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1.幼少期!
12.グレイシア様はドSらしいです!
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「まぁ、簡単には人には渡せない代物である事が分かったよー♪ありがとっ。」
「王子で確認させないでくれるか!?」
「あははっ♪」
可愛らしくグレイは笑う。弟相手に容赦なさすぎ。
『遠慮なんか、してられるー?』
それも、そっかー?この人の敵になるものな。まぁ、足下にも及ばないが。用心に越した事はないか。
・
・
・
皆が体力を回復させた時の事。
大きな魔物が王都に向けて、やってくる。ミノタウロスである。あっ、そう言えば、幼少期のルシアン王子の前でミノタウロスが暴れて、一発功績を挙げたいと思って、戦いに挑むが、逆に負けて、それ以来大きな魔物が苦手になるイベントがあったかな?それを何故か知っていたグレイシアは、学園に通っている時、臨海学校でミノタウロスを召喚しちゃうんだよな。おそらく、『救世の力』で。
『うわあっ。面倒なイベントだねっ♪だけど、さっくりと倒しちゃお☆』
「エレーナ!行くよー?」
「分かりました!」
「よーしっ!俺も参戦するぞ!」
『面倒な事になりそう♪』
だろうな。でも、ミノタウロスごとき、さっさと倒しちゃって。主導権をくれないなら。
『OK!!』
「エレーナ!一瞬、隙を作って!一撃で仕留めるよっ♪」
「分かりました。」
エレーナは風魔法を展開する。そして、加速スキルを最大限使って、ミノタウロスの攻撃を一気に引き受ける。
ルシアン王子も攻撃を仕掛けるが、寧ろ、邪魔になっている。そして、攻撃の標的がルシアン王子に向かってしまった。ルシアン王子が体勢を崩し、ミノタウロスが攻撃を仕掛ける。そのタイミングで、グレイはミノタウロスに向けて、秒速で飛ぶ光の矢を放った。ミノタウロスは予期していなかったのか、四方八方に体が吹き飛んでいき、その姿を消した。
レアアイテム『ミノタウロスの角』と『虹色奇跡の雫』を落とした。
周りからは歓声が上がる。
「あの、ミノタウロスを一撃で・・・!」
「しかも、『虹色奇跡の雫』を落としただと!?」
「なんて子供なんだ・・・!」
「はいっ。仕事、終了ー!!ルシアン王子、囮になってくれてありがとー♪」
良い笑顔を見せる。ルシアン王子はキョトンとする。わざとあのタイミングを狙っただろ。下手すれば、トラウマになるところを。
『トラウマになってしまえば、いいもん☆』
ドSなグレイさん。でも、憧れの目でこちらを見ているのは気のせいかー?
「レジェは凄いな!天才だな!俺より幼いのに!!」
いや?ルシアン王子より一日前の誕生日なのだけど。でも、ルシアン王子とエレーナはレベルアップしたようです。
「えっと、レベルが上がったようです。」
「かなり、レベルが上がったぜ!」
「僕はこれくらいじゃ、レベルは上がらないね!」
この金貨とドロップアイテムはどうなるんだろう?しかし、そんなにレアアイテムなのかな?『虹色奇跡の雫』。今まで、作ったポーションの原材料としてしか、考えていなかったけど?
「あっ、そんなに『虹色奇跡の雫』って貴重なんですかー?」
上目遣いでグレイは聞く。騎士隊の人はそれはもう鼻息を荒くして、興奮冷めやらぬ状態で答えてくれる。
「そりゃあ、百万分の一の確率でしか、落とさないんだよ!!だから、これを学者に見せたら、きっとかなり喜ばれるだろうなぁ。」
へえっ?そんなにレアアイテムなの?ミノタウロスを倒したら、必ず落としてくれるから、あまり意識してなかったなぁ。
金貨とドロップアイテムは国で管理される事になった。倒したのは、グレイなんだけどなぁ。
「王子で確認させないでくれるか!?」
「あははっ♪」
可愛らしくグレイは笑う。弟相手に容赦なさすぎ。
『遠慮なんか、してられるー?』
それも、そっかー?この人の敵になるものな。まぁ、足下にも及ばないが。用心に越した事はないか。
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皆が体力を回復させた時の事。
大きな魔物が王都に向けて、やってくる。ミノタウロスである。あっ、そう言えば、幼少期のルシアン王子の前でミノタウロスが暴れて、一発功績を挙げたいと思って、戦いに挑むが、逆に負けて、それ以来大きな魔物が苦手になるイベントがあったかな?それを何故か知っていたグレイシアは、学園に通っている時、臨海学校でミノタウロスを召喚しちゃうんだよな。おそらく、『救世の力』で。
『うわあっ。面倒なイベントだねっ♪だけど、さっくりと倒しちゃお☆』
「エレーナ!行くよー?」
「分かりました!」
「よーしっ!俺も参戦するぞ!」
『面倒な事になりそう♪』
だろうな。でも、ミノタウロスごとき、さっさと倒しちゃって。主導権をくれないなら。
『OK!!』
「エレーナ!一瞬、隙を作って!一撃で仕留めるよっ♪」
「分かりました。」
エレーナは風魔法を展開する。そして、加速スキルを最大限使って、ミノタウロスの攻撃を一気に引き受ける。
ルシアン王子も攻撃を仕掛けるが、寧ろ、邪魔になっている。そして、攻撃の標的がルシアン王子に向かってしまった。ルシアン王子が体勢を崩し、ミノタウロスが攻撃を仕掛ける。そのタイミングで、グレイはミノタウロスに向けて、秒速で飛ぶ光の矢を放った。ミノタウロスは予期していなかったのか、四方八方に体が吹き飛んでいき、その姿を消した。
レアアイテム『ミノタウロスの角』と『虹色奇跡の雫』を落とした。
周りからは歓声が上がる。
「あの、ミノタウロスを一撃で・・・!」
「しかも、『虹色奇跡の雫』を落としただと!?」
「なんて子供なんだ・・・!」
「はいっ。仕事、終了ー!!ルシアン王子、囮になってくれてありがとー♪」
良い笑顔を見せる。ルシアン王子はキョトンとする。わざとあのタイミングを狙っただろ。下手すれば、トラウマになるところを。
『トラウマになってしまえば、いいもん☆』
ドSなグレイさん。でも、憧れの目でこちらを見ているのは気のせいかー?
「レジェは凄いな!天才だな!俺より幼いのに!!」
いや?ルシアン王子より一日前の誕生日なのだけど。でも、ルシアン王子とエレーナはレベルアップしたようです。
「えっと、レベルが上がったようです。」
「かなり、レベルが上がったぜ!」
「僕はこれくらいじゃ、レベルは上がらないね!」
この金貨とドロップアイテムはどうなるんだろう?しかし、そんなにレアアイテムなのかな?『虹色奇跡の雫』。今まで、作ったポーションの原材料としてしか、考えていなかったけど?
「あっ、そんなに『虹色奇跡の雫』って貴重なんですかー?」
上目遣いでグレイは聞く。騎士隊の人はそれはもう鼻息を荒くして、興奮冷めやらぬ状態で答えてくれる。
「そりゃあ、百万分の一の確率でしか、落とさないんだよ!!だから、これを学者に見せたら、きっとかなり喜ばれるだろうなぁ。」
へえっ?そんなにレアアイテムなの?ミノタウロスを倒したら、必ず落としてくれるから、あまり意識してなかったなぁ。
金貨とドロップアイテムは国で管理される事になった。倒したのは、グレイなんだけどなぁ。
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