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第210話 たった1人の旅立ち
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夕闇の街を走るプリシラは金聖宮からほど近い学舎ユーフェミアの前に立つエステルの姿を見つけた。
捜索隊が解散してからは皆、元の所属先で忙しくしていたので、顔を合わせることもほとんどなかったのだ。
だがプリシラは今、仲間たちともう一度話したかった。
捜索隊の……再結成について。
(もう一度……もう一度皆でエミルを助けに行きたい)
前回の任務で共に戦った彼女らには以前よりも仲間としての絆を感じていた。
寝食を共にし、危機を共に乗り越えて来た経験がプリシラにそう感じさせたのだ。
エミルを助けに行くならば、彼女たちと共に行きたい。
それが上から命令を受けていない独断行動であったとしても、誠意を持って仲間たちに頭を下げてお願いしてみよう。
そう思ったのだ。
「エステル!」
プリシラの呼び掛けにエステルは振り返る。
そんな彼女の前にプリシラは立ち止まった。
「プリシラ……様。どうされたのですか?」
「周りに誰もいないんだからプリシラでいいわよ。あのね、エステル……ん? その手紙は?」
エステルは何やら手紙を手にしている。
それは赤い蜜蝋印が押された貴重な書状であることをプリシラはすぐに理解した。
エステルはその書状をおずおずとプリシラに差し出す。
「これは……実はウィレミナ議長からいただいた打診書です」
「打診?」
「ええ……。議長の秘書見習いとして、議会に参加して実務を学ばないかって」
「す、すごいじゃない! 在学中なのに。そんな人は今まで1人もいなかったわ」
エステルの優秀さに驚きながらも、プリシラは彼女が浮かない表情をしていることが気になった。
受け取った書状を彼女に返しながらプリシラは不思議そうに尋ねる。
「エステル? 嬉しくないの?」
「……いえ、そんなことは。大変な栄誉ですし、お受けしたいと思っています」
そう言うとエステルは返された書状を受け取り、少々ぎこちないながらも笑みを浮かべる。
そしてポツリと言葉を漏らした。
「皮肉ですね」
「えっ?」
「エミル様の奪還任務は失敗に終わりました。しかしながら偶然にもヴァージル様とウェンディー様をお救いすることが出来た。そして今回の任務はアタシたち隊員の名を売りました。その結果、アタシ以外の隊員たちにも良い話が来ています」
思わぬ話にプリシラは目を丸くする。
「そうなの?」
「ええ。アタシもウィレミナ議長からお聞きしたのですが、エリカとハリエットはブリジットの近衛隊に見習いとして加入することが内定しています。ブリジットからお聞きでは?」
「いえ。母様は家ではあまりそういう話はしないから……そう。あの2人が」
ブリジットの近衛隊はベラが隊長を、ソニアが副隊長を務める女王を守るための隊だ。
ただ腕が立つだけではなく、人間的に信頼のおける人物でなければ加入することは出来ない。
エリカとハリエットはそれぞれソニアとベラの唯一の弟子でもあることもあり、師匠たちからお墨付きを受けたのかもしれないとプリシラは思った。
「2人だけではありません。オリアーナも獣使隊のアデラ隊長の直属部隊に抜擢されて複数の獣の管理を任されるそうです。そしてネルは弓兵隊の特務隊に召集されてナタリー隊長とナタリア副隊長の元で再び仕事が出来るそうです」
「みんな責任ある仕事を任されるのね。すごいじゃない」
プリシラは仲間たちの現状が良い方向に向かっていることを素直に喜んだ。
アーシュラ率いる捜索隊に選出された面々は、エリカとハリエットは別にして、他の者たちは性格や対人関係に難を抱えていた。
それが隊での行動を経て周囲の者たちに認められ始めている。
元より実力はある者たちなので、これからは出世の階段を駆け上っていくだろう。
プリシラの讃辞にエステルは珍しく面映ゆそうに頬を緩めた。
「プリシラ。あなたのおかげでもあるんですよ」
「アタシの?」
「ええ。あなたは隊の行動で、率先して戦い皆を引っ張った。女王の娘でしかも一番年下のあなたが最も奮闘してくれたんです。皆、刺激を受けたんでしょう。アタシも……そうですよ」
「エステル……」
プリシラは先ほどまで胸に秘めていた考えが急速にしぼんでいくのを感じていた。
(ダメだ……皆は誘えない。こんな無謀な計画に皆を巻き込めない)
プリシラは自分が勝手な行動で仲間たちに迷惑をかけようとしていたことを猛省した。
エステルを始めとする皆はもう次の一歩を進み始めている。
それは彼女たちにとって栄光への大切な歩みであり、同時にダニアにとっても未来を形作る重要な人材の成長だった。
それを女王の娘である自分が邪魔をしていいはずがない。
プリシラは身勝手な己の願望を恥じ、先ほどまで言おうとしていたことを胸に飲み込んだ。
そしてその代わりに笑顔を浮かべる。
「ありがとう。エステル。あなたって昔は嫌な人だったけれど……」
「い、嫌な人とは随分ですね」
「ふふふ。でもあなたと一緒に任務に就いてアタシもたくさんあなたから学ばせてもらったわ。エステル。がんばってね。これからもダニアをよろしく」
そう言うとプリシラはエステルに手を差し伸べた。
エステルは虚を突かれたような顔でその手を取る。
プリシラは固く握手を交わすとエステルに背を向けて歩き出した。
そんなプリシラの背中にエステルの声がかかる。
「プリシラ? 何か話があったのでは?」
「いいえ。何でもないわ。ちょっと顔を見に来ただけよ。またね。エステル」
プリシラは一度だけ振り返ってそう言うと、笑顔でエステルに手を振ってから駆け出した。
(皆には声をかけずに行こう。アタシ1人で行くんだ)
プリシラはそれから厩に向かった。
足を調達する必要がある。
すると厩番を務めている長身の赤毛の女の姿があった。
見慣れたその姿にプリシラは声を上げる。
「オリアーナ!」
「……プリシラ」
オリアーナはいつものように陰鬱な表情をしていたが、プリシラを見かけると少しだけ表情を和らげる。
獣使隊の者たちが厩番をするのは珍しい。
彼女たちの体に沁みついた黒熊狼の臭いを馬たちが嫌がるからだ。
「珍しいわね。今日は厩番なの?」
「当番の人がアタシの親戚なんだけど……体調不良で代わってくれって」
「そう。エステルから聞いたけどアデラ隊長の直属になるんだって? すごいじゃない」
その言葉にオリアーナは神妙な面持ちで頷いた。
「……アタシにも居場所があるから。がんばる」
「……ええ。がんばってね。幸運を祈ってるわ。オリアーナ。ところで馬を一頭借りられる? 完全に暗くなる前にちょっと外を走りたい気分なの」
「……構わない」
そう言うとオリアーナは馬の中でも若くて元気な一頭を連れて来てくれた。
プリシラはチクリと胸が痛むのを感じたが、それを顔には出さずに馬の手綱を受け取った。
彼女に気付かれてはならない。
気付かせてはならない。
「ありがとう。オリアーナ……ごめんね。忙しいところ」
そう言うとプリシラは馬に跨り、オリアーナに一度だけ手を振ると東門に向けて馬を走らせる。
やがて、東門では衛兵らがプリシラの姿に気付いて声をかけてきた。
「プリシラ様! どちらへ?」
「ちょっとその辺を走って来るわ! 暗くなる前に戻るから!」
そう言うとプリシラは東門を抜けてダニアの街の外へと駆け出した。
彼女がこうして外で馬を走らせることは時折あることなので、衛兵らも特段見咎めるようなことはしない。
じゃじゃ馬のいつものお転婆だとでも思っているだろう。
(ごめんなさい。アタシのせいで。無事に戻ったら、あななたちにも謝りにいくからね)
プリシラは心の中で衛兵らに詫びた。
彼女たちはプリシラの行動を見逃したことで、後できっと上司らから叱責されるだろう。
だが、プリシラは止まるつもりはなかった。
次にここに戻る時はエミルを連れて戻る。
それが果されるまで故郷に戻るつもりはない。
エミルを救うためのプリシラのたった1人の旅立ちだった。
捜索隊が解散してからは皆、元の所属先で忙しくしていたので、顔を合わせることもほとんどなかったのだ。
だがプリシラは今、仲間たちともう一度話したかった。
捜索隊の……再結成について。
(もう一度……もう一度皆でエミルを助けに行きたい)
前回の任務で共に戦った彼女らには以前よりも仲間としての絆を感じていた。
寝食を共にし、危機を共に乗り越えて来た経験がプリシラにそう感じさせたのだ。
エミルを助けに行くならば、彼女たちと共に行きたい。
それが上から命令を受けていない独断行動であったとしても、誠意を持って仲間たちに頭を下げてお願いしてみよう。
そう思ったのだ。
「エステル!」
プリシラの呼び掛けにエステルは振り返る。
そんな彼女の前にプリシラは立ち止まった。
「プリシラ……様。どうされたのですか?」
「周りに誰もいないんだからプリシラでいいわよ。あのね、エステル……ん? その手紙は?」
エステルは何やら手紙を手にしている。
それは赤い蜜蝋印が押された貴重な書状であることをプリシラはすぐに理解した。
エステルはその書状をおずおずとプリシラに差し出す。
「これは……実はウィレミナ議長からいただいた打診書です」
「打診?」
「ええ……。議長の秘書見習いとして、議会に参加して実務を学ばないかって」
「す、すごいじゃない! 在学中なのに。そんな人は今まで1人もいなかったわ」
エステルの優秀さに驚きながらも、プリシラは彼女が浮かない表情をしていることが気になった。
受け取った書状を彼女に返しながらプリシラは不思議そうに尋ねる。
「エステル? 嬉しくないの?」
「……いえ、そんなことは。大変な栄誉ですし、お受けしたいと思っています」
そう言うとエステルは返された書状を受け取り、少々ぎこちないながらも笑みを浮かべる。
そしてポツリと言葉を漏らした。
「皮肉ですね」
「えっ?」
「エミル様の奪還任務は失敗に終わりました。しかしながら偶然にもヴァージル様とウェンディー様をお救いすることが出来た。そして今回の任務はアタシたち隊員の名を売りました。その結果、アタシ以外の隊員たちにも良い話が来ています」
思わぬ話にプリシラは目を丸くする。
「そうなの?」
「ええ。アタシもウィレミナ議長からお聞きしたのですが、エリカとハリエットはブリジットの近衛隊に見習いとして加入することが内定しています。ブリジットからお聞きでは?」
「いえ。母様は家ではあまりそういう話はしないから……そう。あの2人が」
ブリジットの近衛隊はベラが隊長を、ソニアが副隊長を務める女王を守るための隊だ。
ただ腕が立つだけではなく、人間的に信頼のおける人物でなければ加入することは出来ない。
エリカとハリエットはそれぞれソニアとベラの唯一の弟子でもあることもあり、師匠たちからお墨付きを受けたのかもしれないとプリシラは思った。
「2人だけではありません。オリアーナも獣使隊のアデラ隊長の直属部隊に抜擢されて複数の獣の管理を任されるそうです。そしてネルは弓兵隊の特務隊に召集されてナタリー隊長とナタリア副隊長の元で再び仕事が出来るそうです」
「みんな責任ある仕事を任されるのね。すごいじゃない」
プリシラは仲間たちの現状が良い方向に向かっていることを素直に喜んだ。
アーシュラ率いる捜索隊に選出された面々は、エリカとハリエットは別にして、他の者たちは性格や対人関係に難を抱えていた。
それが隊での行動を経て周囲の者たちに認められ始めている。
元より実力はある者たちなので、これからは出世の階段を駆け上っていくだろう。
プリシラの讃辞にエステルは珍しく面映ゆそうに頬を緩めた。
「プリシラ。あなたのおかげでもあるんですよ」
「アタシの?」
「ええ。あなたは隊の行動で、率先して戦い皆を引っ張った。女王の娘でしかも一番年下のあなたが最も奮闘してくれたんです。皆、刺激を受けたんでしょう。アタシも……そうですよ」
「エステル……」
プリシラは先ほどまで胸に秘めていた考えが急速にしぼんでいくのを感じていた。
(ダメだ……皆は誘えない。こんな無謀な計画に皆を巻き込めない)
プリシラは自分が勝手な行動で仲間たちに迷惑をかけようとしていたことを猛省した。
エステルを始めとする皆はもう次の一歩を進み始めている。
それは彼女たちにとって栄光への大切な歩みであり、同時にダニアにとっても未来を形作る重要な人材の成長だった。
それを女王の娘である自分が邪魔をしていいはずがない。
プリシラは身勝手な己の願望を恥じ、先ほどまで言おうとしていたことを胸に飲み込んだ。
そしてその代わりに笑顔を浮かべる。
「ありがとう。エステル。あなたって昔は嫌な人だったけれど……」
「い、嫌な人とは随分ですね」
「ふふふ。でもあなたと一緒に任務に就いてアタシもたくさんあなたから学ばせてもらったわ。エステル。がんばってね。これからもダニアをよろしく」
そう言うとプリシラはエステルに手を差し伸べた。
エステルは虚を突かれたような顔でその手を取る。
プリシラは固く握手を交わすとエステルに背を向けて歩き出した。
そんなプリシラの背中にエステルの声がかかる。
「プリシラ? 何か話があったのでは?」
「いいえ。何でもないわ。ちょっと顔を見に来ただけよ。またね。エステル」
プリシラは一度だけ振り返ってそう言うと、笑顔でエステルに手を振ってから駆け出した。
(皆には声をかけずに行こう。アタシ1人で行くんだ)
プリシラはそれから厩に向かった。
足を調達する必要がある。
すると厩番を務めている長身の赤毛の女の姿があった。
見慣れたその姿にプリシラは声を上げる。
「オリアーナ!」
「……プリシラ」
オリアーナはいつものように陰鬱な表情をしていたが、プリシラを見かけると少しだけ表情を和らげる。
獣使隊の者たちが厩番をするのは珍しい。
彼女たちの体に沁みついた黒熊狼の臭いを馬たちが嫌がるからだ。
「珍しいわね。今日は厩番なの?」
「当番の人がアタシの親戚なんだけど……体調不良で代わってくれって」
「そう。エステルから聞いたけどアデラ隊長の直属になるんだって? すごいじゃない」
その言葉にオリアーナは神妙な面持ちで頷いた。
「……アタシにも居場所があるから。がんばる」
「……ええ。がんばってね。幸運を祈ってるわ。オリアーナ。ところで馬を一頭借りられる? 完全に暗くなる前にちょっと外を走りたい気分なの」
「……構わない」
そう言うとオリアーナは馬の中でも若くて元気な一頭を連れて来てくれた。
プリシラはチクリと胸が痛むのを感じたが、それを顔には出さずに馬の手綱を受け取った。
彼女に気付かれてはならない。
気付かせてはならない。
「ありがとう。オリアーナ……ごめんね。忙しいところ」
そう言うとプリシラは馬に跨り、オリアーナに一度だけ手を振ると東門に向けて馬を走らせる。
やがて、東門では衛兵らがプリシラの姿に気付いて声をかけてきた。
「プリシラ様! どちらへ?」
「ちょっとその辺を走って来るわ! 暗くなる前に戻るから!」
そう言うとプリシラは東門を抜けてダニアの街の外へと駆け出した。
彼女がこうして外で馬を走らせることは時折あることなので、衛兵らも特段見咎めるようなことはしない。
じゃじゃ馬のいつものお転婆だとでも思っているだろう。
(ごめんなさい。アタシのせいで。無事に戻ったら、あななたちにも謝りにいくからね)
プリシラは心の中で衛兵らに詫びた。
彼女たちはプリシラの行動を見逃したことで、後できっと上司らから叱責されるだろう。
だが、プリシラは止まるつもりはなかった。
次にここに戻る時はエミルを連れて戻る。
それが果されるまで故郷に戻るつもりはない。
エミルを救うためのプリシラのたった1人の旅立ちだった。
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