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第一章 換金士の少年と黒鬼の巫女
第4話 相互補完! 雷奈と響詩郎
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すっかり往来の絶えた明け方近くのオフィス街。
時刻は午前4時。
5月中旬とはいえ、この時間はまだ肌寒い。
一台のパトカーと救急車が停車している道路沿いの歩道に一組の男女の姿があった。
「今回も黒字キープ。利益率がいいとは言えないけど、赤字厳禁の大原則を守っているから良しとしましょう」
鬼ヶ崎雷奈はそう言って、後ろでひとつにまとめている自慢の長い黒髪を解いて首を振る。
彼女はつい先ほど、猿の妖魔に襲われていた少女を救ったばかりだった。
ここのところ発生している妖魔による殺人および傷害事件について警察からの依頼を受けて犯人を追っていたところ、現場を押さえることに成功したのだ。
「現行犯でつかまえることが出来たのは良かったけど、少しでも遅れていたら大変なことになるところだったわね。響詩郎」
そう言うと雷奈は隣に立つ同い年の少年、神凪響詩郎に声をかけた。
彼らの背後では、化け猿に襲われて失神した少女を乗せた救急車がサイレンをけたたましく鳴り響かせながら走り去っていく。
パトカーもその後に続いた。
「運悪く軽い霊感の持ち主が、これまた運悪く妖魔の巣に迷い込んだんだろうな。助けられて良かったよ」
響詩郎はそう言いながら、遠ざかっていく救急車を同情の眼差しで見送った。
少しでも発見が遅れていたら少女は惨殺された遺体として発見されたことだろう。
響詩郎自身、雷奈とパートナーを組む前から2年ほど続けてきたこの仕事だが、そうした凄惨な場面に立ち会ったことが幾度かある。
そんな時は決まって陰鬱な気持ちになるものだった。
雷奈と響詩郎。
二人は妖魔の関わる事件を専門に捜査するフリーランスの対妖魔犯罪処理事業を営む霊能力者だった。
「悪路王の使用料は?」
雷奈は響詩郎にそう尋ねる。
彼女がその身に宿す漆黒の大鬼・悪路王。
それは憑物と呼ばれる霊体であり、雷奈の実家である東京の鬼留神社に封印されていた鬼だった。
古の時代より封印されてきた悪路王は100年間のうち1度、約10年間の活動期に入る。
その活動期に神社から解き放たれる悪路王をその身に背負う役目を担うのが鬼巫女と呼ばれる巫女であり、神社の宮司を代々務めてきた鬼ヶ崎家の血を受け継ぐ娘がその役を担う。
今世紀の鬼巫女である雷奈はつい40日ほど前に悪路王をその身に宿したばかりの霊能力者だった。
雷奈の問いに響詩郎は端的に答える。
「今回は1分13秒間の使用で12,500イービル消費。専用口座に残ってる残額は27,500イービルだ」
「じゃあ今回17万イービルが入ってくるから合計で約20万くらいになるわけか。しばらくは悪路王を使えそうね」
雷奈が嬉々としてそう言うのを響詩郎は苦々しげな表情で聞いている。
悪路王を使役すると妖貨を消費する。
即ち金がかかるのだ。
「前回、誰かさんが張り切って悪路王を使い過ぎたせいで預金残高が底を尽きかけてたから助かったぜ」
そう言って肩をすくめる響詩郎に雷奈は面白くなさそうに頬を膨らませた。
鬼巫女は自らの霊力を用いて鬼を使役するのが本来の姿であったが、雷奈にはそれをするだけの霊力が備わっていない。
身体能力は人並み外れた彼女だったが、生まれついての体質のようで、いくら鬼留神社での訓練を積み重ねても霊力だけは一向に向上しなかった。
にも関わらず彼女は鬼留神社に封印されし鬼、悪路王に鬼巫女として選ばれたのだ。
その理由は今もって不明だったが、雷奈は自らの霊力の弱さをカバーするために、特別の約定を悪路王との間に結ぶ必要があった。
それは霊力の代わりとなる何らかの供物を悪路王に捧げる代わりに、悪路王が雷奈の力となってその豪腕を振るうという内容のものだった。
その供物こそが魔界の通貨である妖貨である。
即ち悪路王は使用料金を受け取ってその力を振るう、言わば『雇われ鬼』だった。
だからと言って悪路王が妖貨を欲しがっているわけではない。
霊体である鬼にとって金銭は無用の長物でしかないからだ。
供物として捧げるのは血であったり、はたまた己の寿命であったり、即ち代償となり得る質を持つものに限られ、悪路王は妖貨を供物とする雷奈との約定に納得してその定めを負った。
「悪かったわね! あんた男のくせに細かいのよ。悪路王を使うんだったら1分数万のレートじゃないと馬力出ないの!」
「細かく金勘定するのが俺の仕事だ。儲けを出さなきゃ、こんな物騒な仕事やってる意味ないんだぞ」
「分かってるわよ」
雷奈は不満げに口を尖らせてそっぽを向いた。
二人は悪路王使役用の専用口座を持っており、使った分が即時決済されて口座から引き落とされる。
悪路王を使役するごとに専用口座に蓄えられた妖貨はリアルタイムで消費され、貯蓄が底をつけば悪路王を使役することは出来なくなるのだ。
「万が一、今日みたいな荒事の最中に口座の妖貨が尽きて悪路王を出せなくなったら? そう考えるだけでゾッとするね」
そう言ってジロリと雷奈を眇め見る響詩郎に、彼女は腕組みをして憮然とした表情を浮かべる。
「うるさいなぁ。お説教はもう結構よ!」
そう言ってむくれる雷奈に響詩郎は内心で嘆息した。
そして少しだけ己の感情を抑えながら、わずかばかり普段よりも穏やかな声で言う。
「俺はおまえに命を預けてるんだ。別にプレッシャーかけるつもりはないけど、俺の意見にも耳を傾けてもらわないとコンビなんてやっていけないぞ」
そう言う彼の言葉に雷奈はさすがに口をつぐむ。
命を預ける。
それは文字通りの意味だった。
響詩郎は彼女のように妖魔を相手にして戦うことは得意ではない。
雷奈がしくじって倒れてしまえば、それは同時に自分の死に直結するのだ。
「俺の勘定丸は戦闘じゃ一切役に立たない。俺たちは雷奈が前衛で俺が後衛。それをいつも頭の片隅に置いておいてくれ」
雷奈と同様に響詩郎もまた、勘定丸と名付けた異形の憑物をその身に背負っていた。
雷奈が打ち倒して力を失った妖魔に響詩郎が勘定丸を使役して刻印を施し、妖魔が過去に犯してきた刑事犯罪の記録、通称『閻魔帳』を暴き出す。
暴かれた犯罪歴は客観的事実および確たる証拠としてみなされ、ケータイから警視庁のホストコンピューターへと転送されるのだ。
それにより警察の取り調べおよび法廷での裁判を簡略化することができ、その対価として妖貨(単位はイービル)と呼ばれる魔界通貨が悪路王使役用の専用口座に振り込まれる仕組みだった。
それは罪の重さを金に換算しているように見えるため、響詩郎のような能力を持つ者を業界では『罪科換金士』と呼んだ。
「今回はたまたま17万のまとまった金額が入手できたからいいけど、メリハリつけないとそのうち貯金が無くなって悪路王を使えなくなるぞ。そうなったら仕事もままならなくなる」
悪路王使役のための妖貨をまかなうのが響詩郎の仕事のひとつだった。
漆黒の大鬼を駆使して戦うほどに妖貨を消耗してしまう非経済的な能力の持ち主である雷奈にとって、常に妖貨を稼いでくれる響詩郎の能力は必要不可欠なものだった。
そのことは彼女自身もよく分かっている。
「……悪かったわよ。ちゃんと考えるわ」
謝罪しながらもふてくされた様子。
恐らくまた戦闘になれば熱くなるであろう彼女の性格。
それを思って肩をすくめながら響詩郎は仕方なくそれ以上の小言をやめて話題を変えた。
「ほら。警察から依頼料の支払予定通知が来たぞ」
そう言って自分のタブレットを見せる響詩郎に、雷奈は気を取り直して目を向ける。
「へぇ。なかなかいい額じゃない」
今回の仕事の依頼主である警視庁からのメールには、依頼料として支払われる日本円の金額が記されていた。
勘定丸による罪科換金額はあくまでも容疑者の犯した犯罪行為を確定させることに対しての付加価値的な収益であり、雷奈と響詩郎はそれとは別に容疑者確保の対価として依頼料を受け取る。
依頼料については日本円で得た額のうち半分を二人の共同資金とし、残り半分をさらに半分ずつ響詩郎と雷奈で分けていた。
雷奈は今回の仕事の成果が映し出されているタブレットの画面を確認すると、ようやく機嫌を直して微笑を浮かべた。
「これでまた事務所設立に一歩近づいたわね。もっとバリバリ働くわよ! 響詩郎」
「そうだな。ま、とりあえず今日のところは帰って少し寝るか。仮眠取らないとまいっちまうぞ。今日も学校があるんだからな」
そう言うと背筋を伸ばし、まだ青い闇の中に星のまたたく空を見上げながら響詩郎は雷奈を促して歩き出した。
この時の二人は自分たちの行く先に苦難の試練が待ち受けてることを知らない。
まだこの業界では駆け出しの二人に大いなる幸運と災厄が同時に降り注ぐのはそれから数日後のことだった。
時刻は午前4時。
5月中旬とはいえ、この時間はまだ肌寒い。
一台のパトカーと救急車が停車している道路沿いの歩道に一組の男女の姿があった。
「今回も黒字キープ。利益率がいいとは言えないけど、赤字厳禁の大原則を守っているから良しとしましょう」
鬼ヶ崎雷奈はそう言って、後ろでひとつにまとめている自慢の長い黒髪を解いて首を振る。
彼女はつい先ほど、猿の妖魔に襲われていた少女を救ったばかりだった。
ここのところ発生している妖魔による殺人および傷害事件について警察からの依頼を受けて犯人を追っていたところ、現場を押さえることに成功したのだ。
「現行犯でつかまえることが出来たのは良かったけど、少しでも遅れていたら大変なことになるところだったわね。響詩郎」
そう言うと雷奈は隣に立つ同い年の少年、神凪響詩郎に声をかけた。
彼らの背後では、化け猿に襲われて失神した少女を乗せた救急車がサイレンをけたたましく鳴り響かせながら走り去っていく。
パトカーもその後に続いた。
「運悪く軽い霊感の持ち主が、これまた運悪く妖魔の巣に迷い込んだんだろうな。助けられて良かったよ」
響詩郎はそう言いながら、遠ざかっていく救急車を同情の眼差しで見送った。
少しでも発見が遅れていたら少女は惨殺された遺体として発見されたことだろう。
響詩郎自身、雷奈とパートナーを組む前から2年ほど続けてきたこの仕事だが、そうした凄惨な場面に立ち会ったことが幾度かある。
そんな時は決まって陰鬱な気持ちになるものだった。
雷奈と響詩郎。
二人は妖魔の関わる事件を専門に捜査するフリーランスの対妖魔犯罪処理事業を営む霊能力者だった。
「悪路王の使用料は?」
雷奈は響詩郎にそう尋ねる。
彼女がその身に宿す漆黒の大鬼・悪路王。
それは憑物と呼ばれる霊体であり、雷奈の実家である東京の鬼留神社に封印されていた鬼だった。
古の時代より封印されてきた悪路王は100年間のうち1度、約10年間の活動期に入る。
その活動期に神社から解き放たれる悪路王をその身に背負う役目を担うのが鬼巫女と呼ばれる巫女であり、神社の宮司を代々務めてきた鬼ヶ崎家の血を受け継ぐ娘がその役を担う。
今世紀の鬼巫女である雷奈はつい40日ほど前に悪路王をその身に宿したばかりの霊能力者だった。
雷奈の問いに響詩郎は端的に答える。
「今回は1分13秒間の使用で12,500イービル消費。専用口座に残ってる残額は27,500イービルだ」
「じゃあ今回17万イービルが入ってくるから合計で約20万くらいになるわけか。しばらくは悪路王を使えそうね」
雷奈が嬉々としてそう言うのを響詩郎は苦々しげな表情で聞いている。
悪路王を使役すると妖貨を消費する。
即ち金がかかるのだ。
「前回、誰かさんが張り切って悪路王を使い過ぎたせいで預金残高が底を尽きかけてたから助かったぜ」
そう言って肩をすくめる響詩郎に雷奈は面白くなさそうに頬を膨らませた。
鬼巫女は自らの霊力を用いて鬼を使役するのが本来の姿であったが、雷奈にはそれをするだけの霊力が備わっていない。
身体能力は人並み外れた彼女だったが、生まれついての体質のようで、いくら鬼留神社での訓練を積み重ねても霊力だけは一向に向上しなかった。
にも関わらず彼女は鬼留神社に封印されし鬼、悪路王に鬼巫女として選ばれたのだ。
その理由は今もって不明だったが、雷奈は自らの霊力の弱さをカバーするために、特別の約定を悪路王との間に結ぶ必要があった。
それは霊力の代わりとなる何らかの供物を悪路王に捧げる代わりに、悪路王が雷奈の力となってその豪腕を振るうという内容のものだった。
その供物こそが魔界の通貨である妖貨である。
即ち悪路王は使用料金を受け取ってその力を振るう、言わば『雇われ鬼』だった。
だからと言って悪路王が妖貨を欲しがっているわけではない。
霊体である鬼にとって金銭は無用の長物でしかないからだ。
供物として捧げるのは血であったり、はたまた己の寿命であったり、即ち代償となり得る質を持つものに限られ、悪路王は妖貨を供物とする雷奈との約定に納得してその定めを負った。
「悪かったわね! あんた男のくせに細かいのよ。悪路王を使うんだったら1分数万のレートじゃないと馬力出ないの!」
「細かく金勘定するのが俺の仕事だ。儲けを出さなきゃ、こんな物騒な仕事やってる意味ないんだぞ」
「分かってるわよ」
雷奈は不満げに口を尖らせてそっぽを向いた。
二人は悪路王使役用の専用口座を持っており、使った分が即時決済されて口座から引き落とされる。
悪路王を使役するごとに専用口座に蓄えられた妖貨はリアルタイムで消費され、貯蓄が底をつけば悪路王を使役することは出来なくなるのだ。
「万が一、今日みたいな荒事の最中に口座の妖貨が尽きて悪路王を出せなくなったら? そう考えるだけでゾッとするね」
そう言ってジロリと雷奈を眇め見る響詩郎に、彼女は腕組みをして憮然とした表情を浮かべる。
「うるさいなぁ。お説教はもう結構よ!」
そう言ってむくれる雷奈に響詩郎は内心で嘆息した。
そして少しだけ己の感情を抑えながら、わずかばかり普段よりも穏やかな声で言う。
「俺はおまえに命を預けてるんだ。別にプレッシャーかけるつもりはないけど、俺の意見にも耳を傾けてもらわないとコンビなんてやっていけないぞ」
そう言う彼の言葉に雷奈はさすがに口をつぐむ。
命を預ける。
それは文字通りの意味だった。
響詩郎は彼女のように妖魔を相手にして戦うことは得意ではない。
雷奈がしくじって倒れてしまえば、それは同時に自分の死に直結するのだ。
「俺の勘定丸は戦闘じゃ一切役に立たない。俺たちは雷奈が前衛で俺が後衛。それをいつも頭の片隅に置いておいてくれ」
雷奈と同様に響詩郎もまた、勘定丸と名付けた異形の憑物をその身に背負っていた。
雷奈が打ち倒して力を失った妖魔に響詩郎が勘定丸を使役して刻印を施し、妖魔が過去に犯してきた刑事犯罪の記録、通称『閻魔帳』を暴き出す。
暴かれた犯罪歴は客観的事実および確たる証拠としてみなされ、ケータイから警視庁のホストコンピューターへと転送されるのだ。
それにより警察の取り調べおよび法廷での裁判を簡略化することができ、その対価として妖貨(単位はイービル)と呼ばれる魔界通貨が悪路王使役用の専用口座に振り込まれる仕組みだった。
それは罪の重さを金に換算しているように見えるため、響詩郎のような能力を持つ者を業界では『罪科換金士』と呼んだ。
「今回はたまたま17万のまとまった金額が入手できたからいいけど、メリハリつけないとそのうち貯金が無くなって悪路王を使えなくなるぞ。そうなったら仕事もままならなくなる」
悪路王使役のための妖貨をまかなうのが響詩郎の仕事のひとつだった。
漆黒の大鬼を駆使して戦うほどに妖貨を消耗してしまう非経済的な能力の持ち主である雷奈にとって、常に妖貨を稼いでくれる響詩郎の能力は必要不可欠なものだった。
そのことは彼女自身もよく分かっている。
「……悪かったわよ。ちゃんと考えるわ」
謝罪しながらもふてくされた様子。
恐らくまた戦闘になれば熱くなるであろう彼女の性格。
それを思って肩をすくめながら響詩郎は仕方なくそれ以上の小言をやめて話題を変えた。
「ほら。警察から依頼料の支払予定通知が来たぞ」
そう言って自分のタブレットを見せる響詩郎に、雷奈は気を取り直して目を向ける。
「へぇ。なかなかいい額じゃない」
今回の仕事の依頼主である警視庁からのメールには、依頼料として支払われる日本円の金額が記されていた。
勘定丸による罪科換金額はあくまでも容疑者の犯した犯罪行為を確定させることに対しての付加価値的な収益であり、雷奈と響詩郎はそれとは別に容疑者確保の対価として依頼料を受け取る。
依頼料については日本円で得た額のうち半分を二人の共同資金とし、残り半分をさらに半分ずつ響詩郎と雷奈で分けていた。
雷奈は今回の仕事の成果が映し出されているタブレットの画面を確認すると、ようやく機嫌を直して微笑を浮かべた。
「これでまた事務所設立に一歩近づいたわね。もっとバリバリ働くわよ! 響詩郎」
「そうだな。ま、とりあえず今日のところは帰って少し寝るか。仮眠取らないとまいっちまうぞ。今日も学校があるんだからな」
そう言うと背筋を伸ばし、まだ青い闇の中に星のまたたく空を見上げながら響詩郎は雷奈を促して歩き出した。
この時の二人は自分たちの行く先に苦難の試練が待ち受けてることを知らない。
まだこの業界では駆け出しの二人に大いなる幸運と災厄が同時に降り注ぐのはそれから数日後のことだった。
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