そうじ屋

献残屋藤吉郎

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女やくざ紅と女執行人花

女やくざ紅と女執行人花

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娯楽痛快物語 、、「女くざ紅と女社執行人花」

原作金花、、、、献残屋書房

女やくざ紅の家は親代々のやくざ稼業である。
そして、「花川戸一家」の家業看板を出している、、、江戸時代からのもとは火消しで「め組」の流れを組む、江戸川の貸元であった。
現在は一人娘の「紅」が跡目を継いで、、、オートバイ宅配をしている。
花川戸一家には3人の子分が住み込みでいた。
3人の子分たちの名前は「政、、、政次郎27歳」「秀、、、秀夫21歳」「敏、、19歳」がいる。そして、部屋の掃除、食事の支度をしている。
お嬢は二階に住んで、、、今朝も降りてくるなりに
「おはよう、敏、、、今朝のおかずはなんだ」
「おはようございます、、鮭のやきものです」
「おい、、、肉って言ってたよな」
「はい、、親父さんが魚にしろと、納豆もたべてください」
「うるさいな、、、糞親父
そんなにぎやかな花川戸の食事だった。
「お嬢が食事をしているとこへ、親の花川戸一平が入ってきて、、、「紅、、、納豆は食べろよ、体にいいからな」、、と、、
先に起きて、食事をすませていた政と秀が、、、宅配便の準備をしていた。、、、
「おはよう、今日の宅配、、、行く先決まった。」
「はい、は都内が2件と、宇都宮が1件ですので、宜しくお願いします、長距離がありますので、気を付けてください」と、、、
「宇都宮か、、、、久しぶりの遠出だな、、、今頃は桜が、、きれいだな、、桜を見ながらドライブとしゃれこむか、用意が出来たら出発するよ」
と、、、お嬢はでかけた,,,オートバイの音も軽やかに。



2)お嬢「紅」東北へ走る
お嬢「紅」は事務所からオートバイで、宅配の仕事で出かけた。
東京都内の宅配を済ませて、宇都宮に向かった、、、東北自動車道を北へ走った。
東北自動車道にも桜は見られた、、、、高速道路を降りてからはいくつかの街道道にも桜のトンネルル道があった。
お嬢紅の空には桜がきれいに咲いていた。
宇都宮の宅配の届け先はしないといっても、日光に近かった、、、そのために予定より時間がかかった。
配達が終わったのが6時ごろになってしまった、、、お嬢紅が東京都内に戻ったのが8時を過ぎていた。
東北自動車道で夕食をとったりしていたので。
新宿に入った時だった、、、甲州街道の入り口あたりに差し掛かった、その時に街道筋に面した建物から一人の黒い影が飛び出してきた。
そして、お嬢紅の前に倒れこんできたのである、、、
「あ、、」、、危ない、、、馬鹿野郎」と、、、
叫んだお嬢紅ではあったが、、、その黒い影がよろよろしていたので、おかしいと思った瞬間、、、
その黒い影の後ろから数人の黒背広の男たちが追いかけてきた、、、
「まてーーこの野郎、まちやがれ、、、」と叫びながら、拳銃を撃っていた。
jyぷ「やばいぞ、、、」と思いながら、、、
その黒い影を拾った、、、そして、オートバイの後ろに載せて、その場を走り去った、、、


3お嬢紅、、、花川戸一家の家に戻る、、、
ブルーン、、ブルブルと、、、オートバイの音を響かせて、戻った、「紅」を帰りが遅かったので玄関まで出迎えて、政、秀、敏が待っていた、、、
そして、驚いた、、、「紅」のオートバイには人が乗っていた。
それが、どうも怪我をしているようだとわかるので、、さらに心配した。
「おい、、政、、、運んでくれ」というなりに、
お嬢紅は家の中に飛び込んでいった。
そして、、「親父、、、手伝ってくれ、、、怪我をしている、、、銃で撃たれたようだ」
と、、、お嬢紅は手当の準備にかかった。
二人の親子は手馴れていた、、、
「紅、、昔を思い出すな、、、」と言いながら花川戸一平は手伝った。
子分たちも政と秀が手伝っていた。
「お嬢、このけが人は女ですよ、、、驚いたな」
「政、、、驚かないで、手当が済んだら、私の部屋に運んでくれ」
そして、部屋に運ばれた黒い影の女は初めて声をだした。
「ありがとう、、、本当にありがとう、、もう、これ以上は迷惑を掛けれないので、、
でていきます、、、本当にありがとう」
と言いながら、女は立ちあがろうとした。
しかし、腕に力が入らず立てなかった、、、
お嬢紅が、、、「無理すんなよ、、、今夜はやすんでいけよ」
「話は明日、、、しよう、、、今夜はゆっくりな、、、おやすみ」
と言って、、、部屋をでていってしまった。
お嬢紅と花の出会いであった。


4)お嬢「紅」と警部{花」
、、
朝になって、お嬢紅が花の寝ている部屋に入って行った。
「おはよう、、、傷の痛みはどうかな、、、貫通していたので手当しておいたよ。後で病院へいくといい」
「おはようございます、、、夕べは本当にありがとうございました。命びろいしまいた」
そして、起きて支度を始めた、、、、、、、
「ところで、、、よかったら、話をしてくれるかな」
お嬢の紅が問いかけた。
「助けてもらって、、、お礼も言えず、、、その理由も言わずにごめんなさい、、、
怪我も手当てしてもらい、ありがとうございます、、、私は警視庁刑事です、、、名前は「金花」と言います」
「変な名前でしょう、、、私は中国上海生まれの中国人ですが、母が日本人なので中国名を言っています。
それで名前が「金」というのです」
「変でしょう、、、その上「花」だものね、、、」
「いや、変ではないよ、、、私も「紅(あかね)」だものな、、、と
通常は「紅(こう)」と呼ばれているよと、、、
「アはあは、、、名前が似てるな、、、宜しくな」
「理由を言いたくなければいいよ、、、そうか、警視庁の刑事か、、、不思議だな」
「刑事とやくざか、、、おもしろいな、、、でも、これも何かの縁だ、、、宜しくな」
と、、、二人は何となく気が合うような気がした。


5)お嬢「紅」テレビニュースで知る
刑事「花」は今日は休みだったのでゆっくりしていた、、、
「花、、、朝ご飯、食べていきなよ、ご馳走は無いけどな」
と、言って刑事花を誘った
母親と暴力団抗争に巻き込まれた、、自民党幹事長畑中長治が拳銃で撃たれて死亡したと、
そのニュースを見た時に、お嬢の紅は感じた。
しかし、お嬢紅は何もきかなかった。。。このニュースを見た時に刑事花の目が動いたのをお嬢紅は見逃さなかった。
そのまま、朝食を済ませて、、支度をして、刑事花は丁寧にお礼を述べて帰っていった
帰った後、、、花川戸一平は娘の紅に言ったというより訪ねた。
「大丈夫か、紅、、、助けた相手は警視庁の刑事だ、、、少々心配だな」
そして、、子分の政も、、「心配ですね、、、
更に秀までが、、、「あの女刑事のことを、、知ってるデカに聞いたんですが、、、警視庁では
やり手刑事で、捜査中の犯人を過剰防衛で撃ち殺しているそうですよ、、、やばい刑事らしい」
みんなでお嬢紅を心配していた。
「ありがとうよ、、、心配してくれて、、、まあー、、そん時はそん時だ」
お嬢紅はあっけかんとしていた。


6)お嬢「紅」と女刑事「花」の生きる定め、、、

人は生まれながらの定めがある。やくざ稼業「花川戸一家」に生まれた、お嬢「紅」と中国生まれの女刑事「花」の定めとは不思議な運命の巡り合わせがあった。
中国生まれの「花」の父親は行方不明であり、今は日本で母親と二人で暮らしている。
「花」は子供の頃より、少林寺拳法を習い、免許皆伝の猛者であった。今も警視庁での空手の教官をしている。
やくざ稼業の「紅」と刑事で武道家の「花」が新宿のやくざの出入りで知り合い、なんとなく気の合う仲となっていった。
花川戸一家のお嬢「紅」が武道家刑事「花」を助けてからの出会いであり、二人の付き合いは日ごとに気が合って深まっていった。
先日の夜の新宿での抗争で、自由党幹事長畑中長治が銃で撃たれて、死んだ事件んで、、お嬢「紅」は何となく、武道家刑事「花」の素性が分かったような気がした。
あの新宿でのやくざ同士の抗争は、自由党幹事長畑中長治を狙撃して、、抹殺するための抗争であったと、お嬢「紅」は見抜いていた。
そのあと、、怪我が治った武道家刑事「花」が花川戸一家を尋ねてきた。
「先日は本当にありがとうございました、、、命拾い、、、したよ、、、」と、、、
来るなりに、挨拶代わりに声をかけてきた。
「お花さん、、私と付き合うなら、、、改まった儀式バッタ話し方はやめよう、、、」
と、、、お嬢紅から申し出があった。
武道家デカの「花」も相槌を打って、、、話し方が変わった。
そして、、、お嬢紅が、、,
「ところで、この前の新宿での事件はどうなんだろう、、、話してくれもいいかな」
「私は秘密は守るから、、、話してくれよ」
となり、、、二人には秘密が出来るようになった。
武道家刑事「花」も、、、
「わかった、、、これからはそうするよ、、、遠慮なしで行くからな、、、宜しくだよ」
お嬢紅も了解した、、、
そして、武道家刑事「花」が新宿での事件を話した、、、
その結果、二人でこの世の悪人退治というか執行人をすることにした」
ここにやくざと警察官の仕置き人コンビが出来たのであった。


7)執行人お嬢「紅」と武道家刑事「花」の仕置き始まる

この世の中、弱者が痛い目にあってがいい思いをするといった時代は今も昔も変わらなかった。
金持ちがいつも勝者になるような、、、確かに貧乏よりは金があった方がいい、、
この日本では法律も「金」によって、、、金持ちが「権力者」だからだ、
法律が左右されるような、
どういう訳か、、、勤勉に働く人間がどうも馬鹿をみるような、、、損をするような、、、私生活をまっとうに生きている人間は一生懸命に生きている。
そして、金持ちはどういう訳か、あればあるほど欲ばる。
金持ちに聖人君子はいないような、、、なかにはいるかもしれないが、、、
世の中は「金」があって、欲が深く、強欲な人間が多い。
この世の中、なぜか金持ちに「権力者」が多く、、、「政治家」や社会での「地位の高い職」を得るような、、、
権力者になるから「金」が入るのか、、、、
そして、権力者になると「欲」が多くなり、、、霧の無い禁欲に走る。
その「金欲」「欲」と、、、そして、そのために社会経済戦争が始まり、、、弱者は取り残されていく。
世の中は矛盾だらけだ。
金持ち、権力者たちには、、「悪人面」が多い、、、
いつの間にか、、、金に侵されて「悪人面」になるようだ。
人は誰も始めから悪人はいないような、、、、、、時が過ぎて、気が付けば、、、
「金に侵されて」「悪人面」になっていくような、、、
不思議な現象だ、、、イj右派
この世な中で、どんな理由があろうが、弱いもの苛めは許すわけにはゆかないと
、、、武道家刑事「花」は言うのであった。
そして、警視庁の未解決事件の管理係をしながら、、、納得のいかない事件の再調査をしていた。はんあいには
そして、納得のいかない犯人の執行をしていたのとかであった。
日本の犯罪には「執行猶予」という、、、なんとも訳の分からない、、、ふざけた「判決」がある、、、
矛盾した法律判決だ、、、


8)弱者はいつも損をする、、、、
世の中は矛盾だらけだ、、、老人と言われる高齢者は住むところも、働くところも規制されて、
思うようにいかない、、、。
現在、高齢者【65歳以上)は2023年「3623万人」で、高齢者人口は減少いている「約1万人」。ただし、」総人口に占める割合は29.1%増加している。
75歳以上は2000万人、80歳以上は1259万人で、日本の高齢者人口は世界最高である。
このように高齢者が多いので、、、その高齢者を巡って、さまざま手段んで方法で「悪い商法」の人たちに、団体に高齢者がねらわれている..
高齢者には国民保険の給付を受けている、、、元、労働者が多く、、さらに、それらの知識が乏しい者が多い。
仕事から離れ、失業しているものも 多い。
そして、今の日本では高齢者の再就職が厳しいのだ、、、就職するための条件がいろいろと多すぎる。
就職条件の住まいは、、、となる。高齢者になると住まいとなる借家やアパートがなかなか、借りられないことが多く、、ねらわれるのだ、ホームレスが増えて、、、住まいの確保が出来ずに就職が出来ない
その挙句が合法的でない組織などに利用されてしまう。
部屋を借りることのできないホームレスが公園やガード下などにビニールハウスを作って住んでいるのであった。
そのようなホームレスが狙われるのであった。
仕事が欲しいホームレスたちが住む家を餌に誘われ、、、罠にはまり、、地獄に落ちていくのであった。
こんな仕組みを作って、、、組織的な暴力団が「やくざ」が待っているのであった。
今は合理的に、法律的にすれすれで確実に稼ぐことが大事と、、、非勢力的企業、早い話が「やくざ団体」が弱者救済と称して、高齢者に的を絞り、金を稼いでいるのであった。
9)今の時代、、やくざ抗争などして縄張りを広げるとか、殺しなどは割りに合わないとか、、、で。「頭」を使う時代に、「悪」も成った。

ヤクザも頭のいが出てきて、う、、世の中の仕組みを利用して金を稼ぐ、、、それも小さく稼いで、、数多くを稼ぐと。
そして、ヤクザに対する法律が厳しくなり、、「潰す」という取り締まりいいえに向いている、、、そこでやくざも合法的な方法で資金を稼ぐようになった。
ヤクザの世界も暴力的な奴よりも、暴力わるい的な組織よりも、、頭脳的な稼ぎをするようになった、、、始末が悪いといえば「始末が悪い」
現代ヤクザは勉強をしないと、、、社会の仕組みを知っていないと、、、善良な人たちの世界を、、、
特に国民保険や厚生保険などの知識がないと、、、そして、高齢者の人口推移や失業者の現況を知っていないと手が打てない。
そして、ホームレスを住まわせる住居を確保して、、、その配分などを行う気量もないとならない。
そんな「悪魔商法」や初めから仕組まれた罠の中に誘い込まれる商法がまかり通る世の中、、、そんな「社会悪」に立ち向かう、、、
執行人は前途多難であった。
法律的に守られた、すれすれの悪行を潰すのは、、、ヤクザ女お嬢「紅」と武道家刑事「花」の道は簡単な仕置きではなかった。


10)お嬢紅、、、「派遣会社」と「不動産賃貸会社」を設立

高齢者救済をするためには、、、悪商人たちから救った高齢者たちに「仕事の斡旋」と「住居紹介」をしなければ救うことにはならなかった。そこで、お嬢紅は武道家刑事花と相談して、、、その受け皿を準備することにした。
花川戸一家の住まいは広いので、今までの宅配事務所に「人材派遣会社」を置いて、、、車庫部分に「不動産賃貸会社」を構えることにした。
それぞれの会社は「花川戸人材派遣株式会社」で政を社長に据え、、もうひとつは
「紅花不動産株式会社」として、お嬢紅が社長になった。
それぞれの会社の役員には花川戸一家の面々が参加して、、、話が決まったので早速行動を開始した、、、、
政は吉川政次郎の本名を名乗り名刺も作った、、、そして、秀も花田秀夫に、敏も鈴木敏夫として、、、派遣会社と不動産会社の両社の営業を始めた。
派遣会社の営業は高齢者の就職先である「清掃会社」「警備会社」「配送会社」などの営業に、、、不動産会社は賃貸のアパート、借家探しに専念したのだった。
アパート借家は「ワンルームか一部屋でのキッチンつきとか」の低家賃の空き家を探した、、、木造の貸家での空き家はは結構あった、、、そして、持ち主には歓迎されて、、
入居者が見つかれば、、というところだった。
お嬢紅と武道家刑事花は早速、該当者の高齢者を探すことにした。
まずは警視庁管内の各警察の生活安全課に御触れを出して、、、様子を伺った。
高齢者が悪得業者につかまり、監禁状態で狭い部屋に入れられて、、、働かせられていることが多くあり、助けを求めていた。
ホームレス状態であった高齢者が「救いの業者」と言われて、住居を与えられて、、仕事も斡旋してもらっていた、、、しかし、「寝ることと食べること」だけが保証されて、働いた賃金と年金をすべて、差し押さえられての生活であった。
入居者が「話が違う、、」と文句を言うと、、、即日に追い出さてしまい、、職も止められてしまう状態であった。
高齢者は裸同然で放り出されしまう、、、その日から食べることも、寝ることも奪われてしまうので、、いったん、世話になったら抜けられない環境であった。
しかし、高齢者を脅かしているわけでもなく、、、「食べる、寝る。働く」と、、、救済しているという大義名分があるので、、、警察も手が出せない、、、救済が困難な状況であった。
そんな難しい環境の高齢者たちを助け出すことができるのか、、、
お嬢紅と武道家刑事花の二人は、、、、


11)救済作戦開始。。。

お嬢紅と警部花は花川戸一家の紅の部屋で相談をしていた。。。
現在の高齢者救済が難しいということ、、、反社会勢力のやくざ組織が巧妙であり、、
逃げ道を用意しての「高齢者救済事業」なので、、
ヤクザが管理する住まいから、、、高齢者自身が逃げ出して、助けを求めてくるならば、方法手段はある。
しかし、逃げ出して、連れもどされたら、助けることが出来ない、、、最終的には本人次第となる。
それではだめだから、、、何か考えないと。。。
お嬢紅も警部花も考えた。しかし、、なかなかいい方法がないのであった。
そこへ、紅の父親「花川戸一平」が入てきた。
「お前ら、、、いい加減に馬鹿だな、、、何のために頭(かしら)が付いてるんだ、、」と、、笑われた。
「いいか、、、今の監禁状態の高齢者を助けるのは後だ、、、まずは,公園やガードしたのホームレスを拾えよ、、、それとな会社や企業での高齢退職者を集めろ。。」
「まあ、、、高齢退職者を募る方法は考えろ、、、さらに、職業安定所での情報を集めて、、職探しをしている高齢者で、住まいを持たないものを探せ、、、」
花川戸一平が言うのには、、、究極の困窮者「やくざに監禁されている高齢者」は、
死ぬ思いをしていれば、、必ず、自分から逃げ出して、助けを求めてくるから、その時に助けても遅くはない、、、
と、花川戸一平は言うのであった。
お嬢紅と警部花は頷いた。。。。
そして、、政や秀や敏に、、不良や反ぐれ仲間に声をかけた。
「ホームレスや家無し老人」を探すようにと、、、不良や反ぐれの情報は早かった。
これからの世の中、、、いろいろな社会の情報が必要だと、、、末端社会には末端の情報が、、、悪には悪の情報が、、、
そう思う二人であった


12)情報が洩れる、、、悪の社会でも
お嬢紅たちの救済事業は静かに、騒ぐことなく、推し進めていた。
特に住まいは高齢者たちの生活を守るために、地味な活動をしていたのであるが、助けを求めてきた高齢者たちの住まいが、移転先が、
逃げてきた相手にバレてしまい、、、問題が起きた。
逃げてきた高齢者たちも、元の管理者とは「契約書」を交わしていたのであった。
現代ヤクザは悧巧というか、巧妙に住居契約書の中で、契約金の建て替え「保障」という名目で、住居人を縛っておいたのである、、
入居した高齢者を保証金立替ということで、「期間」を定めて、束縛して、、、働いた賃金での「返済」という、、法律的な縛りをしていたのであった。
従って、その契約条項を破って、、、逃亡した時にはさらに「契約違反規約」での定めがされていた。
その為に,逃亡して見つかった場合、身柄を確保された場合には、、「契約違反」という条項で「損害賠償金」が逃亡した高齢者に請求される仕組みになっていた。
何とも面倒な仕組みを考え出したものであった。
今時のやくざは「暴力」を「法律的な暴力」に切り替えて、、、対応してくるといった、、、合法的な作戦をしてくるので始末が悪かった。
その為に、弱者である高齢者を救済するためには、、話し合いで「和解」という手段を選ばらずを得なかった、、、従って、「金」がかかる、、、合法的な契約という厄介な「約定書」があっての賠償金であった。
お嬢紅たちは年金受給者や退職者の高齢者を救済するためには、悪徳商人と言われる人たいとの契約前に助けなくてはならなかった。
その為にお嬢紅と警部花は「法的な違反行為」を見つけなくてはならなかった。
お嬢紅や警部花のしている救済事業の情報が洩れているように、、、相手方に「スパイ」を入れて、「違反摘発」を狙うより仕方がなかった
その情報も,あくまでも「合法的」な方法で、、、、
仕置き人のやり方ではだめだということであった。
悪徳やくざの「高齢者救済事業」の法律違反行為を見つけなくては、、、、ますます「情報」が必要になってきた。
そして、警部花の国家権力を利用して、取り締まり、、、悪への制裁をしなくてはならないと考
これまでの「執行人」とは違った方法手段で、悪への罰をしていかないと、、、、、
ヤクザお嬢紅と警部花の二人は「悪人」の仕置き執行は忘れてはいなかった。

13)悪商人「やくざ救済事業」への侵入

やくざ救済事業の経営している住居に間者(スパイ)を侵入させないと、実際の管理状況が分からない。経営している住居状況が分からないと本当の救済が出来ない。
そこで、お嬢紅の花川戸一家の子分である、政、秀、敏の力というか情報を利用しないと間者(スパイ)を仕立てることは不可能であった。
そこで、隅田公園の中で、ビニールハウスを作って住んでいるグループのリーダーでもある、、
大矢健次郎に白羽の矢を立てて、頼み込んだ。
冬は寒いけど、春には桜が咲乱れ、、春風も気持ちよく、昼寝付きで住むには最高なホームレスハウスであった。そんなこともあって,働くことが嫌いであった。
食事は隅田公園付近のごみ箱を探せば、、、何とか食べれていたんである。
早い話が「物臭」に慣れてしまっていた。
そんな環境の中のホームレスであったが、リーダーである大矢健次郎は過去において、大川戸一家の政に借りがあった、、、それも大きな借りで「命」を助けてもらっていたのである、、、
そんな「恩」を言わなくても、、、ホームレスの大矢健次郎は話を聞いてくれた、、、危険な仕事ではあるが、、、
「一度くらいは命がけの仕事をしてもいいか」
と、、、やってくれることになった。
そして、ヤクザ救済企業である「大内救済株式会社」を訪ねた。
大内救済株式会社は大矢健次郎の加入を歓迎してくれたのである、、、ホームエスのリーダー核が参加してくれれば、、、他のホームレスを参入しやすくなるからだった。
ヤクザ企業も高齢者集めには神経を使い、、、警察や関係役所の監視が厳しくなってきたので、、
むやみやたらには募集が出来なかった。
大内救済株式会社の元締めには「関東連合睦会」という関東きっての暴力団が付いていたのである。


14)暴力的な言葉や仕草
お嬢紅や警部花の二人は、ヤクザ商法で高齢者救済事業をしている団体に対して、情報収集ための間者(スパイ)をやくざ商法の管理する住居に送り込んでいた。
現代ヤクザは関東でも「関東連合睦会」などの本部組織が末端の組織に指示を出している。
日本での高齢者65歳以上の人口が3623万人までに膨れ上がり、75歳以上が2000万人、80歳以上が1259万人、、そして、国民保険受給者が7709万人、厚生年金受給者が4618万人もいるのである。
また、日本の労働人口は16,902万人、そして、失業者は179万人である、、、さらに、仕事につけていない人口は440万人もいる。
そのうえに生活保護受給者は215万人もいるのであった。
このような高齢者や弱者がいる現況で、、、その環境に目をつける「悪商人」が多く、、、特にやくざ団体は暗躍している。
現代ヤクザの資金源となり莫大な収益を上げている。そのために、反社会勢力団体がそのために人材を投入しているのであった。
その資金源を断たないと、いつまでも悪徳商人としてのやくざ道を断つことが出来ない。
その悪徳商法でやくざの資金源とされている道を閉ざすためには、、、悪の権現である「暴力行為」を見つけて、
摘発しないと、いつまでたっても「法律」という隠れ衣に隠れている、現代ヤクザをあぶりだすことはできない、、、
その為に、お嬢紅と警部花は切り札として「間者(スパイ)」を送りこんだのであった。
関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」のような高齢者管理不動産会社は関東のいくつかの市町村に配置してあった、、、
従って、、、お嬢紅と警部花たちも、間者を何人か仕立てなくてはならなかった。
夏になると、、、ヤクザ管理の住居には「扇風機1台」だけなので、、辛かった。
高齢者はワンルームに二人住まいなので、、、さらに、夏は体調を崩すものも出た。
入居者の中には苦情や文句をいうものも出た、、、
「クーラーが欲しいなら、、もっと働け」と、、、仕事をふやしてくるのであった。
仲間同士で「逃げるか、、、こんな所に居たら殺されてしまうよ、、」
と、、、囁くものも出てきた。
しかし、後の暴力的制裁が怖くて、話だけに終わるのであった。

15)逃げ出した高齢者、逃亡の果てに

夏の暑い夜、、、寝苦しく、狭いアパートの一室から抜け出して、近くの公園を歩いていた。
逃げ出すつもりはなかった、、、余りにも暑く寝苦しかったので、夜風に当たりながら散歩をしていたのであった。
しかし、アパートを管理しているやくざ者が誤解をして、逃亡したと勘違いをして、部屋に強引に連れ戻した。その連れ戻された高齢者が、、、言い訳をしたら、問答無世で殴られた。
その様子を見、お嬢紅たちの間者(スパイ」が偶然に、その場に立ち合い、、携帯カメラを映していたのであった。
その高齢者はほかの者の見せしめとばかりに、、、まだ、管理に慣れていないやくざ者に殴られた、、、顔面が腫れるほどであった。
そして、その高齢者はその行為を訴えようとして,また捕まり、拷問に近い暴力を受けた。
間者として潜り込んでいた大矢健次郎は、その高齢者に危険が得まっているように見えたので、
夜中に逃がした。がその前に花川戸一家の政たちに連絡を取り、、迎えに来させた。
逃亡は旨くいった、、、そして、花川戸一家で一時的に匿った。
そして、、、警視庁警部花がその高齢者の被害届を受理したのであった。
その事実から「大内救済事業株式会社」の捜査に入り、、、暴行をした同社の社員である「塙重一」を暴行罪で逮捕した。
そして、、、大内救済事業株式会社の救済事業の内部捜査に着手した。
その捜査には警部花が先頭を切って捜査をしていった、、、、今回の暴力事件を糸口として、
暴力団の高齢者救済事業を潰す計画を立てて、高齢者の健全な救済をしていこうとしていた。


16)裁判そしてやくざの脅し
今回は警視庁生活安全課担当であるが、、、捜査一課の金花警部が暴力団組員の暴力事件でもあるので、担当警部として指揮を執ることになった。それで、関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」の社員である「塙重一」の取り調べも行っていた。
しかし、彼は「黙秘」を行った、、、、ヤクザ団体の上層部からの命令指示が出ていたのであろう、、、逮捕当時から「黙秘」を貫いていた。取り調べの警部花は被害者証言があり、、目撃者「大矢健次郎」の証言もあるので、、起訴に持ち込んだ。
その犯行犯人である被疑者が頑として「黙秘」を貫いているのには、取り調べの警部花も少々参っていた。
被疑者を起訴して、、、拘置所へ移送する前日、「塙重一」が警視庁留置所内で突然に死亡した。
差し入れされた弁当に毒が入れられての他殺であった、、、、
この差し入れ弁当殺し事件で、警視庁捜査一課は慌てた。
被疑者が殺されたのだから、、、被害者や目撃者の安全も危ないと、、、警部花は察した。
警部花はお嬢紅に至急、連絡を取った。
「もしもし、、、紅、、大変だ、、、犯人の塙重一が毒殺されたよ、、、、被害者太田肇と目撃者大矢健次郎は無事かな」
「心配で連絡したよ、、、大丈夫か、、、用心してな」
警部花から連絡を受けた、お嬢紅は確認をした、すぐに、政に連絡をして、、隠れ家に敏を行かせた。、、、
そして、無事を確認して警部花に話した。
「相手はかなり、焦ってきているから、、、何でもありだからな」
「やくざの本領は,最終的には「殺し」だからな、、」と、、警部花が注意してきた。
そして、警部花は言った。
「殺しが出来るから「やくざ」なんだと。。。」
その話を聞いて、お嬢紅も腹を括った。
「わかった、、私の方も覚悟を決めて、関東連合睦会とたたかうよ、、、政たちにも言っておくよ、、、いよいよだな、、、花もしっかりな、、」
二人は電話を切った。
お嬢紅は政を呼んだ、そして、警部花と話した仔細を話した。
「わかりました、、、お嬢が決めたなら、、、俺たちはどこまでも、、いいですすよ、、」
「秀も敏も大丈夫です、、、とことんやりますか、、、久しぶりに燃えてきましたよ」
と、、、意気込みを見せた、、、
「花川戸一家の火消し魂を見せますか。。。」
これで、お嬢紅たちは覚悟を決めて走り出した。


17)大内救済企業株式会社、その統率やくざ団体「関東連合睦会」の報復

高齢者社会で、その仕組みを利用しようとするやくざ企業も、黙ってはいなかった。
関東連合睦会の矢田部栄次郎若頭が号令をかけた。
そして、大内救済企業株式会社の若林三郎社長を呼び寄せたのである。
「若林、、、お前、、何やってんだ、、、ドジふみやがって、、、この始末はつけろよ」、、、と。
「若林、、、ヤクザが素人に嘗められて、どうすんだよ、、、お前,わかっているのか、、、
ヤクザが嘗められたら、、、本当に分かっているのか」
と、、、若頭から「やくざ掟」を、、、言われた。
「嘗められたら、、、やれだよ、、、「殺せだよ」、、、いいか、忘れるなよ」
そのあとで、、、若頭矢田部栄次郎は付け加えた。
「若林、、、お前がもたもたしてたから、、、塙重一は始末しておいたから、、、やばいもの、まずいもの、邪魔なものはいらないんだよ、、、お前だってそうだ、、、余計な人間にはなるなよ、、、」
大内救済企業株式会社の若林三郎社長は江戸川区にある事務所に戻り、、社員に指示を出した。、、
関東連合睦会の矢田部若頭から言われたこと、、、細かい内容の指示は言われなかったが、、、無言のやくざ命令は分かった。
管理していた高齢者をすべて隠した、、、若林の会社で所有する別荘に監禁したのであった。
そして、、、外部との連絡や情報を遮断した。
それから、、逃げ出した高齢者を探すことに専念していった、、、あらゆる情報網を使って、探した。
ヤクザの情報網は素晴らしく、、時には警察のそれよりもすぐれている時がある。
人を探すことが早い場合もある。k
今回の目撃者「大矢健次郎」が先にみつかったが、、、機転の利く彼は逃げた、、、そして、、花川戸一家に匿われた。
しかし、被害者の「太田肇」は大内救済企業株式会社に捕まってしまった。
捕まった後は見せしめのために「殺された」、、、
目撃者「大矢健次郎」が逃げて、花川戸一家に匿われた日に、、、隅田川に水死体で上がった。
警視庁警部花たちは、、、関東連合睦会傘下の大内救済企業株式会社がやったとは分かったが、、、「殺し」とあ始末の悪い殺しであった。
水死体で上がった「太田肇」は酒を飲んでおり。。。酔っぱらって足を滑らせ、川に落ちたと地元警察が確認していた。
見事に目撃者以外は消されてしまったのである。
事件は、、別の方向に進んでしまった、、、今回の裁判の犯人(被疑者)被害者がいなくなってしまったのである。。。
警視庁警部花も花川戸一家のお嬢紅も困ってしまった。
再度、やり直しである、、、、


18)大矢健次郎の記憶を追う


嬢紅と警部花は被害者と被疑者が死亡してしまったので、当時の話は目撃者の大矢健次郎から聞いて、今後の方が花川戸一家に匿っている「大矢健次郎」から死亡した被害者「太田肇」と加害者(やくざ)の「塙重一」のやり取りを思い出してもらうことにした、、、もちろん、暴行の写真を見ながら考えた。
話を聞きながら、犯行現場の写真を見ながら、、、考えた。
何か方法があるはずだと、、、
つけないと、大内救済企業株式会社を追い込むことができなかったのである。
一緒に話を聞いていた「秀」がポロリといった、、、、
「大変だけど、、、奴らに監禁されている高齢者たちを見つけることが一番じゃないかな、、」と、、、
「おぅてそうだけど、、、探すのは大変だよ」お嬢紅がいった。
「いや、、、そうでもないよ」
奴らは監禁場所への連絡や監視を行うはずだ、、、事務所を見張って根気よく尾行をすることだ。
しかし、奴らも用心はしているはずなので、難しいと思う。
今は難しいが、その尾行をするしかない、、、それとホームレスの仲間からの情報を集めて、、、なんとしても監禁されている場所をさがしだすこととした。
花川戸一家の政、秀、敏も仲間を頼って、走り回った。
しかし、、、なかなかうまくいかなかった。
何でもそうであるが、、、警部花の警察もあらゆる手を尽くして、、、大内救済企業の所有する不動産のうちの山荘を探したきゅうし、、、また、警察力で関東連合睦会関係の不動産、特に別荘などを探して、、、該当するような不動産を当たっていた。
そんな時だった、、、花川戸一家の秀から連絡が入った、、、、大内救済企業の管理不動産で、他人所有の別荘が山梨県安曇野山中にあった、、、そして、秀が反ぐれ仲間が見つけて、連絡をしてきた。
お嬢紅と警部花は監視だけしていて、、、踏み込むのを待つように告げた。
警視庁警部花が山梨県警と連絡をとり、、準備を整えてから踏み込むようにと指示をした。
そして、警部花たちも現場に急行した。

19)大内救済企業株式会社の消滅

大内救済企業株式会社の別荘が警視庁に確保される直前に、関東連合睦会によって、行われたことがあった。
関東連合睦会には秘密機構の情報網があり、、、その情報組織によって、大内救済企業株式会社を整理するように本部会長から指示がでたのであったの
その為に、神奈川県安曇野山中の別荘が警視庁に確保されたころには、大内救済企業の事務所は「空っぽ」に整理されていた。
そして、大内救済企業の社員(やくざ)たちも始末されていた、、、安曇野に残った社員は組織の仕組みを知らずに、雇われた営業社員なので、、解雇して終わりであった。
大内救済企業株式会社は会社も事務所も、、、人までが消滅したのであった。
やくざ組織がやれないこと、、、できないことは無いのであった。
今回は大内救済企業がガンとなれば、本部としてはいらなくなるのであった。
関東連合睦会は組織も規模も大きい、、、今回排斥された組員たちは外国の事業所に早い話が「島流し」になっていたのであ
そして、、、加害者のいなくなった事件を捜査することとなるのであるが、、、また難しくなっていった。
被害者は存在しているので、、警部花としては何とか、、、その大本である関東連合睦会まで捜査の手を伸ばしたかった。
その為には被害者たちを保護して、、、目撃者の証言を立証していこうと考えていた。


20)警視庁警部花、、、諦めず、、、執拗に

警視庁捜査一課警部花は大内救済企業株式会社の高齢者監禁及び暴行事件並びに高齢者年金悪徳商法に関する取り締まりで、犯行業者の消滅による事件捜査の打ち切りは我慢できなかった。
警視庁上層部からの通達で、犯行業者が日本に存在しないなら、、捜査対象外であると、、、
つまらない理由での捜査にはなしてであった。
日本の政治力が左右する権力者による圧力が動いたようだ。
噂されている新規自由党幹事長太田黒寛治らの陰謀によるものだ、、、関東連合睦会との裏社旗との癒着である。
そんな裏社会と表社会との持ちつつもたれずの関係が続いている限り、、、日本の本当の悪は亡くならないと、、、警部花は思っていた。
そんなこともあって、警部花は警視庁上層部の通達には、承諾した振りはしていても従うわけにはいかなかった。密かに今回の捜査は続けていた。
警部花は警察官くびの覚悟で動いたのである。
その為には花川戸一家のおというりゆうで嬢紅の協力が必要だった。
警部花はその理由をお嬢紅に話して、承諾を貰ったのである、、、
何が何でも「関東連合睦会」を潰したいのであった、、、命を掛けて戦いたいのである。
警部花はその覚悟を話して、お嬢紅と悪徳商法の根源である「関東連合睦会」を潰したいと腹の底から考えていた。
その為には執行人に戻ったもいいと思っていた。そして、、、まずは今回の事件の目撃者である「大矢健次郎」に白羽の矢を当てた。
彼の力を借りることにしたのである。
とりあえず、「訴訟」を起こさせたのである。
大内救済企業株式会社での暴行監禁で、別荘での連絡人でもあり、監禁者代行でもある、、、同社の元社員二人を訴えたのである。暴行監禁に受けた損害金の賠償という理由で、、、
この目撃者の身体被害賠償なら、、、警視庁当局も口出しは出来ないはずだった。
この監禁暴行による損害金賠償の手続きが始まったが、、、訴訟人である、「大矢健次郎」の身柄を保護しないと、、、その命を狙われる危険があった。
そのガードは花川戸一家ですることにした。。。
お嬢紅は政、秀、敏に言った。
「いいか、、、覚悟してやれよ、、、今回は命がけだからな、、、
なにせ、、関東連合睦会が相手だからな」
と、、言い聞かせた。
政、秀、敏の三人は頷いて「お嬢、覚悟はできているから、、大丈夫だ」
そこ、、へ、花川戸一平が出てきて、、
「やるか、、、紅、、久しぶりだな、、、俺も燃えてきたぜ、あはあはあは、、、」と、、
頼もしい娘と子分たちを見たのであった。



21)関東連合睦会が相手なので不足はない、、、目撃屋と助けた高齢者の保護を、、、

監禁から助け出した高齢者「8人」を保護するため隠れ家を探すことにした。、
その隠れ家は、、花川戸一平が世話をしてくれた、、、花川戸一平が昔、助けて、面倒を見た大山太助という、昔気質のやくざ者が筑波山山中で炭焼きをしながら「焼き物」をしていのであった。
家も昔風の農家つくりなので広く、、、10位は楽に住めた。
禅は急げだ、、、と言って花川戸一平は秀と敏に運転させて2台の車で出かけた。
筑波山の大山太助の家に着くと一平は事情を話して、大山太助に9人の者たちを頼んだ、、、
秋の筑波山は涼しく、紅葉が奇麗だつた。少し肌寒かったような、、、
木々に囲まれた緑が匂う、、、空気も旨そうな家や庭だった。
こんな自然環境の中なら、、、今までのすさんだ心も清められるだろう。。。
と、、、花川戸一平は9人を預けた。
そして、約束事を決めて、、、事件が解決するまでは立ち寄らいことを約束したのである。
緊急の場合の連絡電話だけを知らせて、一平たちは帰った。
お嬢紅と警部花は後の憂いを払い、、、逮捕してある大内救済企業の二人を訴訟の対象人にして、、、裁判による訴訟闘争にはいった。
その為に、、、動かざるしかなくなった、、、
関東連合睦会は若頭の矢田部栄次郎の指示を受けて、、逮捕されている大内救済企業二人の始末を考え.また、逃げた8人の高齢者と目撃者である「大矢健次郎」を探すことに情報を集めるようにと、、、、
組織を挙げて探させたのであるが。
目撃者と逃亡した8人の高齢者の行方は分からなかった。
そこで、関東連合睦会は逮捕されている大内救済企業の二人の始末を考えたのである、、、
二人の取り調べが終わり、、因果を含ませて、、22日間の拘留が過ぎてから保釈をさせた、、、そのあとの始末なら簡単にできた。
保釈されてからわずか7日以内に交通事故で死亡したのである、、、
関東連合睦会のあと始末であった。
組織としては、、、目撃者と逃亡高齢者をみつけるだけだった。


22)弱者も強いのだ

高齢者の救済企業も関東連合睦会の組織に先手先手と打たれ、、、守りに回されている。
お嬢紅も警部花もこのままでいいとは思っていなかった。
何か弱者である高齢者が威風堂々と生きる道はないものかと模索している日々で有った。
そんな時に、花川戸一家の秀が実家の親から連絡があり、相談を受けたのである。
そして、お嬢紅の許可をもらって実家のある茨城県大子へ向か
相談というのは、、、秀の父親も高齢になり、、パーキンス病という厄介な病気を発症して、思うよに畑仕事が出来ずでおり、秀の祖母が家の中を切り回していた。祖母は87歳になっていたので、、、
この先のことを心配し秀に相談してきたのであった。
出来れば秀に戻って欲しいという相談だったのである、、、、
秀は困った、、、親もばあさんの心配だが、、、今の花川戸一家のことを考えると、それも出来ずに悩んだ。秀の親たちが住んでいる集落は過疎化していて、、、住民もすくなくなっていた、、、、
そして、主な仕事は林業であり、、副業に農業をしていた。
そんなことで、親としては祖母としては、、、秀が頼りだったんである。
そんな事情を話して、、しばらく茨城県大子町にいることにした。
そのあと、、秀は集落の人たちと相談し考え、、、救済事業をやりだしたのである。
秀の親も集落の人たちは「山持ち」すなわち、山林という不動産を所有していた、、、秀も花川戸一家に居て、高齢者救済のための知恵がついたので、救済事業で林業貸出業務を始めようと、、
、いうことになり、、、集落としては宿泊施設を用意して、林業事業という「都会の人達に山の生活」を楽しんでもらうという事業をしていこうとなり、、話がまとまった。
大子町行政としても過疎化した集落の活性化にいいということに、話が進んだ。
秀の計画が実行され、、都会からの山林事業展開への人たちも集まり、、集落の人手不足も解決して、秀の家族も安心して
事業に参加していった。
そして、秀は花川戸一家の救済事業に戻ったのである。
この話を聞いた、お嬢紅は弱者救済、は、、救済事業と過疎化救済事業を結び付けて考えることに
ヤクザ商法に勝てると思ったのである。


23)新規救済事業「花川戸一家の事業」

花川戸一家の新規事業は秀が実家のある大子町で行った、山林の見学、植林、手入れ事業の話を聞いて、
お嬢紅はmm警部花と相談して第一に仕事作ることを考え、過疎地の復興を、、、この事業は住居、」救済事業よりは有効な事業と思った。
それで、お嬢紅は過疎地の山林、市街地調整区域を探して開発計画をたてる。
関東連合睦会グループからの悪いことや、まずいことなどの攻めからの守りに呈していたような気がしたのであるが、、、これからは前向きに,先に進んだ救済を考えることにした。
その為の計画、高齢者がやりやすい仕事を準備して、用意して、住居も、、、
そうして綜合的にセットする方法を考えたの紅はである。
例え」ば、過疎地の山林原野、市街地調整区域の農地利用、、、それらを運用して、コメ、野菜を作り、園芸などをすることによって、、、「自給自足生活」を促進し、」余力があれば「販売」も行う。
計画が動きだせば、真の高齢者のための救済事業となるはずだと、、お嬢紅たちは考えた。
そして、お嬢紅は政や秀、敏たちに話した、、、花川戸一平も賛同したんである。勿論、警部花も喜んで、、、
「紅、、、ぐうーだよ」と、、
また、花川戸救済。の事業は「いいアイデアだ」と、、、関東連合睦会も思い。。。真似を始めた。
資金があり、行動力もあるから、堪らない、、、

いいとそして、、、悪徳商売であるやくざ軍団が、花川戸救済事業を真似し始めたのである。
お嬢紅もいいした方向に事業展開すればいいと、、、願っていた。


24)逃がした高齢者、筑波山ろくでの就業生活

お嬢紅たちが匿っていた、目撃者「大矢健次郎」や「8人の逃亡高齢者」たちをお嬢紅は秀を連れて訪ねた。
花川戸一平も久しぶりに大山太助よろこんだに会いたくなって、付いていったのである。
お嬢紅はみんなを集めて話をした。
今、花川戸救済がしている事業を、、、そして、規模は小さくても「自給自足」の救済事業を話したのである。。。
聞いた高齢者たちも賛同して
大々的にやらずに、自分たちの自給自足のための事業なら「いいと、、」と思うのであると。。。
そして、軌道に乗るまで花川戸救済の「秀」を残すことにした。
この筑波山ろくの仕事はあくまでも「自給自足」を目的として、さらに、高齢者たちが自分の力で、能力で生きることが出来るための生活実験でもあったのである。
お嬢紅たちもそのための準備もあったので、しばらく滞在した。
滞在を喜んだのは一平である、、、久しぶりに太助と焼き物が出来ると、、、
お嬢紅と秀は滞在期間、高齢者たと汗を流した。
ある程度、目鼻が立ったところで、お嬢紅は一平に、、、
「親父、、、そろそろいいかな、、焼き物もできあがったようだし、、、帰るぞ」
と、引き揚げていった


25)訪ねてきた幼馴染「月形竜之進」
、、、
晩秋も過ぎた枯れ葉舞い散る江戸川べりの花川戸一家、、、その花川戸一家の前に1台の黒塗りのベンツが止まった。
そして、一人の黒背広に身を包んだ背の高い男がおりてきたのである。
そのまま、花川戸一家の玄関に立ち、、、「花川戸一家」と書いた看板を見ていた。
「ごめんください、、、花川戸紅さんはおりますか、、、」
と、、、花川戸一家の玄関のガラス戸を開けてきた。
応対に出た敏は黒背広の男がいたので、、慌てた、、、てっきりやくざが押し込んできたと勘違いしたのである、、、
そして、お嬢はいるかと聞かれたので,なおさらにびっくりして、、、奥へ駆け込むようにして身を引いていった。
そして、お嬢紅が玄関に出ていき、、、
「おお、、、誰かと持ったら竜ちゃんか、、、そんな黒背広なんか着てどうしたん、、、」
と、、、挨拶かわりに話しかけた。
その様子を見ていた、敏は、、、「えー、お嬢は、なんでやくざなんか知っているだ、、」と、、
内心思ったのである。
そのあとの会話で理解できた。
その黒背広の男がお嬢紅に話しをした、、、実は今日は「関東連合睦会」のものとして挨拶に来たと、、、
その言葉を聞いて、、、お嬢紅は、「兎に角、竜ちゃん、中へ入ってな」
「話は、、、挨拶はそれから聞くわ」ということになり、、、
花川戸一家の応接間に入った。
お嬢紅は改めて月形竜之進の話を聞いたのである。
噂では聞いていたが、、まさか本当に幼馴染の「あの竜ちゃんがやくざになっていたとは」、、、それも「関東連合睦会」の若頭に、、、
幼馴染の竜ちゃんに訪ねて来られて、、、初めて信じたのである。
お嬢紅と月形竜之進が話をしているとこへ、、、花川戸一平も入ってきて、
「おお、、竜じゃないか、、でかくなりやがったな、、、」
「はい、、、おじさん、、ご無沙汰しいぇました、、」
と、、、涙ぐむほど懐かしかった二人であった。
「そうか、、、お前がな、、、関東連合会の若頭か、、、出世したもんだ」
と喜んでいいのか、、、苦笑いをしたのである。
そして、、、今まで関東連合ではなく、彼はこれからの連合会の生き様を話してきたのであった。
これまでは花川戸一家とはことごとく対立してきたような方針で、高齢者救済事業を運営してきたけど、、これからは違うという話もした。
今までの矢田部若頭の方針は全てやめての、方向転換をして動き出したのである。
矢田部若頭が強硬過ぎて、反対するものが増え、銃撃されて死亡した。
そして、、、関東連合会の会長の身代わりで10年間服役してきて、会長指示で若頭になったのである。
竜之進は服役中に考えた、、、これからの「やくざ」は違う道を歩かないと、、、いつまでも警察に追われているような組織ではだめだと思ったのである。
ヤクザも考え方を変え、、、運営方法をかえていかないと、、、竜之進若頭は思ったのである。


26)お嬢紅の方針は間違いではなかった、、、、

花川戸一家のお嬢紅は跡目を継いで、、、高齢者救済事業を始めたが、時には営業方針に迷いが生じることがあった。
常に「これでいいのかと、、、宅配の仕事を半減してまでと、、」
思う時がある、、、自分を信じてついてくる者たちがいるからには責任があるのであった。間違いは出来ない。
そんな時には自分に言い聞かせていた。
「これで大丈夫だと、、、これでいいんだと」
今朝も又、朝飯を食べながら、明るい元気な政や秀そして敏を見ながらおもうのであった。
今、事業を進めている「山林原野開発に伴う救済事業」「市街地調整区域の開発」及び「観光開発事業、、、宿泊施設や飲食関係施設」などの事業開発を進めているが、、、高齢者を救済しながら、就業場所を確保していくという事業方針で間違いがないことを確信し始めていた。
つくば山麓へ行かせていた秀が戻ってきた、、、、筑波山ろくの「自給自足」施設も前進しており、、携わっている高齢者たちも、、参加している目撃者である「大矢健次郎」も、張り切って仕事をしている。
彼の考えで、筑波山ろくの施設の電気は「太陽光発電」施設を作っていた、
もともと大矢健次郎は電気関係の仕事とをしていたので、事業内容に明るかったのである。
また、逃亡した高齢者8人の中には水道関係の仕事に従事していたものや、建設現場で働いてた者たちがいたのふえたいった高齢者になっても、目的が出来ると「いきいきしていた」
それを聞いて、お嬢紅は嬉しかった、、、やっててよかったとおもうのである。
実験的にやった「筑波山ろく自給自足施設」が手本となって、この形の「自給自足型」の救済事業を広げていこうと自信を持ったのである。


27)花川戸一家の事業拡大、行政からも要請が、、、

花川戸一家の事業も拡大していき、、、「花川戸救済株式会社」「花川戸不動産株式会社」「花川戸観光株式会社会社も増え、、、それらで働く社員も増えた。
お嬢紅は警部花に相談した、、、仕事も増えたので、警部花を誘った。
花川戸一家の関係会社の役員を、、、代表取締役を引き受けてくれと。。。そして、そのうちの「花川戸不動産株式会社」を任せたのである。
「花、宜しくな、、、都合場合によっては二人で執行人になればいいじゃないか、、」と、、
二人いいではは笑って話していた。
「話によっては、関東連合睦会との組合を作ることもあるごむので、、、」
仲間になれば監視もし易い、、、ヤクザとの合同業務提携とは、、面白いじゃあないか、、、
「花、、、花川戸一家と関東連合睦会の業務提携か、、、いいんじゃやないかな、、、」
「そうだな、、紅、今までにない組織だよ、、、あははあはは」
だなと思った。
「しかし、約定はキチンと決めないとな。。。」
特にやくざとの取引だから、、いくら若頭が幼馴染だからと言っても、
油断はできない。
その辺の監視は、、「花が注意して、、、よくよく見てて欲しいと」
お嬢紅は頼んだ。
花川戸一家の事業は地方行政を訪問して歩いた


28)お嬢紅と執行人花狙撃される

関東連合睦会と花川戸一家の提携事業である高齢者救済事業は旨く進みだしたが、、、中には面白くなく思う奴らがいた。
ヤクザの仕事ではないと、、、堅気の真似事のような救済事業と、、、反発する者もい
それでも月形若頭が組内を抑えていたのであるが、末端組織の中にははみ出してしまうものもいる。
関東連合会睦会の中で好き勝手を始めてきたのである。
その阿部興行が事件を起こした。
花川戸一家とも業務提携したばかりであったが、関東連合睦会での合同会議が行われた。
その帰り道に花川戸一家のお嬢姫、付き添っていた政が襲われた。
襲った男たちは黒覆面をして、12,3人はいた。
走る道に、車が止められていて、前方を塞がれていたのである。
いきなり運転しておうせんしたいた政が撃たれた、、、しかし、政は強かった。
運転席にあった木刀を持って、狙撃してきた暴漢に立ち向かっていった、、、
花は拳銃もっていたので、襲ってくる暴漢たちを狙い撃ちし、お嬢紅は小太刀の免許皆伝であるが、刀がない、、、車の中にあったゴルフのうけたアイアン5番を刀代わりにして、、、暴漢たちを打ちのめしていっ政も拳銃で撃たれながら、暴漢たちと戦っていた。
その政が隙を見つけて連絡、、、をしていたのである、、、紅おや花を守らないとと、、、必死に応戦しながら、、紅たちのことを気遣っていた。
連絡を受けた関東連合睦会の月形若頭が先頭きって駆け付けた。。
抜き身の日本刀をふりかざし、お嬢たちにはだかる黒覆面の男を斬りつけたので、のけぞりかえって倒れた
暴力の嫌いな若頭の月形竜之進が鬼の形相になり、斬り倒してのである。
そして、倒れている政が気になり、近付き、、声をかけた。
んであるうめき声だけの政を抱き上げ、、、病院へ連れていった。
そして、政をは病院で亡くなったのである。
お嬢紅は泣いた、、、涙をぼろぼろ流して、、


29)子供の頃からの同居人「政」

花川戸一家のお嬢紅は政の位牌がある、仏壇の前に座って、しばらくはたてなかった。
子供の頃から同居していて「おはよう、、、」と声を掛ければ、「おはようございます」
と返ってくる政の元気な声が聞こえない。。。、」
それだけでお嬢紅は涙が溢れてきた。
花川戸一平が紅に近付き、、、「紅、、、もう泣くな、、泣くな」と言いながら」
一平も涙を流していた。
秀も敏も元気が、なかったのである。いつもの「いただきますが、小さいぞ、、」と、お嬢紅が声をかけ
「無理ですよ、、お嬢、、」と秀が言った。
また、敏も「今朝は無理ですよ、、、」と、すすり泣いていた。
みんな悲しかった、、、今朝の花川戸一家の朝食は暗かったのである。
そんなところへ、朝から関東連合睦会の月形若頭が尋ねた、、、しかし、
「失った政さんの命はもどりません、、、何をしても償いきれませんが
、、許してください。」
そんな話の中に花川戸一平が入り、、、
「終わってしまったことは元へは戻らないよ、、、これから、じっくり話し合っていけばいいよ、、」
そして、、、「今度こそはと腹を据えて話し合うといいよ」と、中を取り持ってくれた。


30)関東連合会若頭のけじめ、、

関東連合睦会の若頭は今回の不始末にけじめをつけた、、、たとえ、やくざ世界の仕組みが嫌いであっても,掟は掟だったそのけじめが出来なければ一家の大黒柱として若頭は務まらなかったのである。
また、ヤクザで通用しないのであった。
そのけじめは中途半端なけじめではだめだったのである。
襲われた相手が組織の長であるから、始末が悪い。
そこで月形若頭は考えた、、、えやりすぎと思った「紅と花」は
しかし、矢田部若頭であれば、、、問答無用で「殺せ」の指示があったはずだ、どっちがいいかはわからないが。。。。
どっちにしても惨い仕打ちであった。
この事件以後は、関東連合睦会の組員の監視指導が厳しくなり、、、大きな問題は起きなかった。
業務提携している救済事業は話し合いが進み、、旨く事業展開していったのである。
ヤクザとの業務していると、、、警察関係からの監視も強く、、常に指導がはいっていた。
花川戸一家への襲撃事件も一段落して、、、血生ぐさい話もすくなくなっていった。
花川戸一家の「自給自足事業」も順調であり、、、太陽光発電事業も進んだ。
更に「水問題」も自家用井戸をつくり、、、最近は「ごみ処理」にも手を伸ばしている。
特に「生ごみ」の肥料化を進めている。
自家肥料で野菜を作、、、ったり、、、園芸に力を入れて「花栽培」もしている。


31)高齢者救済事業から社会活性化

現代社会には高齢者が多いが、、、時代とともに徐々に減少はしていくようだ、、、、
今が一番多いのかも知れない。
高齢化社会と言われ、、、老後生きていくためには「2000万円」が必要だといわれて、騒がれているが、一呼吸して、ゆっくり考えてくださいと言いたい。
老後を迎えて、、、子供たちは巣立ち旅立っていく、、独立していくようだ、、、そして、親と一緒に住もうというものも減少してきた。
その結果、今までの住居が必要がなくなり、、、空き家が増えている。
家は建てた、支払いは終わった、、、しかし、そのために老後の生活費と言われている「約2000万円」が無い、、、
と、、、「さあーどうする、、」になる。
最近は住んだままでの「借入」が出来るが、、、いずれは「借金」なので、返済が迫る、、、決して楽ないい方法ではない。
借り入れのうたい文句は生きている間は「利息」だけ言うが、死ねば「返済」は迫るのだ、、、
家をもっているからと安心はできない、、、「家には不動産には評価証明というものがあって、」いくらでも借り入れが出来るわけだは無い。人が生きて言う間、いくらでも借り入れが出来るわけではないのである。
そこで考えないと、、、、
かりるのではなく常に少なくてもいいから「貰う」「稼ぐ」ことを考えないといつまでたっても安定はしない。
そこで「花川戸一家」の考えた「持ち家救済計画」は、花川戸不動産で一括借り上げをして、、高齢者数人に賃貸をしていく方法である。
本人はその家の一部に住んで、高齢者同士の共同生活をしていくシステムであり、始めたばかりであった、」
仕事も花川戸救済が斡旋して、「働く場所」「住むところ」を同時に管理していく救済事業である。
「独り住まいの高齢者の孤独感」をなくし、、、気の合う仲間を調整をして住まわせ、、会話のある共同生活を築いていくものであった。
そして、「田舎暮らし」を希望する高齢者は田舎へ、、、老後を一人での孤独な生活から解放して、楽しい共同生活にと、、、
考えた花川戸一家の救済事業であった。
わかがしらの特に過疎地からは「観光事業」と組み合わせて考えて欲しいと、、、
関東連合睦会の月形若頭は地方開発に興味を持ち、、、その組織力を利用して推し進めていこうとなったのである。


32)やくざ社会からの突き上げトラブルとお嬢の覚悟

月形若頭の関東連合睦会との業務提携が何事もなく進んではいなかった、、、月形若頭の元には雑多な苦情がいまだに多かった。それらを解決するための組織部門を作り上げた、、、、
関東連合睦会の中にも革新的な若者が増え、、、中には組織改革の一環として「名称変更」まで言い出すものもいたのであるが、、、月形若頭は時期尚早として、引かえさせた。
いずれは「名称変更」は必要だとは考えていたが、、、
今は事業展開が先だと考えた
花川戸一家のお嬢紅も花も、若頭の月形竜之進を信じて」突き進むことにした。
足並みえを揃えるためには内部統一を、しっかり推し進めないと、、
月形若頭は考えていたのである
そして、お嬢も考えた。
花川戸一家の事業拡大を、、、そのためには「資金」が必要だった。そのためにお嬢紅が一番信用が出来て、頼りになる
花に頼んだのである、、、「銀行融資」と「国庫補助」の申請手続きを、そして、新規採用の若手社員の中から選んで補助役につけた。
お嬢紅は、、、「花、頼んだよ」と、、、、
力強く花はこたえた「任せておいてくれ、、」と、二人の意気はあっていた。
そして、「秀」にはこれからは取締役として、「開発現場業務」「就業管理」を任せた、、、新入社員の若手行動力の有るやつをつけたのである。
「敏」はお嬢紅の秘書役として連れて歩き、仕事を教えたのである。
父の花川戸一平は全体の相談役として、事務所で管理してもらった。
関東連合睦会の月形若頭とは「業務提携」を強化するために、、、お嬢紅の相談役を引き受けてもらった。


33)過疎地の医療開発

お嬢紅は資金面での調達方法を取締役花に任せたのでその点は心配なかった。
高齢者問題と並んで、医者がいないということだった、、、、この問題をお嬢紅は高齢者救済じてんでと過疎地開発との狭間にとりいれてやると考えていた。
その過疎地での土地探しを頼んだのである。関東連合の月形若頭に、、
救済事業としての農業関連での施設、、、それは電気における「太陽光発電施設」、「園芸ハウスなど」と高齢者就業のための宿泊施設、、、そして、医療施設であるから、土地の広さも必要だった。
お嬢紅たちの計画では「10万坪(30万平方メートルが必要であったのである。
その依頼は引き受けてくれた、、、その施設の設計企画は花川戸設計企画がやることに決まった。
花川戸設計企画は若手社員で建築設計の担当がいたので、2名ほど選んだ。
その企画管理はお嬢融資が自らすることにした。
計画設計が出来た時点で、「開発許可申豪の請」を地元行政に根回しをしておいた。
資金面では取締役花が引き受けてくれたので、「銀行融資」「国庫補助申請」は任せた。
医療施設を作るための準備はできた。
土地がみつかることを願ったのである、、、、
関東連合月形若頭も救済事業に熱が入ってきた。
次は脱落やくざの救済を考えていたのである、、、、


34)救済事業「総合病院」建設

花川戸一家の大事業「総合病院建設」のための建設予定地となる「土地
10万平方メートル」も、関東連合睦会の月形若頭の努力で買収契約が
出来た。
場所は筑波山ろくの石岡市八郷町内で、、、ゴルフ場跡地であった。
建設土地も見つかり、、、設計にとりかかった。
ゴルフ場跡地であるために、すでに「開発許可」は出たいたのである。
「変更許可申請」だけだった。
地元対策、、行政愛策もすでに根回しがすんでいるので、、、許可交付は時間的な問題だけだった。
あとは担当医者の募集採用が重要だったのである。
関東連合睦会の月形若頭の人脈から、人選が進んでいった。
彼の大学時代の同級生に外科専門医者がいたのである、、、月形若頭は東京大学法学部出身のエリートであった。
その彼は「ボート部」に在籍していたので、東大ボート部は一つ橋大学、早稲田大学、慶応大学と並んで日本のエリート集団であり、常に大会で優勝する保手である、、そのエイトの仲間であり、、、月形は漕ぎ手の中でもエースであった。
そんな月形と同級の外科専門医である大島恒夫の付き合いは今でも続ていたのである。
大島恒夫は現在東大付属病院外科部に所属いていたのであるが、、、月形がやくざになり、、現在も関東連合睦会の若頭をしているが、、、それを知っての理解しての付き合いであった。
月形若頭は大島恒夫に連絡を取って、、、東京で会う約束をしたのである。
東京赤坂の「ホテル大倉」で食事をすることにした。
そして、会った。
「しばらくだな、、、元気だったか、、、」と、、
大島恒夫から声をかけてきたのである、、、「大島は寿司が好きだったな、、、摘まみながら、お前の好きなバーボンでも飲むか、、、」
そして、二人は寿司店の暖簾をくぐった。
そこで、月形若頭は今、、、計画している過疎地の「総合病院建設」な話をしたのである。
現在の日本の過疎地医療の困窮や、高齢者救済の事業を説明した、、、
また、業務提携している「花川戸一家の救済事業の話」を、、、その経営者が女性であること、そして、仲間の女性二人で開発から資金手当てまでしている話をした。
大島は興味を示し、、、その二人の女性経営者に会うことになった。



35)大島恒夫「月形若頭の大学同級生」、、女やくざ「紅」と女執あ東京で食事をした、関東連合睦会若頭の同級生「大島恒夫」が花川戸一家を訪ねる。

月形若頭が大島恒夫を連れてやってきたのである。大島恒夫はお嬢紅たちの事業計画聞いて、非常に興味をもったのだった。
田舎の過疎地の中に「総合病院」を建設して、一番先に疑問を持ったのである。
資金力があれば出来るだろう、、土地を手に入れ、許可を取得して、、、人材を集めれば何とか出来るだろう、、、しかし、、過疎地で、、、人もいないところでどうして「収益」を挙げるかと、、、何でもそうだが、理想を掲げても最終的には「金儲け」が出来なければ、、、事業は行き詰まり破産するはずである。
そこで大島恒夫が言うのは、、、「その収益」をどうするのかを聞きたかったのであった。
話を聞いて、大島恒夫が疑問を持つのは、、「首をかしげる理由」がよく分かった。
企画提案者である、花川戸一家のお嬢紅が、、「ごもっとも、、、大島さんのご心配は当たりまえです。。。」と。。。
しかし、説明をしていった。
まず、資金的には「銀行融資」「国庫補助」により調達します。
後々の収益に関して、もともと、「花川戸一家、、、すなわち花川戸企画は、高齢者救済事業です。、、、」
その救済事業で利益が出ます、、、その利益分を総合病院に「投資」をしていくのです。
そして「利益投資」の他に、、高齢者労働力の投資も見られるのである。
総合病院建設当たっては、今までに投資した「建設会社」、「運搬会社」、「作業員の分配会社」
などが参加して、、、實経費の削減が可能なのです。
花川戸一家のお嬢紅は「総合病院」を建設するために、、あらゆる方面に気配りをしてきたのであった。
其のうえでの「総合病院建設計画」であった。
更に患者等の収益の関しても、細かく用意周到に考えたいたのである。
その計画についても話を聞いた。


36)総合病院の集客。。。

関東連合睦会の月形若頭は、花川戸一家のお嬢「紅」の計画を聴いているうちに、その「壮大遠望な計画」に驚かせられるとともに、、、
時を駆ける、「お嬢紅」が大きくなったことに感心していったのである。
月形若頭の同級生、大島恒夫も驚きとともに、ますます、お嬢「紅」に惹かれていった。
病院の大きな集客の一つである「高級老人ハウス」を森林豊かな環境に作ることであった、、、それは「資金集め」にも貢献して、、
管理運営費の上りにも十分必要な経費となる。
また、、個人患者、特に地域高齢者の需要にも繋がるのであった。
病院専用の高級バスでの送り向かいを考えて、、、運送時間「1時間」とか「2時間」と決めて、、、所定の街から「高齢者輸送」を計画することである、、、、
更に、、高級老人ハウスを設置するなら、、、その家族が宿泊出来て、、、食事の出来る施設も併設する、、、
高級老人ハウスは、、、「出来るだけ高級にして、、」「出来るだけ料金を高くして」運営をするのであった。
そして、、庶民的な医療施設には「安らぎと安ど感」が漂う環境を施した「高齢者施設」をつくり、、、精一杯働いた人生の「ゆりかご」を用意してやることが、、、「高齢者救済の究極である」と、、、、
お嬢紅と花は思っていた。
人間の世界はばらばらであり、、、千差万別である、、、従って、すべてが同じとはいかない。
しかし、、、それぞれの違った世界には、それぞれの幸せがあるようだ、、、、
人は与えられた人世で、、与えられた生活というか、、、仕事も与えられるように、、、幸せ、幸福感を得られるようだ。。。
そんな環境を作りたいと願っている「ふたリ」であつた。
この話を聞いて、、、
大島恒夫は感心して、、、「おい、、月形、、凄い女(ひと)たちがいるな、、、」
そして、、「月形、、、俺は明日からでも参加したいよ、、、お前がやくざを辞める気持ちがわかることが、よくわかる」
大島はお嬢紅と花をベた誉めした、、、」
早く、今回の総合病院が完成するのを楽しみにしていることを伝えた。
更にお嬢紅は付け加えて。。。
この病院に「障害者患者」を、さらにはこの世の中の「難病」と戦う人たちの施設をつくりたいといと、、、、
今、二人の夢は大きく広がっていた。


37)関東連合睦会の月形若頭の躍進、、、

関東連合睦会の月形若頭はやくざ世界でも、日本を二分するほどの勢力やくざの旗頭であった。
もうひとつの旗頭の久隆健次郎を塾刀とする「関西連合櫻会」という、ヤクザ組織は依然として「硬派」であった、、、覚せい剤や売春活動はせずに、、賭博といった「博打打」のやくざであり、、、
色々な「賭場」を開いていた、、、昔気質にやくざを気負っていたのである。
ヤクザ世界では「会津の小鉄会」の流れを組んでいた。
そんな久隆健次郎を、月形若頭は説得していたのであるが、、、頑として、言うことを聞かなかった。
そして、、、ある時、九州系のやくざ組織と出入りがあったのである。
暴力的な争いでは、「関西連合桜会」は一歩もあとには引かなかった。そのために抗争は長引いたのである。抗争が長くなると「資金」が必要になり、、、喧嘩も金次第となる。
関東連合睦会は「資金的は裕福」であった、、、それは救済事業を始め、、、花川戸一家との業務提携による事業収益が増えてきたからである。。
月形若頭と久隆健次郎若頭は、、、熊本刑務所で約10年間一緒だったこともあり、、、刑務所友情が出来ていたのであった
そんなことで、今回の九州抗争が長引き、資金面で助けを求めてきたので、、、月形若頭は援助をしたのであった。。。やくざ組織の付き合いではなく、個人的な「やくざ友情」によるものなである。
その援助があって、、、辛うじて「関西連合桜会」は面子を保たれた。
そのあとに二人の話し合いが「京都」でもたれ、、、今回の資金援助の礼を述べるとともに、、、久隆健次郎若頭は
進められている事業の話を聞いた。
これからのやくざは警察に追われるのではなく、、、褒められ、、、奨励される組織にならないという、、、
月形若頭の話に耳を傾けたのである。
そして、、本格的に救済事業に絡んだ、多種方面の事業経営に乗り出す知恵を借りることにした。
二人は手を取って、、、関東と関西の業務提携のことを考え、、、ヤクザ構想の夢を話したのえある、、、
そのためには「花川戸一家のお嬢紅と花」にあってもらう必要があった。。。


38)月形若頭と久隆健次郎手を組む

今回の抗争で資金援助をしてもらった「関西連合桜会」の久隆健次郎は定期的に稼ぐことの出来る「資金」の大事さを知った。関東連合睦会が現在やっている「高齢者救済事業」が、人のためにもなって、
社会貢献にもなり、、、世の中からも感謝されながら稼ぐことが出来るということ、、、そして、いつも監視されて、追われる身の警察からも認められ追われない。
痛くない腹を探られないという安心感が得られて、日々暮らせることの大事さを教えられた。」
そして、「博打一辺倒」のやくざと言われる悪徳団体からの脱皮が出来ることへの、喜びを少々あじわったのである。
「関西連合桜会」の組織の中にも反発する者もいたが、、、久隆若頭に説得されていったのであった。
久隆若頭も納得の上で、、、関東連合睦会の月形若頭の紹介で「花川戸一家」のお嬢紅と花に合うことになった。
東京の花川戸一家の会社事務所を訪ねた。
「初めまして、、、関西連合桜会の久隆健次郎と申します、、、宜しくお願いします」
と、、挨拶をされた。
お嬢たちも、、「花川戸企画の花川戸紅です、、、どうかよろしくお願いします。。」
そして、花川戸グループの取締役である「金花」も紹介された。
関東連合睦会の月形若頭を介して話し合いが行われたのである。
その結果、業務提携の話は進んだ、、、久隆若頭は思いっきりが良かったので、、「こうと決めたら、、」事の進むのがはやかったのである。
事務的な手続きは担当者たちで細かく取り決めていった。
当初は関東連合睦会との合同事業から始めたのである。
「高齢者救済」の中の「住居斡旋から始め管理までの業務」を、関東連合からの指導で、、、
そして、徐々に仕事内容を増やしていった。
やくざ稼業の日々が、どっちかと言えば「サラリーマン的」な仕事に変わるわけだから、面食らっていたのであったが、、、人とは不思議なもので慣らされてしまう。
半年も過ぎるころにはやくざ姿の「だぼシャツ」「草履姿」から背広姿が似合うように成ったいった。
最初は不満を言ったり、愚痴をこぼしたりしていたが、、、家族との生き様に、誰もが生きがいを見つけ出したのである。
ヤクザの組員が、「会社員」となり、定期的な「決められた金が入る」という生活に喜びをみいだすものもいた。
特に家族持ちには歓迎されるようになっていたのでるが、、、独り者の威勢のいい、ヤクザ気取りのやつからは苦情もでたのである。
しかし、久隆若頭の統率のもとに前進していった。
そんな関西連合櫻会から離脱するグループも出たが、、、久隆若頭は将来を考えて、
今回の業務提携を推し進めていったのである。
その結果、月形若頭と久隆若頭はコネやつ手を頼って、、「九州と四国方面に」進出を考えて、行動に移していった、、、
すべて、これからのやくざ世界の為にと思ってのことである。



39)月形若頭襲われる、、、九州やくざに、

月形若頭と久隆若頭は九州の「九州連合荒波会」と「四国連合土佐会」への話し合いを求めて、それぞれに手分けしたいたのである。
そして、月形若頭は九州連合荒波会の若頭西園寺剛三との話し合いを持った。そのあとの食事会を「九州一の繁華街中州」の飲食店で食事をしていた。
その場所に元の関東連合睦会を破門された「阿部グループ」の代表であった、阿部真一が銃撃をしてきたのである。
彼は関東連合睦会の月形若頭に恨みをだいていた。破門されるときに「けじめ」として片腕を失ったのであった、その恨みは強かった、人には恨みを忘れずに、いつか復讐をしてやると思っている人間もいる。阿部真一は恨みを忘れない男であった。
そして,今回の九州連合荒波会の会合を狙っていたのである。
阿部グループの阿部真一は月形若頭を狙って、機械を待っていたのであった。
その機会が今回の福岡「中州」の飲食会であり、、的を絞って狙ったのである。
関東連合会んの若頭月形と、、、見事に当たった、、、銃弾は月形の腹と胸の2発撃ち込まれた。
心臓を討つ抜かれたので即死状態であり、すぐに病院に運ばれたが間に合わなかったのである。
月形若頭の知らせは、四国連合土佐会を巡っていた「久隆若頭」のもとに届いた、、、
「なにー、、月形が撃たれて、、、どこで、、本当か、、」言葉にならなかった。
久隆若頭はそばにいた若者「今は若手社員」に車を手配させて、、、
「兎に角、福岡へ飛ばしてくれ、、、」と指示を出した。
彼は車の中から電話をして、、確認やら手配やらをしたのである。
東京の「花川戸一家」にも訃報は届いた。
お嬢紅や花は驚いたというより、、、なぜか涙が流れたのである。
花が、、「紅、とりあえず行って来いよ」と促して、、、敏にも連絡をつけて、一緒に九州福岡へいかせた。
お嬢紅は新幹線の中で涙が止まらなかったのである。
九州福岡の総合病院について、久隆若頭と会った。
そして、、、お嬢紅を迎えたのである、、、、
「紅さん、、、参ったよ、今は考えが纏まらない、、、今後の対策を打つ前に、月形若頭の弔いをしないとな、、、すべて、それからだよ。。。」
と、、言ってくれた。
お嬢紅は月形若頭の通夜の晩に、久隆若頭に念を押していたのである。
彼の性格では「けじめ」をつけるために、、、九州連合に「脅しまえ」をするかも知れないと。
お嬢紅は強く止めた。
月形若頭は「そんなことは望んでいない、、、竜ちゃんは仕事が旨く行くことだけ願っているはず
そして、、、九州連合と四国連合の業務提携が出来るまでは辛抱して欲しいと、、、
久隆若頭は涙を堪えて、、、悔しさを耐えた
「わかりました、、、お嬢の言う通りにします、、、月形若頭の前で約束します」と、、誓ってくれたのである。
腹の内では、すぐにでも行動に移しかったに違いない。


40)月形若頭の告別式

今回の不始末に関しては、九州連合会でけじめをつけます、、、と、西園寺剛三若頭がいってきたのである。
関西連合桜会、久隆若頭を通じての話もあった。
この事件が、、、月形若頭の意思でもある、九州連合との業務提携を推し進めた形になったのである。月形若頭の死がもたらした
贈り物になった。
業務提携を速めたのである。。。。。九州連合荒波会との話し合いが進み、、、同時に四国連合土佐会も提携の話が前にすすんできた。
月形若頭の告別式が「築地本願寺」で盛大に執り行われたのである。
「葬儀委員長は花川戸一家のお嬢紅」が、、、関東連合睦会の代行として、、、、
そして、関西連合桜会の久隆健次郎若頭が「弔辞」を述べた。彼は途中で涙が零れて、声が何度も詰まったが最後まで「友に送る言葉として」、、「弔辞」を読み上げた。
九州連合荒波会の西園寺剛三若頭、四国連合土佐会の坂本市太郎若頭も出席してくれた。
また、花川戸救済関係からは、大学時代の同級の大島恒夫が涙していた。
「なぜだよ、、、月形、最後まで付き合って欲しかったな、、、お前に代わって、やり遂げるから、、、見守っていてくれよ。。」と、、、
そして、ここまで参加してくれた高齢者たちが告別式に参加してくれた。
月形若頭の葬儀もすんで、、、救済事業関係も始まったのである、、、月形若頭の跡目も決まり、、、関東連合睦会も動き出した。
跡目は月形若頭が事業内容を教えこんでいた「花田幸次郎」に決まった。
誰彼のひいきはしない、、、物事を公平に判断できる男だった。
花川戸企画関係ではいよいよ、、、「総合病院」のオープンが近づいてきたので、、、花川戸一家のスタッフは忙しくなってきたのであった。
特に「総合病院」に携わる大島恒夫医師は病院に泊まり切りである。


41)花川戸企画の「総合病院」オープン

花川戸企画の救済事業から始まった事業も病院建設までに至った。
総合病院の業務は、その仕事範囲が広かったが、大島恒夫医師が「院長」を引き受けてくれたので各関係医師を集めることが出来た。
彼の人脈で大学の先輩後輩関係で、さらには東大附属病院関係での参加してくれる医師が増えたのである。
そして、過疎地であるために「交通の便」が悪かったが、、、病院までの運搬方法は初めから考えていたが、、、その人員確保が困難であった。しかし、高齢者救済事業を展開していたので、、宿舎を建設して容易に人員募集はでいたのである。バス運行会社を設立して、運転手は高齢者救済で充当出来たので、地域活性化にも貢献できた。
バス運行も宿舎つきであり、賄も付けたので、働く高齢者にも歓迎された。
病院施設の総合清掃管理も、清掃会社を設立しての宿舎賄付きなので、高齢者の救済も出来たのである。
また、病院の警備関係も同じようにした。
過疎地の中にすべてを完備して営業管理をしたので無駄がなく、効率よく運営ができたのである。
不毛の地となった「過疎地開発」は順調に進んだ。
筑波山ろくの第一号の総合病院経営はお嬢紅たちが考えていた以上の成果があった。
施設の運営計画も病院経営の集客もうまくいったのである。
どんな立地条件でも、工夫すれば出来ると、、、その地域に人が居なければ「人のいる街から、地域から集める」と、、、
事業をするうえで難しいことは、、、人材の確保と人材経費である。
その条件をクリアー出来ればということであるような。。。
そのためには全国で「3600万人」いる高齢者を利用することであり、、、その人たいを救済することである。。。
年金支給などは少ない、「平均国民保険の場合は6万円であるから月平均にすれば3万円だ」しかし、
生活環境を工夫すれば、それらの高齢者を救済できるのであった。
そして、総合病院関係で業務に従事して、総合的に資金計画を立てれば、病院経営は不可能ではない。
花川戸企画の救済事業は山林開発事業、、農業開発事業と増えており、、、さらに養殖事業と立地条件を考えて造修しているんであった。高齢者は多方面にわたり、就業経験が豊富なので事業を広げることが出来た。
花川戸企画では「つくば山麓事業」が順調なので、全国展開を考えている。
現在のグループには、関東連合睦会、関西連合桜会。九州連合荒波会、四国連合土佐会ともともとの組織団体がるので、それぞれに総合病院形式の施設を1施設ずつ設置すれば、過疎地の病院対策は十分だと思うのである。
そういった施設をつくることが、やくざ組織の消滅にもつながるようだ、、、
また、、高齢者が住みやすい国にすることが出来るのではないのか。。。お嬢たちはおもうのであった。
お嬢たち二人は、、、、
「花よ、、、悪いことを考えずに、、、ゆっくり生きていきたいな、、悪人退治の執行などせずによ、、、」
と言えば、、、
「紅、、、少しは女らしく生きたいような、、、気もするよ。。」


















































































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