息子が悪役令嬢だった件

知花虹花

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失われた記憶 その1

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 ここは・・・あれ?ホテル・・・じゃないな・・・

 目を覚ますと、亮が号泣していた。

 聡も真っ青な顔して私を見ていた。

 何でも私は、亮に伝説の剣を見せてもらったらしく、その途端、卒倒したらしい。

 伝説の剣、見せてっていったっけ・・・と思ったら、やみちゃんが言うには、見せてもらったというよりは、亮がいきなり出したらしい。

 やみちゃんも心配そうにしている。

 そもそも、亮は伝説の剣、一体どこから出したんだろう?

 亮の師匠や聡も、精霊たちも、物凄くお説教したらしくて、亮はめっちゃ落ち込んでたし、泣きはらしてた。

 何でも、伝説の剣は呪われた状態らしくて、私はその呪いを受けてしまったらしい。

 亮も、伝説の剣が呪われるとは夢にも思ってなかったらしい。

 まあ、魔力が強い亮は、所持してても、呪われることがないから、師匠も油断してたらしい。

 それにしても、そんな危ないものよく取りに行ったな。

 でも、そういえば亮は聡と違って、伝説のなんちゃらとか、幻のなんちゃらとかを好きだったか。

 しかも、あの場には私ぐらいしか、呪われる人がいなかったからな・・・

 亮と、精霊と。私しかいなかったもんな。

 レオンの侍女がすぐに処置してくれたので、ものすごいヤバい状態じゃなくなったらしいが、聡が鑑定のスキルで見てくれたらしいけど、まだうっすら呪われている状態らしい。

 ただ、呪いの種類がわからないらしくて、レオンが調べるといってくれたらしく、自分の屋敷に帰ったらしい。

 あと、すごくチャラく見えるが、超イケメンの男性も心配そうに私の顔を見てる。

 あっ、極楽鳥じゃん。

 珍しいな、人型になってるわ。

 と思ったら亮が師匠って呼んでる。

 極楽鳥が師匠だったの?

 極楽鳥がテレパスで送ってきた。

「事情は後で説明する」と。

 聡もかなり取り乱したみたいで、悪いことしたなと思った。

 それでなくても聡も大変だったのにな。

 聡はレオンの侍女と真剣に話し合っている。

 とりあえずは私が目を覚ましたので、一応、レオンが帰るまで様子を見ることになった。

 レオンが帰ってくると、レオンと一緒に、レオンが年を取って渋くしたようなおじさんがいた。

 レオンとそっくりだけど、誰だ、このイケメンのおじさん・・は・・・

「初めまして」

 とちゃんと挨拶したのに、なぜか、おじさんは大号泣。

 なんか、号泣しているし、興奮してるから、少しの落ち着いた方がいいと思う。

 何か私の知り合いらしいが、見たことないな。

 レオンと、聡が力ずくでおじさんを連れて部屋から出ていった。

「ここでテンプレかよ」って聡の声が聞こえた。
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