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四月十三日
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桜木雅と初めて話したのが昨日のことだ。
生徒とのだべりが一段落した所で、今日も出来れば桜木と話をしたいな、なんて思いながら机を移動させて食べる生徒達の中で一人で弁当を食べる桜木を見る。
手作りだろうか、桜木の弁当は型抜かれたハムやチーズ、ハートの形の卵焼きなどと可愛らしい出来。
あまり見すぎると変に思われるかと直ぐ視線を逸らしたが、その時桜木が立ち上がった。
弁当をかかえ、教室を出たのだ。
...ああ、僕に見られるのがそんなに嫌かよ。
ちょっと話しかけただけで場所から居なくなるとか。
「先生聞いてる~?」
「あ~、ごめん。」
よく考えると、桜木の持ち物は全て女の子らしい物ばかりだった。
弁当箱、筆箱、文房具。
言ってしまうなら、容姿もだ。
ぼっちの割には化粧、髪の手入れがきっちりされている。
姿や声だけか考えると、こんな子がぼっちなのは可笑しいと言っても過言では無いと思う。
もしかしたら、このクラスに友達がいないだけで...
「先生そのハンバーグもらい~」
気を抜いている内に弁当のハイライトを奪われた。
ああ...もう桜木のことを掛け持ちで長々と考えるのはやめよう。
.........え、なんで考えてるんだろう。
生徒とのだべりが一段落した所で、今日も出来れば桜木と話をしたいな、なんて思いながら机を移動させて食べる生徒達の中で一人で弁当を食べる桜木を見る。
手作りだろうか、桜木の弁当は型抜かれたハムやチーズ、ハートの形の卵焼きなどと可愛らしい出来。
あまり見すぎると変に思われるかと直ぐ視線を逸らしたが、その時桜木が立ち上がった。
弁当をかかえ、教室を出たのだ。
...ああ、僕に見られるのがそんなに嫌かよ。
ちょっと話しかけただけで場所から居なくなるとか。
「先生聞いてる~?」
「あ~、ごめん。」
よく考えると、桜木の持ち物は全て女の子らしい物ばかりだった。
弁当箱、筆箱、文房具。
言ってしまうなら、容姿もだ。
ぼっちの割には化粧、髪の手入れがきっちりされている。
姿や声だけか考えると、こんな子がぼっちなのは可笑しいと言っても過言では無いと思う。
もしかしたら、このクラスに友達がいないだけで...
「先生そのハンバーグもらい~」
気を抜いている内に弁当のハイライトを奪われた。
ああ...もう桜木のことを掛け持ちで長々と考えるのはやめよう。
.........え、なんで考えてるんだろう。
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