99 / 104
99話
しおりを挟む
俺とアルファはレビを連れて天時空界に来ていた。
「トリスさん、アルファさん、レビを救ってくれてありがとうございます」
カグヤは深々とお礼をしてきた。
「俺達は当たり前の事をしただけです」
「本当にありがとうございました。ところでアルファさんは覚醒されたみたいですね」
「あぁ、そのおかげでレビを救う事が出来た」
「でもアルファさんはまだやらなければならない事があります。猫と兎は白き一族にして水先案内人の役目もあります。干支の兎の次は龍です。トリスさんを龍に導いてください。よろしくお願いします」
「トリス、そういう事だからワシがお前を龍に導いてやる。覚悟をしておけよ」
俺とアルファは天時空界を後にして、南の王国のアルファのお爺さん、テンブのいる天空山に向かった。
~~~
「アルファとトリスよ、久しぶりだな。地悟空は蛇鬼に取り憑かれており、恐ろしい強さじゃ。今のままではお前達はどうやっても地悟空には勝てないだろう。それでもお前達はやらなければならない。知恵と勇者を持って立ち向かえ。答えは自分自身の中にある。ワシが言ってやれるのはここまでじゃ。未来はお前達の手にかかっておる。頑張れよ」
「「はい!」」
こうしてトリスとアルファの最後の修行が始まった。
~~~
一方その頃、マリアとテウスは北の王国にある死の山で修行をしていた。
「そういえば青龍にはこう言われてたね。ゲンブは本来、北を守護する者だって。北の王国にやってきたものの何かきっかけを掴めるかしら」
「ますば手合わせといきますか」
マリアとテウスは激しくぶつかり合い、マリアの剣とテウスの魔法の威力によって死の山は地響きを鳴らしていた。
~~~
マリアとテウスは夜になっても激しくぶつかり合っていた。
「まだまだやれると思うけど、ひとまず休憩にしよっか」
「そうだね」
マリアとテウスは一度戦闘を取りやめた。
「テウスは何か掴めた感じはあった?」
「僕は全然。マリア姉ちゃんは?」
「私もよ」
ふとマリアは満天の星空を見て呟いた。
「綺麗な星ね。死の山からはこんなにも綺麗に見えるのね。遠く遠く離れた星なのにとても近くに感じるわ」
「そうだね」
「北を守護する星は・・・北斗七星かしら」
「そういえば北斗七星って不思議な形をしているよね」
「たしかに不思議と言われたら不思議な形ね。ひしゃくの形をした星だもんね。神社に行った時に手を洗うやつだもんね」
「そうそう。手を洗うところにあるやつ・・・そこにはいつも龍がいるね・・・龍・・・龍の星・・・星辰!精神は星辰!!星の龍なんだ!!!」
「じゃあ北斗七星は北辰!北を守護する龍ね!!」
マリアは剣を構えた。
「北辰剣・龍の型・天王大帝剣」
マリアの剣は龍の斬撃となってテウスに向かっていった。
「星辰魔法・究極奥義・ドラゴンメテオ」
空から降り注ぐ数多の流星は龍の形、龍星となりてマリアの放った龍の斬撃を打ち消した。
「私達どうやら出来たみたいだね」
「そうだね、マリア姉ちゃん」
「もう少し休憩したら、今度はこの技を研ぎ澄ましていかないとね」
「そ、そうだね」
「何か文句あるの?あんたには情熱が足りないのよ」
「へへへ」
テンションの上がりきったマリアとは対照的に今日はもうこのくらいでと思うテウスだった。
「トリスさん、アルファさん、レビを救ってくれてありがとうございます」
カグヤは深々とお礼をしてきた。
「俺達は当たり前の事をしただけです」
「本当にありがとうございました。ところでアルファさんは覚醒されたみたいですね」
「あぁ、そのおかげでレビを救う事が出来た」
「でもアルファさんはまだやらなければならない事があります。猫と兎は白き一族にして水先案内人の役目もあります。干支の兎の次は龍です。トリスさんを龍に導いてください。よろしくお願いします」
「トリス、そういう事だからワシがお前を龍に導いてやる。覚悟をしておけよ」
俺とアルファは天時空界を後にして、南の王国のアルファのお爺さん、テンブのいる天空山に向かった。
~~~
「アルファとトリスよ、久しぶりだな。地悟空は蛇鬼に取り憑かれており、恐ろしい強さじゃ。今のままではお前達はどうやっても地悟空には勝てないだろう。それでもお前達はやらなければならない。知恵と勇者を持って立ち向かえ。答えは自分自身の中にある。ワシが言ってやれるのはここまでじゃ。未来はお前達の手にかかっておる。頑張れよ」
「「はい!」」
こうしてトリスとアルファの最後の修行が始まった。
~~~
一方その頃、マリアとテウスは北の王国にある死の山で修行をしていた。
「そういえば青龍にはこう言われてたね。ゲンブは本来、北を守護する者だって。北の王国にやってきたものの何かきっかけを掴めるかしら」
「ますば手合わせといきますか」
マリアとテウスは激しくぶつかり合い、マリアの剣とテウスの魔法の威力によって死の山は地響きを鳴らしていた。
~~~
マリアとテウスは夜になっても激しくぶつかり合っていた。
「まだまだやれると思うけど、ひとまず休憩にしよっか」
「そうだね」
マリアとテウスは一度戦闘を取りやめた。
「テウスは何か掴めた感じはあった?」
「僕は全然。マリア姉ちゃんは?」
「私もよ」
ふとマリアは満天の星空を見て呟いた。
「綺麗な星ね。死の山からはこんなにも綺麗に見えるのね。遠く遠く離れた星なのにとても近くに感じるわ」
「そうだね」
「北を守護する星は・・・北斗七星かしら」
「そういえば北斗七星って不思議な形をしているよね」
「たしかに不思議と言われたら不思議な形ね。ひしゃくの形をした星だもんね。神社に行った時に手を洗うやつだもんね」
「そうそう。手を洗うところにあるやつ・・・そこにはいつも龍がいるね・・・龍・・・龍の星・・・星辰!精神は星辰!!星の龍なんだ!!!」
「じゃあ北斗七星は北辰!北を守護する龍ね!!」
マリアは剣を構えた。
「北辰剣・龍の型・天王大帝剣」
マリアの剣は龍の斬撃となってテウスに向かっていった。
「星辰魔法・究極奥義・ドラゴンメテオ」
空から降り注ぐ数多の流星は龍の形、龍星となりてマリアの放った龍の斬撃を打ち消した。
「私達どうやら出来たみたいだね」
「そうだね、マリア姉ちゃん」
「もう少し休憩したら、今度はこの技を研ぎ澄ましていかないとね」
「そ、そうだね」
「何か文句あるの?あんたには情熱が足りないのよ」
「へへへ」
テンションの上がりきったマリアとは対照的に今日はもうこのくらいでと思うテウスだった。
0
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる