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はじまり
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「みんな死ねばいいのに」
心の中で呟く。それからため息をつき窓の外を眺めた。今日も変わらない青い空と照りつける太陽が憎らしい。夏は好きだった。
夏休みはもう一ヶ月前だ。私が生まれた場所を離れて二ヶ月。小さな国からやって来た私は、大きな国の大きな都市に越して来た。
私はもちろん嫌だったけれど、親には逆らえないでしょう?
学校では夏休み明けの転校生として多少興味を持たれたけど、それも束の間。今はもう平凡な日常の一部。いや、一部にもなってないのかもしれない。
はっきり言って馴染めていないのだ。クラスの女子は何事もなかったかのように自分たちの「友達ごっこ」をやってるだけ。そこに私の入る隙はない。男子ってこんなに乱暴だったっけ。私の居た世界はどうやら小さすぎたようだ。
勉強も楽しくはない。趣味も特技もない、大きな世界に出てようやく私が空っぽだって気づけた。
兎に角、独りはつまらない。つまらない、だけ。
「消えたい」でも死にたくはないのよ。ぱっと存在が宙に消えないかな。こんな私はもういらないからさ。
叶わない願いを望めば望むほど、ただ空しくなるだけなのにね。
窓の外は相変わらず眩しい。夏が好きだった。
心の中で呟く。それからため息をつき窓の外を眺めた。今日も変わらない青い空と照りつける太陽が憎らしい。夏は好きだった。
夏休みはもう一ヶ月前だ。私が生まれた場所を離れて二ヶ月。小さな国からやって来た私は、大きな国の大きな都市に越して来た。
私はもちろん嫌だったけれど、親には逆らえないでしょう?
学校では夏休み明けの転校生として多少興味を持たれたけど、それも束の間。今はもう平凡な日常の一部。いや、一部にもなってないのかもしれない。
はっきり言って馴染めていないのだ。クラスの女子は何事もなかったかのように自分たちの「友達ごっこ」をやってるだけ。そこに私の入る隙はない。男子ってこんなに乱暴だったっけ。私の居た世界はどうやら小さすぎたようだ。
勉強も楽しくはない。趣味も特技もない、大きな世界に出てようやく私が空っぽだって気づけた。
兎に角、独りはつまらない。つまらない、だけ。
「消えたい」でも死にたくはないのよ。ぱっと存在が宙に消えないかな。こんな私はもういらないからさ。
叶わない願いを望めば望むほど、ただ空しくなるだけなのにね。
窓の外は相変わらず眩しい。夏が好きだった。
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