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旅に危険はつきものだ
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しおりを挟む土方の背中を見送っていると沖田が手招きしている姿が見えたので、小走りで向かう。
沖田の元へ着くと見知った顔が集まっていた
「もー!桜蘭さん何してるんですか?
早く私達の宿へ向かいましょう!!」
「す、すみません」
謝る楓の言葉に間を入れず、沖田が隣の土方をチラリと見ながら訪ねてきた。
「ところで、さっき土方さんと何話してたんですか?」
「特に大したことじゃないですよ~?」
「そうなんですか?」
特に話すような事も話していないので適当にあしらったが、沖田が小声でとんでもない事を口にした。
「ここだけの話ですけど…
土方さんは女好きではあるんですが、実は男色にも興味があるみたいなんですよ!」
※男色=男性同士の恋愛関係
「ええええ!!」
沖田のとんでも発言に驚いていると、土方が物凄い形相で睨んできた
「総司…聞こえてんぞ。」
沖田は自身のとんでも発言のせいで、土方に凝ってり絞られたのは言うまでもない…
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