375 / 472
第三百十九話 これが俺のファンサービスだ!
しおりを挟む
オダリムが魔物の襲撃を受けている中、わしは王都に戻っていた。
襲撃があって2週間、襲撃の情報を元に人王と会談し対策を練っていた。とはいえ、策はホウリが立てているから、わしらは物流や治安維持の事を主に話し合った。
「必要とはいえ、いちいち王都に来るのは面倒じゃのう」
魔法陣がある冒険者ギルドに歩を進めながら愚痴を呟く。せっかく王都に来たんじゃし、ノエルに会っていきたいが、今は昼。ノエルは学校で勉強中じゃ。
「流石に授業中に乗り込む訳にもいかんしのう」
スキルでノエル以外に認識できないようにすることは出来る。じゃが、前にノエルに依存しすぎじゃとホウリに叱られたこともある。無理に会うのは止めておくとしよう。
「大人しくオダリムに帰るか」
戦えんとなると、偶に来る魔国からの伝令を聞くくらいしかやる事が無い。
他の皆は用事があるみたいじゃし、どうしたものか?
「適当に街をぶらぶらと歩くか」
幸いにもオダリムは観光地で退屈はしない。刺激は足りんが仕方ない。
そんな事を考えていると、腹の虫が盛大に鳴り響いた。
「腹が減ったのう。飯は王都で食うか」
腹を鳴らしながら歩き続けるのは酷じゃ。何か適当なものを腹に入れよう。
「とはいえ、高カロリーな物を食うとホウリが怖いからのう。低カロリーな鶏のささ身とかで済ますとしよう───ん?」
店を探していると、見知った顔を見つけて思わず足を止める。
「あれはヌカレか?」
目の前にはサングラスで変装したヌカレがおった。あやつは顔だけは良いから、変装しないとすぐに人だかりができてしまう。まあ、サングラスしても気付かれるときはあるが。
思えば、オダリムが襲撃を受けてから2週間、劇団の皆とは会っていなかったのう。知らぬ中でも無いし、声くらいは掛けておくか。
そう思い、ヌカレの背後に忍び寄り肩を叩こうとして少し考える。
ただ声を掛けても面白くないのう。ここは男が女にやられたい行動ランキング1位(わしの中で)でサービスしてやるか。
わしはインビシブルでわしらを目立たなくして、ヌカレの肩を軽く叩く。
「ん?」
振り返ったヌカレがわしを認識する前に、ヌカレのこめかみを鷲掴みにして力を込める。
「ぬおおおおお!?」
絶叫するヌカレにわしは渾身の言葉をぶつける。
「だ~れだ?」
「アイアンクロウを決めながら聞く言葉じゃないだろうがぁぁぁぁぁぁ!」
痛みで絶叫するヌカレが、わしの手から逃れようと藻掻く。じゃが、わしの手は微動だにしない。
「ほれほれ、さっさと正解せんと頭が割れるぞ?」
「初手で頭を割ろうとする、ゴリラみたいな知り合いなんて心当たりある訳ねぇだろ!」
「割るか」
「ごあああああ!?わ、悪かったフラン!謝るから許してくれ!」
その言葉を聞いたわしはヌカレを解放する。
「久しぶりじゃのう。元気じゃったか?」
「たった今、死にかけたところだ」
セイントヒールでヌカレのダメージを回復してやる。
「というか、お前は今まで何処にいたんだよ!?」
「オダリムじゃよ。監督に伝言していた筈じゃが、聞いておらんのか?」
「聞いてねぇよ!」
ふむ?あのクランチ監督が伝え忘れるとは思えん。さては、話を聞いておらんかったな?
まあ、そこを指摘すると拗ねるじゃろうから、適当に謝っておくとするか。
「それは悪かったのう」
「ふんっ」
こやつは謝っても拗ねるのか。面倒な奴じゃな。
「お主はここで何しておるんじゃ?」
面倒になったわしは強引に話題を変える。
「公演の合間に昼飯を食おうと思ってな」
「それは奇遇じゃな。わしも昼飯を食おうと思っておったんじゃ」
「ならこの辺に美味いラーメン屋があるんだが、一緒に食うか?」
「ラーメンか……」
「嫌いか?」
「嫌いではないが……」
ラーメンはカロリーが高い。1杯でランニング何十㎞分のカロリーになるのか、考えただけで身震いしてくる。
じゃが、ラーメンか。久しく食べておらんのう。……ちょっとくらいは良いのではないか?
「分かった。わしも一緒に行こう」
「そう来なくちゃな」
玩具を買ってもらった子供のように満面の笑みになるヌカレ。そんなにラーメンが食いたかったのかのう。
「その店は何処じゃ?」
「そこの角を曲がったところだ」
「近いのう」
公演の合間の休憩時間じゃし、遠くの店には行けんか。
「今は何公演やっておるんじゃ?」
「2公演だ」
「少ないのう」
「1公演が休止中だからな」
「あれは事故みたいなものじゃ。仕方なかろう」
そんな事を話しながら角を曲がると、長蛇の列が目に入った。
列の大本を辿ると、『麵屋 かかり』という看板の文字が目に入った。
「もしかして、これか?」
「ああ。美味いって評判なんだぜ?」
「じゃが、並びすぎじゃろ。1時間は並ぶのではないか?」
「時間はあるから大丈夫だ」
「悠長じゃな」
時間が無いと思っていたが、さては暇じゃな?
わしらは仕方なく列の一番後ろに並ぶ。
「こういう店には良く来るのか?」
「人の多い所はあんまり来ないな。来るとしても変装を念入りにする」
「お主は無駄に顔は知られておるからのう」
「無駄は余計だ」
確かに騒ぎになったら食事どころではないから無理もないか。
今はわしのスキルで目立たなくなっているから心配は……
「……あ」
「なんだ?何かあったか?」
「……インビシブルが切れておる」
「は?どういう事だ?」
「今のわしらは他の者からも認識できておる」
「……それって不味くないか?」
「……じゃな」
慌ててインビシブルをかけなおそうとすると、前に並んでいた女が振り返った。
客と目が合ったわしは愛想笑いをしながら会釈する。
「ど、どうも」
わしらを認識した女は何も言わずに固まる。
インビシブルは認識されてから発動しても効果は薄い。どうしたものか。
仕方ない、いざとなったらヌカレを置いて速攻で逃げよう。
「今、俺を見捨てようとしなかったか?」
「バカを言うな。わしほど仲間愛に溢れた者はおらんぞ?」
「本当か?」
疑心の目でわしを見て来るヌカレ。なんで、わしの周りには鋭い奴が多いんじゃ。
そんなやり取りをしていると、わしは違和感に気が付く。気付かれた割には騒ぎになっていない?
そう思い、女の方へ視線を向けると、わしらを見たまま固まっておった。
「どうしたんじゃ?」
「あ、あの……もしかして……ヒートホープに出ていた……」
女は詰まりながらも言葉を紡ぐ。やはりヌカレのファンか。なら、当初の予定通りヌカレを犠牲にして撤退を──
「フラン・アロスさんですよね?」
「へ?」
女の意外な言葉にわしは思わず固まる。
「わ、わしか?」
「はい!ヒートホープ見ました!あの真っすぐな演技、最高でした!」
さっきとは打って変わって、女は饒舌になる。というか、この女どこかで見たことがあるような?
「もしかして、お主はミエルの部下か?」
「え?団長を知っているんですか?」
「ああ」
確か騎士団でミエルと同じ部署にいた筈じゃ。名前は確か……
「リン、じゃったか?」
「わ、私の名前を……感激です!」
女……リンが目を潤ませる。わしに名前を呼ばれるのが、そんなに嬉しいのか?いまいちピンとこないのう?
「どうした?ファンサービスしないのか?」
「ファンサービス?」
困っておると、後ろからヌカレが口を挟んできた。
「握手なりサインなりあるだろ?」
「ああ、なるほどのう」
わし自身がねだる事はあっても、わし自身がやることは無かったのう。
「色紙は持っていないでのな。握手で良いか?」
「ええ勿論!」
リンが差し出す手を握る。すると、リンが恍惚の表情になった。
「もうこの手洗えないよぉ……」
「というか、なんでお主がおるんじゃ?騎士団は全員オダリムにおる筈じゃろ?」
「実はミエルとロワ君以外の騎士団は王都に戻るように指示があったんです」
「なぜじゃ?」
「私には分かりません」
わしも何も聞いておらん。十中八九、ホウリの仕業じゃろうな。
「ここで会ったのも何かの縁じゃ。一緒にラーメンを食うか?」
「良いんですか?」
「勿論じゃ。これもファンサービスの一環じゃよ。ヌカレも良いじゃろ?」
「俺も問題無い」
「そう言う訳じゃ」
「ありがとうございます!」
こうして、わしは初めてのファンと食事を共にしたのじゃった。
襲撃があって2週間、襲撃の情報を元に人王と会談し対策を練っていた。とはいえ、策はホウリが立てているから、わしらは物流や治安維持の事を主に話し合った。
「必要とはいえ、いちいち王都に来るのは面倒じゃのう」
魔法陣がある冒険者ギルドに歩を進めながら愚痴を呟く。せっかく王都に来たんじゃし、ノエルに会っていきたいが、今は昼。ノエルは学校で勉強中じゃ。
「流石に授業中に乗り込む訳にもいかんしのう」
スキルでノエル以外に認識できないようにすることは出来る。じゃが、前にノエルに依存しすぎじゃとホウリに叱られたこともある。無理に会うのは止めておくとしよう。
「大人しくオダリムに帰るか」
戦えんとなると、偶に来る魔国からの伝令を聞くくらいしかやる事が無い。
他の皆は用事があるみたいじゃし、どうしたものか?
「適当に街をぶらぶらと歩くか」
幸いにもオダリムは観光地で退屈はしない。刺激は足りんが仕方ない。
そんな事を考えていると、腹の虫が盛大に鳴り響いた。
「腹が減ったのう。飯は王都で食うか」
腹を鳴らしながら歩き続けるのは酷じゃ。何か適当なものを腹に入れよう。
「とはいえ、高カロリーな物を食うとホウリが怖いからのう。低カロリーな鶏のささ身とかで済ますとしよう───ん?」
店を探していると、見知った顔を見つけて思わず足を止める。
「あれはヌカレか?」
目の前にはサングラスで変装したヌカレがおった。あやつは顔だけは良いから、変装しないとすぐに人だかりができてしまう。まあ、サングラスしても気付かれるときはあるが。
思えば、オダリムが襲撃を受けてから2週間、劇団の皆とは会っていなかったのう。知らぬ中でも無いし、声くらいは掛けておくか。
そう思い、ヌカレの背後に忍び寄り肩を叩こうとして少し考える。
ただ声を掛けても面白くないのう。ここは男が女にやられたい行動ランキング1位(わしの中で)でサービスしてやるか。
わしはインビシブルでわしらを目立たなくして、ヌカレの肩を軽く叩く。
「ん?」
振り返ったヌカレがわしを認識する前に、ヌカレのこめかみを鷲掴みにして力を込める。
「ぬおおおおお!?」
絶叫するヌカレにわしは渾身の言葉をぶつける。
「だ~れだ?」
「アイアンクロウを決めながら聞く言葉じゃないだろうがぁぁぁぁぁぁ!」
痛みで絶叫するヌカレが、わしの手から逃れようと藻掻く。じゃが、わしの手は微動だにしない。
「ほれほれ、さっさと正解せんと頭が割れるぞ?」
「初手で頭を割ろうとする、ゴリラみたいな知り合いなんて心当たりある訳ねぇだろ!」
「割るか」
「ごあああああ!?わ、悪かったフラン!謝るから許してくれ!」
その言葉を聞いたわしはヌカレを解放する。
「久しぶりじゃのう。元気じゃったか?」
「たった今、死にかけたところだ」
セイントヒールでヌカレのダメージを回復してやる。
「というか、お前は今まで何処にいたんだよ!?」
「オダリムじゃよ。監督に伝言していた筈じゃが、聞いておらんのか?」
「聞いてねぇよ!」
ふむ?あのクランチ監督が伝え忘れるとは思えん。さては、話を聞いておらんかったな?
まあ、そこを指摘すると拗ねるじゃろうから、適当に謝っておくとするか。
「それは悪かったのう」
「ふんっ」
こやつは謝っても拗ねるのか。面倒な奴じゃな。
「お主はここで何しておるんじゃ?」
面倒になったわしは強引に話題を変える。
「公演の合間に昼飯を食おうと思ってな」
「それは奇遇じゃな。わしも昼飯を食おうと思っておったんじゃ」
「ならこの辺に美味いラーメン屋があるんだが、一緒に食うか?」
「ラーメンか……」
「嫌いか?」
「嫌いではないが……」
ラーメンはカロリーが高い。1杯でランニング何十㎞分のカロリーになるのか、考えただけで身震いしてくる。
じゃが、ラーメンか。久しく食べておらんのう。……ちょっとくらいは良いのではないか?
「分かった。わしも一緒に行こう」
「そう来なくちゃな」
玩具を買ってもらった子供のように満面の笑みになるヌカレ。そんなにラーメンが食いたかったのかのう。
「その店は何処じゃ?」
「そこの角を曲がったところだ」
「近いのう」
公演の合間の休憩時間じゃし、遠くの店には行けんか。
「今は何公演やっておるんじゃ?」
「2公演だ」
「少ないのう」
「1公演が休止中だからな」
「あれは事故みたいなものじゃ。仕方なかろう」
そんな事を話しながら角を曲がると、長蛇の列が目に入った。
列の大本を辿ると、『麵屋 かかり』という看板の文字が目に入った。
「もしかして、これか?」
「ああ。美味いって評判なんだぜ?」
「じゃが、並びすぎじゃろ。1時間は並ぶのではないか?」
「時間はあるから大丈夫だ」
「悠長じゃな」
時間が無いと思っていたが、さては暇じゃな?
わしらは仕方なく列の一番後ろに並ぶ。
「こういう店には良く来るのか?」
「人の多い所はあんまり来ないな。来るとしても変装を念入りにする」
「お主は無駄に顔は知られておるからのう」
「無駄は余計だ」
確かに騒ぎになったら食事どころではないから無理もないか。
今はわしのスキルで目立たなくなっているから心配は……
「……あ」
「なんだ?何かあったか?」
「……インビシブルが切れておる」
「は?どういう事だ?」
「今のわしらは他の者からも認識できておる」
「……それって不味くないか?」
「……じゃな」
慌ててインビシブルをかけなおそうとすると、前に並んでいた女が振り返った。
客と目が合ったわしは愛想笑いをしながら会釈する。
「ど、どうも」
わしらを認識した女は何も言わずに固まる。
インビシブルは認識されてから発動しても効果は薄い。どうしたものか。
仕方ない、いざとなったらヌカレを置いて速攻で逃げよう。
「今、俺を見捨てようとしなかったか?」
「バカを言うな。わしほど仲間愛に溢れた者はおらんぞ?」
「本当か?」
疑心の目でわしを見て来るヌカレ。なんで、わしの周りには鋭い奴が多いんじゃ。
そんなやり取りをしていると、わしは違和感に気が付く。気付かれた割には騒ぎになっていない?
そう思い、女の方へ視線を向けると、わしらを見たまま固まっておった。
「どうしたんじゃ?」
「あ、あの……もしかして……ヒートホープに出ていた……」
女は詰まりながらも言葉を紡ぐ。やはりヌカレのファンか。なら、当初の予定通りヌカレを犠牲にして撤退を──
「フラン・アロスさんですよね?」
「へ?」
女の意外な言葉にわしは思わず固まる。
「わ、わしか?」
「はい!ヒートホープ見ました!あの真っすぐな演技、最高でした!」
さっきとは打って変わって、女は饒舌になる。というか、この女どこかで見たことがあるような?
「もしかして、お主はミエルの部下か?」
「え?団長を知っているんですか?」
「ああ」
確か騎士団でミエルと同じ部署にいた筈じゃ。名前は確か……
「リン、じゃったか?」
「わ、私の名前を……感激です!」
女……リンが目を潤ませる。わしに名前を呼ばれるのが、そんなに嬉しいのか?いまいちピンとこないのう?
「どうした?ファンサービスしないのか?」
「ファンサービス?」
困っておると、後ろからヌカレが口を挟んできた。
「握手なりサインなりあるだろ?」
「ああ、なるほどのう」
わし自身がねだる事はあっても、わし自身がやることは無かったのう。
「色紙は持っていないでのな。握手で良いか?」
「ええ勿論!」
リンが差し出す手を握る。すると、リンが恍惚の表情になった。
「もうこの手洗えないよぉ……」
「というか、なんでお主がおるんじゃ?騎士団は全員オダリムにおる筈じゃろ?」
「実はミエルとロワ君以外の騎士団は王都に戻るように指示があったんです」
「なぜじゃ?」
「私には分かりません」
わしも何も聞いておらん。十中八九、ホウリの仕業じゃろうな。
「ここで会ったのも何かの縁じゃ。一緒にラーメンを食うか?」
「良いんですか?」
「勿論じゃ。これもファンサービスの一環じゃよ。ヌカレも良いじゃろ?」
「俺も問題無い」
「そう言う訳じゃ」
「ありがとうございます!」
こうして、わしは初めてのファンと食事を共にしたのじゃった。
0
あなたにおすすめの小説
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる