だけど、私はもう、小さい子供じゃないし、魔力は沢山あるのだから、魔法ができない原因がどこかにあるのかもと自分では思っている。
原因さえわかれば、魔法も何とかなるかなとぐらいにしか思ってなかったけれど。
それに、ぶっちゃけ魔法が使えなくても、怪力のスキルは珍しいとのことで、課外授業では重宝されていたし、短剣も、教師が舌を巻くほどかなり上達していた。
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