蝶の如く

きなこ

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困惑と決意

16 (23p)

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「これは我が家に伝わる刀です。

私にはこの刀を振るう気力も体力も残っていない、刀は使われてこそ刀の価値がある
貴女の持ってきた刀は人が切れないように作られたものでしょう?」


その言葉に胸がドクっと痛いくらいに鼓動を上げた。

自分の刀が模擬刀と気づいた事…
それ以上に「人を切る」という言葉に全身から汗が吹き出す。

沈黙の楓に父上は続ける


「将軍警護という名目だが、今の世には将軍をよく思わない輩もいます。
きっと人を切ることもあるでしょう…

貴女にはその覚悟がありますか?」



自分の来た世では人を殺める許されない
しかし、警護に当たるという事は殺めなければならない状況に出くわす事があるという事

その状況になれば、殺らなければ殺られる
そんな世界に自分は居るのだと改めて実感する。



"人を切る覚悟はあるか?"



その問に楓は答えられずにいた……………
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