魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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第百二十四話 斬れぬものなど、あんまり無い!

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 おつかいを終えた次の日、ノエルはリンタロウお兄ちゃんを連れて家に帰っていた。


「ノエル殿の兄上に会えるだなんて楽しみでござるな。どのような方でござるか?」
「えっとね、厳しいけどノエルの為に色々と考えてくれるお兄ちゃんだよ」
「優しくていいお兄ちゃんみたいでござるな。頭も切れるようでござるし、会うのが楽しみでござる」


 お喋りしながらノエルとリンタロウお兄ちゃんと帰り道を歩く。
 そうこうしている内に、ホウリお兄ちゃんがいる家にたどり着いた。

「ほー、ここがノエル殿の家でござるか。結構大きいでござるな」
「ノエルがおっきい家は良いって言ったらお兄ちゃんが選んでくれたんだ」
「なるほどのう」


 玄関の扉を開けて家の中に飛び込んで叫ぶ。


「ただいまー!」
「おかえりー」


 リビングからホウリお兄ちゃんの声が聞こえてくる。良かった、ホウリお兄ちゃんいるみたい。


「リンタロウお兄ちゃん、お兄ちゃんいるみたいだよ」
「ん?今の声聞き覚えが?」
「どうしたの?」
「何でもないでござる」


 首を捻っているリンタロウお兄ちゃんを連れてリビングに入る。
 リビングの中にはホウリお兄ちゃん、フランお姉ちゃん、ロワお兄ちゃん、ミエルお姉ちゃんがいた。休日じゃないのに皆いるのは中々に珍しい。


「皆、ただいまー」
「おかえりノエル。おつかいはどうだったんじゃ?」
「このお兄ちゃんのおかげでばっちりだよ!」
「そうでしたか、ノエルちゃんがお世話になったみたいですね」
「拙者、角谷 倫太郎でござる。よろしく頼……む?」


 お辞儀をして顔を上げたリンタロウお兄ちゃんがホウリお兄ちゃんを見て表情が固まった。
 ホウリお兄ちゃんもリンタロウお兄ちゃんを見て、苦々しい表情になる。


「……なんでお前がここにいるんだ?」
「それは拙者のセリフでござる。なぜ鳳梨殿がいるのでござるか?」
「俺は神に連れてこられた。この世界を救えって言われてな」
「そうでござったか。拙者も神様に連れてこられたのでござるが、目的は全く分からんのでござる。連絡も取れなくなってしまってな」
「あの野郎、雑な仕事しやがって」
「ちょっと待て、2人は知り合いなのか?」


 お兄ちゃん達が親し気に話しているのを見て、ミエルお姉ちゃんが質問する。ノエルも聞こうと思ってたから、ミエルお姉ちゃんが聞いてくれて良かった。
 ミエルお姉ちゃんの質問にホウリお兄ちゃんがため息を吐きながら答える。


「俺と倫太郎は元の世界でのクラスメイトだ」
「へぇ、奇妙な偶然ですね」
「俺が来た世界にクラスメイト送り込んで来てるんだぞ?偶然な訳ねぇだろ」
「そうなんですか?」
「確実に何かあるだろうな」


 ホウリお兄ちゃんが今まで聞いたこと無い程長い溜息を吐く。
 すると、リンタロウお兄ちゃんが何かに気付いたようにフランお姉ちゃんを見つめる。視線に気が付いたフランお姉ちゃんは不機嫌そうに口を開いた。


「なんじゃ?わしの顔に何かついておるのか?」
「もしかして夜に拙者に跨っておったのはお主では───」
「それ以上口を開くな?」


 フランお姉ちゃんがリンタロウお兄ちゃんを睨みつける。それを見たリンタロウお兄ちゃんは口を閉ざす。フランお姉ちゃんと会った事あるのかな?
 気を取り直して、リンタロウお兄ちゃんは今度はミエルお姉ちゃんに視線を向けると歯を見せて笑う。


「そこのお嬢さん、良ければ拙者とお茶しないでござるか?」
「なぜ初対面の奴とお茶をしなければならない?」
「連れないでござるな」
「いい加減にしろよ倫太郎?」


 ホウリお兄ちゃんが注意するとリンタロウお兄ちゃんは口を尖らせて静かになった。
 ホウリお兄ちゃんは頭を押さえながら話を続ける。


「……とりあえずノエルのおつかいの話を聞かせてくれ」
「突っ込みを諦めたようじゃな」
「追いつかないから、いったん置いておくだけだ。後できっちりと追及する」
「僕もノエルちゃんの話を聞きたいです。ノエルちゃんが出かけてから心配で心配で」
「意外と心配性なんじゃのう?」
「犯罪組織の壊滅に行ってて心配しない方がおかしいですよね?」
「む?この世界では普通のおつかいではないのでござるか?」
「そんな訳ないですよ!?」
「そうなの!?」
「なんでノエルちゃんが驚いてるの!?」
「細かいことは置いといて、ノエルの話を聞こうじゃないか」
「細かい事ではないと思うのですが……」


 ホウリお兄ちゃんが強引に話を区切って、ノエルに話を促す。


「えっと、何から話せばいいかな?」
「拙者と初めて会った時からでどうでござるか?」
「そうしよっかな」
「細かい所までいっぱい聞かせてくれ」


 ノエルはリンタロウお兄ちゃんと会ってからおつかいが終わるまでを事細かに伝える。
 皆は笑顔でノエルの話を聞いてくれる。だからノエルも楽しくなってどんどんと話す。
 話はついに、おつかいのクライマックスになる。


「でね、ピンチの時にリンタロウお兄ちゃんが刀を掲げてゆっくりとリーダーさんに近付いて行ったの」
「……へー、その時何か変わった事なかったか?」
「そういえば、何か雰囲気が変わってた!ホウリお兄ちゃんやフランお姉ちゃんの殺気とは違った雰囲気だったかも?」
「それは気の掌握だな」
「気の掌握?」


 聞きなれない単語にノエル達は首を傾げる。


「気の掌握っていうのは、周りの奴の気をある程度コントロールする技術だ」
「そういえば、気ってなんじゃ?よくお主が言っておるがよくわからん」
「そう言えばそうだな。私達の世界では聞きなれない言葉だ」


 確かに、ホウリお兄ちゃんがコントロールしてるって位でよく分からない。ホウリお兄ちゃん達には一般的なのかな?
 疑問に思っていたノエル達にリンタロウお兄ちゃんは説明を始める。


「気というのは簡単に言えば生命エネルギーの流れでござる」
「生命?HPという事か?」
「それとは違うな。MPとは別に体に流れているエネルギーがあって、それを気と言う」
「つまり、その生命エネルギーである気を操って行動を阻害するのが気の掌握でござる」
「それって高等技術じゃないか?」
「勿論だ。簡単に出来るものじゃない。俺の世界でも使える奴は数人しかいない」
「へえ!リンタロウお兄ちゃん凄い!」


 ノエルは尊敬のまなざしでリンタロウお兄ちゃんを見つめる。
 そんなリンタロウお兄ちゃんは顔を赤くして頭を掻く。


「て、照れるでござるよ……」
「調子に乗るのは自由に使えるようになってからな?」
「自由に使えないんですか?」
「倫太郎の場合、気持ちが高ぶらないと使えないんだよ。具体的に言えばものすごく怒った時とかな?」


 ホウリお兄ちゃんがリンタロウお兄ちゃんに意味深な視線を向ける。リンタロウお兄ちゃんはホウリお兄ちゃんの視線から逃れるように顔を背ける。


「ホウリさんは使えるんですか?」
「勿論。殺気の方が使い勝手良いからあんまり使わないけどな。俺みたいな気を使える奴とかフランみたいな強い奴には効かないし」
「鳳梨殿のような者はそこまでいないでござるがな。世界で数人いればいい方でござろう」
「数人の内の2人がここにいるのか」
「で、他に何か変わったことは無かったのか?」


 脱線した話をホウリお兄ちゃんが本筋に戻す。
 ノエルはホウリお兄ちゃんに促されるまま話を続ける。


「えーっとね、リンタロウお兄ちゃんが刀を振るってリーダーさんと奴隷の子を切ったの」
「奴隷の子も一緒にか!?」


 ミエルお姉ちゃんの言葉にノエルは頷く。
 心なしか、ホウリお兄ちゃんの視線が冷たくなった気がするけど、ノエルは気にしないで話を続ける。


「でもね、なんとリンタロウお兄ちゃんは意識だけを切る事が出来るんだって!」
「ほう?それはなんと面妖じゃな?」
「スキルだと出来ない芸当ですね」
「やっぱり、リンタロウお兄ちゃんって凄いんだね!」


 ノエルが再び尊敬の視線をリンタロウお兄ちゃんに向ける。だけど、リンタロウお兄ちゃんは顔を青くしてうつむいていた。対面に座っているホウリお兄ちゃんが不自然に笑顔なのが怖い。
 ホウリお兄ちゃんは笑顔のままリンタロウお兄ちゃんに話しかける。


「倫太郎?」
「……なんでしょうか?」
「異能を使ったな?」
「……意識を1時間切っただけでござるよ?」
「俺に嘘が通じると思ったか?もう1つ切ってるだろ?」
「……ははは」
「笑ってごまかせると思うなよ?」


 笑顔のままのホウリお兄ちゃんだけど、いつもよりも怖い。なんだか怒っているみたい。
 リンタロウお兄ちゃんは冷や汗を流しながら、この状況をどうにかしようと考える。そして、ホウリお兄ちゃんにバレないようにゆっくりと腰を浮かせる。けど、


「どこへ行くつもりだ?もう少しゆっくりして行けよ」


 いつの間にかホウリお兄ちゃんがワイヤーでリンタロウお兄ちゃんを椅子に括り付けていた。
 リンタロウお兄ちゃんがワイヤーを切ろうと刀に手を伸ばす。けど、ワイヤーは刀も縛っていて、鞘から抜けそうにない。これじゃリンタロウお兄ちゃんは逃げられない。
 リンタロウお兄ちゃんは絶望した様子で刀を見つめる。そんなリンタロウお兄ちゃんを笑顔で眺めながらホウリお兄ちゃんは口を開く。


「で?何を切った?」
「な、何も切ってないでござるよ?」
「これ以上嘘を吐くようだったら宿題を倍にするぞ?」
「すみませんでした」


 頭を打ち付けそうな速さで頭を下げるリンタロウお兄ちゃん。ここでノエルは気になっていた事を聞いてみる。


「ねえねえ、ホウリお兄ちゃんの言い方だとリンタロウお兄ちゃんの力は別にあるみたいに聞こえるよ?」
「現に違うんだよ。いや、誤解されるように言っているが正しいか」
「その能力とは何じゃ?」
「簡単に言えば何でも切れる能力だ」
「なんだ。ホウリの言い方だとかなり大変そうな能力だと思ったがその程度か」
「結構強力な能力ですけどね?」


 確かに、何でも切れるのは強いけどホウリお兄ちゃんが怒る程の能力だと思えない。
 ミエルお姉ちゃんの拍子抜けした言葉にホウリお兄ちゃんが天を仰ぐ。


「もしかして、物体なら何でも切れる能力と思ったか?」
「そうじゃないのか?」
「物体なら切れるじゃない。正確には|。」
「へ?」


 ホウリお兄ちゃんが何を言っているか分からない。概念を切るってなんだろう?


「例えば、木の『硬さ』を切ったとする。すると、木は硬さを失ってゼリーよりも柔らかい物質になる」
「そんな事が出来るのか!?」
「それだけじゃない。重力を切れば体が浮くし、視界を切れば何も見えなくなる。さらに、ステータスを切ればスキルはおろか、魔装とかの技術も使えなくなる」
「な……」


 ミエルお姉ちゃんが言葉を失う。そして、ガタガタと体を震わせ始めた。
 それも仕方ない、ステータスを切られるという事は戦えなくなるという事になる。そんなの、この世界の人だったら誰でも怖いと思う。


「とはいえ、理解しているものしか切れないからステータスが切られることはない」
「拙者はこの世界に来てから日が浅い。ステータスについてはよく分からんでござるしな」
「それに、こいつは理由もなく能力を使う奴じゃない。手加減すれば一定時間のみの効果にも出来るし、ちゃんと使えば便利な能力だ」
「1時間だけ意識を奪ったのは手加減したからか」
「そう言う事だ」
「なんでも切れるなんて凄いね!」
「いやあ、照れるでござるね」


 ノエルの言葉にリンタロウお兄ちゃんが頭を掻く。そんなリンタロウお兄ちゃんをホウリお兄ちゃんはジトっとした目で見る。


「自分の力を使いこなせないくせに偉そうだな?」
「む?使いこなせておらぬのか?」
「使いこなせていたらこんなに目くじら立ててねえよ。能力をコントロール出来てねぇから使うなっていってるんだよ」
「そ、そんなこと無いでござるよ?」
「病気を切ろうとして、無事な臓器も切ったこと忘れねえからな?」
「め、面目ない……」
「なるほど、ホウリが使うなと言うのもうなずけるな」


 切っちゃいけない物も切っちゃうんだったら確かに危ない。ホウリお兄ちゃんが怒るのも納得だね。
 ホウリお兄ちゃんの話を聞いていたミエルお姉ちゃんが首を傾げる。


「ホウリはリンタロウがもう一つ切ったと言っていたな?それは何だ?」
「それは……」
「大方、リーダーの悪の心でも切ったんだろ?」
「……罪を憎んで人を憎まずと言うではござらんか?」


 恐る恐ると言った様子でリンタロウお兄ちゃんが言う。どうやらホウリお兄ちゃんの予想は当たっているみたいだ。
 ホウリお兄ちゃんの言葉を聞いたミエルお姉ちゃんが何かに気が付いたのか顔を青くする。


「待て、心を切ったのか?それって能力を制御しきれなかったら?」
「そいつの心が丸ごと切られて廃人になるだろうな」
「……軽く言っていますけどそれってマズくないですか?」
「だから使うなって言ってるんだよ。制御できなかった時の被害が大きすぎる。大体、意識を切るのも危険すぎる。下手したら一生目を覚まさない可能性もある」
「え!?だったらあの子も!?」


 ノエルが思わず立ち上がったのをホウリお兄ちゃんが手で制する。


「安心しろ、奴隷の子達は全員無事って連絡が来た。捕まってた子も目を覚ましたみたいだ」
「良かったー」


 ノエルは安心して椅子に座り直す。皆助けられたみたいで良かった。今度皆の様子でも見に行ってみよう。なんて言ったって、ノエルはお姉ちゃんだからね。


「これで倫太郎の能力の説明は終わりだ。何か質問あるか?」
「はい!拙者から質問があるでござる!」
「お前から質問があるのは可笑しくないか?」
「どうしても聞きたいことがあるのでござる」
「……なんだ?」


 リンタロウお兄ちゃんの熱意に負ける形で質問を受け付ける。


「鳳梨殿はこの世界に来てどの位でござるか?」
「半年とちょっとだな」
「半年で3人の可愛い子と暮らせる方法を教えて欲しいでござる」
「そんな事だろうと思ったよ」
「そんな事とは何でござるか!」


 ホウリお兄ちゃんが呆れた様にリンタロウお兄ちゃんを見る。そんなホウリお兄ちゃんにリンタロウお兄ちゃんは熱弁を振るう。


「拙者は青春をかけて美女を探しているのに、いつもフラれるのでござる!なのに他のクラスメイトの周りに可愛い子がいる!なぜ拙者の周りにだけ可愛い子がいないのでござるか!」
「知るか」
「冷たくしないで欲しいでござるよー。半年で可愛い子と仲良くなれる方法を教えて欲しいでござる」
「可愛い奴と知り合いになろうとした訳じゃない。縁があった奴が偶々可愛いかっただけだ」
「かー!モテる男の言う事は違うでござるな!」


 リンタロウお兄ちゃんがホウリお兄ちゃんに詰め寄る。いつの間にか体に巻き付いていたワイヤーは無くなっている。


「そんなセリフが吐けるのは周りに可愛い子がいるからでござるよ!ノエル殿は例外としても、あとの2人はかなりレベルが高いでござるよ!どんな奇跡が起きたらこのような事が起こるのでござるか!前世でどんな徳を積んだらここまでの幸運がありえるのでござるか!」
「前世と言うよりも今世で徳を積んでるからな。世界を何度救ったと思ってるんだ?」
「ちょっと世界を救ってくるでござる」


 玄関に向かおうとするリンタロウお兄ちゃんの手をホウリお兄ちゃんが掴む。


「世界を救うのは後にしてくれ」
「何かあるのでござるか?」
「元凶に話を聞く」
「元凶?」


 リンタロウお兄ちゃんの言葉にホウリお兄ちゃんは頷く。


クズに通信するぞ」
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