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第1章〜元カレを見返すためにクラスの三軍男子をスパダリに育てることにします〜⑬
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ネット・スターの悲劇~瓦木亜矢の場合~
なにを話し合っているのかわからないけど、ふたりの男子が、自分たちの所属するクラブの活動場所から連れ立って出て行ってから、そろそろ五分が経とうとしている。
この間、私たちは、二年生の部員から、
「うちの部長を本当にイケメンに変身させられるんですか?」
「もう、どんな風にイメチェンするかイメージは決まってるんですか?」
など、いくつかの質問を受けながら、会話を楽しんでいた。
すると、
「待たせたな! 部長も、ようやく承諾してくれたぞ」
と言いながら、高須副部長が戻ってきた。
続けて、室内に入ってきた、少し表情の硬い深津部長に、
「深津くん、ホントに協力してくれるの?」
そうたずねると、彼は、表情を変えないまま、「あぁ……」と、短く返答する。
その答えに、
「やったあ! ありがとう!」
手を打って、はしゃぐように跳ねようとする私に、彼は、
「ただし、条件がある」
と、一言を付け加えた。
(承諾したあとに、いまさら条件ってナニ?)
怪訝な表情の私の顔色を察したのか、すぐに口を開いた映文研の部長さんは、こんな提案を提案をしてきた。
「オレが、プロデュースを受けている間に、こっちからもカメラを回して、瓦木さんのようすを撮影させてくれないか?」
私を撮影するって、どういうコト?
コーディネートされる側の深津くんだけじゃなくて?
そんな疑問が表情に表れてしまったのか、いぶかしがる私の表情を見て、深津部長は、同級生男子に視線を送る。
そのアイコンタクトを受けて、今度は、高須副部長が口を開き、私たち、三人にたずねてきた。
「あ~、それは、アレだ……三人とも、映画のメイキング映像や製作者インタビューって見たことあるか?」
最近は、サブスクのサービスで映画を観ることが圧倒的に多いので、そう言った映像とは縁がなかったけれど、子供の頃、家族でDVDを観終わったあとには、特典映像のインタビューなどが再生されていた気がする。
そんな思い出にひたっていると、これまで黙って会話を聞いていたナミが、英文研メンバーに質問を返した。
「それって、監督とか俳優が、映画の内容について、しゃっべたりするやつのこと?」
「そう! それだ! 監督や脚本家がテーマについて語ったり、俳優が撮影前の印象や作品に対する意気込みについて話したりするだろう。今回は、我らが映文研の代表者・深津寿太郎が身体を張って、自分自身を作品にするわけだ。そのプロデューサーである瓦木に、作品のテーマや工夫したこと、苦労したことなどのウラ話しを語ってもらえば、ドキュメンタリー映像としても、さらに深みと完成度が増すってもんよ」
傍若無人で校内では問題ばかり起こす問題児だとばかり思っていた高須不知火の、意外に説得力のある説明に関心しつつ、私は、手を叩いて、
「ナニそれ、面白そう! そういうことなら、喜んで協力する! どんどん、インタビューしてくれてイイよ!」
と、小躍りしながら、映文研から出された条件を申し出を快く引き受けた。
私たちの会話を眺めていたナミが、興味深そうにたずねる。
「ふ~ん、なんかスゴいことになってきたじゃん? ちなみに、そのメイキング? ってやつには、アヤだけじゃなくて、ウチらも出れんの?」
今度は、副部長が部長に視線を送って、確認。
「どうなんだ? 責任者兼ドキュメンタリー監督さんよ?」
「もちろん、問題ない! というか、ドキュメンタリーにするなら、証言者が多いほうが、作品として説得力が増すからな……時間があれば、名塩さんや樋ノ口さんにも協力してもらえると助かる」
そう言って、ペコリと頭を下げるのは、責任者の深津監督(予定)。
彼の言動に感じ入るところがあったのか、リコが、クスクスと笑いながら、心の底から嬉しそうに話しかけてきた。
「なんだか、楽しくなりそうだね、亜矢!」
友人の言葉に、私は、「うん!」と、大きくうなずく。
「よし! それなら、映像素材をためるために、早速、撮影に入るぞ」
気合を入れて、声を出す副部長に、部長かつドキュメンタリー監督かつ被験者である深津くんが、ツッコミを入れる。
「おい! なんで、お前が勝手に仕切ってんだよ!」
「瓦木プロデューサーのパートでは、寿太郎は出演者だ。撮影は、俺たちに任せて、トータル・プロデュースされる側に集中しろ」
部長の指摘を軽くいなす副部長に、室内からは、笑いが漏れた。
「部長、『魔法少女マジカル☆スイーピー』がお蔵入りになるのは残念ですけど……この企画、めっちゃ楽しみです!」
さらに、一年生部員の広田くんが、興奮気味に語ると、部長氏は、
「こら! 女子の前で、そのタイトルを口にするんじゃない」
と、なぜか、迷惑そうに後輩をたしなめていた。
そんな中、二年生部員の浜脇くんが提案する。
「じゃあ、先輩方、クランク・インのために、記念写真を撮っておきましょう!」
「なら、ホワイト・ボードに撮影開始用のアートを描きますよ!」
そう言った同じく二年の安井くんは、ものの数分で、視聴覚室のホワイト・ボードに、『新作ドキュメンタリー・映文研部長改造計画(仮)撮影開始!』と、ポップな文字で描き出した。
下級生の言動に、
「ドキュメンタリー作品に、クランクインなんて、必要なのか?」
と、部長兼、ドキュメンタリー監督兼、トータル・プロデュースの被験者は、疑問を投げかけていたけど……。
なにはともあれ、こうして、瓦木亜矢プロデュース&制作協力・映像文化研究会による『深津寿太郎・改造計画』がスタートすることになった。
なにを話し合っているのかわからないけど、ふたりの男子が、自分たちの所属するクラブの活動場所から連れ立って出て行ってから、そろそろ五分が経とうとしている。
この間、私たちは、二年生の部員から、
「うちの部長を本当にイケメンに変身させられるんですか?」
「もう、どんな風にイメチェンするかイメージは決まってるんですか?」
など、いくつかの質問を受けながら、会話を楽しんでいた。
すると、
「待たせたな! 部長も、ようやく承諾してくれたぞ」
と言いながら、高須副部長が戻ってきた。
続けて、室内に入ってきた、少し表情の硬い深津部長に、
「深津くん、ホントに協力してくれるの?」
そうたずねると、彼は、表情を変えないまま、「あぁ……」と、短く返答する。
その答えに、
「やったあ! ありがとう!」
手を打って、はしゃぐように跳ねようとする私に、彼は、
「ただし、条件がある」
と、一言を付け加えた。
(承諾したあとに、いまさら条件ってナニ?)
怪訝な表情の私の顔色を察したのか、すぐに口を開いた映文研の部長さんは、こんな提案を提案をしてきた。
「オレが、プロデュースを受けている間に、こっちからもカメラを回して、瓦木さんのようすを撮影させてくれないか?」
私を撮影するって、どういうコト?
コーディネートされる側の深津くんだけじゃなくて?
そんな疑問が表情に表れてしまったのか、いぶかしがる私の表情を見て、深津部長は、同級生男子に視線を送る。
そのアイコンタクトを受けて、今度は、高須副部長が口を開き、私たち、三人にたずねてきた。
「あ~、それは、アレだ……三人とも、映画のメイキング映像や製作者インタビューって見たことあるか?」
最近は、サブスクのサービスで映画を観ることが圧倒的に多いので、そう言った映像とは縁がなかったけれど、子供の頃、家族でDVDを観終わったあとには、特典映像のインタビューなどが再生されていた気がする。
そんな思い出にひたっていると、これまで黙って会話を聞いていたナミが、英文研メンバーに質問を返した。
「それって、監督とか俳優が、映画の内容について、しゃっべたりするやつのこと?」
「そう! それだ! 監督や脚本家がテーマについて語ったり、俳優が撮影前の印象や作品に対する意気込みについて話したりするだろう。今回は、我らが映文研の代表者・深津寿太郎が身体を張って、自分自身を作品にするわけだ。そのプロデューサーである瓦木に、作品のテーマや工夫したこと、苦労したことなどのウラ話しを語ってもらえば、ドキュメンタリー映像としても、さらに深みと完成度が増すってもんよ」
傍若無人で校内では問題ばかり起こす問題児だとばかり思っていた高須不知火の、意外に説得力のある説明に関心しつつ、私は、手を叩いて、
「ナニそれ、面白そう! そういうことなら、喜んで協力する! どんどん、インタビューしてくれてイイよ!」
と、小躍りしながら、映文研から出された条件を申し出を快く引き受けた。
私たちの会話を眺めていたナミが、興味深そうにたずねる。
「ふ~ん、なんかスゴいことになってきたじゃん? ちなみに、そのメイキング? ってやつには、アヤだけじゃなくて、ウチらも出れんの?」
今度は、副部長が部長に視線を送って、確認。
「どうなんだ? 責任者兼ドキュメンタリー監督さんよ?」
「もちろん、問題ない! というか、ドキュメンタリーにするなら、証言者が多いほうが、作品として説得力が増すからな……時間があれば、名塩さんや樋ノ口さんにも協力してもらえると助かる」
そう言って、ペコリと頭を下げるのは、責任者の深津監督(予定)。
彼の言動に感じ入るところがあったのか、リコが、クスクスと笑いながら、心の底から嬉しそうに話しかけてきた。
「なんだか、楽しくなりそうだね、亜矢!」
友人の言葉に、私は、「うん!」と、大きくうなずく。
「よし! それなら、映像素材をためるために、早速、撮影に入るぞ」
気合を入れて、声を出す副部長に、部長かつドキュメンタリー監督かつ被験者である深津くんが、ツッコミを入れる。
「おい! なんで、お前が勝手に仕切ってんだよ!」
「瓦木プロデューサーのパートでは、寿太郎は出演者だ。撮影は、俺たちに任せて、トータル・プロデュースされる側に集中しろ」
部長の指摘を軽くいなす副部長に、室内からは、笑いが漏れた。
「部長、『魔法少女マジカル☆スイーピー』がお蔵入りになるのは残念ですけど……この企画、めっちゃ楽しみです!」
さらに、一年生部員の広田くんが、興奮気味に語ると、部長氏は、
「こら! 女子の前で、そのタイトルを口にするんじゃない」
と、なぜか、迷惑そうに後輩をたしなめていた。
そんな中、二年生部員の浜脇くんが提案する。
「じゃあ、先輩方、クランク・インのために、記念写真を撮っておきましょう!」
「なら、ホワイト・ボードに撮影開始用のアートを描きますよ!」
そう言った同じく二年の安井くんは、ものの数分で、視聴覚室のホワイト・ボードに、『新作ドキュメンタリー・映文研部長改造計画(仮)撮影開始!』と、ポップな文字で描き出した。
下級生の言動に、
「ドキュメンタリー作品に、クランクインなんて、必要なのか?」
と、部長兼、ドキュメンタリー監督兼、トータル・プロデュースの被験者は、疑問を投げかけていたけど……。
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