ヤンデレ系アンドロイドに愛された俺の話。

しろみ

文字の大きさ
35 / 112
一章

11c



「ナオっ…しゃ、シャワー浴び、るからッ」
『ヒロ、乳首たってる。可愛い。ここも舐めていい?』
「…えっ、」
『うん。舐めるね』


 答えるより前に、じゅる…と吸い付かれた。質問したなら答えを待て!そう叫びたくなる。


「…ちょ、と、ナオ」


 舌先で、くにくにと硬い突起部分を転がされる。「ひょわ、ぁ」と色気のない声を出してしまう。身をよじるが、逃がさないと言わんばかりに、腰を固定されてる。

 ナオは上目遣いをして『ヒロの汗、美味しい』と頬を染めた。

 その表情はあまりにも欲情的で、耳が熱くなる。


「…っ」
『ヒロ、気持ち良さそうな顔してる』
「しっ、してない……!」
『…そう?じゃあ気持ち良くなってもらうために、僕、頑張る』
「がんばらなくていい―…あぁっ…」


 舌が引っ込んで、パクッと乳首を食まれた。そして口腔で舌先が激しく上下する。ぢゅるるる…と先端を激しく吸われ、擦られ、圧迫され、「ぅあぁっ」とみっともない声を上げる。片方は親指と人差し指で、ぐりっぐりっ、と摘まれた。
  
「は、ぅ、うんっ」
  
 引き剥がそうとしてもナオは離れない。むしろ強い力で引き寄せられてしまう。
  
 白状しよう。乳首は、ちょっとだけ、感じやすいほうだ。オナニーするときに自分で弄ることがある。が、こんなにも激しく触ったことないし、両方同時なんて、体感したことがない。


『ふふ。ヒロ。鏡見て?』
「へ、ぁ、え、?」


 ビクビクッと体を痙攣させていると、ナオは耳元で囁く。ぐるりと体勢を変えられ、後ろから抱っこされるような体勢になる。

 …鏡?

 その瞬間、カアッと耳に熱が帯び、息を詰まらせた。ベッドを映し出す鏡。そこには俺たちが反射してる。バスローブを腰のあたりまで落とし、胸と性器を露わにしている俺がいる。そんな俺は頬を上気させ、だらしなく涎を垂らしてる。

 これが自分だと思いたくない。あまりにも欲に濡れた姿だ。


『ほら見て。ヒロ、勃起してる。乳首も赤く熟れてるよ?吸われて感じちゃったの?』
「ち、ちがっ……」
『今、楽にしてあげるね』
「…え、え……?」


 ドクドクと芯を持った熱い塊。その形を確認するようにナオの指が滑る。思わず吐息が荒くなる。美しい手のなかに己の醜い肉棒がおさまる。やがて指で作った輪が上下する。そのたびに、びくびくと背筋が震えた。


「…んな、なお、」
『うん。分かってる。ちゃんと乳首も可愛がるよ。両方同時に』
「はっ、ぁっ…!?」


 脇の下から、するすると管が這う。また違う種類の管だ。管の先端は吸盤のようになっている。花のように開いたそれの中心は雄蕊のような突起物がぴくぴくと動いていた。

 それがゆっくりと近づき、両方の胸の先にぴったりと吸いつく。


「ひッ…ぃうっ…――」


 その瞬間、胸の先が熱くなる。摘まれた乳首が小刻みに振動し始めたんだ。

 先程のナオの舌の動きを再現するように、両方同時に刺激を与えられる。快感で頭を殴られたような感覚になった。


「んぐっ…ぅっ、うぅ」
『声我慢しなくていいよ。気持ち良いなら思い切り喘げばいい。ううん、喘いで?ヒロの喘ぎ声、たくさん録音して何度も聞くから』
「…な、なん、だよ、それぇ」
『本当だよ。今までのヒロの喘ぎ声も、何度も聞き返してる』
「へ、へんた…ッ…ぐっ、ぅ」


 涎と涙でぐしょぐしょになった顔で睨む。だが、それは逆効果だった。乳首を覆う吸盤の動き。そして陰茎を擦り上げる手の動き。双方の激しさが増す。


『変態?愛が深いって言って欲しいな』
「なん、なんでぇ、ぁあっ、こすらないでぇ」


 敏感なところを責められ、いやでも腰が動く。先端からとろとろと汁があふれて、淫猥な匂いが膜の中を満たす。


「はっ、はぁはあっ…」


 息が荒くなる。ナオの手の動きは止まらない。ぬちゅぬちゅと肉棒を擦り上げ、俺の反応をじっくりと観察してる。そんな様子を鏡越しに見てしまう。下唇をきゅっと噛めば、首筋に伝う汗を、ちゅ、ちゅ、と吸われる。

 体の中心から熱が沸き立った。


「ああっぁ…んん」
『ヒロ、達しそう?』
「…ぅうっ、うっ」
『…“背徳感は快感のスパイスになる”らしいね。会社の後輩が傍にいながら、恋人とエッチなことして、興奮する?』


 何処かで、聞いたことのある言葉だと思った。だが記憶を遡っている余裕がなかった。俺はひたすらに腰を揺らして、迫り来る快楽から逃げようとした。


『なんてね。冗談。駄目。そっち見ないで』


 無意識に、犬飼のほうへ顔を向けていたようだ。正面の鏡を見るよう促される。

 徐々に思考が鈍くなる。


「ぁあっ、いく…」


 吐精の兆しを感じ、ぎゅうっと目を瞑った。足の指をきゅっと丸めて、シーツを掴む。


『いいよ。イッて?ヒロが望むのなら何度でもイかせてあげる。ずっと気持ち良いことしてよう?』
「んぅ…っ…はっ、ぁあっ」


 顔の向きを変えられ、そのまま唇を奪われた。閉じた唇を舌先で突かれ、受け入れるように開く。


『ヒロの全部を愛してる。この涎も好き。髪の毛も好き。爪も好き。眼球も好き。血液も好き。骨も好き。内臓も好き。細胞の一つひとつを愛してる。精液も…たまらなく愛おしい…』


 後ろからぎゅうぎゅう抱き締められた状態で、甘い声を脳に注がれながら、美しい手によって醜い陰茎が蹂躙されていく。

 胸元の吸盤は、ぷっくりと腫れ上がった乳首をぢゅるぢゅると吸い続ける。

 身体が、思考が、快楽に呑まれていく。


『だから沢山頂戴』
「んっぅうっ…」
『ヒロ、気持ちいい?』
「ぁぁ…ぅん…きもち…きもちいい…」


 問われるまま頷いてしまう。すぐに唇が重なり、ナオの舌が口蓋をくすぐる。全身が敏感になっていた。首筋に息を吹き掛けられただけで、腰が砕けてしまう。


「いっ、いく…いく…いく…」
『僕にちくびとおちんちん弄られて、いっちゃう?』
「ぅんっ、なお、に、ちくび、おちんちん、きもちいい、されて、いくっ」
『もう浮気しない?』
「しな、いっ、しないっ、しなひっ…」
『ヒロには僕だけだよね?』
「なお、だけぇ、ぁうっ」
『死ぬまで一緒にいてくれる?』
「いる、いるからぁ、ッ、いくっいくっ…」


 幼子にでもなったような気分だ。甘い声で問い掛けられ、呂律の回っていない返答をしてしまう。もはや自分が何を言ってるのかも分からなくなっていた。そうすればナオは『あぁ…、嬉しい…』と、抱く力を強めた。

 その瞬間、裏筋をガリッと引っ掻かれる。敏感になった身体にはたまらない刺激だった。ビリビリと全身に電流が走って、天に昇るような快感に殴られる。
  
「あああッ――、ぅっ…っ!!」


 関節がガクガクと痙攣する。背を仰け反らせ、俺は果てた。途端、待ち望んでいたかのように、筒状の管が現れて、俺の精液を吸引する。精液を吸い取られる感覚は、何にも代え難い快感だった。甘い余韻に浸っている間もなく、唇が重なる。


『ヒロ…。死ぬまで僕と一緒にいようね』
「ぁ、ふぅっ」
『大切にする』
「ぅんんん…」
『死んでも、大切にするよ』


 意識が薄れてく中で、狂気的な愛を囁かれたような気がした。

 その後も、何度も何度もキスをされて、好きだの愛してるだの囁かれながら、どろどろになるまで射精を促された。ナオは俺の体液―…とりわけ精液に強いこだわりがあるようだ。シャワーを浴びたい素振りを見せれば、全身を嬉々として舐め上げる。そんなナオはウットリと陶酔していて、どこか病的に見えた。

感想 7

あなたにおすすめの小説

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って? いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き

toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった! ※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。 pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。 もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿ 感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_ Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109 素敵な表紙お借りしました! https://www.pixiv.net/artworks/100148872

一度も話したことないイケメンのクラスメイトと二人組になったらめちゃくちゃ執着されてた

BL
「はい、じゃあ二人組作って」──あまり人付き合いが得意ではない夏稀(なつき)にとってそれは地獄の言葉。 けれど高校ではちがう。なぜなら新しくできた友達と『二人組』協定を結んだから。 もう二人組なんて怖くないと思っていた矢先、その友達が風邪で欠席。 ほかに組む相手が見つからず、先生と組むことも覚悟する夏稀だったが、そこで声をかけてきたのは美形の転校生──緒川聖夜(おがわ・きよや)だった。 「俺と二人組にならない?」 その一言をきっかけに聖夜は夏稀との距離を急速に縮めてきて──。 執着美形攻め×平凡受けのちょっと不穏な学園BL。 約九万字、全三十話+αの物語です。

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます

クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。 『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。 何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。 BLでヤンデレものです。 第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします! 週一 更新予定  ときどきプラスで更新します!

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。