反ぐれ新選組血風禄

献残屋藤吉郎

文字の大きさ
上 下
5 / 17
女やくざ紅と女執行人花

女やくざ紅と女執行人花

しおりを挟む
娯楽痛快物語 、、「女くざ紅と女社執行人花」

原作金花、、、、献残屋書房

女やくざ紅の家は親代々のやくざ稼業である。
そして、「花川戸一家」の家業看板を出している、、、江戸時代からのもとは火消しで「め組」の流れを組む、江戸川の貸元であった。
現在は一人娘の「紅」が跡目を継いで、、、オートバイ宅配をしている。
花川戸一家には3人の子分が住み込みでいた。
3人の子分たちの名前は「政、、、政次郎27歳」「秀、、、秀夫21歳」「敏、、19歳」がいる。そして、部屋の掃除、食事の支度をしている。
お嬢は二階に住んで、、、今朝も降りてくるなりに
「おはよう、敏、、、今朝のおかずはなんだ」
「おはようございます、、鮭のやきものです」「
「おい、、、肉って言ってたよな」
「はい、、親父さんが魚にしろと、納豆もたべてください」
「うるさいな、、、糞親父
そんなにぎやかな花川戸の食事だった。
「お嬢が食事をしているとこへ、親の花川戸一平が入ってきて、、、「紅、、、納豆は食べろよ、体にいいからな」、、と、、
先に起きて、食事をすませていた政と秀が、、、宅配便の準備をしていた。、、、
「おはよう、今日の宅配、、、行く先決まった。」
「はい、は都内が2件と、宇都宮が1件ですので、宜しくお願いします、長距離がありますので、気を付けてください」と、、、
「宇都宮か、、、、久しぶりの遠出だな、、、今頃は桜が、、きれいだな、、桜を見ながらドライブとしゃれこむか、用意が出来たら出発するよ」
と、、、お嬢はでかけた,,,オートバイの音も軽やかに。



2)お嬢「紅」東北へ走る
お嬢「紅」は事務所からオートバイで、宅配の仕事で出かけた。
東京都内の宅配を済ませて、宇都宮に向かった、、、東北自動車道を北へ走った。
東北自動車道にも桜は見られた、、、、高速道路を降りてからはいくつかの街道道にも桜のトンネルル道があった。
お嬢紅の空には桜がきれいに咲いていた。
宇都宮の宅配の届け先はしないといっても、日光に近かった、、、そのために予定より時間がかかった。
配達が終わったのが6時ごろになってしまった、、、お嬢紅が東京都内に戻ったのが8時を過ぎていた。
東北自動車道で夕食をとったりしていたので。
新宿に入った時だった、、、甲州街道の入り口あたりに差し掛かった、その時に街道筋に面した建物から一人の黒い影が飛び出してきた。
そして、お嬢紅の前に倒れこんできたのである、、、
「あ、、」、、危ない、、、馬鹿野郎」と、、、
叫んだお嬢紅ではあったが、、、その黒い影がよろよろしていたので、おかしいと思った瞬間、、、
その黒い影の後ろから数人の黒背広の男たちが追いかけてきた、、、
「まてーーこの野郎、まちやがれ、、、」と叫びながら、拳銃を撃っていた。
jyぷ「やばいぞ、、、」と思いながら、、、
その黒い影を拾った、、、そして、オートバイの後ろに載せて、その場を走り去った、、、


3お嬢紅、、、花川戸一家の家に戻る、、、
ブルーン、、ブルブルと、、、オートバイの音を響かせて、戻った、「紅」を帰りが遅かったので玄関まで出迎えて、政、秀、敏が待っていた、、、
そして、驚いた、、、「紅」のオートバイには人が乗っていた。
それが、どうも怪我をしているようだとわかるので、、さらに心配した。
「おい、、政、、、運んでくれ」というなりに、
お嬢紅は家の中に飛び込んでいった。
そして、、「親父、、、手伝ってくれ、、、怪我をしている、、、銃で撃たれたようだ」
と、、、お嬢紅は手当の準備にかかった。
二人の親子は手馴れていた、、、
「紅、、昔を思い出すな、、、」と言いながら花川戸一平は手伝った。
子分たちも政と秀が手伝っていた。
「お嬢、このけが人は女ですよ、、、驚いたな」
「政、、、驚かないで、手当が済んだら、私の部屋に運んでくれ」
そして、部屋に運ばれた黒い影の女は初めて声をだした。
「ありがとう、、、本当にありがとう、、もう、これ以上は迷惑を掛けれないので、、
でていきます、、、本当にありがとう」
と言いながら、女は立ちあがろうとした。
しかし、腕に力が入らず立てなかった、、、
お嬢紅が、、、「無理すんなよ、、、今夜はやすんでいけよ」
「話は明日、、、しよう、、、今夜はゆっくりな、、、おやすみ」
と言って、、、部屋をでていってしまった。
お嬢紅と花の出会いであった。


4)お嬢「紅」と警部{花」
、、
朝になって、お嬢紅が花の寝ている部屋に入って行った。
「おはよう、、、傷の痛みはどうかな、、、貫通していたので手当しておいたよ。後で病院へいくといい」
「おはようございます、、、夕べは本当にありがとうございました。命びろいしまいた」
そして、起きて支度を始めた、、、、、、、
「ところで、、、よかったら、話をしてくれるかな」
お嬢の紅が問いかけた。
「助けてもらって、、、お礼も言えず、、、その理由も言わずにごめんなさい、、、
怪我も手当てしてもらい、ありがとうございます、、、私は警視庁刑事です、、、名前は「金花」と言います」
「変な名前でしょう、、、私は中国上海生まれの中国人ですが、母が日本人なので中国名を言っています。
それで名前が「金」というのです」
「変でしょう、、、その上「花」だものね、、、」
「いや、変ではないよ、、、私も「紅(あかね)」だものな、、、と
通常は「紅(こう)」と呼ばれているよと、、、
「アはあは、、、名前が似てるな、、、宜しくな」
「理由を言いたくなければいいよ、、、そうか、警視庁の刑事か、、、不思議だな」
「刑事とやくざか、、、おもしろいな、、、でも、これも何かの縁だ、、、宜しくな」
と、、、二人は何となく気が合うような気がした。


5)お嬢「紅」テレビニュースで知る
刑事「花」は今日は休みだったのでゆっくりしていた、、、
「花、、、朝ご飯、食べていきなよ、ご馳走は無いけどな」
と、言って刑事花を誘った
母親と暴力団抗争に巻き込まれた、、自民党幹事長畑中長治が拳銃で撃たれて死亡したと、
そのニュースを見た時に、お嬢の紅は感じた。
しかし、お嬢紅は何もきかなかった。。。このニュースを見た時に刑事花の目が動いたのをお嬢紅は見逃さなかった。
そのまま、朝食を済ませて、、支度をして、刑事花は丁寧にお礼を述べて帰っていった
帰った後、、、花川戸一平は娘の紅に言ったというより訪ねた。
「大丈夫か、紅、、、助けた相手は警視庁の刑事だ、、、少々心配だな」
そして、、子分の政も、、「心配ですね、、、
更に秀までが、、、「あの女刑事のことを、、知ってるデカに聞いたんですが、、、警視庁では
やり手刑事で、捜査中の犯人を過剰防衛で撃ち殺しているそうですよ、、、やばい刑事らしい」
みんなでお嬢紅を心配していた。
「ありがとうよ、、、心配してくれて、、、まあー、、そん時はそん時だ」
お嬢紅はあっけかんとしていた。


6)お嬢「紅」と女刑事「花」の生きる定め、、、

人は生まれながらの定めがある。やくざ稼業「花川戸一家」に生まれた、お嬢「紅」と中国生まれの女刑事「花」の定めとは不思議な運命の巡り合わせがあった。
中国生まれの「花」の父親は行方不明であり、今は日本で母親と二人で暮らしている。
「花」は子供の頃より、少林寺拳法を習い、免許皆伝の猛者であった。今も警視庁での空手の教官をしている。
やくざ稼業の「紅」と刑事で武道家の「花」が新宿のやくざの出入りで知り合い、なんとなく気の合う仲となっていった。
花川戸一家のお嬢「紅」が武道家刑事「花」を助けてからの出会いであり、二人の付き合いは日ごとに気が合って深まっていった。
先日の夜の新宿での抗争で、自由党幹事長畑中長治が銃で撃たれて、死んだ事件んで、、お嬢「紅」は何となく、武道家刑事「花」の素性が分かったような気がした。
あの新宿でのやくざ同士の抗争は、自由党幹事長畑中長治を狙撃して、、抹殺するための抗争であったと、お嬢「紅」は見抜いていた。
そのあと、、怪我が治った武道家刑事「花」が花川戸一家を尋ねてきた。
「先日は本当にありがとうございました、、、命拾い、、、したよ、、、」と、、、
来るなりに、挨拶代わりに声をかけてきた。
「お花さん、、私と付き合うなら、、、改まった儀式バッタ話し方はやめよう、、、」
と、、、お嬢紅から申し出があった。
武道家デカの「花」も相槌を打って、、、話し方が変わった。
そして、、、お嬢紅が、、,
「ところで、この前の新宿での事件はどうなんだろう、、、話してくれもいいかな」
「私は秘密は守るから、、、話してくれよ」
となり、、、二人には秘密が出来るようになった。
武道家刑事「花」も、、、
「わかった、、、これからはそうするよ、、、遠慮なしで行くからな、、、宜しくだよ」
お嬢紅も了解した、、、
そして、武道家刑事「花」が新宿での事件を話した、、、
その結果、二人でこの世の悪人退治というか執行人をすることにした」
ここにやくざと警察官の仕置き人コンビが出来たのであった。


7)執行人お嬢「紅」と武道家刑事「花」の仕置き始まる

この世の中、弱者が痛い目にあってがいい思いをするといった時代は今も昔も変わらなかった。
金持ちがいつも勝者になるような、、、確かに貧乏よりは金があった方がいい、、
この日本では法律も「金」によって、、、金持ちが「権力者」だからだ、
法律が左右されるような、
どういう訳か、、、勤勉に働く人間がどうも馬鹿をみるような、、、損をするような、、、私生活をまっとうに生きている人間は一生懸命に生きている。
そして、金持ちはどういう訳か、あればあるほど欲ばる。
金持ちに聖人君子はいないような、、、なかにはいるかもしれないが、、、
世の中は「金」があって、欲が深く、強欲な人間が多い。
この世の中、なぜか金持ちに「権力者」が多く、、、「政治家」や社会での「地位の高い職」を得るような、、、
権力者になるから「金」が入るのか、、、、
そして、権力者になると「欲」が多くなり、、、霧の無い禁欲に走る。
その「金欲」「欲」と、、、そして、そのために社会経済戦争が始まり、、、弱者は取り残されていく。
世の中は矛盾だらけだ。
金持ち、権力者たちには、、「悪人面」が多い、、、
いつの間にか、、、金に侵されて「悪人面」になるようだ。
人は誰も始めから悪人はいないような、、、、、、時が過ぎて、気が付けば、、、
「金に侵されて」「悪人面」になっていくような、、、
不思議な現象だ、、、イj右派
この世な中で、どんな理由があろうが、弱いもの苛めは許すわけにはゆかないと
、、、武道家刑事「花」は言うのであった。
そして、警視庁の未解決事件の管理係をしながら、、、納得のいかない事件の再調査をしていた。はんあいには
そして、納得のいかない犯人の執行をしていたのとかであった。
日本の犯罪には「執行猶予」という、、、なんとも訳の分からない、、、ふざけた「判決」がある、、、
矛盾した法律判決だ、、、


8)弱者はいつも損をする、、、、
世の中は矛盾だらけだ、、、老人と言われる高齢者は住むところも、働くところも規制されて、
思うようにいかない、、、。
現在、高齢者【65歳以上)は2023年「3623万人」で、高齢者人口は減少いている「約1万人」。ただし、」総人口に占める割合は29.1%増加している。
75歳以上は2000万人、80歳以上は1259万人で、日本の高齢者人口は世界最高である。
このように高齢者が多いので、、、その高齢者を巡って、さまざま手段んで方法で「悪い商法」の人たちに、団体に高齢者がねらわれている..
高齢者には国民保険の給付を受けている、、、元、労働者が多く、、さらに、それらの知識が乏しい者が多い。
仕事から離れ、失業しているものも 多い。
そして、今の日本では高齢者の再就職が厳しいのだ、、、就職するための条件がいろいろと多すぎる。
就職条件の住まいは、、、となる。高齢者になると住まいとなる借家やアパートがなかなか、借りられないことが多く、、ねらわれるのだ、ホームレスが増えて、、、住まいの確保が出来ずに就職が出来ない
その挙句が合法的でない組織などに利用されてしまう。
部屋を借りることのできないホームレスが公園やガード下などにビニールハウスを作って住んでいるのであった。
そのようなホームレスが狙われるのであった。
仕事が欲しいホームレスたちが住む家を餌に誘われ、、、罠にはまり、、地獄に落ちていくのであった。
こんな仕組みを作って、、、組織的な暴力団が「やくざ」が待っているのであった。
今は合理的に、法律的にすれすれで確実に稼ぐことが大事と、、、非勢力的企業、早い話が「やくざ団体」が弱者救済と称して、高齢者に的を絞り、金を稼いでいるのであった。
9)今の時代、、やくざ抗争などして縄張りを広げるとか、殺しなどは割りに合わないとか、、、で。「頭」を使う時代に、「悪」も成った。

ヤクザも頭のいが出てきて、う、、世の中の仕組みを利用して金を稼ぐ、、、それも小さく稼いで、、数多くを稼ぐと。
そして、ヤクザに対する法律が厳しくなり、、「潰す」という取り締まりいいえに向いている、、、そこでやくざも合法的な方法で資金を稼ぐようになった。
ヤクザの世界も暴力的な奴よりも、暴力わるい的な組織よりも、、頭脳的な稼ぎをするようになった、、、始末が悪いといえば「始末が悪い」
現代ヤクザは勉強をしないと、、、社会の仕組みを知っていないと、、、善良な人たちの世界を、、、
特に国民保険や厚生保険などの知識がないと、、、そして、高齢者の人口推移や失業者の現況を知っていないと手が打てない。
そして、ホームレスを住まわせる住居を確保して、、、その配分などを行う気量もないとならない。
そんな「悪魔商法」や初めから仕組まれた罠の中に誘い込まれる商法がまかり通る世の中、、、そんな「社会悪」に立ち向かう、、、
執行人は前途多難であった。
法律的に守られた、すれすれの悪行を潰すのは、、、ヤクザ女お嬢「紅」と武道家刑事「花」の道は簡単な仕置きではなかった。


10)お嬢紅、、、「派遣会社」と「不動産賃貸会社」を設立

高齢者救済をするためには、、、悪商人たちから救った高齢者たちに「仕事の斡旋」と「住居紹介」をしなければ救うことにはならなかった。そこで、お嬢紅は武道家刑事花と相談して、、、その受け皿を準備することにした。
花川戸一家の住まいは広いので、今までの宅配事務所に「人材派遣会社」を置いて、、、車庫部分に「不動産賃貸会社」を構えることにした。
それぞれの会社は「花川戸人材派遣株式会社」で政を社長に据え、、もうひとつは
「紅花不動産株式会社」として、お嬢紅が社長になった。
それぞれの会社の役員には花川戸一家の面々が参加して、、、話が決まったので早速行動を開始した、、、、
政は吉川政次郎の本名を名乗り名刺も作った、、、そして、秀も花田秀夫に、敏も鈴木敏夫として、、、派遣会社と不動産会社の両社の営業を始めた。
派遣会社の営業は高齢者の就職先である「清掃会社」「警備会社」「配送会社」などの営業に、、、不動産会社は賃貸のアパート、借家探しに専念したのだった。
アパート借家は「ワンルームか一部屋でのキッチンつきとか」の低家賃の空き家を探した、、、木造の貸家での空き家はは結構あった、、、そして、持ち主には歓迎されて、、
入居者が見つかれば、、というところだった。
お嬢紅と武道家刑事花は早速、該当者の高齢者を探すことにした。
まずは警視庁管内の各警察の生活安全課に御触れを出して、、、様子を伺った。
高齢者が悪得業者につかまり、監禁状態で狭い部屋に入れられて、、、働かせられていることが多くあり、助けを求めていた。
ホームレス状態であった高齢者が「救いの業者」と言われて、住居を与えられて、、仕事も斡旋してもらっていた、、、しかし、「寝ることと食べること」だけが保証されて、働いた賃金と年金をすべて、差し押さえられての生活であった。
入居者が「話が違う、、」と文句を言うと、、、即日に追い出さてしまい、、職も止められてしまう状態であった。
高齢者は裸同然で放り出されしまう、、、その日から食べることも、寝ることも奪われてしまうので、、いったん、世話になったら抜けられない環境であった。
しかし、高齢者を脅かしているわけでもなく、、、「食べる、寝る。働く」と、、、救済しているという大義名分があるので、、、警察も手が出せない、、、救済が困難な状況であった。
そんな難しい環境の高齢者たちを助け出すことができるのか、、、
お嬢紅と武道家刑事花の二人は、、、、


11)救済作戦開始。。。

お嬢紅と警部花は花川戸一家の紅の部屋で相談をしていた。。。
現在の高齢者救済が難しいということ、、、反社会勢力のやくざ組織が巧妙であり、、
逃げ道を用意しての「高齢者救済事業」なので、、
ヤクザが管理する住まいから、、、高齢者自身が逃げ出して、助けを求めてくるならば、方法手段はある。
しかし、逃げ出して、連れもどされたら、助けることが出来ない、、、最終的には本人次第となる。
それではだめだから、、、何か考えないと。。。
お嬢紅も警部花も考えた。しかし、、なかなかいい方法がないのであった。
そこへ、紅の父親「花川戸一平」が入てきた。
「お前ら、、、いい加減に馬鹿だな、、、何のために頭(かしら)が付いてるんだ、、」と、、笑われた。
「いいか、、、今の監禁状態の高齢者を助けるのは後だ、、、まずは,公園やガードしたのホームレスを拾えよ、、、それとな会社や企業での高齢退職者を集めろ。。」
「まあ、、、高齢退職者を募る方法は考えろ、、、さらに、職業安定所での情報を集めて、、職探しをしている高齢者で、住まいを持たないものを探せ、、、」
花川戸一平が言うのには、、、究極の困窮者「やくざに監禁されている高齢者」は、
死ぬ思いをしていれば、、必ず、自分から逃げ出して、助けを求めてくるから、その時に助けても遅くはない、、、
と、花川戸一平は言うのであった。
お嬢紅と警部花は頷いた。。。。
そして、、政や秀や敏に、、不良や反ぐれ仲間に声をかけた。
「ホームレスや家無し老人」を探すようにと、、、不良や反ぐれの情報は早かった。
これからの世の中、、、いろいろな社会の情報が必要だと、、、末端社会には末端の情報が、、、悪には悪の情報が、、、
そう思う二人であった


12)情報が洩れる、、、悪の社会でも
お嬢紅たちの救済事業は静かに、騒ぐことなく、推し進めていた。
特に住まいは高齢者たちの生活を守るために、地味な活動をしていたのであるが、助けを求めてきた高齢者たちの住まいが、移転先が、
逃げてきた相手にバレてしまい、、、問題が起きた。
逃げてきた高齢者たちも、元の管理者とは「契約書」を交わしていたのであった。
現代ヤクザは悧巧というか、巧妙に住居契約書の中で、契約金の建て替え「保障」という名目で、住居人を縛っておいたのである、、
入居した高齢者を保証金立替ということで、「期間」を定めて、束縛して、、、働いた賃金での「返済」という、、法律的な縛りをしていたのであった。
従って、その契約条項を破って、、、逃亡した時にはさらに「契約違反規約」での定めがされていた。
その為に,逃亡して見つかった場合、身柄を確保された場合には、、「契約違反」という条項で「損害賠償金」が逃亡した高齢者に請求される仕組みになっていた。
何とも面倒な仕組みを考え出したものであった。
今時のやくざは「暴力」を「法律的な暴力」に切り替えて、、、対応してくるといった、、、合法的な作戦をしてくるので始末が悪かった。
その為に、弱者である高齢者を救済するためには、、話し合いで「和解」という手段を選ばらずを得なかった、、、従って、「金」がかかる、、、合法的な契約という厄介な「約定書」があっての賠償金であった。
お嬢紅たちは年金受給者や退職者の高齢者を救済するためには、悪徳商人と言われる人たいとの契約前に助けなくてはならなかった。
その為にお嬢紅と警部花は「法的な違反行為」を見つけなくてはならなかった。
お嬢紅や警部花のしている救済事業の情報が洩れているように、、、相手方に「スパイ」を入れて、「違反摘発」を狙うより仕方がなかった
その情報も,あくまでも「合法的」な方法で、、、、
仕置き人のやり方ではだめだということであった。
悪徳やくざの「高齢者救済事業」の法律違反行為を見つけなくては、、、、ますます「情報」が必要になってきた。
そして、警部花の国家権力を利用して、取り締まり、、、悪への制裁をしなくてはならないと考えた。
これまでの「執行人」とは違った方法手段で、悪への罰をしていかないと、、、、、
ヤクザお嬢紅と警部花の二人は「悪人」の仕置き執行は忘れてはいなかった。



















































しおりを挟む

処理中です...