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阿修羅
俺が現代に戻ってきた。
王妃に言い寄られて、逃げ帰ったとのが本当の理由。
圧倒的な武力、あの手この手の交渉力が気に入ったみたいだった。
戻って来て最初にしたのは、ダンジョン攻略だ。
地下60階層をヒタヒタと歩き進む。
「あれ!何か聞こえるぞ」
ダンジョンに微かに響く音を頼りに歩き進んだ。
それは念仏のような声で不思議に思った。
あ!奴が唱えていたのか・・・前に広がる空間に1人の若い男が立っている。
え!なんでだ。急に顔が3つになったぞ。
それも怒り狂った顔だ。そして手がニョキ、ニョキ、ニュキニュキと生えた。
合計6本の手には剣が握られている。
それも青白く光ってるぞ。まるでライト○イバーだ!
あ!もしかして阿修羅か・・・
仏教の戦闘神で正義を司る神といわれている。
あ!動いた。一気に間合いを詰めて目の前にいるぞ!!
とっさに瞬間移動で回避。
6本の剣が同時に振り下ろされて爆破音が・・・地面が陥没して辺りは亀裂だらけにしているぞ。
なんて破壊力だ。
左側の顔が俺に気付きやがった。
又も一瞬で間合いを詰めた。一度使った手が通じると思うな!!
こっちはネズミ相手に勝った経験があるのだ。
阿修羅の背後に回った。
え!いつの間に顔が後ろ生えたぞ。
そしてニタリと蔑むように笑いやがった。
手がくるっとひっくり返って剣を振り下ろしてきた。
暗黒吸刀で防ぐ。
「バリン、バギン」と阿修羅の剣2つを破壊。
阿修羅も驚いた顔で見てた。
チャンスだと思った俺は、阿修羅の腕を斬り落とすべく暗黒吸刀を振った。
斬られないように残り4本の剣を重ねて防ぐ阿修羅。
しかし、その剣は「バリン、バギン、バリン、バギン」と木っ端微塵に吹飛んだ。
3本の右腕を斬り落とす。
返す刀で胴体を裂くように斬ったぞ。
阿修羅の驚愕する顔が、スローモーションでハッキリと見えた。
そして紫の煙となって消えてしまう。
地面には魔石と阿修羅の剣が残っている。
いや、違うな。剣のグリップだけだ。
左で拾い魔力を込めた途端に、「ブウンッ」と青白い剣が伸びたぞ。
左右に振ると「ブンッ、ブンッ」と音がする。
そのまま阿修羅の剣と暗黒吸刀を見比べる。
【阿修羅の剣】 【暗黒吸刀】
威力★★★ 威力★★★★
阿修羅の剣より俺の暗黒吸刀が威力で勝ったのだ。
魔物相手に斬りまくって、威力も上がっていたのだろう。
もし威力で勝ってなかったら、負けてもおかしくない戦いだったはずだ。
それに今回の戦いで素早さが少しだが上がったような気がするな。
阿修羅の剣を収納。
今度は魔石を拾う。え!通常の形状ではないぞ。
紫の魔石に違いないが、1つの魔石の欠片みたいな形だぞ。
鑑定して見た。
【阿修羅剣技の欠片魔石】
阿修羅剣技の欠片、100個集めると魔石になり剣技習得の権利がもらえる
なんだど・・・なんとしても欲しい剣技だぞ。
「はあ、はあ、は」今の阿修羅は手強かったぞ。わずかな差でようやく勝てたぞ。
なんだか阿修羅に特別強い奴がいるみたいだぞ。
痛みに耐えながら斬られた左手を拾い左肩に付ける。
じわじわと再生が始まり肩に付きはじめる。
「ああ、ムズムズするな・・・やっと付いたか」
左腕をグリグリ回して、痛みを感じないことを確認。
魔石を拾って収納。66個の欠片が集まって魔石を形成してるぞ。
あと残りは34個か・・・
「ここも大きな空間だな・・・」
阿修羅は、いないのか・・・これは、何かありそうな気がするぞ。
ちょうど真ん中辺りに来た途端に、地面が開いて阿修羅が出で又も出る。
全員が念仏を唱えているぞ。なんて奴らだ・・・
50人の阿修羅だ。これは完璧に罠にはまった!
俺の足元に、爆風を発動。
高く飛ばされた俺は、ばらけた阿修羅達を見た。
離れた阿修羅に瞬間移動で移動。
首を刎ねて、瞬間移動で又も剣ごと斬り下げる。
ようやく事態を知った阿修羅が向かってきた。
必死に走って阿修羅を確認して瞬間移動だ。
1人、2人を斬って瞬間移動で逃げる。
又も必死に走り距離を取って瞬間移動で反撃だ。
ほどよくばらけたので阿修羅を、切り上げて斬ってツバメ返しのように斬り下げて、2人を斬った。
阿修羅の剣は、空しく壊れて防御の防も出来ない。
阿修羅にスラッシュの技で2人を斬り抜ける。
そのままジグザクに後退。そして爆風を起こす。
これで逃げやすくなったぞ。
あれ!後ろに回り込もうとする2人を発見。
後ろに瞬間移動して2段突きで仕留める。
何故死んだかも、わからないまま消え失せた。
最後の阿修羅は、から竹割りのように真っ二つにしてやったぞ。
恨めしそうに剣を向けて、煙になって消えた。
魔石で魔力を回復してから、魔石回収を開始だ。
阿修羅の剣が3本もあったぞ。
亜空間の中で阿修羅剣技の魔石が完成しているぞ。
取り出した瞬間に【阿修羅剣技習得】と表示。
思わずガッツポーズだ!
腕は2本しかないが思い描いていた剣技が閃きのように浮かび上がる。
これは二刀を用いることで有名な宮本武蔵より凄いかも・・・
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